人生論:「生涯発展途上」を目指して

消化器内科医になった起業家・弁護士・会計士、岡本武士による人生論や新たな視点の提供、身の回りの出来事に対するコメント等。

聞いてよ、聞いてよ。

2005-10-15 14:50:23 | 出来事
しなきゃいけないことはひとつずつ片付けて行くしかない。しかし多ければ多いほど、考えただけで疲れてしまって先に進むことが難しいものです。

今の私のTo-do Listには、今30を超える項目があります。それの締切のほとんどが「昨日」などであり、自分のアグレッシブすぎる目標管理のせいで勝手にプレッシャーがかかったりしています。これが有意義なのか、無意味なのかは人それぞれの判断によるところでしょうが・・・。

最近To-do Listの中で目立つ内容は、「○○について考える」というもの。手を動かす作業も減ってはいないのですが、経営者としての決断事項だけでなく一人の人間としての人生設計や価値観の洗い出しなどもあります。

「考える」ということは結論に達する必要があり、何時間考えれば次に進めるというわけではないのでプラニングが非常に難しいものです。「キメの問題」といわれてしまえば、確かにそうなのですが、極端な話結婚相手の選定も「キメの問題」であり、じゃあすぐ決めろというのは酷なものです。しかも「考える」ということをしていると実務作業はすすまないし、進歩がいまいち把握できないという意味では辛いプロセスでもあります。

こんなときでこそ、ちょっとお茶したくなったりしますよね。逃げ出すのでなく、誰かにただ話を聞いてほしいと思うのです。しかし人によっては常識や理論構成、善悪や優先順位、価値観や人生観がまったく違うし、利害関係がある場合も多い。すべてを理解してくれて、かつ利害関係がなくて、かつ守秘義務などに縛られず、偏見の恐れもないような人が一人でもいたら、どんなに救われるものか。

これにすべてあてはまってしまう人はまずいないでしょうが、学生時代はすべてを理解してもらえてると思えた人が何人もいたのではないでしょうか。しかし最近は、どんどん減っている、そう感じることはありませんか?友達が減ったわけではなく、ずっと同じ道を歩んできた人間というのが、就職・転職などをするたびに極端に減っているのです。これは寂しいことでもあり、逆に理解者同士が巡り合えたら、幼馴染み以上の親友になれるのではないでしょうか。

成功したい、目立ちたい、など人それぞれ色々と願望があり、これらを実現させるために一般の他人とは別の行動を興す。これには上記のような代償があるわけですが、理解者を見つけることさえできれば、「両取り」が成立するのではないかと私は思います。

逆に、人の理解者になってあげれる場合は思っている以上にあるのではないでしょうか。きっと自分より20歳、30歳上の人に対しても同じ道を歩む人であればお話を聞いてあげるだけですごいサービスを行っているのだと思います。同時に、そのような人たちの話から学ぶことも多いでしょう。

「聞くのは大事」ですが、「聞き手が誰か」ということも語り手にとっては重要なわけです。そして聞き手に重要なものとは地位ではなく、「理解」の有無で判断されるように私は思います。

そう、あなたはビル・ゲイツや竹中大臣、上戸彩やマイケル・ジョーダンにとって貴重な存在(=理解者)となりうるのです。このようなシナジーを見つけていくことが、25歳以降の課題のひとつなのではないでしょうか。

1 コメント

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Unknown (Mika)
2011-07-22 03:16:21
第5パラグラフのところ、今まさにって感じ。"そうゆう人"(=リスクフリー?っていうのかな)に人生で巡り会えるのかな?それとも、人間同士だったら どんなに頑張っても、利害関係、守秘義務、評価等がうまれてくるのかな?(んー。それとも自分の考え方次第なのかな。。。だとしたら、自分の性格が自分を辛くしてると思うと、ちょっとハードだなー。)自分が何をどこに求めたいの
か。何をどこに求めていいのか、全然わからなくなってきた。ゆっくり考えてみます。
btw hang out w/ me, please!!
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