たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

2001年星組『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』-オンデマンド配信で視聴

2020年12月15日 22時27分39秒 | 宝塚
宝塚歌劇100周年『ベルサイユのばら-』上演記録
https://kageki.hankyu.co.jp/versailles/

2014年12月16日-28日東京国際フォーラムにて開催された宝塚歌劇100周年記念展
http://www.nikkei-events.jp/takarazuka100/index.html


 この会場にオスカルの部屋のセットを再現したコーナーがあり、そこで流れていた映像が2001年星組『オスカルとアンドレ編』でした。この時以来ずっと観たいと思っていたタータンアンドレ、オンデマンド配信で6年越しにようやく叶いました。2001年宙組『フェルゼンとアントワネット編』も上演されました。宙組は観劇しました、どうやってチケットを入手したのかは記憶の彼方となりました。星組はチケットあきらめたんだったかな。

 やさしいタータンアンドレ、この時はまだ専科だったんですね。オスカルを一途に愛し続け命がけで守ろとするアンドレ。フェルゼンの方が似合うのかもという印象だったかもしれませんが、ベルナールに傷つけられた左目を隠すような髪のおろし具合といい、よく似合っていると思います。ダンスと歌が安定していることはいうまでもありませんが、杜けあきさん率いる雪組時代に新人公演の主役を果たし、芝居の雪組、日本物の雪組で培われた芝居力。今は『モーツァルト』のヴァルトシュテッテン男爵夫人の「星から降る金」でドラマチックな歌声をきかせてくれるタータンのオスカルを包み込むアンドレ。今でいうイケメンではないと思いますがヴァルトシュテッテン男爵夫人をみていても男役のタータンも今でも大好きです。わたしがリアルタイムでみていたのは雪組時代が中心なので、タータンアンドレの「白ばらのひと」をやっと聴くことができました。王宮の警備の仕事中に飲めないワインを飲んで酔ってしまったオスカルに膝を貸してくれって言われて膝の上に横になったオスカルを思いながら歌う「白ばらのひと」、定番中の定番の楽曲ですが沁みました。宝塚歌舞伎と言われるベルばら、これはこれでいいんだなと思います。

 稔幸さんのオスカル、すごく女っぽオスカルだと思いました。上演を知った時はどうなのかなと正直思ってしまったところがあったような気がしますがそんなこと全くなかったですね。白い
軍服の似合いっぷり、貴公子のようでもあり女性のようでもあり中性的なところも綺麗にうまく醸し出しています。ジェロ―デルが夢輝のあさん、タータンと同じく雪組初演エリザベートのキャストでした。ベルナールを演じているかっこいい男役さんどなたかと思ったら久城彬さん、今みてもすごくかっこいいです。アントワネットの星奈優里ちゃん、すごく綺麗、フェルゼンは安蘭けいさん、ロザリーが秋園美緒さん、当時は知らなかったですがアランに真飛聖さん、柚希礼音さんはすでにロケットで目をひいています。

「白ばらのひと

作詞;植田神璽
補作詞;片桐和子
作曲;平尾昌晃

風にゆれる後れ毛見せながら
凛しい姿 遠去かる
なぜか 愁いの影秘めて
忘れえぬ人と 恋慕う
白い面影 美しく
オスカル オスカル
君は心の白ばらか

夕風に細いうなじを 見せながら
ひとり静かに 歩むひと
沈む夕陽に しのび泣<
忘れえぬ人と 恋慕う
白い香りの 芳しく
オスカル オスカル
君は心の白ばらか」

 どんよりすごした一日の終わり、帰ってきたら短い時間でオンデマンド配信をみることがささやかな楽しみ、キラキラはいいですね、キラキラは人生に必要。ほんのひととき人生を明るく照らしてくれる光、人生の彩り。現在上演中の舞台のナウオンステージも配信されていろいろと書きたいですが時間切れとなりました。

 そんなに需要はない、ささやかなブログ、読んでくださりありがとうございます。