たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

『All for One』といえば壁ドン

2020年12月22日 22時27分29秒 | 宝塚
 月組『All for One』脚本・演出、小池修一郎、2017年9月18日に友の会で当選して東京宝塚劇場で観劇しました。場面転換のせりあがりと盆回りの使いこなしの爽快さといい脚本の面白さといい、小池先生ほんとにすごいと唸った楽しい作品。名場面のひとつといえばたまきち(珠城りょうさん)演じるダルタニアンがちゃぴ(愛希れいかさん)演じるルイーズにせまる壁ドン、効果音つき。ダルタニアンにときめいてしまったルイーズにふられた、月城かなとさん演じるベルナルドの「壁はいるのか?」っていう台詞も印象的でした。タカラヅカスペシャルでも話題になり、壁用意しておきますとのぞさま(望海風斗さん)に言われたり、たまきちがいじられていたかと。

 笑って終わりたい一日の終わり、オンデマンド配信された「リクエスト!スター名場面、珠城りょう」で最初に登場するのがこの壁ドンの場面。ちゃぴの「今ドンっていった」っていう台詞と表情もすごく可愛い。客席は笑いに包まれています。ドンという爆音、最初はなかったと思うというたまきちの話。小池先生が音をいれたら面白いんじゃないかっていって音を入れはじめ、先生が楽しくなってしまったのでああいうかたちになった、ちゃぴとは稽古中何度も笑ってしまったと。イケコ、やっぱり天才。歌詞もいいですね。

「たとえこの世が 闇に包まれていても
 明日は太陽が昇り 光浴びる
 そう信じて 人は生きる
 陽の光は 等しく当たる

 誰が誰を愛しても
 許される世界
 いつか必ず
 やって来るはず
 明日を信じて 今日は耐えよう
 明日を信じて 今は生きて行こう」

月組『ALL for One』より_「俺たちは負けない」
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/ed54584edd2f6993ec86c28f1f8d1f05





 今年の観劇納めは『ピガール狂騒曲』、まだ終わりません、今年はまだあるのです、苦難の一年、芝居の月組が全力で送り届けてくれるコメディで笑って終わりたい、アドリブとは思ってなかったけどアドリブだったという場面が満載みたいで、アドリブをアドリブですとはみせないで芝居の流れの中でぞれぞれが自然にみせてくる芝居の月組、さすがです。1月3日が大千穐楽、一か月前からどれぐらい進化しているのか、楽しみです。

 明日は水曜日・・・。