65オヤジのスタイルブック

65オヤジの履歴書(3)

大学に進学した僕は大学生活よりもアフターライフの方が楽しい日々でした。

当時のスナックは30代前後のオーナーが多く、個性的でおしゃれな人からファッションや音楽などを教わる機会もあり世代を超えて出会いがありました。そんな時間がとても新鮮でした。

通っていたお店のマスターがディスコ好きだったこともあって、よくディスコにで出かけてました。

そのディスコは深夜に人が集まる店でアンダーグランドな世界でした。ハーフの黒人店長からは、童顔もあってかボクと呼ばれてました。彼は僕をディスコの中の危ない部分から守ってくれてたように思います。そんな僕は、とにかくダンスが好きでした。

ダンスが好きだったのは、たぶん中学、高校時代の周波数を合わせながらかすかに聞こえてくるFENのラジオ放送とソウルトレインのテレビ番組があったからだと思います。

高校時代からアルバイトをしてたVANの次世代ブランドであるKentの影響もあって、ファッションへの興味も尽きない大学生活でした。雑誌ポパイ創刊時もあってアメカジ熱が高い時代でしたが、決してアメカジ一辺倒ではなかったように思います。バギーパンツによりヨーロピアンファッションのJUNが支持され、VANの後にKentの登場により英国トラッドが出てきたり、プレッピーやフレンチアイビーなど目まぐるしくファッションが変化する時代だったように思います。

大学4年間は、大人の世界を数多く経験できた貴重な時間でした。

大学時代の後半、脱サラした父が初めた事業が思わぬ形で好況となり後を継ぐことになりました。僕はH市の会社に修行することになります。


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