5月だというのに、9月の台風シーズンのような感じでなんとなく落ち着かない、
震災直後の緊張感に似たものを感じてしまうこの頃。
今日はまた涼しくなっています。
真夏日が続いた一週間。
昨日はまた当事者の分かち合いの会に参加させていただきました。
はじめての方が何人もいらっしゃいました。
お別れからまだ本当に日が浅い方もいらっしゃいました。
もうかなり心の整理がついてきたのかなあと思っていても、
いろいろな方のお話を聴かせていただいていると、妹とのお別れの直後の
闇の中にいたような時間を思い出します。心が波立ち、さざめきます。
やっぱりいつまでも、どこまでも、自分がこの世での旅を終える時まで、
心の旅は終わらないのだとあらためて思いました。
背負わなければならなくなった荷物の重さを、
時間の経過とともに軽くなったように感じることはできても、
荷物の重さは変わりません。
楽なることはないのだとあらためて思いました。
妹が教えてくれた生きることの深さ。
限りある時間を一生懸命に生きるのが私の役割。
あんまり一生懸命ばっかりも疲れてしまいますが、いい加減なことできないなあ、
ほんとに。
「「いのち」の感覚は、感動体験から生まれる
ある日、森の中で遊んでいたレイチェルは、
不思議なうずまきもようの入った石を見つけました。
お母さんに見せようと、
レイチェルは石を持ってかえりました。
お母さんとレイチェルは、いっしょに本で調べました。
このあたりは、何百万年も昔、海の底で、
そこに生きていた貝が化石になったのだと、
お母さんは教えてくれました。
ここが海だったなんて!
レイチェルは毎日午後になると、お母さんと森を歩き、
昆虫や鳥や植物の名前を教えてもらいました。
お母さんは、本もよく読んでくれました。
レイチェルはやがて成長して海洋生物学者となり、
農薬によって昆虫も小鳥も川の魚も
死滅していることを告発した著書『沈黙の春』で
自然環境保護運動の先駆者となったのです。
-絵本『レイチェル 海と自然を愛したレイチェル・カーソンの物語』より要約」
(柳田邦男著、石井麻木写真『みんな、絵本から』講談社、2009年発行より引用しています。)
震災直後の緊張感に似たものを感じてしまうこの頃。
今日はまた涼しくなっています。
真夏日が続いた一週間。
昨日はまた当事者の分かち合いの会に参加させていただきました。
はじめての方が何人もいらっしゃいました。
お別れからまだ本当に日が浅い方もいらっしゃいました。
もうかなり心の整理がついてきたのかなあと思っていても、
いろいろな方のお話を聴かせていただいていると、妹とのお別れの直後の
闇の中にいたような時間を思い出します。心が波立ち、さざめきます。
やっぱりいつまでも、どこまでも、自分がこの世での旅を終える時まで、
心の旅は終わらないのだとあらためて思いました。
背負わなければならなくなった荷物の重さを、
時間の経過とともに軽くなったように感じることはできても、
荷物の重さは変わりません。
楽なることはないのだとあらためて思いました。
妹が教えてくれた生きることの深さ。
限りある時間を一生懸命に生きるのが私の役割。
あんまり一生懸命ばっかりも疲れてしまいますが、いい加減なことできないなあ、
ほんとに。
「「いのち」の感覚は、感動体験から生まれる
ある日、森の中で遊んでいたレイチェルは、
不思議なうずまきもようの入った石を見つけました。
お母さんに見せようと、
レイチェルは石を持ってかえりました。
お母さんとレイチェルは、いっしょに本で調べました。
このあたりは、何百万年も昔、海の底で、
そこに生きていた貝が化石になったのだと、
お母さんは教えてくれました。
ここが海だったなんて!
レイチェルは毎日午後になると、お母さんと森を歩き、
昆虫や鳥や植物の名前を教えてもらいました。
お母さんは、本もよく読んでくれました。
レイチェルはやがて成長して海洋生物学者となり、
農薬によって昆虫も小鳥も川の魚も
死滅していることを告発した著書『沈黙の春』で
自然環境保護運動の先駆者となったのです。
-絵本『レイチェル 海と自然を愛したレイチェル・カーソンの物語』より要約」
(柳田邦男著、石井麻木写真『みんな、絵本から』講談社、2009年発行より引用しています。)
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柳田 邦男 | |
講談社 |