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65オヤジのスタイルブック

65才茶々丸のスタイルブック。様々なカルチャーにふれて養ったライフスタイルを紹介

バンテージポイント

2008年03月25日 | 【映画・ドラマ・演劇】
昨日、なかなか観に行けないでいた話題の映画「バンテージ・ポイント」を見た。

アメリカ大統領暗殺事件を警護にあたるシークレットサービスにより謎解きが明かされていく。
その謎解きが、暗殺事件が起きる時間までさかのぼること数回。観光者の一本のビデオカメラを通して、写しだされた8人の目撃者事件の鍵を握り、犯人を追い詰めていく過程が巧みに描かれていく。
タイトル通り、いくつもの視点(バンテージポイント)が、一本の線となってつながり、予想外の結末に結び付けていく。

舞台となるスペインの美しい町並の中で起こる事件は、大統領暗殺の舞台とは想像しがたいがゆえに、むしろ、その緊迫感がクライマックスまで持続され、見るものスクリーンから釘付けにする。そして、全編に、恐怖。陰謀。裏切り。家族愛などのエッセンスが散りばめられ上質なサスペンスアクションに仕上がっている。本年度のアクション、サスペンスの代表作にあげられる1本といえる。

奈良のマスコットキャラクター

2008年03月08日 | 【エッセイ・コラム】
平城遷都1300年祭のマスコットキャラクターに賛否両論(マスコミは盛んに否定論ばかりを並べていますが)が巻き起こってます。

芸術にたずさわるものとしてこの論調はいかがなものかと思います。

このマスコットキャラクターは、世界的に有名な彫刻家「薮内佐斗司」氏の手によるものです。


否定的な意見は、嫌い、気持ち悪い、詐欺、挙句の果てには呪われる。個人的感想や好みだけをとらえているように思えます。

むしろそうした投稿に対して、自身のサイトできちんと回答されている氏の態度に共感をもちます。

僕は、悪くないキャラクターだと思いますけど。
意外とこのキャラクター。気持ち悪いというよりは、女子高生あたりから、キモかわいいと逆に話題となるんじゃないかと思います。

氏の作品は、国内はもとより、海外でも高く評価されフランスで開かれた全貌展ではたいへんな人気を博しました。

氏のテーマは童子で仏教に由来した言葉を姿として表現された作品で、個性的でもあり、特異的な存在に思える人も多いと思います。

その童子を公共的な表現としてデザインすれば、マスコットキャラクターは至極当然な姿に見えます。

どちらにしろ、この論議の終結には時間がかかりそうですが、氏の人となりを理解するものとしては人格否定につながるような論争にならないことを願っています。

※この記事に対して批判の投稿をされる方も見えると思います。
僕自身奈良県民ではないので、コメントはいたしませんし、誹謗中傷記事に対しては削除しますのであしからず。
なお、このキャラクターに対する若い人たちの好意的な意見を聞いてみたいです。