たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

宝塚ががんばっている

2020年12月17日 21時52分12秒 | 日記
https://twitter.com/Ttourism

 宝塚市国際観光協会の公式ツィッター、新しい観光ポスターは歌劇の街宝塚をイメージしています。来年の1月31日まで宝塚宿泊御礼キャンペーンを実施中、ポスターをがんばってつくったのでそれだけでもみてほしいそうです。Go Toキャンペーンの中止は痛いですね。でも宝塚は負けないと。

 コロナで劇場が閉まっていた期間を思うと月組に続いて宙組も無事に完走し、街に人と活気が戻ってきたであろう宝塚、劇場の再開、ほんとうによかったです。このまま無事に続いていきますようにと祈るばかりです。

 帰省中はやや近かった宝塚、関東からゆっくりいけるといいですね、この世にいる間に、なんのうれいも不安もなく心の底からゆっくり宝塚ホテルに泊まりたいものです。雪組公演のチケット、想定外に当選したので空席つくりたくないですが不安神経症とたたかいながらバタバタかな。月組組長をつとめた憧花ゆりのさんが支配人をつとめる宝塚ホテル、写真を一緒に撮ってもらえたりもするようだし、手塚治虫記念館にも行ったり、人生の骨休めにほんとゆっくり泊まりたい。

乙女の別邸 新しい宝塚ホテルへようこそ! 今宵、夢の続きを・・・
https://tabicoffret.com/article/78964/














キキちゃんスカーレット再び

2020年12月16日 22時36分44秒 | 宝塚
 2019年タカラヅカスペシャル、主役といえば新聞記事にも取り上げられたほど話題となったキキちゃん(芹香斗亜さん)の『風と共に去りぬ』のスカーレットから法被きてソーラン節でしょうか。真風涼帆さんバトラーの、「頭をクルミのようにくだいてアシュレーの幻を追い出してやる」の有名な場面から、ほっそい腕、ほっそい足でワッカドレス着たままドスきかせて「ソーラン宙組」、昨日オンデマンド配信されたタカラヅカ・スカイ・ステージ2019年末特別番組「令和 Happy Time 豪華スター 夢いっぱいスペシャル!!」の中にあるダイジェストに登場しています。真風さんのバトラー、「スカーレット??!!」ってなっているところも含めて、めっちゃ色っぽい。大劇場でやってくれていいんだけど、フィナーレの有名な、喜多弘先生が命がけで振付たというバトラーとスカーレットのデュエットダンス、まかキキやってくれていいんだけど・・・。

 トップコンビのシャッフルはなく、トップ娘役さんと二番手さんのシャッフルがあった2019年タカラヅカスペシャル、キキちゃんが華優希ちゃんの肩に腕を回してデュエットした場面も印象的に思い出されます。華ちゃんの腕の細さよ、色の白さよ、可愛らしさよ。

 今年は映像で楽しむタカラヅカスペシャル、上田久美子先生のデビュー作たまきち主演『月雲の皇子』も配信されたので泣いている時間はないですね。

 
2019年『タカラヅカスペシャル』ライブビューイング
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/e886b971c4832e19692f5768c4ff87b9

2019年『タカラヅカスペシャル』_ライブビューイング
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/315abb842ad9b8df6e17c14ae8ce7f9a







 つらかった一日の終わり、昨夜つらいだろうと予想はできましたがこういうつらさが待っているとは全く予想できなかった業務内容、続けていくには不安材料がそろいすぎでもういいのですが生活のためには相談員さんのいうようにもはやこれまでとなるまでやるしかないですかね。まだあとこれが二十何回あるのか、明日はまたお昼13時バージョン、なにも考えない。ただつらく一日を終わるのはつらい、昼間は長く夜は短い平日の終わり、オンデマンド配信で心の元気をしばし回復。キキちゃん、笑顔と楽しい時間をありがとうね。『アナスタシア』のキキちゃんグレブ、ほんとにすごかった。東京宝塚劇場で会えますように・・・。

これはひっかけ

2020年12月16日 21時46分04秒 | 日記
パソナ、就職難の若者1000人雇用 契約社員、淡路島で2年間
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ff22e59d2ad14433d3a48da788666d131383ec3

淡路島で週30時間働いて給与は月額16万6000円 パソナ、緊急雇用「1000人」計画を発表
https://news.yahoo.co.jp/articles/54d09f324496631b2925f8ce13a881a0365605f8

 一見、すごくいいことのように報じられているこのニュース、フェイスブックに多くの方がコメントされているようにすごくあぶないと思います。こんなおばさんからも忠告します。今の日本がこんなになっている元凶のような会社です。他に道がなくても選んではいけない、派遣会社の名前など履歴書に書く欄はありません。人材を安く確保して使い捨てようとしているだけ、本当のハケンへの入口、一度足を踏み入れてしまうと抜け出すのは容易なことではありません。本当に賢い方はひっかからないと思いますが、若者たちよ、こんな時でも自分の足元を冷静によくみて、社会をよく見まわして、短絡的に自分の未来を踏みにじるようなことをしてはいけない。派遣会社が利益をあげるためにやることで、社会貢献が目的のボランティアではないですから、関わってはいけません、どうかひっかからないで・・・。


2001年星組『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』-オンデマンド配信で視聴

2020年12月15日 22時27分39秒 | 宝塚
宝塚歌劇100周年『ベルサイユのばら-』上演記録
https://kageki.hankyu.co.jp/versailles/

2014年12月16日-28日東京国際フォーラムにて開催された宝塚歌劇100周年記念展
http://www.nikkei-events.jp/takarazuka100/index.html


 この会場にオスカルの部屋のセットを再現したコーナーがあり、そこで流れていた映像が2001年星組『オスカルとアンドレ編』でした。この時以来ずっと観たいと思っていたタータンアンドレ、オンデマンド配信で6年越しにようやく叶いました。2001年宙組『フェルゼンとアントワネット編』も上演されました。宙組は観劇しました、どうやってチケットを入手したのかは記憶の彼方となりました。星組はチケットあきらめたんだったかな。

 やさしいタータンアンドレ、この時はまだ専科だったんですね。オスカルを一途に愛し続け命がけで守ろとするアンドレ。フェルゼンの方が似合うのかもという印象だったかもしれませんが、ベルナールに傷つけられた左目を隠すような髪のおろし具合といい、よく似合っていると思います。ダンスと歌が安定していることはいうまでもありませんが、杜けあきさん率いる雪組時代に新人公演の主役を果たし、芝居の雪組、日本物の雪組で培われた芝居力。今は『モーツァルト』のヴァルトシュテッテン男爵夫人の「星から降る金」でドラマチックな歌声をきかせてくれるタータンのオスカルを包み込むアンドレ。今でいうイケメンではないと思いますがヴァルトシュテッテン男爵夫人をみていても男役のタータンも今でも大好きです。わたしがリアルタイムでみていたのは雪組時代が中心なので、タータンアンドレの「白ばらのひと」をやっと聴くことができました。王宮の警備の仕事中に飲めないワインを飲んで酔ってしまったオスカルに膝を貸してくれって言われて膝の上に横になったオスカルを思いながら歌う「白ばらのひと」、定番中の定番の楽曲ですが沁みました。宝塚歌舞伎と言われるベルばら、これはこれでいいんだなと思います。

 稔幸さんのオスカル、すごく女っぽオスカルだと思いました。上演を知った時はどうなのかなと正直思ってしまったところがあったような気がしますがそんなこと全くなかったですね。白い
軍服の似合いっぷり、貴公子のようでもあり女性のようでもあり中性的なところも綺麗にうまく醸し出しています。ジェロ―デルが夢輝のあさん、タータンと同じく雪組初演エリザベートのキャストでした。ベルナールを演じているかっこいい男役さんどなたかと思ったら久城彬さん、今みてもすごくかっこいいです。アントワネットの星奈優里ちゃん、すごく綺麗、フェルゼンは安蘭けいさん、ロザリーが秋園美緒さん、当時は知らなかったですがアランに真飛聖さん、柚希礼音さんはすでにロケットで目をひいています。

「白ばらのひと

作詞;植田神璽
補作詞;片桐和子
作曲;平尾昌晃

風にゆれる後れ毛見せながら
凛しい姿 遠去かる
なぜか 愁いの影秘めて
忘れえぬ人と 恋慕う
白い面影 美しく
オスカル オスカル
君は心の白ばらか

夕風に細いうなじを 見せながら
ひとり静かに 歩むひと
沈む夕陽に しのび泣<
忘れえぬ人と 恋慕う
白い香りの 芳しく
オスカル オスカル
君は心の白ばらか」

 どんよりすごした一日の終わり、帰ってきたら短い時間でオンデマンド配信をみることがささやかな楽しみ、キラキラはいいですね、キラキラは人生に必要。ほんのひととき人生を明るく照らしてくれる光、人生の彩り。現在上演中の舞台のナウオンステージも配信されていろいろと書きたいですが時間切れとなりました。

 そんなに需要はない、ささやかなブログ、読んでくださりありがとうございます。


宙組『アナスタシア』宝塚大劇場千穐楽LV

2020年12月14日 22時37分37秒 | 宝塚
 リバイバル上映でみたことのあるユル・ブリンナーとイングリット・マーグマン主演のハリウッド映画のエンディングも二人がどこかに旅立っていく、アーニャは本当にアナスタシアだったのか、答えは夢の中、全て夢の如し、そんな終わり方だったと思います。

 宙組『アナスタシア』、録音演奏とは思えない音楽との一体感、コーラスの重厚感、壮大なミュージカルでした。フィナーレまでは宝塚といより良質なミュージカルを観たという感覚、歌いこなすのが難しそうな楽曲の連続、これは指揮台に御碕惠先生いらっしゃらないと演奏とあわせられないですね。生演奏だったらもっとすごいだろうと想像します。ソロを歌える方ばっかりで歌詞が聴き取りやすい。宙組、歌うまの組なんだと再認識。

 アーニャ@星風まどかちゃん、台詞を噛む場面がなんどかありましたがミュージカル女優のような貫禄と安定感、可愛いのはいうまでもありません、この作品が宙組最後だなんて嘘みたいです。デュエットダンスでは真風涼帆さんにお鼻をツンとされていて、たぶん他の組でトップ娘役になるのでしょうね、劇団は手放したくないのだと思いますが、異動してほしくないなあと思ってしまいました。(だからといって潤花ちゃんがどうこうということではないです、決して・・・。)カーテンコールで寿つかさ組長の挨拶をきいている間の真風さん、泣きそうになるのを堪えているようにみえました。キキちゃん(芹香斗亜さん)の表情もかたかった?笑顔がいつもと違うような印象をうけました。挨拶したまどかちゃん、ほんとうはもっと話したいことがあるようにも思えました。出口の見えない道を歩いているようにも思えます、ですがみなさんに笑顔をなってもらえるようなひとときを届けたい、舞台は一期一会、今の宙組だからできる公演をと真風さん。無事に千穐楽までたどり着くことができてほんとうによかったです。

 まずはグレブ@キキちゃんが出番は決して多くないですが鮮烈な印象を残しました。出る場面ごとに歌が鳥肌ものでした。敵役どころか、何通りだったかな、偶然出会ったアーニャに一目で惹かれたときからアーニャを守ろうとしていた優しいグレブでした。一目でアーニャに惹かれたことが大画面でよくわかりました。アーニャがアナスタシアなら自分は撃たなくてはならない、だから掃除の仕事をするアーニャであってほしい、アーニャとして生きろよと執務室に呼び出した時は忠告したのでした。噂のアドリブはアーニャに自分は怖い人ではないこんな冗談も言える楽しい人なんだとアピールしているんですね。1月8日から東京宝塚劇場で始まる宙組『アナスタシア』のチケットを電話予約しようとするグレブさんでした。チケットを1枚、アーニャに行く?ってきいてアーニャが行きますって頷くと嬉しそうに2枚、そして前売は12月27日から?また電話しますとしっかり宣伝。アーニャと観劇デートできることになったグレブさん、すごく嬉しそうでした。そこから一転、ロマノフ一家を銃殺しなければならなかったお父さんの苦悩を歌いあげる場面への切り替えがすごかった。歌で全ての背景がわかりました。少女だったアナスタシアを撃つことができなかったグレブのお父さんは自らをさげすみながらネヴァ河のほとりで自らを撃ち命をたった、そのお父さんが果たせなかった役目を果たさなければならないのがグレブ、だらかアーニャにアナスタシアという夢をみるな、本来の居場所で生きろよと忠告する、一幕のこの場面の余韻でその後の場面をずっとみていました。二幕はパリに亡命したロシア貴族たちとマリア皇太后が訪れたバレエ「白鳥の湖」が上演されている劇場にドレスを着て姿を現したアーニャをオペラグラスでおうグレブ。この場面、ディミトリ@真風涼帆さん、マリア皇太后@寿つかささん、アーニャ、グレブの思いがそれぞれの歌となって重なる見応えのある場面でした。一回ではわからないのでもう一回みたいです。そしてマリア皇太后にアナスタシアと認められたあとのアーニャに、「最後にもう一回きこうお前は誰なのだ?」ときくグレブ、物語の陰を全編とおしてほぼひとりで背負い、ずっと眉間にしわ寄せて固い表情で苦悩が滲み出るグレブ、ピストルを構えますがアーニャを撃つことができませんでした。撃てないとうずくまる姿は『ハンナのお花屋さん』でハンナを死なせてしまったあとのアベルを思い出しました。キキちゃん、凄まじい気迫でした。対するアーニャとの真剣勝負の場面、自分はだれかのか確かめたかったまどかちゃんも凄まじかったです。ディミトリとアーニャが旅立ったことで上官に「アナスタシアはいなかった」と報告することができたグレブ、ほっとしました。マリア皇太后とグレブの二人で全ては夢物語だったという結末。

 グレブさんだけでこれだけ語ってしまいましたが『神々の土地』に続いてマリア皇太后を演じた寿つかささん、すごく綺麗だし、素晴らしかったです。当たり前ですが髭をつけた姿をみることが多いので女性なんだなと。和央ようかさんと花總まりさんのトップコンビ時代の映像にすっしーさんがいらっしゃるのをみるたびに感動しかありません。宙組創設時からずっと宙組の守り神。マリア皇太后はアーニャを本物のアナスタシアだと確信したのか、そこは謎のままでいいのかなと個人的には思います。ロシア革命によって皇帝一家を失った皇太后、どこかに生きているかもしれないと噂されたアーニャを捜し続けながらお金目当ての偽物ばかりが現れる現実にうんざりした皇太后、やっと出会ったアーニャはディミトリと生きる道を選ぶことがわかっていたかな。本物のアーニャしか知るはずのないことを知っているアーニャを本物だと信じたのか、二人が対峙する場面もまたみたいです。冒頭の少女時代のアーニャとマリア皇太后が最後にあった場面のオルゴールが伏線でしたね。少女時代のアーニャは天彩峰里ちゃん、小さくて可愛かったです。こんなに背が小さかった?ほんとに子供サイズにみえて驚きました。背が小さくなっているはずないですがそう見えました。不思議ですね、ほんとに子供にみえました。純白のドレスが可憐でした。

 メインキャスト以外は役が少ないので上級生も外部でいえば何役もこなすアンサンブルさんたちのようにいくつもの役をやっていて全部をみるのは目が足りなさすぎました。一幕では男役としてパリへ向かう列車の乗客などやっていた和希そらくん、二幕では一転女役で評判どおりかっこいい女性、パワフルボイスとダンスは『1789バスティーユの恋人たち』のソニンちゃんのようだと思いました。小柄なところがいい意味で生きていてなんでもできるんですね。お鬚が似合うかわいいウラドおじさん@桜木みなとくんと元恋文という設定。ずんそらの恋人役、お似合いでした。オンデマンド配信で男役として並んでトークしている二人をみているので不思議感もありましたが、楽しいカップル。仲良しすぎました。そらくん、フィナーレも女役として踊っていてキキちゃんにリフトされる場面までありました。

 ウラドおじさん@桜木みなとくん、男役としてひとつ大きな壁を超えた感だと思いました。余裕の可愛いおじさんっぷり、歌が上手いし、ディミトリの相棒として出番も多く存在感がありました。パリでエアちびウラドをディミトリがエアキャッチした場面はアドリブなのかな。打ち合わせしたのか、していないのか、息ぴったりでした。

 本役として出番少ないですが存在感あったのが凛城きらさん、亡命しようとしたパリ行きの列車の中で撃たれてしまうロシア貴族イポロトフ伯爵、歌のソロ場面もあり鮮烈、あとは色々な役をこなしていました。今回もアレクサンドラ皇后をやっていただきたかったという感もありますが、こうした上級生の方々の存在も大きい舞台でした。

 劇中劇としての「白鳥の湖」、ジークフリートが亜音有星くん、オデット姫が潤花ちゃん、ロックバルトが優希しおんくん、噂にたがわぬ素晴らしい場面でした。子どもの頃からバレエやっていたんでしょうね、身体能力高し、タカラジェンヌ、ほんとにすごい。 

 真風さんのことが最後の方になってしまいましたが、よく通る声がますます艶っぽく、声量ゆたかで磨きがかかっていますね。背が高いので斜めがけしたバックが郵便屋さんみたいなのはご愛敬、ロングコートとタキシードの似合いっぷりはさすがですね。貧しい暮らしからアーニャをアナスタシアに仕立て上げて報奨金をもらおうとする詐欺師ですがあふれでる品のよさ、最初は予期していなかった、いつの間にかアーニャに惹かれている自分自身に気づくとマリア皇太后からの報奨金を受け取ろうとしない潔さと清々しさ、ディミトリ、アーニャ、ウラドおじさんの三人旅、三人で歌い上げる場面が多くて上質なミュージカルを観たという満足感。

 もう少しだけ書き加えると、遥羽ららちゃんのアナスタシアの弟役も小柄で可愛かったですね。『神々の土地』にも登場した長くは生きられなかった男の子、ずっと抱っこしていた男役さんどなたでしょう、素は女性同士、すごいですね。『フライング・サパ』では歌声がきれいなお母さんだった松風輝さん、今回はまたお髭つけてロマノフの遺産を狙う濃い男役、これまたすごい、アンサンブルとしても大活躍でした。

 色々と尽きませんが断片的に今はこれぐらいでしょうか。自分もう少し落ち着いた状態で観ることができていたらもっとよかったですが来年どうすればいいのかわからない12月、外は冷たい風が吹いています。ごっかん、いよいよ冬将軍の到来、さらにきびしい1月と2月がやってきます。その前に12月、無事に終われるでしょうか、なかなか相談員さんのところに行くのは時間的にむずかしいです。合間に電話したらもはやこれまでとやれるところまでやってみましょうと。契約終了といってほしいですがそうはいかない、明日の朝はまたバスに体を乗せなければなりません。眠剤の中毒性から抜け出せなくなってしまいました。どこまで生き延びることができるでしょうか。明日のことは誰にもわかりませんね、これが正解なのかどうかわかりませんが自分を食わせていくために一日一日。出口の見えない道を歩いているような、っていう真風さんの言葉を聞いた時、不安なのはみんな同じといえば同じなのかなとも思いました。

 友の会の二次抽選で東京宝塚劇場の『アナスタシア』、上限いっぱいまでエントリーしました。一度は観劇できますように・・・、グレブさんと観劇かぶりたいものです。

 Gotoキャンペーンを享受する機会はなくなりましたが今のバラマキはあとで所得税の天引きがさらに増えるというかたちで跳ね返ってくるだろうからまあいいかな。旅行会社のサイトからさっそくキャンペーンの案内が消えています。当選した雪組公演にはなんとか行きたいですがどうするかは今年が無事に終わったら決めることにしましょう。楽しみが終われば次の楽しみまで睡眠障害と闘いながら、一日一日を生き延びていく、それだけです。

2003年星組『バビロンー浮遊する摩天楼-』-オンデマンド配信で視聴

2020年12月14日 11時19分16秒 | 宝塚
なつかしの星組『ガラスの風景』『バビロン』
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/6ff99338a2a8548803a5590b1d451d9a

2003年星組『バビロン』-オンデマンド配信されました
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/731d6b7a6a22119d722d284406b556a2

作・演出;荻田浩一

 タータン(香寿たつきさん)と渚あきちゃん、雪組時代に『この恋は雲の涯まで』の新人公演で組んだこともあるお似合いのコンビ、今みると『バビロン』大人っぽいショーでしたね。わたしが宝塚を離れていた間に退団された専科の未沙のえるさん、矢代鴻さん、鈴鹿照さんも出演されていた豪華なキャスト陣。雪組初演『エリザベート』のキャストだった夢輝のあさん、毬丘智美さんも星組に異動していたのか。同時退団されたのかな、歌うま秋園美緒さんも同時退団。時を経て東宝『エリザベート』のゾフィー、リヒテンシュタイン伯爵夫人として共演したのはなんとも感慨深い。のちに花組トップスターとなった真飛聖さんが極楽蝶に扮している場面もあって華やか、背の高さは目を引きますね。まだ若手だった柚希礼音さんがバレエで鍛えあげられたダンス力で随所で活躍、ロケットでも目をひきます。

 タータンがスーツにロングコートを羽織ったまま踊っているのがこの場面、振付もなかなかに素敵。雪組の笙乃茅桜さんが「タカラヅカのミカタ」で大好きとかたっている場面。タータンの歌うまとダンス力が終始光るショーの中でひときわ印象的な場面。下手で跳びはねるように踊っている二羽の鳩のうちどちらかが柚希礼音さんと思われる、すごいと。黒い鳩の安蘭けいさん、白い鳩の朝澄けいさんも素敵です。

(2003年東京公演プログラムより)

第三景 空中庭国Ⅱ(浮遊する摩天楼)
音 楽 斉 藤 恒 芳
振 付 川 崎 悦 子

廃墟のような近代都市。無数の鳩が群れて集い、踊る。一人の男Sが無機質な鳩
の群れの中にさ迷い歩く。男Sは鳩の中に、死にかけた二羽の白い鳩を見つける。男
Sは我知らず白い鳩を追う。その光景を静かに見守る黒い鳩が歌う。都会の鎮魂歌。

 フィナーレで渚あきちゃんがエトワールをつとめタータンが大羽根せおっておりてくるまで歌っているのが今では考えられない演出かなあと。美しい歌声。羽根が今よりも小ぶりですね。

明日でオンデマンド配信が終了する星組『オスカルとアンドレ』も視聴しました。タータンアンドレ、退団後のヴァルトシュテッテン伯爵夫人をみていてもこの男役のタータンも今でも好きです。持ち前のダンス力と歌の上に杜けあきさん率いる芝居の雪組、日本物の雪組で鍛えられた芝居力、素敵です。タータンアンドレが歌う「君は心の白薔薇~♪」、やっと聴けました。もう少し書きたいことありますが今はこれぐらいで。

『ロンドン・ナショナルポートギャラリー所蔵KING&QUEEN展』at上野の森美術館

2020年12月13日 22時36分22秒 | 美術館めぐり
 上野の森美術館で開催中の『ロンドン・ナショナルポートギャラリー所蔵KING&QUEEN展』、明日も休みという日曜日の本日、なんとか無事に行ってきました。上野はちと遠いのでエネルギーいりますがいってしまえば生きるのが苦しい現実を忘れて楽しめました。みりおちゃん(明日海りおさん)の音声ガイド、安定の癒しボイス。15時からの指定券で30分ほどおくれて入場、最後はやはり時間が足りなくなりました。





 ミュージカル『レディ・ベス』で花ちゃん(花總まりさん)と平野綾ちゃんが演じた若き日のレディ・ベスから、断頭台の手前までいきながら25歳で姉メアリーの死により女王となったエリザベス1世。50代とは思えない美しい肌、着道楽でドレスを2千着、このような鬘をいくつだったかな持っていたそうな。晩年臣下の結婚に激怒したり不安定なこともあったそうですが、アスカム先生の教育によりイギリスの繁栄を築き上げた聡明な女王。写真ありませんが、和音美桜さんが演じていたベスのお母さん、アン・ブーリンの肖像画の前でしばし立ち止まりました。男の子を産めなかったので不貞の数々をつくりあげられ処刑されてしまいました。『レディ・ベス』のプログラムでなんどもみたベスの姉メアリーと夫となったスペインのフェリペ王子の肖像画も。



ベスのお父さんヘンリー8世、193㎝の巨漢だったそうな。6人の女性と結婚して、2人を離婚、2人を処刑、1人は死別、6番目のお妃だけは王の死により生きながらえることができました。ベスが父を尊敬するナンバーがミュージカルの中にありましたがエリザベス1世は女王として生きるために処刑されてしまったアン・ブーリンの娘ではなく、ヘンリー8世の娘であることを強調したそうな。ヘンリー8世、今ならなんらかの精神的障害をうたがってもおかしくないように思います、なんでしょうね。



在位60年を越えるエリザベス2世の戴冠式の頃の肖像画、往年のハリウッド女優のような美しさと佇まい、お母さんは101歳で亡くなったそうで長寿の家系なんだなあと。チャールズ皇太子は73歳なのか。





ダイアナさんがダイアナ妃として紹介されていたのは嬉しかったです。1992年にロンドンを訪れた時、結婚式をあげたセント・ポール寺院を訪れたし、マダム・タッソーの蠟人形館ではダイアナ妃の精神的な不調が伝えられるようになる前の、幸せそうにみえたロイヤルファミリーの姿に会いました。2008年に訪れたパリでは、パパラッチにおいかけれたダイアナ妃を乗せた車が激突した地下高速道路の壁もみました。慈善事業に心を注ぎ多くの人に愛されたダイアナ妃のアクセサリーの一部はウィリアム王子とヘンリー王子の妃へと受け継がれていっているとのこと。
ダイアナカット、懐かしいですね。結婚式の様子は世界中にテレビで流れました。
人を惹きつけずにはおかない瞳をしていらっしゃいますね。



写真ないですが、プリンス・エドワード島の命名のもとになったエドワード王子、のちのケント公、ケント公の娘で『赤毛のアン』の時代、イギリスの植民地だったカナダの国家元首ヴィクトリア女王の肖像画もありました。ヴィクトリア女王、在位63年、幸せな結婚をしましたが夫アルバート公が結婚21年目で亡くなり、晩年は使用人を寵愛したことで仲を疑われたりもしましたが孤独に満ちたものだったと。150㎝は私と同じぐらいというのはどうでもいいことですが小柄で18歳で即位した時は誰もが助けてあげたいと思う愛らしさに満ちていたとか。即位したころの大理石の胸像がありましたがきれいでした。ヴィクトリア女王が結婚式でまとった純白のドレスがウエディングドレスのもとになっているそうな。



会場でQRコードを読み込むと家系図をみることができるようになっていました。なかなか頭の中を整理するのはむずかしいですが、ハプスブルク家と同様、こういう家系図、はまると面白いでしょうね。人生の時間で余りがあったらとことん読み込んでみたいです。
今さらでそうなのかとしったのはエリザベス1世亡き後、チューダー朝が終わると王位を継いだのは『赤毛のアン』の中にも登場する、エリザベス1世が処刑したスコットランド女王メアリー・スチュアートの息子ジェームズ1世だったということ。チューダー朝のあとはスチュアート朝でした。

オーストリアのハプスブルク家、フランスのブルボン家、そしてイギリスの王朝、それぞれ舞台になったり映画になったり、ドラマがありすぎますね。おいかけ始めれば面白くてとまらなくなりそうです。







東京文化会館の横、銀杏が金色に輝き、葉っぱがはらはらと雪が舞うように落ちて金色の絨毯がひろがっていました。







上野動物園の看板が遠くに見えていました。



ライトアップされた東京国立博物館。





国立西洋美術館は『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』が終わると、2022年春までの休館に入っていました。コロナ禍で海外作品の展示予定を組むのはむずかしいですね。さみしいですがまたきっと会えると信じています。








こんな時に海を渡ってこうして日本にやってきてくれているなんてありがたいことです。音声ガイドにデヴィ夫人が特別出演されていますが時間足りなくなりゆっくり聴くことができなかったのは残念です。ダイアナ妃と会ったことがあるそうですごく背が高かったのが印象的だという話。

東京だけの開催かな、検温無事にクリアして会期中にこうして1回だけでもなんとか行くことができたのは幸せなことです。

キキちゃんのクリアケース、見つからず

2020年12月13日 13時18分37秒 | 日記
 先々週金曜日の夜、気がついた時には鞄の中になかったキキちゃんのマルチクリアケース、ここで忘れたのではないかと思うところに何度か電話をしてみましたが忘れ物に届いていないとのこと。睡眠障害と闘い続けようやくたどり着いた金曜日、記憶が定かではなく、他にもう思い当たるところはありません。バスの中でこぼれおちたのかと思い問い合わせてみましたがありません。もうあきらめるしかなさそうです。キャトルレーヴでは完売していて再入荷の予定はないとのこと。シニアグラスはまた買えますがこれはもう手に入らない。惜しまずもう一個買っておけばよかった。思った時に買っておかないとこうして後悔することにもなりますね。2カ月余り、就業中のデスクの上においていました。つらい時間のわたしを支えてくれてありがとう。写真とっておいてよかったです。

 疲れ過ぎはよくないですね、週5日間フル稼働はきつい、ほんとにもうきつい。平日4時間前後の睡眠、脳みそばっかり疲れて眠剤のんでも眠れない。30年ぶりの郷里に適応できず、通院した先で眠剤ばんばん出してくれてしまったので依存からぬけられなくなってしまいました。結果的に郷里ではこうして眠剤毎日のみながら10カ月なんとか続けました。舞い戻ってきた街の、舞い戻ったかかりつけ医は中毒性があるからもうこれ以上は出せないと言われています。でも毎朝バスに乗らなければのプレッシャーが続くかぎりはないと不安でいられません。こんな状態でも死ぬまで働き続けなければならないのか、わずかな給料を求めて自分を食わせていくためには働き続けていくしかないです。でなければ年金定期便の金額をみたら生きていけないことは明らか、死ぬしかないですから辛抱しながら続けていれば少しは手当てがもらえるようにもなり、死ぬまで働ける場所が確定できるのでしょうか。弟に言われたように、こうなったのは自分の責任、全部自分が悪い。遠慮のない身内からの叱責ほど残酷なものはありません。

 なんとなく気配から2月からの延長の話がきてしまう可能性が高い感じです。本来はよかったねと喜ぶべきことなのでしょうが、続けていくにはおそらくメンタルやられて突然来なくなった人がいることにより大混乱で、人がいなさすぎて大事な話をするときの後ろ盾がいない不安が大きすぎます。経験豊富な方が一人いて色々とききながらやれると勉強になり自分の経験値も高くなっていくのでしょう、いるべきなのですがいないし、上が後ろ盾としてかっちり守ってくれようとするわけでもなさそう、こうなっている責任あると思うのですがどちらかというと俺にそんなこと言われてもっていう感じだし、職種が違う同士の対立?もすごくていろいろと続けていくにはきつい状況がそろいすぎています。前の人が続けなかったことを納得せざるを得ない。今週のどこかでまた相談員さんのところへいかねばと思います。このままだとかかりつけ医からは心療内科の受診を勧められるかな、そうするとどうなるのでしょうね。もうすぐクリスマスだというのに就労場所はどんよりで自分不安強くて安定しません。

 自分がこの世に生まれおちてきたことに感謝なのか、わかりません。生きていてよかったなあと思えるのは劇場でオーケストラの音色に包まれたとき、心に残る舞台に出会えたとき。

 明日は『アナスタシア』、ライブビューイング。

 東京宝塚劇場公演の先行抽選、当選したことのない一次は予想どおり外れたので二次に申し込まないとです。

 

 大劇場に遠征するならGotoキャンペーンで宝塚ホテル一泊+新幹線代と新幹線日帰り往復と値段はほぼ同じぐらいになるっぽい、まずは来年の見通し、それから決めましょう。遠征するなら結局逃げ出すことはできないということにはなるのかもしれません。


和歌山県知事からのメッセージ-大阪が危ない、日本も危ない

2020年12月12日 14時03分44秒 | 気になるニュースあれこれ
https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20201210.html


「コロナ問題を考える大事なパーツは、国民一般の行動をどうするか、どのくらい制限するかということと、医療現場の崩壊をどうして防ぐかということに加えて、コロナ患者が発見された時、この人をいかに上手く隔離し、入院等アレンジをし、この人の行動履歴から感染している可能性のある人をあぶり出して検査をし、陽性者はまた入院のアレンジなどをするということであります。」

「世の中の動きは全く違います。この事を吹っ飛ばして、医療現場が逼迫したら、とたんに国民の行動を制約せよという議論に短絡してしまっています。保健医療行政と言えど行政ですから、県知事が直接指揮し、工夫も出来るところであります。県知事は、こういう組織の長であるわけですから、まずはここを機能全開になるように強化する責任があると思います。国民一般に行動の変容を迫る前にやることがあるのではないでしょうか。そしてその機能が不十分であるというのなら、それは、100%その行政の最高責任者である知事の責任です。」

「同じ法律、同じ制度で、何故こんなに違うのか、今こそ比較して調べてみるべきではないでしょうか。それがコロナで危ない日本を救う唯一の道だと信じます。しかし、時々思います。こういうことを考えるのは、本来国なのではないか。もっと端的に言うと、国の首脳にアドバイスする立場にある保健医療の専門家なのではないか。そのようなひとがどうして、GoToはどうだとか、国民の行動の変容、自粛ばかり言われるのでしょうか。不思議です。そしてこのままだと日本が危ないと思います。」

シアタークリエで感染症対策の除菌作業を公開

2020年12月12日 10時18分14秒 | ミュージカル・舞台・映画
再開を祈っています
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/b610fedcc7f6cdedf757f14ad264e0d5

2020年12月8日メディアスパイスより

「シアタークリエで感染症対策の除菌作業を公開 12/12からは『オトコ・フタリ』が開幕予定

新型コロナウイルスをはじめとする感染症予防のため、東京の日比谷シアタークリエで進められている除菌作業の様子が2020年12月7日(月)、報道陣に公開された。」

https://spice.eplus.jp/articles/279798

 思い出のシアタークリエ、また無事に幕があがりますように・・・。