人生論:「生涯発展途上」を目指して

消化器内科医になった起業家・弁護士・会計士、岡本武士による人生論や新たな視点の提供、身の回りの出来事に対するコメント等。

画廊@広尾にて。

2004-10-31 15:54:04 | 出来事
金曜日に友人の誕生日会があったのですが、これに先立って友人が勤務する画廊に立ち寄ってきました。超高級レストランと共通の入り口を誇る、なんとも贅沢な感じでした。しかも、ドアマンまでいる。

ところで、ドアというものはとても顧客心理上大事なものなのです。自動ドアであれば入りやすいため、コンビニなどでは必須です。そうでない場合、売上が1割は減ることでしょう。ドアマンがいるというのは素敵ですが入り難いということもあります。ではなぜドアマンが入るのか。

実は、重そうな木のドアやドアマンの存在は、顧客を選別する機能があるのです。ニューヨークでブルガリ取扱専門店などにいけば、覚えていませんがおそらく自力で空けるドアになっていることでしょう。買う気がなければ入りづらい。反面、買う気があれば堂々と入れるし、優越感を味わえる。

中に入ってみると、やはり絵が飾ってありますが、それだけではダメなわけです。インテリアや照明、空白の使い方などに細心な気遣いを感じました。飾ってある絵は19世紀後半から20世紀前半のものだったと思うのですが、やはり落ち着いたムードが大事なのでしょう。少しタイムスリップしたような気がしました。

そしてその後の誕生日会では、(記憶ある限り)はじめてのちゃんこを食べ(すぎ)ました。美味しくて知らないうちに結構食べてしまっていましたが、これを食べてたら太れそう、と思いました。

・・・さて、翌日もまた誕生日会があったのですが、その日は8歳のときからの友達の会だったので中高の友達などにも久しぶりに会えました。みんな変わったところは変わっているような、変わっていないところは変わっていないような(・・・そのままですね・・・)。

とにかく、目と心と腹の保養(?)になった週末でした。

プレタポルテとタリアテッレ

2004-10-30 01:55:18 | 趣味・その他
プレタポルテ。なぜかこの響きが好きです。プレタポルテ=pret-a-porter、即ち既製服。大体有名なデザイナーが作ったものをいいます。

ポルターガイスト。実物は恐ろしいのでしょうが、なぜかかっこいい響きだと思います。

リルハンマー。クレシェンド。ヤダアキコ。

ところで、タリアテッレというパスタがありますが、日本語でどうやって発音するのでしょうか。「っ」のあとにあ行、な行、ま行、ら行などが来ると発音辛いですよね。

以上。どうでもいい話でした。

リセットボタン

2004-10-29 03:21:09 | 人生論・閃き
80年代後半、我々ファミコン世代はテレビよりゲームに燃えた。自分がストーリーの行方をあやつる主人公になれるロールプレイングゲーム(RPG)は夢にも出てくるほど、頭の中まで壮大なる影響を及ぼした。

そしてゲームの中の主人公は過激なリスクを背負い、通常では非現実的な選択肢を選ぶ。その理由に、セーブ機能とリセットボタンがあった。失敗したら、セーブ地点からやり直せばいいわけです。

当時私の最大の憧れは、ドラクエでもゼルダでもなかった。一番ほしかったのは、ゲームの中の飛空挺でも究極の魔法でもない。私がほしかったのは、このリセットボタンだった。

人生では一般的にやり直しが効かないということになっている。時間は無情に流れる。好きな子に告白をしたら、その後会話も出来ないかもしれない。そこに、リセットボタンが登場したとします。

ドラえもんの道具といえど、「もしもボックス」を除けばリセットボタン以上にほしいものは考えられません。やり直しが効くとしたら何でもやってみて、ダメだったらやり直せる。最高の人生が送れる。当時、そんな幻想の風に吹かれていました。

高校になるまでは、いろんな後悔がありました。大人から、「15歳の子供が、何を焦ってるんだ。これから何でもできるじゃないか」という目で私を見ていたのは知っています。でも、15歳の子供からすれば機会損失もやはりあり、命をかけてもいいと思うほど大事なものもあります。激しい恋もしますし、大きな決断にも迫られます。

しかし幸いにも高校のうちにで気付けたのが、リセットボタンの役割と我々の一生との関係。これに気付いたおかげで、水泳オンリーの生活から抜け出せ、色んな意味で人生が変わった。怯える対象が、9割以上減った。要は、やり直しが効けばいい。時間を取り戻したいのではなく、失った機会・勝利・愛・その他の何かを取り戻したいわけです。それなら、現実の世界でもやり方があります。

それは、もう一度トライすること。今から新たにチャレンジすること。また立ち上がること。後悔することがあったら、「やり直せないか」「代替案はないか」「今からではもう遅いのか」と考えてみるべきです。時間は巻き戻せなくても、過去の行動は取り消せなくても、心を一新することはできます。

後悔は、その肩を蹴って舞い上がるための助っ人に過ぎない。
まだ立てる。呼吸ができる。まだ戦える。まだ愛せる。
命さえあれば、なんとかなる。

リセットボタン
明日の朝日に
見つけたり

恋愛@消去法

2004-10-28 00:10:11 | 恋愛
この頃、消去法で恋愛対象を決める現象が起こっているように思えます。

恋愛についての消去法とは、知り合いの中で恋愛対象を選ぼうとそるときに生じる現象です。この人じゃない、あの人じゃない・・・こんな性格は嫌だ、こんな顔は嫌だ・・・と消していくうちに残った人たちを候補とし、一人選んでしまうという現象です。これは知り合いに限らず、初対面の人についても起こりうることですね。「なにこの髪型・・・」「なんかナンパなやつっぽい・・・」と、消去していくわけです。

最終目的が「なんでもかんでも恋人を作る!」ということであればいいのですが、そうでなければこの方法に問題があるのは明らかですね。

まず、消去の仕方。①このキャラダメ、②一度フラれたからダメ、③かっこいい人苦手、などと言っててはあまりにも限られてしまいます。これは「理想が高い」のではなく、「許容範囲が狭い」だけで自慢にも何にもなりません。上記の例でいうと・・・:

① アイツのダークな本性をご参照ください。キャラは理解したつもりでも理解できていない場合が多いのです。

② 一度フラれたら諦めるなんて変です!フラれてからが勝負!!実は相手が自分の気持ちを知ってからの方が、相手もそれを意識するので上手く行くケースが多くなるそうです。ということで、何度でもガンガン告白しましょう!(注:迷惑がかからない程度にしましょう。)

③ かっこいい人が苦手なのは、その人がかっこいいからではないでしょう。きっと、大体のケースで付随すると思われる性格(図に乗ってる、ナルシスト、女性を物だと思っている、など)が問題なわけですよね。関連性が100%ではないのなら、決め付けてしまってはかわいそうですし、自分にとっても機会損失です。

そして、消去法を使用した場合、結局は平均的な、すばらしくはないが悪い点が目立たない人を選んでしまいます。そういう人がタイプだというのならいいのですが・・・。

更に、出会いを諦めて現時点での知り合いから選ぼうとする点でもおかしいと思います。物も金もありすぎると困ることがあるようですが、友達についてはそうでもないと思います。

消去法による消極的な選択より、胸が熱くて眠れなくなるような愛を求めましょう!ファイヤーーーーッ!!

日本女性について

2004-10-27 16:50:08 | 読者からのリクエスト
読者からのリクエストコーナーを新設しました。というか、ただ新しいカテゴリーにしただけなのですが。以前リクエストを受けて書いたものもありますが、とりあえず第1号ということにしておきます。Mさん、リクエストどうもありがとう!

さて、とても危険な話題ですが・・・チャレンジしてみます。「日本女性について」。差別するつもりもひいきするつもりもありませんが、万一お気に触れることを書いてしまったときは何卒お許しを。批判はご自由にしてもらって結構なのですが、セクハラなどを主張して私を訴える前にご一報ください。変更・削除を迅速に行います。

まず、ここでの「日本女性」とは、日本で生まれ育った、日本の両親を持つ18-35歳の女性のことであると限定的に定義します。

① 分散が低い

思うに、日本人女性の一番の特性がここにある。分散が低いというのは、別に個性がないというわけではありません。ただ、知能、外見、教養、人生観・・・あらゆる面で、一人一人の差が少ない。同じ言語をあやつる同じ人種なので当たり前かもしれませんが。

そこで、グルーピングが容易となる。もちろん人を初見で判断してしまうのはよくないことですが、これは人間として貴重な機能です。どのようにグルーピングするかというと、いくつかの切り口があります。趣味があるか趣味がありすぎるか。買物第一主義か否か。キャリア志向か否か。左翼(過激)か右翼(コンサバ)か。などなど。

② 意外とオープンでリスクテイカー

私は、大学を卒業して帰国してから初めて日本女性に接したのだと思います。それ以前、高校時代などには日本にいたのですが、アメリカンスクールという小さな社会で教育されたためここでいう「日本女性」と接触する機会がありませんでした。そこで、日本女性はとても保守的で家庭的なのだろうと、明治時代的な発想がありました。(歴史好きな親の影響でしょうか?)

しかし、実際会ってみると意外とオープンで、色んな話ができる。自己開示もある程度はするし、物事を積極的に学ぼうとする人も多い。そして、リスクを恐れない点では男子以上と思えるケースがとても多い。男子の方が、年功序列に縋っていたいような様子も伺われたりする。

③ 年齢意識過剰・結婚願望過剰・恋愛感情欠如

まず・・・問題発言の嵐ですいません。

若いときは若いことを誇りともなんとも思わない割に、年下と接するときはなぜか劣等感の塊と化す人が少なくないと思います。そして20代後半になると、恋愛より結婚の可否を優先しているようなケースも伺われる。私は、それだけで100年の恋が冷めてしまうのですが・・・男性がいきなり女性にキスをしては(普通)いけないように、女性も結婚を検討する前に取るべき精神・感情面におけるステップを踏む必要があるのだと思います。まあ自分の価値観に忠実なのは立派なことですが。

関連してですが、「運命」は信じるが「運命の出会い」を(実際うまくいくまでは)信じないような気がします。保身的な発想なので理論的には正しいのですが、個人的にはもっと何か・誰かにときめく瞳がみたいと思います。帰国子女である大学時代からの友人に、恋愛すると目の輝きがガラッと変わる女性がいますが、そのように疑わず愛の力を信じれるような女性がもっといてくれれば、と思う今日この頃です。

すいません、個人的な話に走ってしまいました。繰り返しになりますが、批判でもなんでもないので読み流してください。

④ メディア・周りに敏感

協調性があるというのか、自分を持たないというのか。韓国ブームなどがいい例です・・・自分ひとりで発見したら、それほど夢中になれるのでしょうか。疑問に思えてなりません。

⑤ 優しい!

これは男女問わずですが、日本人女性は特に、とても優しい人が多いと思います。親の育て方が良かったのでしょうか。人の心を理解する。人間である以上自分第一主義の人は少数とはいえないのでしょうが、他人に対する配慮は見事なものです。

彼の浮気度をチェック!

2004-10-26 23:20:28 | 趣味・その他
女性諸君!携帯電話や手帳をコソコソと見て彼の浮気度をチェックする時代は終わった!!これからは、更にバレないように、更に細かく彼の夜の行き先がわかります。

名づけて、「パスネット大作戦」!

そう、彼の使い終わったパスネットを見るのです。裏には、乗った駅、下りた駅、そしてその時間が記されています。知ってましたか?これで彼が電車に乗ったら、すぐバレてしまうのです。

女「この頃どこに行ってるのさ。」
男「仕事さ。」
女「なんで毎日東銀座に行くのさ。」
男「うっ、い、行かないさ。」
女「行ってるさ。」
男「な、なな、なんでさ。」
女「パスネットの裏にはさ。・・・ペラペラペラペラだわさ。」
男「げげーん、お詫びにチューさ。」
女「あほ。」

ということで、男子の皆様、パスネットは駅のゴミ箱に速やかに捨てましょう・・・。

ばったり

2004-10-25 23:37:05 | 出来事
友人の誕生日会に参加したのですが、みんなで2次会(クラブ)に行ったらなんと、そこに(ちょっと酔っ払った)弟が!

実はうちの家族の場合、共通の友人・集まり場があったりするので結構良くあることなのですが、毎回びっくりして挙動不審になってしまいます。そして2分後、周りの人に「似てる!」と言われまくって反応に困るわけです。

肥満児だった私としては、痩せている弟に似ているといわれるのはとても嬉しいことでした。そして弟は嫌がってたのですが・・・。まあ、今では似ていると言われるのに慣れてしまい、普通のことになってしまってます。たまに「双子?」とか聞かれますが、それは極端です!年子ですが、①身長②体重③年齢とあらゆる面(え、その3つだけ?!)において私の方が上です。

高い棚の上のものを取ってほしいときは、おまかせあれ。

もじゃもじゃ

2004-10-24 12:47:33 | 出来事
友人と五反田のゆうぽうと・簡易保険ホールにて「ウモジャ」というミュージカルを見に行ってきました。

時代を超えた南アフリカのダンスや歌のレビュー的なものだったのですが、とてもパワフルでかなり力をもらってきました。踊りは洗礼されているという感じではなく、心の底から湧いてきた何かをそのまま全体で表現しているという感じ。心を打つものがありました。

もうひとつの驚きは、観客の反応。日本人はショーを見に行っても盛り上がらないイメージがあったのですが、今回の観客はとてもノリが良くて本当にびっくりしました。会場が一斉になって手を叩いたりスナップしたりというのはもちろん、スタンディング・オベーションをしたり、指笛を吹いたり、最後ステージでみんなで踊る機会があったのですが参加率はかなり高かったと思います。(もちろん我々も参加しました!)

日本の観客にもショーの一員として参加しながらを楽しむということを覚えてきたような気がして嬉しく思いました。

将棋戦術から見る打開策

2004-10-22 01:38:42 | 人生論・閃き
将棋には、大きく分けると「居飛車党」と「振飛車党」というグループがいます。

要は、「飛車」という将棋最強の駒を、序盤とのように配置させるかということです。

居飛車党は飛車を動かさず、右から2列目に置いておきます。これに対して振飛車党は、飛車を横にガンガン動かします。「角」という飛車の次に強い駒の隣に置いたり(3間飛車)、それよりもうひとつ右に置いたり(4間飛車)します。ちょっと昔は、玉将(王様)の上に置く(中央飛車)も流行っていたそうです。

確かに、飛車という駒を動かすか動かさないか、どちらかしかできません。漏れなくダブりなく、という意味では正しいのですが、常に序盤を飛車中心に考えるべきかは疑問に思えます。サッカーでは、「前半から飛ばす派」と「前半は控えめで後半に爆発する派」という2タイプがあるかもしれませんが、こんな分け方する人はおそらくいません。ということは、将棋でも2番目に強い駒(角)を中心に考える戦略も成立しそうです。「玉」をどう守ろうかから考えるのも手です。

これらから既存の枠に捕らわれず、一見「漏れなくダブりなく」選択肢を網羅しているようでも視点を変えてみることが大事だということがわかります。アフィアのホームページにも似た理論のご挨拶を掲載しています:

(以下抜粋)
「押してダメなら引いてみるのも手ですが、ノックしたり、他の入り口を探したり、ドアの向こう側にいる人に相談してみたり、そもそも向こうに行かずに解決する方法も検討してみてはいかがでしょうか。」

要は勝てば、もしくは向こう側に辿り着ければいいわけです。

資本金 293,158,665円

2004-10-21 00:15:05 | 法律
(注:筆者は弁護士ではありません。下記は個人的の見解であり、法的助言は弁護士に問い合わせください。誤記等について責任を負いかねますのでご了承ください。)

多くの会社で、資本金が「3億円」など丸い数字ではなく、「293,158,665円」など細かいになっていることが多いのはご存知でしょうか。私は社会人になってから、仕事柄多くの財務諸表などを見ていたのでこういうケースを見るといつも不思議に思っていました。

「なんで3億円にしないんだよー」、と。

多分、その理由は商法280条ノ9第2項にあるのだと思います。(弁護士・投資銀行の皆さん、違ったら教えてください。)

商法280条ノ9第2項は、会社設立の場合とは違い、払込などをしない引受人の株式が失権すると規定しています。株式発行の際に売り切れなかった分・失権した分が、この細かい数字の原因なのではないでしょうか。逆に会社設立の場合は、資本充実の原則の下に総額の引き受けが強制される(商法192条など)から、「資本金3000万円」など奇麗な数字になるわけです。

他に気になる人もいるかな、と思い説明してみました。わけわからない人は、無視してください・・・何の役にも立たないトリビアです。