デザートは別腹といいますが、糖分に反応しやすい満腹中枢を考えると本当に別物なのかもしれません。しかし主食もデザートも食べ物で、同じように胃が膨れます。生理学的な要素はともかくとして、何が違うかというと、違う満足感が得られるということです。なんとなくですが、食事と3時のオヤツでは違う幸せ感を得られると思いませんか?
そこで、別腹なのはデザートだけではないのでは、と思い始めました。似てるようで似ていない幸せ、そんなものはこの世にたくさんあります。そして違う幸せだから両方欲しいと思ってしまうのが人間の本能。これを間違えると仕事がとれなくなったり、恋人とケンカしたりしてしまいます。
たとえば製造業でQCDといわれるものがあったと思いますが、これは品質・費用・納期をすべて満足される水準で提供するべきという概念です。「そりゃあいいもんが安く手に入りゃうれしいもんですわ」といっても、商品が届くのが1年後だったらあまり嬉しくないですよね。
同様に、医者が病態に関してはしっかり治療してくれても、冷たくて偉そうだったらなんとなく不満ですよね。心のケアや自尊心というものは身体の健康とは「別腹」なのです。
もう少しわかり易くすると、恋人とクリスマスを過ごすことになったとします。素敵なレストランを予約したのに、プレゼントを忘れてスニーカーを履いてヒゲを剃らずに汗だくで行ってしまったら反応はどうでしょう。きっとレストランはとても嬉しいのに、彼女はなぜ総合的に満足できないのでしょう。それは、プレゼントや身だしなみは「別腹」だからです。クリスマスやデートの幸せの一環ですが、違うものなのです。
また、せっかく何かを手伝ってあげたのに、恩を着せたり文句をいいながらそうするケースがかなり多いと思います。これは非常にもったいない。せっかく喜んでくれて感謝されるはずなのに。相手からすれば、確かに手伝ってほしいのですが、「気持ちよく」手伝ってくれたら「尚可」、ですよね。
まあ、それだけ人は、「わかっていることでも言葉に表して欲しい」という普遍的かつ人間特有(?)な気持ちを強く持っているということです。これはまた別のトピックになってしまいますが・・・。
話を戻します。運転免許は、筆記と実技を両方クリアしないともらえません。いくら交差点の30メートル前(でしたっけ)から右折のライトをつけるべきと暗記していてもハンドルのタイミングを間違えるようでは危険です。当然ですが、知識と実力は別腹です。
これらほど明らかではない例もたくさんあるのではないでしょうか。「Aを満たそう」と考えるときに「Bを満たそう」と思うのは難しいかもしれませんが、本当の意味でAを満たすためにはBを満たすことも必要なのかもしれません。
そこまで考えれる人は、月並みですが、「相手の立場で物事を考える」ことができる人なのではないでしょうか。多くの場合、自分に置き換えてみたらすぐわかることですよね。
そこで、別腹なのはデザートだけではないのでは、と思い始めました。似てるようで似ていない幸せ、そんなものはこの世にたくさんあります。そして違う幸せだから両方欲しいと思ってしまうのが人間の本能。これを間違えると仕事がとれなくなったり、恋人とケンカしたりしてしまいます。
たとえば製造業でQCDといわれるものがあったと思いますが、これは品質・費用・納期をすべて満足される水準で提供するべきという概念です。「そりゃあいいもんが安く手に入りゃうれしいもんですわ」といっても、商品が届くのが1年後だったらあまり嬉しくないですよね。
同様に、医者が病態に関してはしっかり治療してくれても、冷たくて偉そうだったらなんとなく不満ですよね。心のケアや自尊心というものは身体の健康とは「別腹」なのです。
もう少しわかり易くすると、恋人とクリスマスを過ごすことになったとします。素敵なレストランを予約したのに、プレゼントを忘れてスニーカーを履いてヒゲを剃らずに汗だくで行ってしまったら反応はどうでしょう。きっとレストランはとても嬉しいのに、彼女はなぜ総合的に満足できないのでしょう。それは、プレゼントや身だしなみは「別腹」だからです。クリスマスやデートの幸せの一環ですが、違うものなのです。
また、せっかく何かを手伝ってあげたのに、恩を着せたり文句をいいながらそうするケースがかなり多いと思います。これは非常にもったいない。せっかく喜んでくれて感謝されるはずなのに。相手からすれば、確かに手伝ってほしいのですが、「気持ちよく」手伝ってくれたら「尚可」、ですよね。
まあ、それだけ人は、「わかっていることでも言葉に表して欲しい」という普遍的かつ人間特有(?)な気持ちを強く持っているということです。これはまた別のトピックになってしまいますが・・・。
話を戻します。運転免許は、筆記と実技を両方クリアしないともらえません。いくら交差点の30メートル前(でしたっけ)から右折のライトをつけるべきと暗記していてもハンドルのタイミングを間違えるようでは危険です。当然ですが、知識と実力は別腹です。
これらほど明らかではない例もたくさんあるのではないでしょうか。「Aを満たそう」と考えるときに「Bを満たそう」と思うのは難しいかもしれませんが、本当の意味でAを満たすためにはBを満たすことも必要なのかもしれません。
そこまで考えれる人は、月並みですが、「相手の立場で物事を考える」ことができる人なのではないでしょうか。多くの場合、自分に置き換えてみたらすぐわかることですよね。