人生論:「生涯発展途上」を目指して

消化器内科医になった起業家・弁護士・会計士、岡本武士による人生論や新たな視点の提供、身の回りの出来事に対するコメント等。

何人たりとも

2005-02-22 02:39:34 | 人生論・閃き
「○○を犯す者は何人たりとも許せない」という思いは皆どこかで抱えているものだと思います。とても大事なことですが、それがよっぽど大事なことであること願いたいと思います。

なぜなら、譲れないものが多すぎるのはただのわがままですし、それを理由に簡単に怒ったり殴ったりするのは自分の落ち度の言い訳にすぎないからです。

強い思いだからこそ大事にすべきですが、だからこそ確信犯へと繋がる可能性も高いわけです。

たとえば部下のこのミスだけは絶対許せないとか、友達のこのようなコメントだけは絶対許せないとか、そのようなちっぽけな概念は捨ててしまいましょう。意見を主張する権利、叱る権利、ときにはクビにする権利はあるのかもしれませんが、有形力を用いる権利などが認められるのは、一生に一度あるかないかのことであり、仕返しや恨みを晴らすことはまず正当化されるものではないでしょう。

○○は絶対許せない、と決め付けることは「キレる」ことを促してしまうものです。とすれば、このような侵害・程度を明確にすることは妥当ではありません。物事を曖昧に捉えたり、忘れてしまった方が良いというケースもあるわけですね。

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