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65オヤジのスタイルブック

65才茶々丸のスタイルブック。様々なカルチャーにふれて養ったライフスタイルを紹介

リトル・ミス・サンシャイン

2007年07月29日 | 【映画・ドラマ・演劇】
リトル・ミス・サンシャイン

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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リトル・ミス・サンシャインがDVDを観た。

ヘビースモーカーの妻
妻の兄で失恋で自殺未遂をはかったゲイの大学教授。
自己啓発プログラムにはまった夫
コカインを吸って老人ホームを追い出された祖父
ニーチェに口を聞かないと誓った空軍パイロット志望の息子
そして、小太りのミスコン志望の6歳の娘
そんな6人が美少女コンテストの会場に向かう。

その間に起こる、ドタバタも最高だが、バラバラだった家族が少しずつひとつにまとまり、愛する妹のことを思い、葛藤する姿が微笑ましい。

ゲイの大学教授とパイロット志望の友情関係が築かれていく過程やラストの決してかわいくないミスコン志望の娘の躍動感ある演技が楽しい。

クチコミで映画も大好評で、アカデミー賞の脚本賞。助演男優賞に祖父役のアラン・アーキン(僕は、兄役のポール・ダノに助演賞をあげたい)が、受賞するなど評価をあげたが、単純なストーリーで面白みにかけると言う批判もある。

しかしながら、結末がはっきりしているのにこれほど、微笑ましく泣ける映画は少ない。



ブロックパーティー

2007年07月25日 | 【映画・ドラマ・演劇】
ブロック・パーティー

エイベックス・トラックス

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今回のブロックパーティーは、2004年に、ニューヨーク・ブルックリンで開催された一夜限りの伝説のライブを、数々のミュージックビデオクリップを手がけたミシェル・ゴンドリーが撮影してできたドキュメンタリー作品だ。

人気黒人コメディアン、デイヴ・シャベルの企画により行われたシークレットライブ。ヒップホップアーティストのルーツ、ブルックリンへのリスペクトにより実現した。

その、制作の過程を詳細に描きながら、リハーサルの模様やライブに関わったさまざまな人々のインタビューを取り入れた、単なるライブだけに収まりきらないほど濃密な作品に仕上がっている。

もちろんライブ映像も、カニエ・ウエストやモフ・デフなどの人気ラッパーに、エリカ・バドゥ、ジル・スコットの女性人気シンガーのセッションは圧巻だ。
ラストにローリン・ヒルを迎え、ヒートアップ。レコード会社が彼女の楽曲を歌わせないアクシデントの中、再結成されたフージーズによる競演など、奇跡的な出来事がちりばめられ、この作品に輝きを持たせている。

音楽ドキュメンタリー。とりわけ平和や愛をテーマにしたフェスティバルが数多く存在するなかで、この作品はまったく異なる存在だろう。その重さがまったく違うのだ。
いまだ、アメリカにある差別の問題をこのわずか100分の作品でいともかんたんに語ってしまうほどこの作品には社会映画としての説得力がある。

ハリポタが地球を救う。

2007年07月22日 | 【美術鑑賞・イベント】
昨日、サッカーアジア杯の準々決勝で、ゴールキーパー川口選手がPKを2本止めて日本を救った。

パキスタンでは、ショッピングセンターを狙った爆破未遂事件では、事件が起きた20日には、センター内の書店に小説「ハリー・ポッター」の最新刊を買い求める子どもが大勢いたため、犯人が「子どもを殺したくない」と通報してきたと言う。

僕は、ハリーポッターファンではないので興味がなかったが、この話を聞いて最新作の映画「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」も観てみようかなと思う。

原作本の最終巻も現在発売中ですでに事前予約だけで220万部が販売されているそうだ。こう言ったハリーポッターブームの社会、とりわけ子供たちへの影響力は大きい。

ひょっとすると、ハリポタが地球を救う原動力になるような気になってきた。

瞬間の記憶

2007年07月19日 | 【映画・ドラマ・演劇】
アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶

ジェネオン エンタテインメント

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アンリ・カルティエ・ブレッソンの「瞬間の記憶」を観た。

このひと、ロバートキャパと並び称される20世紀を代表する写真家。
一般に名前は知られてなくても、彼の写真は馴染み深いはず。

この映画が制作されたのは、彼が93歳。亡くなる3年前のことだ。
モーツアルトやバッハなどのクラシックを聞きながら椅子にすわり、静かに語っている姿は、巨匠のもつ威圧感など、微塵も感じさせず、周りを温かく包み込む包容力にあふれている。

そして、生死を左右する瞬間を幾度となく体験した思い出さえも微笑んで語るのだ。

この映画、彼自身が写真を紹介しながら、その作品に対するエピソードを述べていく。はた目には、至極退屈な映画に見える。

しかし、彼が関わった人々や彼の数々の写真を見つめていると画面に静かな時の流れを感じられ、いつしか彼の瞬間の芸術に魅了されてしまった。





傷だらけの男たち

2007年07月17日 | 【映画・ドラマ・演劇】
○こちらでは、TOHO系で名古屋でも一日に1回から2回の上映。
こんないい映画場所と回数が少なすぎます。

金城武とトニー・レオン主演の香港映画「傷だらけの男たち」

かつての香港警察の部下と上司だった二人が、恋人の死と家族の死というお互いの傷の中で起こるサスペンスアクション映画。

恋人の死により酒におぼれ依存症となる金城演じるポン。
愛する家族の復讐をとげるために自らの過去を消し、犯人の娘と結婚し殺害を遂げるトニー演じるヘイ。

香港の夜とシーンを彩る酒。そして静かに流れる音楽。
香港ノワールの独特の悲哀を感じます。セリフもとても粋です。
トニーレオンが初めて悪役に挑み、金城が本当に酒を飲んで演技してます。

サスペンスとアクションが繰り広げられる映画ですが、ラストシーンは、想像できるてしまうのですが、それでもジーンと心を打ちます。

ちなみに、日本公開ではあゆがエンディング歌ってます。

都市伝説【ヨコハマメリー】

2007年07月13日 | 【映画・ドラマ・演劇】
ヨコハマメリー

レントラックジャパン

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以前見たいと思ってた「ヨコハマメリー」を思い出し観た。

最近都市伝説がブームだ。ほとんどが実態を証明できない伝説が多い中で、こちらは正真正銘の生きた都市伝説。

白粉の顔でレトロなドレスを身にまとい路上にたつ老婆の娼婦の物語。

1995年に忽然と姿を消したハマのメリーさんの実像をいくつかの証言から浮き彫りにしたドキュメンタリーだ。

はじめは、横須賀で米軍の将校を相手にする娼婦のメリーさん、気位の高い姿に皇后陛下様と呼ばれる存在。
後に、横浜伊勢崎町あたりに白粉の顔にハイカラなドレスを身にまとい路上に立つ。

舞踏家、カウンセラー、芸者、元愚連隊と横浜を生きた時代の証言者たちを通し、その特異な姿とともに、彼女の美意識や芸術に対する嗜好の高さも伺われた。
そして、戦後のアメリカ文化の息吹を感じる横浜だからこそ、彼女の存在理由もあるように思えた。

ラストでメリーさんを支えてきたシャンソン歌手の元次郎さんが、末期のガンの痛みをおさえながら、メリーさんに再会し歌うシーンに、心打たれた。
そして、彼の歌を微笑みながら聞き入っている素顔のメリーさんの姿をに、元次郎さんの再会により彼女の安住の地が完結されたように思った。

イチローMVP

2007年07月11日 | 【スポーツ】
マリナーズのイチローが、メジャーのオールスターでMVP
地元愛知県(豊山町は僕の家からかなり近い)出身選手として鼻が高い。

メジャーのオールスターは一度だけの開催だけに、その価値は日本のオールスターよりもチャンスは少ないから、その価値はきわめて高い。

イチローって、他のメジャーの日本人選手より絵になる。
かんたんにいえば、他の選手とはしぐさが違うのだ。
あの構えるとき、ユニフォームの袖を少しあげるしぐさ。
守備についているときの鋭い視線や背中からにじみ出る見えない視線。
全身からあふれるオーラは、一線級のメジャー選手をしのぐ。

今アメリカ人にとって、イチローはまさに侍だろう。
そして、もっとも愛される日本人選手だろう。

そんな、彼がマリーナーズとの契約を大幅に延長した。
一時は、あのヤンキースが大枚をはたいて獲得に乗り出す噂もあった。
彼の思いを推し計るのも失礼だが、かつて神戸を愛しオリックスの日本一に貢献した彼は、メジャーの門戸を開いたマリナーズへの恩義を果たしているように思える。

ジャズライブ

2007年07月10日 | 【美術鑑賞・イベント】
昨日は久しぶりにジャズライブに。
以前、ケイコ・リーとの競演の時、やさしい音色に魅了されたピアニスト後藤浩二さんのジャズトリオのライブ。

名古屋の老舗ライブハウス「jazz inn LOVELY」での演奏。
ブルーノートの高級感とは違う、カジュアルな雰囲気のあるライブハウスです。

ちなみに、今回のライブはミュージックチャージ3000円(ドリンク・食事別途)です。
演奏は、休憩を挟んでたっぷり2時間のライブ。
お酒もかなり入り、楽しいひと時を過ごせた。

帰り、ライトアップされたテレビ塔がとてもきれいだった。
素敵な一夜を飾る演出に感謝。

後藤浩二オフィシャルサイト
http://www.jazzinnlovely.com/
jazz inn LOVELYオフィシャルサイト
http://www.h5.dion.ne.jp/~piano510/index.htm

ユニクロとバーニーズ

2007年07月06日 | 【エッセイ・コラム】
以前にユニクロの高級化を記事にした。
今度は、バーニーズニューヨークの1100億円で買収に乗り出した。

まあ、敵対的買収ではないので、批判の的にはならないがドバイの政府系ファンドとの買収価格がつりあげる可能性は強い。

バーニーズと言えば、アメリカを代表する高級衣料店で以前訪れたときには、さしずめ高級ファッションブランドの総合百貨店。
ウインドウディスプレイや店員のファッションセンスなど群を抜いている。

ユニクロは、衣料の総合百貨店を目指す世界戦略らしいが、そもそも低価格から高級品までそろえることに意味があるのか。
はっきり言って、あのアイビーファッションから抜けだせないセンスのない柳井社長が、グループを率いてはバーニーズを買収しても無理がある。

まして、日本のバーニーズニューヨークは、本国と資本関係がなく独自の路線を引いているから、世界戦略の名のもとに日本に見切りをつけ逃げるつもりのような感じさえ抱く。

まあ、売るほうも売るほう、所詮アメリカのアパレルグループなんてファッションを文化と位置づけていないだろうから、容易に応じるのだろう。
ユニクロが、買収額のつり上げの道具にされ買収に失敗しようものなら、頭の先からつま先までユニクロでそろえられたお父さんのように物笑いの種にされてしまいそうだ。

オヤジがかっこいい♪

2007年07月04日 | 【映画・ドラマ・演劇】
最近の映画、オヤジの活躍が目立ってます。

先日、 ダイハード4.0を観て来ました。

僕の年代に欠かせない映画で最高におもしろかった。
一作目に引けをとらない最高の出来だった。

やっぱ、スタローン=ロッキー
ブルース・ウイルス=ジョン・マクレーンだ。
(ちなみにマクレーンの娘もグッド!)


おすぎさんは、マクレーンを中心に撮ってるから周りの景色が見えてこないと批判してたけど、スタントシーンの多さにともなって、セットの数も多いだけにそうせざるおえないかと思う。

逆にマクレーンをセンターに置いた作品だから、劇場で見るとその迫力は増すように思えた。

ダイハードの前にDVDで「ドリームガール」「守護神」「ディパーデッド」とたて続けに見たけど、ドリームのエディーマーフィー、守護神のケビンコスナー、ディパーデッドのジャックニコルソンなどいぶし銀の演技が光っていた。
逆に若手や中堅の演技に物足りなさを感じたのは僕だけじゃないと思う。

オヤジが元気なのは、とてもいいことだと思う。
そう僕も、やっぱりオヤジ。まだまだがんばっていこう。

守護神

ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント

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○海猿のリメークの感があるが、ケビンコスナーの演技がオリジナル性を高めている。