人生論:「生涯発展途上」を目指して

消化器内科医になった起業家・弁護士・会計士、岡本武士による人生論や新たな視点の提供、身の回りの出来事に対するコメント等。

迷い

2005-06-29 23:14:57 | 人生論・閃き
迷うときは思い切り。

原点に戻るもよし。
日常を否定するもよし。
新たな夢を抱くのもよし。

ただ、条件がひとつ。二度と、同じ迷路に入らないこと。

私は、「これが岡本武士の生き様だ」と思える道が見えるまで悩む。
それが私の、日常で迷わない最大の秘訣。

迷ってこそ、迷いを克服できる。
だからこそ、迷いきってみせる。
そう思って、迷いに耽ってみてください。

アフィア(株) 2周年記念

2005-06-24 19:48:23 | Afia
あっという間に、アフィア株式会社は設立2周年を迎えることとなりました。相変わらず皆様にはお世話になりっぱなしですが、今後とも何らかの形でお役に立てればと思います。

業績等については本日より、ホームページ営業報告書等が掲載されているので、昨年と同様この1年間の自分と会社のかかわりについて書いてみたいと思います。

1周年記念の「未来」の部分で書きましたとおり、この1年間は事業の幅を広げるべく走り回っていました。おそらく1000人以上の人と会いました。安定してきたといっても、3期目に入ったばかりの企業なので需要(そして作業量)の変動は日別でみても月別でみても著しいもので、お金になる仕事を体を壊すほどすることもあればお金にならない仕事を体を壊すほどすることもありました。もちろん、健康でハッピーに仕事しているのが理想ですし、このような期間がないわけではないのですが。

ところで、最近周りから今までと異なる厳しい指摘を受けるようになりました。創業期は、年齢や信頼の問題、そして「食っていけんの?」という質問がメインだったのですが、最近は経営者の先輩方から売上や組織(社員など)についてツッコミが入ることの方が多くなってきました。

これは、国内外上場企業の取締役陣などに同じ「経営者」としてみてもらえているということを考えればかなりの進歩なのですが、やはり喜んでばかりはいれません。今後、確かにただ自分ひとりの努力では解決できないことが増えてくると思いますし、より確実な結果を出して行く必要があると思います。たとえば社員を増やすこと、海外支店を作ること、数年後にIPOを目指すことなどの可能性を考えるのであれば、成長し続けるべき企業として多くの新しい課題に直面しているといえます。

しかし、今一番幸せに思えるのは、自分で決めた道を自分で作っていること。一番歩きたい道を、一番歩きたいように歩いているのです。アフィアは、私が経営する会社としては最適な成長速度と規模を保っていると思います。

経営論・金融論は、常にお金しか頭にない投資家を前提として語られています。しかし、私には銀行口座や売上がすべてではない。確かにお金も大事なのですが、家族も友達も勉強も趣味も大事であり、それらの私なりのバランスを保ったのが今の私であり、その結果が今のアフィアなのだと思います。

そういう意味では、アフィアは次のマイクロソフトではありません。次のマイクロソフトを作るつもりなら、最初から投資家を募っていたでしょう。もう少しスケーラブルなビジネスを考えたでしょう。アフィアにはいつまでも皆さんの夢を一つずつ叶えていくという目的があり、それを我々なりに実行できていると思うのです。

今後もお手伝いさせてください。そのためにも、夢を見続けてください。

引き続き、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

Luck be a lady

2005-06-12 19:51:02 | 人生論・閃き
「運も実力のうち」なのだろうか。そもそも、「運」というものは存在するのだろうか。

「運」は、宗教と同じ役割を果たしている要素もあるのではないでしょうか。説明できない結果の理由を創出してしまうのです。とすれば、とても高い確率で今日我々が「運」と認識してるものは、来世紀では「実力」になっているのかもしれません。結論、「運も実力のうち」となります。

しかし、現時点ではその「運」も普段我々が考える「実力」のように、努力によって学習できるものではありません。習得方法がわからないので、希望があるとすればそれば運がいい人の真似をすることです。他にも詳細に説明し難い「カリスマ性」「オーラ」「魅力」などについてもそうなのかもしれません。

まずは真似てみよ。真似ができてから、手元の芸を基に独自の味を編み出してみよ。そうすればGuys&Dollsの主役であるギャンブラー・スカイが願うように、運はあなたの側を離れない素敵な「レディー」になってくれるかもしれません。

(注:Guys&Dollsにはその背景となっている時代等を反映させるために女性について語弊のある表現を含み、当記事でもその影響を受ける部分はありますが、女性の尊厳を汚す意図はございませんのでお見逃し下さい。)

人数の力と一人の力

2005-06-07 20:26:28 | 人生論・閃き
人は集会、結社、団結することができる。情報を伝達し、共有し、議論・合意することができる。

これらは憲法21条、28条などがなくても当然のことです。人は集まることによって相乗効果を得ることができます。世界最重要な発明が印刷機であると議論されることからも、これらの重要性がわかります。

ただ、いざとなれば一人で自分や愛する者を守らなければならない場合があります。また、国や会社のような大きな団体から抜けて、地方公共団体や広告宣伝部などというように全体と考えてきたものの一部で行動を起こさなければならない場合もあります。

自分の足で立つことが必要であっても、どの程度、どの範囲で自分や自分が属する小グループで自立できることが必要なのでしょうか。最終的には、確率と価値判断の問題なのでしょう。

私は都会の他の人たちに比べて、自分でできるようになるべき物事の範囲・程度の認識が広い・高いと思います。一生に一度起こるかどうかわからない、どんな状況でも最小限の対処ができるようになりたいと思うのです。これが正しいというわけではなく、何気なくそんな男になることにロマンを感じたり、自己満足の世界に入っている側面もあると思います。

さて、あなたはどうでしょうか。以下のような状況で、一人で生き延びる自信がありますか?

① 本当の意味で、虎穴に入ってしまった(虎さんは腹ペコ)
② ジャングルで両足を骨折してしまった
③ マンハッタンで無一文になってしまった
④ 朝起きたらなぜかモスクワにいた
⑤ まったく魅力的でない異性と抱きついている写真が、社内・友人内で回されてしまった
⑥ 今の会社をやめてしまった
⑦ 恋人と別れてしまった
⑧ 目が見えなくなってしまった
⑨ 世界中でタバコ・チョコ・飲酒の禁止条例が出てしまった
⑩ 携帯をなくしてしまった

個人的な考えですが、「NO」が5つ以上あったら問題だと思います。(きっと最近の学生では、⑩が入る人もいるのでは、と心配です・・・。)これらの状況を考えると、いかに自分が恵まれているかを感じられることと同時に、「芸は身を助く」と私は思ってしまいます。

① 虎の急所やなだめ方を知っているか。
② 緊急処置ができるか。サバイバルができるか。
③ ゼロから職を探せるか。
④ ロシア語がわかるか。
⑤ 自尊心を保てるか。

などなど、世界には普段意識しない、色んな能力(=芸)があるわけですね。

幾つを身に付けるか、それはあなたの自由です。極端な話、世界が日本へのすべての輸出をやめた場合を考えてテキサス州に引っ越すことや、大地震に備え常に1000リットルの水を用意しておくことも考えられます。これらはおそらく、あまり現実的ではないでしょう。

しかし確率が低いことについても、可能性があるのなら一考する価値があるのかもしれません。このような発想は、従来弱肉強食である世の中に生きる我々の遺伝子に含まれているはずではないでしょうか。

感度抑圧効果

2005-06-05 17:51:10 | 出来事
東京に住むということには、多くの人と関わることができるという特典があります。渋谷ハチ公前の交差点を渡るとき、小田急線や田園都市線のラッシュにドアに挟まったりするときにとにかく人が多いことが実感できると思います。

人が多くいれば、色んな意味で優れている人にも多数会うことになります。走り幅跳びで7メートル台を飛んでしまうアスリート。絹のような髪を持つ美女。3桁x3桁の暗算ができる小学3年生。

我々はこのような人たちと共存する日常に慣れてしまい、驚くことが減ってきてしまったのではないでしょうか。情報過剰、刺激過剰などによる一種の感度抑圧効果。侮れない都会の常識です。

とすれば、人に強い印象を与えたり、少なくとも覚えてもらおうとする側からすれば特殊な性格・性質の組合せが必要不可欠となってきました。別に何かで日本一になる必要はなく、おもしろいギャグが言えるとか、変なニックネームがあるというだけでも良いのかもしれません。

そして、人から強い印象を受けたり、人のことを覚えたりすることは、段々奇跡に近いものになってきました。よって、人をから強い・良い・斬新な印象を受けたのなら、それは貴重な宝物他なりません。

そんな出会いが数多くあった昨日という一日が、今後何度も違う形で繰り返されますように。そしてそんな一日を作ってくれた皆様が、今後何度も違う形で私の前に現れてくれますように。

書く=祈り=喫茶?

2005-06-04 08:43:17 | 人生論・閃き
書くこと、祈ること、(友達と)お茶すること。
それが職業である場合は別として、同じ目的があるのです。

自分の思想を言語化し、表現すること。

これはストレス発散だけでなく、新しい答えに導いてくれることなのです。

配偶者や同僚、恋人や兄弟に「うるさい」「おしゃべりだなぁ」と言われたら、きっとどこかで何かが表現されず、その相手を使って知らぬうちに溜まったストレスを発散してしまっている可能性があります。そこで、ブログや日記を書いて見ましょう。祈ってみましょう。ずっと会っていない友達を誘い出してお茶をしてみましょう。

「ただ聞いてほしい」という願望はとても強いものであり、聞き手としてもただ座っているだけと思えますが実は大変な仕事です。特に文句などについては、心理的な負担が多いものであることが実験などでも立証されています。

良く「人の話は良く聞きましょう」とありますが、語り手にこそおもしろいまとまった話をする責任があるのではないでしょうか。少しでも意識してみれば、それだけで友達が増えたり恋愛が上手く行ったりするかもしれません。

The Roads Not Taken

2005-06-03 08:32:58 | 人生論・閃き
Most of the people I know misinterpret "The Road Not Taken" by Robert Frost. It's not about individualism or pride or sticking out for minority rights. It's just about what's important for you, whether it means anything or not.

Here's mine, which would require the poem be retitled The ROADS Not Taken:

I shall be telling this with a sigh
Somewhere ages and ages hence:
Two roads diverged in a wood, and I--
I CREATED A THIRD FOR OTHERS TO TRY,
and that has made all the difference