たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

こんな時こそShow Must Go On!

2020年12月30日 18時41分59秒 | ミュージカル・舞台・映画
「井上芳雄のミュージカルに恋をした!! 第48回_Show Must Go On!
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/00c457a083c5cea6341bf244135fb194


11月22日以来の東京宝塚劇場はお正月を迎える準備。
昨日の月組公演が今年最後の上演でした。

2月下旬以降、舞台の中止を余儀なくされた2020年、舞台を生きる場としてきた俳優さん、ダンサーさんたちにとって収入が途絶えたことはもちろん、精神的なダメージは計り知れないものがあったと思います。
これ以上哀しいニュースはききたくない、もう誰も逝くなよ、若い命がさっさと逝ってはいけないと叫びたいです。

ニューヨークもロンドンも劇場閉鎖が続いていることを思うと宝塚も東宝も劇団四季もホリプロもものすごい努力によってなんとか上演を続けている日本の演劇界はすごいなと思います。

寒さと乾燥がひどい1月、2月が闘いの正念場なのでしょうか。
わずかな収入を得るために自分をだましだまし出勤するのすごくつらいから、なんとか改革とかのせいで就労場所はどこも疲弊しきっていてつらいから、こんな時こそ劇場で非日常的なひとときを過ごして心の元気をチャージしたい。
観劇は不要不急の外出ではなく、人生にとって大切な用事。

こんな時こそShow Must Go On!





1月8日から16日までの公演中止が発表されたミュージカル『IF/THEN』、
柚希礼音さんの名前が公表されたの、本当に必要なことだったのかと考えてしまいます。
無事な復帰を祈るばかりです。





シアタークリエで感染症対策の除菌作業を公開
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/8d82eee53ea4557d83d62a9bfa126363

12月7日に除菌作業の様子を報道陣に公開したシアタークリエ、灯りが消えた劇場の中でスタッフさんたちが立ったままミーティングしている様子がみえました。







東京宝塚劇場のお隣、日生劇場もお正月を迎える準備。

12月31日から1月6日まで『陰陽師』上演、完全に情報を見通していました。
大沢たかおさん主演、ゆん(古川雄大)さんと村井良太さんのダブルキャストなんでみたすぎます。









シャンテ3階の日比谷コテージにはイケメンたちが。



ゆん(古川雄大さん)、ルドルフデビューした頃の線の細さを思うとヴォルフガングを演じられるまでの成長ぶりはすごいです。春のエリザベートではトート閣下の予定でした。
また無事ヴォルフガングに会えることを祈るばかりです。



咲妃みゆちゃん可愛いし、かいちゃん(七海ひろきさん)はリアルにナチュラルにイケメン。








廣瀬友祐さん、『IF/THEN』に出演予定、紅ゆずるさん主演の『エニシング・ゴーズ』に出演することも発表されました。
無事にまた舞台で会えることを祈るばかりです。



2021年、良き年となりますように・・・。

月組の観劇録、この脳みそが記憶できているうちにもう少し書き留めておきたいです。

月組『WELCOME TO TAKARAZUKA』『ピガール狂騒曲』-2020年の観劇納めでした

2020年12月30日 01時44分41秒 | 宝塚
月組『WELCOME TO TAKARAZUKA』『ピガール狂想曲』-東京宝塚劇場公演(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/fba7851b07f3d7006f60e4399b0bbe4f


 月組『WELCOME TO TAKARAZUKA』『ピガール狂騒曲』、2020年12月29日(火)15時30分公演、なんとか無事に観劇してきました。はじめてのバス生活、年の暮れの日中、バスは思いっきり遅れるのだということを知りました。おかげで幕開きのチョンパは逃しましたが日比谷駅で夢咲ねねちゃんに遭遇した?(マスクしていてもすっごい美人で華やかオーラをまとった背の高い、深い黄色のワンピースを着た女性、違うかなあ・・・)、昨日と今年の疲労が出て、シャンテのキャトルレーヴの整理券もらったそばから落としたことに気づかぬまま時間までと店内をウロウロしてしまったりと危なかったの哀しかったですが、楽しいひとときを過ごすことができました。苦難の一年の終わり、『WELCOME TO TAKARAZUKA』は桜色の春爛漫、とりわけ月の場面は客席もすごい集中力でさらに鳥肌もの、フォーメンションが美しくて流れ星も三日月が満月になっていくのは一編の物語をみているようでそんなに深い意味とかわからないのですが涙が出そうになりました。松本悠里さんの雪の場面は選ばれし男役3名、鳥居が回る中をせり上がって消えていくだけだったと思うのですが、千海華蘭ちゃんと春海ゆうくんは花道から登場し相手役として踊りも入る演出に変わっていました。白雪さち花さんのカゲソロの歌声がさらに美しく東京宝塚劇場の壁と共鳴しているようでこれまた涙が出そうでした。美園さくらちゃん、日本物の髪型と衣装もよく似合っていて着こなし上手、所作が指先まで美しいし、鳳月杏さんの白塗りの美しさも鳥肌もの、ここまで無事に月組を率いてきたたまきち(珠城りょうさん)の真ん中に立つ力、今さらながらすごいと思ったし、華やかで美しいショーだけでも十分すぎるぐらい清められました。書き始めるときりがありません。

『ピガール狂騒曲』は1月3日の大千穐楽に向けて、芝居の月組、流れの中にアドリブをたっぷり盛り込んでのりのりでした。この脳みそがこまかいところを覚えきれないのがほんとうに残念。舞台上のジェンヌさんたち、ここまで無事に進んできて本当に楽しそうだったし、客席も心の底から楽しそうな笑い声がいっぱいでした。苦難の一年だったのはわたしだけではない、お正月には思いもよらかなった、それぞれに大変な一年、ひととき日常を忘れて劇場にいた誰もが笑うことができてよかったです。ロートレック@千海華蘭ちゃん、酔っぱらったときのいびきがロングトーンで劇場に響ていてけっこうな肺活量だと思うのですがきれいないびき、アドリブが「食べて飲んで年忘れ~」、ウィリー@鳳月杏さんの飛び蹴りは長い足がいちだんと舞台に映えてほれぼれするような美しい飛び蹴り、アドリブは「まだ終わらない」だったかな。楽屋の掃除係りの夏月都さんの皿回しならぬ手の上のモップ回しがさえてたし、そのあと物語とは関係ないと戻したのは衣装係の紫門ゆりやさんだったかな。カンカンのシーン、カメラでは追い切れない圧巻のフォーメンションをみることができたのは劇場ならでは。圧巻のダンス力マシマシ。男役をそろえたロケットは下級生のキャストが入れ替わっても迫力モノでした。両端で頑張って足上げていたのは娘役さんかな。直後がたまきちと娘役さんたちの群舞だからここは男役さん中心。娘役さんの群舞から男役さんが大階段をおりてきて燕尾服のダンスへの流れはなんかいみても宝塚をみているという満足感。シャルル@月城かなとさんの「お願い~」のロングトーンもさらにさえわたっていて振付師の光月るうさんたちの盛り上げ方がすごかった中でそでに消えようとしたジャンヌちゃん@たまきちのアドリブは冷たく「それがいいたかっただけなんですね」だったかな、ピュアなおじさんに対して可愛さマシマシでした。ガブリエル@美園さくらちゃんはさらに堂々とかっこよく、背中をそった体のラインが自信にあふれて素敵で芝居の間がさらに冴えわたっていました。たまきちの二役、今はどっちなのか三回目にしてこんがらがずにみることができたかな。ジェンダーっていうところではきびしいご意見があるの承知ですが楽しいと思います。オンデマンド配信の番組で、二役の入れ替わりが多いたまきち、こんなに走ったのは初めて、楽しい、袖に入ってもずっと笑っているって。一年の終わり、楽しい時間をたまきち、さくらちゃん、月組のみなさん、ありがとうございました。笑えてよかった、ほんとうによかったです。

 ツイッターでみかけたところでは、『ピガール狂騒曲』のセーヌに架かる鉄の橋=『アナスタシア』のアレクサンドル3世橋(1900年落成)とか。なるほど、こうしてつながっているなんて嬉しいですね。『アナスタシア』のチケット、およそ3週間後に無事に会えますようにと祈りながら2公演とも発券してきました。阪急の貸し切りで日曜日も1公演当選しました。すべてお手頃なA席、この世にいる間だけ。

 長い東京宝塚劇場公演、千穐楽まであと5日、無事にたどり着けますようにと祈ります。

 蓮つかさくん、元気いっぱいでした。よかったです、ほんとうによかったです。