人生論:「生涯発展途上」を目指して

消化器内科医になった起業家・弁護士・会計士、岡本武士による人生論や新たな視点の提供、身の回りの出来事に対するコメント等。

アフィアHPリニューアル開始!!

2005-03-21 03:00:16 | Afia
表記のとおり、このたびアフィアのホームページのリニューアルを開始致しました。恥ずかしながら、なんと20ヶ月ぶりです。

現時点ではトップページ更新履歴のページだけに変更を加えているので、(他のページの)今までのレイアウトと比較しながらご覧頂けると思います。

今回はアフィアのロゴの色であり森の象徴である「深緑」をやや強調し、全体的に暖色を除き、よりプロフェッショナルなイメージを目指しております。プリントの際に文字が見えなくならぬよう、ページの幅もやや狭め、不要なグラフィックスの変わりに薄い背景を加えてみました。

(相変わらず)個人の勝手な趣味で作ってしまっていますが、ひとりの主観をベースにしていては良いものができないのは充分理解しているつもりですので、皆様の多くのコメントをお待ちしております。メールでも、ブログ上でもかまいません。もちろん私の時間と技術力という大きな限界があるので、複雑なJavascriptなどのアドバイスはご勘弁を・・・。

プラス面、マイナス面ともにご教示いただけるととても参考になります。よろしくお願いします!!

out-in-out

2005-03-20 16:27:00 | 人生論・閃き
外・中・外。バスケの話でも、レストラン街の店舗配置でもありません。これは仕事における、長期的な重点の推移に関する自説です。

個人差はあると思いますが、キャリアを全体的に見ると皆以下のような3段階を経るような気がします。

まず、(一般的には20代・30代前半でしょうか)最初のうちは「output」重視。「資料を作れ。コピーをとれ。電話してこい。営業してこい。」ってことです。

運動量・作業量は多いかもしれませんが、難しいことはあまりやっていません。そして、実際作業をしたかどうかは上司・取引先に明らかになります。半年経って、「お前はこの半年何やってきたんだ?!」ということにはあまりならない時期でしょう。ストレスといっても叱られる程度。

実際やっている間は辛いのですが、「あの頃はあまり考えなくて良かったから楽だったなぁ」と後々思うかもしれません。

次に(30代後半・40代でしょうか)、「input」重視になってくると思われます。プロジェクトや部署・課をリードしていく立場であり、ベンダー等を複数使いこなすようにもなってくるでしょう。責任範囲のバジェット・採用などにも影響力が増し、アウトプットという意味では部下に任せる必要が出てきます。

とすると、必要なのが広範囲におよぶ理解・把握。読む・聴く・考えることに集中することが要求されるようになるのではないでしょうか。他人に「あの人あまり仕事してないよね」と思われる人が意外と正しいのかもしれません。

最後に(40代後半以降でしょうか)、「outward appearance」に重点がシフトしてきます。PR・IRなどでは「会社の顔」となり、決算時では業績全体について責任を持つ。再び結果が外部に明らかになりますが、これは「○○さん」ではなく「○○株式会社」の結果として理解されるため責任は重大です。「input」「output」のほどよいバランスだけでなく、他人の「input」「output」までに気をかける必要があります。

大変ですが、同時に楽しく感じるポジションだと思います。

さて、この3段階を必ず通る道と考える場合、「input」段階であっても次のステップに早くたどり着けるよう、準備を行うことが可能です。上司の身になって物事を考えてみたり、自分に何が足りないかを考えてみたり、外部の人と情報交換をしたりするべきでしょう。

どんなに儲かっても、飽きてしまっては仕事は辛いものです。人間はマズローによれば5段階の欲求がありますが、端的に2段階に捉え、①不幸せにならないこと、②幸せになること、と考えることが可能だと私は思いますが、②には「儲かる」「楽しい仕事をする」の両方が含まれ、よってその効用が相殺されてしまうことも可能なのだと思います。

①には、死なない(最低限の食料等を獲得する、医療費を払える)、子供が良く育つ、などがあると思いますが、これを通り過ぎれば、人生②に限られるでしょう。もちろん広範に捉え、周りの人の幸せなども含まれますが。とにかく、儲かりつつ楽しい仕事をするというのは、②に二重に適うものであり、この3段階を急速に走り抜けるのもそれに貢献するものだと思います。

あなたの今の仕事は、どの段階に当てはまりますか?あなたは、今どの段階を目指していますか?4月の直前である今、色々と考えがある方が多いのではないかと思います。上記のような内容も踏まえ、もう一度白紙から人生計画を練ってみるのはいかがでしょうか。

プロジェクト名

2005-03-14 11:30:39 | 人生論・閃き
各国の中央情報局や軍隊、未公開のM&A案件などにはプロジェクト名がつきます。万一関係社以外の人が話しを聞いてしまっても、「オペレーション・デザートフォックス」「マンハッタン・プロジェクト」などの名称を使っている以上内容の漏洩を防げたわけです。これらの例からわかるとおり、通常はプロジェクトが何についてかがバレてしまった後は、プロジェクト名はその本来の機能を全く果たせなくなってしまいます。

しかし我々の日常生活で、特に隠し事をする必要があるということは例外のことだと思います。それでも、「名前を付ける」というのはとてもためになることだと思います。

なぜなら、名前を付けると親近感が湧き、よってコミットメントも増すからです。

たとえば、100メートル自由形を1分以内で泳げるようになりたいと思ったとしましょう。水泳の練習は孤独だし、長いし、かなり辛いものです。もういいや、と思ってしまうこともあるでしょう。

そこで、この目標を「加護ちゃんプロジェクト」と名付けてみましょう。もちろん好きな人・芸能人で名前でOKです。ちなみに私は特に加護ちゃんのファンではありません・・・やっぱり時代は矢田亜紀子でしょう。

・・・話を戻しましょう。

加護ちゃんを見捨てることができますか?
加護ちゃんにお別れを告げることができますかっ?!

まさか。そこでプロジェクトを何が何でもやり遂げたいと思えてきます。不思議ですね。

これは別に目標についてだけ妥当するものではありません。

「私の大学4年生」「僕とメアリーとの愛情」「先週買った日産自動車株100株」にも名前をつけてしまいましょう。きっと自分の中で、何かが変わってくるはずです。

業績が優れないとき

2005-03-08 01:12:37 | 人生論・閃き
業績が優れないときや、市場占有率の確保に苦戦している会社は「戦略」にかける時間が長くなります。これは良いときも悪いときもあります。

上手く行っているときは、すべてが正当化されてしまい、戦略など要らないと思ってしまいますが、上手くいかないときは、「あれがダメだ、これがダメだ」と事業のあらゆる要素を批判し始めてしまいます。これから新しいアイディアが生まれればいいのですが、批判だけになってしまう方が多いと思います。

そして優秀な人ほど採用できない、重要なビジネス戦略の一つとして「耐えること」があります。いわゆる「勝ち組」でずっと仕事をしてきた人は、それは体験したことはもちろん、そのような発想を持ったことすらないのではないでしょうか。

価格やターゲット層、マーケティング戦略や営業部長をガンガン代えて行って、暗中模索といえども少しでも改善を実感したいという気持ちになるのはわかるのですが、耐えることもとても重要です。前に進んでいなくても、後退する以外ないのならばその場に止まることこそが最善の戦略です。

これに気付かない人・企業は、一度落ちたら二度と這い上がれません。

成長がないこと、売れないこと、仕事がないこと、これらは持続してしまうとかなり辛いものです。おそらく読者の多くは、「負け組」企業に勤めたことがないのでしょうが、これは人生のあらゆる場面で通用する理論でもあります。だからこそ、この視点を示したいと思い、久々に筆(?)を握りました。

いわゆる「エリート」が体験したことのない、あらゆる問題に対面してきたことが私の強みのひとつであると思っていますので、今後もたまにこのような視点からのコメントも書いてみたいと思います。

祝!300件目のブログ & お知らせ

2005-03-01 00:00:00 | 出来事
いつの間にか、またまたやってきました。今回は、300件目達成のお知らせです。

今年に入ってから読者が増え、こちらとしてもやる気が湧いて、そのおかげでこれほどの記事数を書くことができました。本当にどうもありがとうございます。

さて、今回は皆様にお知らせがあります。

せっかく毎週1000-1500件のアクセスを頂けるようになったこのブログですが、当分の間、ブログを毎日更新することを中断させて頂くことになりました。

「継続は力なり」とこのブログを書きながら感じていたのですが、昨日のブログで書きました通り「目が覚めた」ということもあり、大きな目標に集中したいと思いました。そこで、執筆活動に費やす時間すら惜しくなってきたのです。この日課はとても楽しいものだったので、個人的にもとても残念です。お会いする方々に「ブログ読んでるよ!」と言われる度に救われるような気分にすらなりました。

一度の人生の中の時間配分とは難しいものですが、毎日更新できなくても今後とも皆様のためになる人生論を繰り広げて行けると信じています。

もちろんお別れではありませんので、引き続きご支持頂けると幸いです。また、300件も書いてきましたが、最初の方のものを読まれた方は少ないのではないでしょうか。是非お時間の許す限りお楽しみ下さい。

引き続き、よろしくお願い致します。