65オヤジのスタイルブック

M-1グランプリ2015に見る漫才の未来

5年ぶりに復活したM-1グランプリ。優勝はトレンディエンジェルの敗者復活と言う劇的な結果となりました。

過去のM-1を欠かさず観てた僕にとっても劇的な結果でしたが、トレンディエンジェルの2本のネタを観る限り、ジャルジャル、銀シャリを圧倒する勢いが導いた結果だと思います。

たらねばで言うならば、トレンディエンジェルが敗者復活ではなく、決勝8組の中にいたならば、果たして優勝を得たかは疑問に思います。決勝の8組は、それぞれに個性的な漫才で、新鮮さも感じました。ただ、今の勢いが持続できるか疑問です。さらに言うならば、過去の経験者にも、バラエティ先行の今のテレビ番組の中、突き抜けた笑いがを感じられなかったことが残念でなりません。

また、過去のM-1の結果を考えると敗者復活組であったサンドイッチマンを除いて、決勝から最終決戦を勝ち抜く為には、安定感が必要となり、その点では過去の最終決戦と比べれば、明らかに実力差を感じました。

また、審査員をM-1優勝者にすることも、漫才を楽しむ世代層を狭める形になり、漫才の未来が見えてこないと感じるのは僕だけではないと思います。

今や漫才だけがお笑いではない状況下で、漫才がリードしていく時代は来ないかもしれません。ただ、僕自身は、漫才がお笑いをリードしていかなけらば新しい時代を切り開くことが出来ないと思ってます。M-1に関わってきた芸人の皆さんに、芸を磨き、漫才の明るい未来を築いてほしい切に願ってます。


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