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65オヤジのスタイルブック

65才茶々丸のスタイルブック。様々なカルチャーにふれて養ったライフスタイルを紹介

DVD探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点

2014年02月26日 | 【映画・ドラマ・演劇】

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」です。

 

大泉洋と松田龍平コンビのシリーズ第2弾。今回も北の歓楽街ススキノを舞台にバージョンアップして暴れてくれました。

殺害されたオカマの友人マサコちゃんの犯人捜しを、マサコチャンがファンだったヴァイオリニストの女性から依頼を受ける探偵。原発反対派の政治家、推進派に、暴力団が絡んで、派手なアクションシーンと共に終始ドタバタ劇が演じられるのですが、犯人捜しの展開は、いたって真面目に作られてます。

調査が進むにつれ、犯人像に加えてマサコちゃんと依頼者との関係も明らかになるのですが、そこに思わぬ落とし穴が待ち受けています。

東直己原作のススキノ探偵御シリーズからの2本の映画化。原作者自身も映画好きとあって、このシリーズ。地味にヒットを続けながら、派手に引き続きの映画シリーズ展開を期待しています。


映画・新しき世界

2014年02月25日 | 【映画・ドラマ・演劇】

ハリウッドリメイクが決定した韓国クライムアクション作品・新しき世界を観賞

韓国最大の暴力団組織に潜入した警察官が、舎弟分のナンバー2との人間関係のはざまで苦しむ、インファナル・アフェアとゴッドファーザーの要素を合わせ持つ作品です。

潜入捜査官ジャソンは、任務を終え警察官に復帰する日を待ち望んでましたが、組織の会長の事故死による後継者争いに乗じた組織壊滅作戦「新世界」を実行することに。

華僑出身のナンバー2チョンチョンとナンバー3イ・ジュングの激しい後継者争い。二重三重に仕組まれた潜入捜査と闇社会の静と動の抗争が描かれて緊迫感が全編にあふれ息を吞むシーンが続きます。

チョンチョンとイ・ジュングの好対照なキャラクターが魅力的で二人の結末も見もの。また、チョンチョンとの接触で組織の中枢に入り込みながら彼との絆と壊滅への使命感の間で悩むジャソン。彼のとった最後の結末に注目です。

香港ノアールに匹敵する、韓国映画の新しき世界を開いた作品と言えます。


ソチオリンピック閉幕とオリンピズム

2014年02月24日 | 【スポーツ】

日本を感動の渦に巻き込んだソチ冬季オリンピックが閉幕しました。

当初はメダル最有力と言われた選手への過剰な期待により負の連鎖があるのではと心配しましたが、終わってみれば長野オリンピックの8個に並ぶ国外大会最高の結果を生みました。

また、メダルにあと一歩の4,5位の入賞者の数が11、8位までの入賞者の数は20となりました。これは、入賞者総数73の38%にあたる点でも見事な結果と言えます。

そして、今回の大会ほどオリンピズムの大切さを痛感した大会でもありました。一部の人たちの選手に対する厳しい視線や選手に対する統制など残念な出来事がありました。

JOCの公式サイトには、オリンピック憲章やオリンピズムについて紹介されています。果たしてJOCは、選手のためのオリンピックをどのように考えているか疑問に感じます。

クーベルタン男爵により提唱された「スポーツを通して心身を向上させ、さらには文化・国籍など様々な差異を超え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって理解し合うことで、平和でよりよい世界の実現に貢献する」のオリンピズムに立ち、参加選手全員への配慮と強化に努めていただきたいと強く思います。

 


ソチオリンピック・浅田真央アクセルへのこだわり

2014年02月21日 | 【スポーツ】

日本中の国民がほぼ感動した浅田真央選手のフリーの演技。メダル獲得以上の感動を与えてくれました。己のパフォーマンスの道具にしかできない輩には、この感動は伝わらなでしょう。今回の大会でそのことを痛感しました。その感動の象徴が浅田真央選手の演技であったと思います。

男子においては、4回転ジャンプがメダル獲得の必須条件であるのに対して、女子はトリプルアクセルを飛べるライバルがいないことで、アクセルを回避すればメダルには近づけます。しかし、彼女のアスリートしての誇りがそれを許さず、ショートでは諸刃の剣となりあの結果となった思います。

最初のジャンプ、トリプルアクセルを見事に決め、回転不足と判断されたジャンプはあったものの、すべてのジャンプに着氷。浅田真央しかできない演技で有終の美を飾りました。

男子フィギュアの皇帝プルシェンコがファイターと讃えたジャンプは、かつてトリプルアクセルの申し子であった伊藤みどり選手を超えたジャンプの浅田を示した歴史に残る演技としてオリンピックの記憶に永遠に刻まれると思います。

今後の動向が気になる僕ですが、日本人によって成し遂げられたトリプルアクセルの継承者誕生を期待したいです。

 

 


ソチオリンピック・メダリストの重圧

2014年02月20日 | 【スポーツ】

誰もが目の前にある結果を呆然と観ていたと思います。浅田真央選手のショートの失敗。

僕もまさか、こんな結果となるとは目の前の光景を疑いました。昼間にスノーボード・大回転で竹内智香選手が史上初の銀メダルの快挙を成し遂げ、深夜のフィギュアに良い流れがつながったと確信していただけに、信じられない結果でした。そして、真央ちゃんが一番信じられないに違いないと思います。

女子3選手の順位を見る限り、メダル獲得は難しいと思います。ただ日本中のほとんど人々が、フリーで最高の演技ができることを祈っていると思います。

負の連鎖が続くと感じていた今回のオリンピック。現在まで7つのメダル獲得は大健闘と言えます。なぜなら、当初メダル確実と言われていた、前回オリンピックのメダリストに今回メダル獲得がないからです。メダリストの重圧がこれほどまでに強くのしかかる大会はないと思います。

選手への心無い批判も、メダリストへの目に見えない圧力となったことは間違いないと思います。

今一度、確認したいことは、オリンピックは先ず出場を勝ち得た選手のためにあり、関係者やメディアのためにあるのではなく、勝負とは別に国民に与えられる感動がすべてだと思います。そのことを痛感する大会です。

現在メダル一つの女子においても、カーリングやアイスホッケーなど男子の出場権も獲得できない状況下で、強豪を苦しめた予選での試合は、熱いものを感じます。

僕自身も、残り少ない大会を国民の一人として楽しみ、声援を送りたいと思います。

 


映画「大統領の執事の涙」

2014年02月19日 | 【映画・ドラマ・演劇】

フォレスト・ウイテカー主演、リー・ダニエルズ監督作品の「大統領の執事の涙」を観賞。

7人の大統領に仕えた黒人執事の実話に基に作られた、アメリカの激動の時代と執事の家族愛を描いた秀作です。

執事セシル・ゲインズを演じるのはオスカー俳優のフォレスト・ウィテカー。30年間の大統領の執事役を演じています。感情を抑えた渋い演技の中に黒人差別が深く根付くアメリカの闇が彼のどこか寂しげな瞳の中に感じられました。

大統領を演じる俳優のアイゼンハワー役のロビン・ウイリアムスからハリウッドの名優が顔を並べ、レーガン大統領のナンシー夫人にはジェーン・フォンダが演じる豪華なキャスティング。さらに、セシルの母役にマライキャリー、執事の同僚にレニー・クラヴィッツと黒人監督リー・ダニエルズの信頼の深さを感じます。

黒人差別が根強く残る南部の農村での衝撃的なシーンから、大統領の執事として仕えながらホワイトハウスの中にもある差別に、公民権運動、ケネディ暗殺、ベトナム戦争、そして黒人大統領誕生と揺れ動く社会の渦に巻き込まれながら、執事の仕事を黙々とこなすセシルと家族の葛藤と愛も同時に描かれ感動と涙を誘います。

アメリカの暗黒の歴史の中で生まれた差別。その差別と闘う家族の歴史を通して負の歴史と差別の意味を深く感じさせられる作品でした。

 


DVDビル・カニンガム&ニューヨーク

2014年02月17日 | 【映画・ドラマ・演劇】

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、50年にわたりファッションフォトグラファーとしてストリートを撮り続けるビル・カニンガムに取材したドキュメンタリ作品「ビル・カミンガム&ニューヨーク」です。

 

日本でも街角のファッション・スナップは、定着して、各誌競うように特集を組むようになりました。僕が20代の頃には、メンズクラブの「街のアイビーリーガーズ」こと街アイが全国で流行してました。当時は、掲載月に合わせて季節を先取りしたファッションで、街に繰り出し、カメラに収まるように取材場所をうろちょろしたしてたものです。

ニューヨークポストの名物カメラマンでファッションコラムニストとして50年にわたり活躍するビル・カニンガムを10年にわたり取材したドキュメンタリーです。

世界でもっとも刺激的な街、ニューヨークを自転車で走り回り一日中、ストリートファッションを取り続けるビルの美意識により、ニューヨーカーたちは彼に撮られることそのものがファッションとなっています。

彼が切り取るストリートファッションは美しく、多彩です。そして個性的でありキュートです。そうして撮り続けれたショットは、ファッションを通したニューヨークカルチャーの歴史を刻んでいて刺激的です。

作品の中で語られるビルの言葉は、ファッションに対する愛にあふれ、さらにファッションを撮るという行為を人生にかえた存在に感じます。その言葉は、決して格言的な重みではなく、彼のカメラを向け時に被写体に向けられるキュートな微笑みのよう染みわたります。

そんな彼がフランス芸術勲章を受章した時のスピーチ「美を追い求める者は、必ずや美を見出す」彼の人生そのものを物語っていました。


ソチオリンピック・レジェンド葛西のオヤジ力

2014年02月16日 | 【スポーツ】

41歳葛西紀明選手が、悲願の個人メダルを獲得。ラージヒルで銀メダルを獲得しました。

レジェンドと言われる葛西選手が各国の選手から祝福されている姿を観て、彼がレジェンドであることを痛感しました。

また、獲得後のインタビューでは、銀メダルの結果に悔しさを出し、次のオリンピックへの意欲を示していて、彼の選手としての目標の高さに頼もしく思いました。

どの競技でも、スポーツ選手の現役年齢が伸びている環境で結果を出すために精進している姿は今大会までよく報道されてましたが、改めて、ベテラン選手の技術力に加えて現役選手であり続けるための肉体と精神力に、オヤジパワーを感じます。

世の中で活躍するオヤジの模範であり、彼からオヤジ力を学ぶ部分は数多くあると思いました。

彼の力があれば、団体の金も可能だと思います。葛西選手に続けと団体の出場する選手の総合力を期待しています。

がんばれ!ニッポン日の丸飛行隊!


ソチオリンピック・10代の男子力

2014年02月15日 | 【スポーツ】

男子フィギュアで羽生選手が金メダルの獲得しました。ショートで高得点をマークし、マスコミをはじめ国民の期待を一身に背負う中での金メダル獲得見事でした。

これで、メダルは4個。その内3個が10代の男子のメダル獲得となっています。今回のオリンピック、女子力に注目していましたが、これまでは男子のメダル獲得で、世の中の流れとは逆に男子力が日本をけん引しています。

とりわけ、前半の嫌なムードを払拭した男子ハーフパイプの平野君と平岡君のメダル獲得が大きな流れを作ったと感じています。

しかも、彼らには、本命と目された選手の敗退やミスなど、運を惹きつける見えない力を持っている。10代の男子力には、不思議な力が備わっているように感じます。それも、彼らの競技を見ると、苦境の中で果敢にチャレンジする今までの選手にはないスピリットを持っていると思います。

10代の男子力により生まれた良い流れを、今後の競技に結びつくよう選手の健闘を期待します。がんばれ、ニッポン!


大橋歩の想像力・三重県立美術館

2014年02月12日 | 【美術鑑賞・イベント】

 

三重県立美術館で開催中の「大橋歩の想像力」を観賞。

大橋歩は、日本のイラストレーション界で50年のキャリアを誇る女性画家です。旧くは、メンズクラブや平凡パンチの初期の挿絵や表紙を飾り、アンアンやクロワッサンなどのライフスタイル誌、さらに絵本や小説などにも数多く登場し、その名前を知らなくても、世代を超えてその作品は長きにわたり愛されています。

三重県出身の大橋氏の展覧会は当館で今回3回目の企画展覧となり、今回は挿絵にスポットをあてた展覧会でした。

挿絵は、絵本や小説、エッセイなどの一部で、原画が表に出ることはきわめて少ない存在です。その原画を目にすると、原画の醸し出す表情である作風や技法が、どう生かされているかが理解できます。

その想像力は、他のイラストレーターを圧倒する表現力で、水彩、クレヨン、切り絵、貼り絵、版画と多彩です。そして何より表現が変わっても、僕のイメージとして、大橋歩と言う人の浮遊的な存在感が表れていて、どの作品にも親しみを感じます。

そうした感覚は、彼女のライフスタイルから作り上げれれいるからこそ、長きにわたり多くの人々に支持されていることを感じます。

まだまだ、70半ばにしてまだまだ元気にオシャレにご活躍の大橋歩さんのますますの活躍を期待しています。


ソチオリンピック・竹田発言に見る負の連鎖

2014年02月11日 | 【エッセイ・コラム】

ソチオリンピック日本選手のメダル獲得が遠のいています。本命と言われ、金メダルに意欲を見せていた長島、加藤両選手出場のスピードスケート500Mでも、オランダ勢の勢いの前に屈した結果となりました。

一部では、敗戦後の選手の言動や結果に厳しい批判を浴びせるジャーナリストや政治家が見られます。今回も明治天皇玄孫の竹田氏が、選手の言動や国家斉唱に対して批判する話題が注目されています。

東京オリンピック誘致成功後の冬季オリンピックだけあって、選手のメダル獲得に注目が注がれるのは当然ですが、勝利至上主義の機運だけが高まると、オリンピック精神とは別の方向に進むことを危惧します。オリンピックは、ナショナリズムの前にアマチュアリズムが根本にあるはずです。

僕は、オリンピックには如何ともしがたい負の連鎖が存在すると思います。そうした負の連鎖は、大会中に出されるマスコミや一部ジャーナリストの発言が起因するのではと感じてしまいます。国の代表として参加する選手に対して、選手の発言や行動に対して批判するのは、お門違いで役員やコーチが間違っていれば正せばいいわけで、まして竹田氏の父親はオリンピック関係者であり、親子の間で意見を戦いあわせればいい話です。

ともあれ、まだメダル候補と言われる選手の競技は続きます。結果にとらわれず日本人として全力で応援することが負の連鎖を断ち切る唯一の方法ではないでしょうか。


はしもとみお展・三岸節子記念美術館

2014年02月09日 | 【美術鑑賞・イベント】

一宮市三岸節子記念美術館で開催中の「はしもとみお展・動物たちからの手紙」を観賞。

はしもとみおは、東京造形大学、愛知県立芸術大学大学院で学んだのち、三重県員弁町に在住、動物を主題にした彫刻作品を制作するアーティストです。

その作品は、細部にわたり動物の特徴をとらえ、さながら立体の動物図鑑を観ているような作品です。

今回の展示は、木彫彫刻を実際に触ることができるスペースや写真撮影ができるスぺースなどがあり、動物園に来たような楽しさがあります。会期中には様々なワークショップが展開され、女性や子供たちが、作家と共に楽しむ企画が盛りだくさんです。

希少動物から身近な動物まで大小様々なアートの動物たちと存分に楽しめる展覧会は2月23日まで開催中です。ぜひお子様連れで、また幼少期に戻って観賞してみてください。


 


DVDカルテット!人生のオペラハウス

2014年02月08日 | 【映画・ドラマ・演劇】

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ、今回はダスティン・ホフマン初監督作品「カルテット!人生のオペラハウス」です。

米英のアカデミー賞受賞のベテラン俳優が共演する音楽劇。引退した音楽家たちが集まる老人ホームの存続のために行われる歌劇に、オペラ歌手の元妻が加わって、思わぬ事態に展開する人間ドラマを名優ダスティン・ホフマンが監督として巧みなタクトを降っていました。

かつてカルテットで活躍した男女4人の面々が個性的で、人生の機微をユーモアと人情味豊かに演じていて、50も半ばにさしかかり、晩年の人生の豊かさを感じました。

そして、何より年齢に関係なく恋に悩み、友情を築く時間はかけがえのない幸福を与えてくれるのだと深く感じる作品でした。


ソチオリンピック開幕

2014年02月06日 | 【スポーツ】

テロや工事の遅れ、差別問題名など、何かとお騒がせ状態の中、ソチオリンピックが開幕しました。そして国内でのお騒がせ問題、佐村河内守氏のゴーストライター新垣氏の記者会見が行われ、何かソチオリンピックに水を差す状態になりました。

ともあれ、日本選手の活躍を期待して、重苦しい日になった本日を晴らしてもらえるように応援したいと思います。

今日は夜には、モーグルで上村愛子選手が登場します。順当にいけば銅メダルですが、予選をいいコンディションで迎えてください。深夜には、フィギュア団体で羽生選手が男子ショートのスタートをきります。

メダル量産には、スタートが大切とよく言われますが、今日明日で、いいリズムを作ってくれることを期待してます。

がんばれニッポン!


佐村河内守氏の影武者報道

2014年02月05日 | 【音楽・ライブ】

今日の朝突然に佐村河内守氏の別人作曲報道のニュースに驚きました。現代のベートベンと言われた佐村河内氏に実は影武者がいたと言う事実。

Mamoru Samuragochi, Symphony No.1 "HIROSHIMA" Japan Tour

報道に対して、マスコミやコメンタテーター、街頭での一般インタビューと彼に対して厳しい批判が浴びされています。その行為に対しては許されざることではあります。自分にとっては、さほど影響がないことで強い憤りや怒りは今回は感じないのですが、NHK特集を観た一人として、その番組に出ていた障害を持バイオリニストの少女のことが、先ず気がかりです。

影武者であった新垣氏は6日に記者会見を行うそうですが、作曲作業がどの程度共同で行われたかにより、ニュアンスを違ってくるのではと感じます。

そして、体調と精神不安定な状態にある佐村河内氏も、早くことの真相を明らかにして彼が直接的に関わってきた人々に自らの声で謝罪と今後の道を明らかにすべきだと思います。