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AL123便墜落事故-真相を追う-書評:池田昌昭著「鎮魂 JAL123便」

「御巣鷹ファイル」シリーズなど、123便事故関係の真相究明書籍で有名な池田昌昭氏による最新刊「鎮魂 JAL123便」が、今月15日初版で発売されました。今回は出版社なしの完全なる自費出版のようで、一般書店での入手は困難かもしれません。幸い、同書籍を入手できたので、簡単な書評をここに記述させていただいます。


写真1:池田昌昭著「鎮魂 JAL123便」
  ========================(11/28追記)======================
  同書は以下の連絡先へFAX、または注文メールで購入可能です

  うつのみや柿木畠本店 (http://www.utsunomiya.co.jp/)

  FAX:076-234-8131
  Mail:koukoku@utsunomiya.co.jp
  本店「山田店長」様宛てとお書きください。

  価格:1,890円(書籍)+600円(着払い料金) 全国発送可
  ===========================================================


■池田氏が主張する123便の事故原因(Aパート)

まず、123便の墜落に至ったテクニカルな論証として、池田氏が主張する内容を箇条書きにて以下に掲載します。

 A1. 遠隔操縦による御巣鷹山近辺への誘導
 A2. 気象兵器による天候操作
 A3. 核兵器の使用
    (1)相模湾上空での中性子爆薬の使用
    (2)焼津沖上空での中性子爆薬の使用
    (3)墜落現場における中性子爆薬の使用(2回)
 A4. 日本はすでに核配備されている

■池田氏が主張する123便の事故原因(Bパート)

次に、Aパートで記載した攻撃を123便に遂行した理由・動機について、池田氏は次のように結論付けます。

 B1. 日本社会に巣食う黒幕的組織の存在
    (1)日本の再軍政化を指向する官産軍複合体
    (2)日本の再軍政化を指向する日米複合体
    (3)日本の再軍政化を指向する海陸空自衛隊合同体
 B2. 新兵器(中性子爆薬他)の実験および日本の軍事力の誇示
 B3. 報道管制など将来のクーデター実行に必要な予行訓練

■「(新)日本の黒い霧」管理者の基本的見解

同書の中には、本ブログを参考にした旨の記述、また、本ブログでも証言をご紹介した、現場一番乗りの民間人、M氏の再取材内容も含まれています。これまでの著作の中で、池田氏は絶えず日本の軍政化グループの存在可能性をご指摘され続けていたいました。本ブログを立ち上げた当初、私自身、「それは言い過ぎなのでは・・」と思っていましたが、これまでの記事で取り上げたように、大規模で組織的な激しい取材妨害を受けてきた現在、基本的に池田氏が主張する「黒幕的組織」が日本の政官財界、軍・ヤクザ組織まで浸透していることは認めざるを得ないと思われます。

ただし、詳細においてはかなりの部分で本ブログの主張と異なる点があります。真相は未だもって闇の中ですから、どちらが正しいのかと強弁することに意味はありません。ここでは、違いは違いとして現在の見解をお知らせしておきたいと思います。


■米軍の立場は何であったのか?

同書の中でに「米軍犯人説の矛盾」という一節があります。記述によると、(1)米軍は横田基地に123便の着陸許可を出し、(2)日本政府に対し乗客の救助要請を出した、のだから、日本の組織的犯行に加わっていないという論拠のようであります。しかし、それだとB1(2)でご指摘されている日米複合体の存在と矛盾が生じると思います。

そもそも、(1)の着陸許可は捏造が疑われているフライトレコーダーからの類推でありますし、(2)の救助要請についても、事故から10年後に突然マスコミに登場したアントヌッチ証言を根拠にしたものであり、このような事実が本当にあったかどうか信憑性の確認がとれない限り、根拠として使用するのは控えるべきだと私は考えます。

そして、池田氏があえて避けてるようにみえるのが、墜落現場周辺から発見された、数々の米軍機の破片です。本ブログを読まれているにもかかわらず、これらにあまり触れられていないのが気になります。また、忘れてならないのが、旧ソ連軍機、旧ソ連地上部隊の残骸、また航空自衛隊機の破片です。米国機に限らず、これら証拠品の存在を無視して結論を導くのは、まだ早いのではないかと思います。


■必然性がない軍事力誇示説

池田氏のB2、B3説に共通する「軍事力の誇示・訓練」に至っては、私はかなり懐疑的な見解をお伝えするしかありません。本ブログでは、123便の積荷と思われる軍用化学物質(4フッ化ホウ素)が現場に大量に残されていることをお伝えしました。一般旅客機を標的に軍事訓練を行ったとするなら、積荷となった軍事物資に何の意味があったのでしょうか?軍事物資を回収する訓練も合わせて行ったとでもいうのでしょうか?だとしたらば、未だに現場に放置されている理由は何なのでしょうか?また、若い自衛隊員と思しき集団が、登山者や山林の整備事業を装い、残留放射性物質の危険に晒されながら、墜落から25年を過ぎた現在まで破片の回収を行い続けているのはどう説明したらよいのでしょうか?

遠隔操作や核爆薬の実験を行うなら海上を長距離飛行する国際線を狙うべきでしょうし、目撃者の多い地上での撃墜で報道管制能力をテストしたかったというなら、もしもそれができなかった場合の首謀者側のリスクは多大なものになります。報道管制をやり切れる絶対の確信はどこから得られたのでしょうか?以上の推理からも軍事力誇示説を主張するには、まだまだ状況証拠の段階で無理が多いと言わざるをえません。


■可能性の高い核兵器の使用

中性子爆薬については、池田氏は「放射線強化型超小型水爆」と時々、言い換えて表現しているようです。4回の爆発にはそれぞれ差異があるとのご見解のようですが、簡単のためにA3で示された核兵器を「中性子爆薬=中性子線の放出を強化した水爆」として一括りに解釈します。

爆発前の唸るような金属音、閃光の色、きのこ雲など、池田氏本人が現地取材で得た多くの目撃情報から、核兵器が使われた可能性が極めて高いことは、本ブログの見解としても同意いたします。相模湾上空での使用についてもその可能性を否定しません。何より、現地調査で協力いただいているS氏が罹った急性放射線障害、墜落現場付近で真冬でも雪が溶け出す地熱が高いエリアの存在、現場に最初に入ったM氏が10年後に肺癌を罹患したこと、また、伝聞レベルですが、初期に現地に入った雑誌記者がやはり肺癌で亡くなっているなどの情報、南相木側での比較的高い放射線測定結果など、核兵器の使用、もしくは核弾頭搭載機の墜落を示唆する状況証拠は比較的揃っています。

ただしそれが中性子爆薬であったかどうかは疑問です。同書には中性子爆弾の実験写真が引用として掲載されていましたが、国際軍事評論家のB氏によると、本当に中性子爆弾が開発されたかどうかは軍事評論家の間でも疑問の声があるとのこと。そもそも、中性子爆薬の開発思想とは爆発力よりも中性子線による生命の殺害を優先することであり、同書が記述しているように、乗客乗員に脳機能障害を引き起こした(ボイスレコーダに示された乗員の不明瞭な言葉や遺書の字の乱れが根拠)程度ですむはずがないのです。「中性子線が放出されたのならば、理論上、機内の人間は全員即死のはずです」とB氏は語ります。

私は、今の段階であえて中性子爆薬を強調する必要はないと思っています。何かしらの核兵器が使用された、その結論だけでも池田氏の精力的な取材内容が否定されるものでは決してありません。

■誰が核兵器を使ったのか?

A4にあるように、池田氏は日本の核が使われたと断定しています。これまで、本ブログでは、B氏が東海村の動燃施設内で日本製核弾頭の実物を目撃したことがあるとの証言をご紹介しました。その他、私に届く伝聞情報レベルでは、日本の核武装はもはや公然の秘密となっている感があります。

しかし、日航機事件に関しては、核攻撃を仕掛けたのが直ちに日本の黒幕的組織と断定するにはまだ論考を重ねる必要があると考えます。これまでお知らせしたとおり、123便のエンジンに突き刺さった不発ミサイルは米国軍のものである可能性が高いこと。しかしながら墜落現場周辺には大量のミサイル片、日米ソ連軍機破片が散乱しており、相当な乱戦が展開したことが予想され、誰が誰を狙ったかを単純に特定するのが難しいと言えます。

当時から日本に核兵器が配備されていたのならば、日米ソ全ての軍が核兵器を使用し得る立場にあります。核兵器の使用者(=123便の撃墜主体)に関しては、目撃情報や散乱軍機片の解析からでは限界があり、当時の国際政治・国際軍事の背景、日本の黒幕的組織の実態を解明し、互いの戦略論理を精緻に分析することでしか答えを求めることは不可能だと思われます。


■疑われる新兵器の投入

A1の遠隔誘導については、米国産航空機は基本的に遠隔操縦できる仕様になっているという陰謀論的な噂も絶えません。本ブログとしては、「できたかもしれない」程度の同意に留めておきます。当時、電子立国と呼ばれた日本の技術水準ならば、軍仕様レベルでそれくらいのことができても不思議ではないからです。

またA2の気象兵器の使用については「確証はないが、極めて疑わしい」とだけ答えておきましょう。とはいえ、個人的には1985年以前に竣工された臼田の大パラボラアンテナの機能について強い疑いを抱き、軍機大量撃墜の主犯ではないかと仮説を立てたのは、以前に「蘇る亡霊(5)」で示したとおりです。公式発表されている臼田パラボラの研究内容の一つに「エネルギー伝送」という項目があります。

1980年代、発電エネルギーを送電する手段としてマイクロ派に変換し伝送する方式が議論されていたことを今でも覚えています。私も物理学を専攻する者であり、仲間と「伝送中のマイクロ波内を飛行機が横切ったら、どうなるだろう?」とふざけて議論していたことを覚えています。答えはもちろん「墜落」しかありません。

これに加え、臼田近辺の事情に詳しいM氏から次のような話を聞いています。「『臼田の大パラボラが動いていると、飛んでるカラスが落ちる』なんてのは、地元では有名な話ですよ」。

池田氏が主張し、本ブログも認める「日本の黒幕的組織」の存在。科学振興行政を預かる文部科学省、またその所管であるJAXA(宇宙航空研究開発機構)など、軍事技術と直結する研究機関がその黒幕的組織に加担していない保障はありません。もしかしたら日本のHARRP(*1)とも言える技術が、この時、日本でも完成し、気象操作がすでに実現化していたこともまんざら無いとは言えない気がします(*2)(*3)。

*1:HARRP(ハープ):米国のオーロラー観測設備。陰謀論系の議論の中では、
  天候操作や、人工地震の発生に使われていると言われている。

*2:・1994年1月17日 カルフォルニア大地震
  ・1995年1月17日 阪神淡路大震災
  日米両 HARRP 攻撃の応酬と捕らえる説もあります。日を改めて解説しますが、
  被害地の神戸は日航機事件にも関連する重要都市であり、117という数字から
  御巣鷹で発見されたステルス戦闘機 F-117 との連想も働く。日航機事件が
  隠された日米戦争ならば、同説もそれなりに説得力があると言えるでしょう。

*3:1983年、平和相互銀行による馬毛島事件は自衛隊の特殊レーダ(OTHレーダー)
  の建設利権に深く絡む事件でした。OTHはパッシブには長距離観測レーダーの
  機能を有しますが、アクティブには電子戦の攻撃用途に使うこともできるとの
  こと(B氏)。日本版 HARRPの可能性を考えるならむしろこちらのOTH。この建設
  案件は立ち消えになったそうですが、どこかで形を変えて計画が生き残ってい
  たのかもしれません。また、この事件は、当時、政・財・官(軍)が著しく癒着
  していたことを象徴しています。平和相互銀行は1985年、うやむやのまま
  住友銀行(現三井住友銀行)に吸収合併されました。


写真2:臼田の大パラボラアンテナ。2階建て管理棟が小さくみえる(管理者撮影)。
    山の中腹にあるため、アンテナは東の群馬県側にしか向けられない。
    反射面精度は非常に粗く、これで深宇宙の探査や衛星追跡ができるとは
    到底思えないのだが・・・


■黒幕的組織を考える

日本の黒幕的組織については、本ブログ「蘇る亡霊」シリーズにおける中心テーマです。このテーマを扱うこと自体が非常に危険ですが、池田氏のように取材妨害と闘いながら勇気ある告発をなされる方が居られることは、私にとっても大きな励みです。

このような組織を分析するときに、欠かしてはならない大事な視点があります。それは、「組織は一枚岩ではない」という事実、というか、人間社会の現実です。陰謀論の類で最も陥りやすい間違いは、例えば「米国の陰謀」というように、3億人も人口がいる米国をたった一つの総体としてみなす乱暴な論法です。現実の社会で、組織が大きくなればなるほど幾つもの派閥が生まれ、中には利害が正反対化し対立が始まるなどというのは、少し世の中で仕事をした人なら誰でも理解できる例えではないかと思います。

その意味で言えば、池田氏の主張するB1(1)~(3)なる複合体の分類は、かなり荒っぽいと言わざるを得ません。「蘇る亡霊」シリーズでは、黒幕的組織との関連が疑われる自衛隊基地、駐屯地を実名で掲載しましたが、だからといって全ての自衛隊員がその一員だと言ってる訳ではありません。私の目から見て、今も昔も、自衛隊は大きく分裂しています。このような状態を正確に把握分析して、如何に黒幕的組織の解明に結びつけるか、それが本ブログの役割と捕らえています。


■最後に

書評の最後に、池田氏が決定的に言及を避けている事項に少し触れたいと思います。一国の政治・経済が力を得るには、良くも悪くも「軍事力の裏付け」がなくては話になりません。残念ながらそれが現実です。一国の政治・経済の裏付けに軍事力が必要なら、軍事力を行使するに当たりそれを正当化するものがどうしても一つ必要となります。それは"権威"です。この日本において軍事に権威を与えるもの、それは一つしかあり得ません。日航機事件の解明を最後まで突き詰めていけば、自ずとその点に触れざるをえない、それは、このブログを読む「黒幕的組織」の関係者にもよく理解していただく必要があるでしょう。


* * *

先月10月、東京都上空に出現した米国海軍・海兵隊および、陸上自衛隊による編隊飛行の解説は、12月4日に開催されるB氏の定期セミナーで詳細を発表後、本ブログで再掲載したいと思います。現実に起きた事象を通して、自衛隊・在日米国軍内での対立・協調関係、未遂に終わっただろう東京内戦(クーデター計画)など、日航機事件と密接に関連する日米軍事・政治の現実をお知らせいたします。


DIXIT ERGO IESUS AD EUM NISI SIGNA ET PRODIGIA VIDERITIS NON CREDITIS
そこでイエスは彼に言われた、「あなたがたは、しるしと奇跡を見ない限り、決して信じないだろう。」


管理者 日月土
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JAL123便墜落事故-真相を追う-蘇る亡霊(9)

先日、尖閣諸島周辺海域における中国漁船と海上保安庁の巡視船との衝突ビデオがネット上に流出し、大きな社会問題になったことは記憶に新しいところです。国会等で国の情報管理のあり方が問われるのは当然ですが、それが果たして如何ほどの意味を持つのか?この問題本質が国内及び外国勢力の激しい闘争と利害対立にあるのはおそらく間違いないことでしょう。

今回の記事では、尖閣問題、北方領土へのロシア大統領訪問と密接にリンクする問題を取り上げます。中国・ロシアがある種の意図を持って日本に圧力をかけてきたように、名目上は日本の軍事同盟国である米国も、同じように日本・日本国民に対し強いメッセージを発してきた事実を、おそらく他のどんなメディアに先駆けて読者の皆様にお知らせすることになります。以下は全て、私および、複数の日航機事故調査協力者(*1)の周囲で起きた、紛れもない事実です。論考は後にして、まずはそのレポートをお読みください。

*1 調査協力者について
  R氏:江戸川沿いの東京都側に居住。


■江戸川上空に現れた飛行編隊

(1) 10/3(日) EA-6 電子妨害機が江戸川上空に飛来 (R氏)


図1:編隊構成および飛行経路(*2)

*2図は模式的なものであり正確な方角、旋回方向を示すものではありません(以下同様)


写真1:EA-6B EP3-C (Wikipediaから)

解説:R氏が最初に空の異変に気がついたのが、この事件です。R氏は3機のジェット戦闘機とP3-Cが飛んで来て自宅上空を3回ほど旋回していったと報告してきましたが、その特徴ある形状から、後にその戦闘機がEA-6であることを確認しました。Wikipedia によると EA-6(正確には EA-6Bであると考えられます)を配備しているのは米国海軍、海兵隊、空軍(海空共同)の125機のみとなっています。国際軍事評論家のB氏によると、日本の在日米軍に配備の報告は聞いたことがなく、米国本土から飛んで来たと考えるのが自然であろうとのことです。また、随伴していたP3-Cについても、EA-6Bと編隊を供にしていたことから、P3-Cの電子作戦機版である EP3-C であった可能性が高いとのコメントをいただいています。EP3-Cの所属については、EA-6Bに随伴していたことからやはり、米海軍もしくは米国海兵隊所属のものである可能性が高いであろうとのことです。

その日以来、R氏宅上空での異変が続いて起こるようになります。


(2) 10/15(金) ヘリコプターの編隊が江戸川上空に飛来


図2:ヘリコプターの編隊構成と飛行経路


図3:20分後に現れた編隊飛行


写真2:CH-47 (Wikipedaより)


解説:この日のお昼頃、大型輸送へりコプターCH-47と軍用ヘリコプター(特徴の判別が難しく、また写真撮影もなかったので機種の特定に至っていません)が編隊飛行を組んで現れたとの報告を受けました。最初の遭遇は図2のようなフォーメーションをとっていましたが、驚いたことに、そのわずか20分後にフォーメーションを図3のように変更して、図2とは反対方向から現れました。しかも中央の2機は他のV字2編隊より大きく高度を下げ、その内後ろ側のCH-47はライトを点灯して、R氏宅の上空に現れたのです。B氏によると、ライトを点灯したCH-47がこの編隊の指揮官機であることは間違いなく、編隊構成に明確なサイン(意思表示)が込められているとのことです。

ここで、自衛隊機との見間違いではないかとの疑問に答えます。

そもそも、同月24日には陸上自衛隊朝霞駐屯地では菅総理大臣や関係閣僚を招いての自衛隊観閲式が行われており、それに先立つ飛行訓練区域として東京都江戸川区上空も指定されていました。同区の広報でもその旨の告示がなされていましたし、普通に考えれば自衛隊の訓練飛行です。しかし、自衛隊機の編隊と考えるとおかしな点がいくつかあげられます。

 ・江戸川区最東端の江戸川河川上空を通る必然性はない
 ・自衛隊機は通常、6機、4機などの偶数機編隊を構成することはない(ゲン担ぎ)
 ・観閲式では同様のフォーメーションを構成していない
 ・ほぼ最短時間でフォーメーションを再構成し同空域に再出現している
 ・再出現時に指揮官機がライトを点灯する必然的な理由がない

もっとも、江戸川区上空では予告どおり自衛隊の訓練飛行も行われているようで、同月13日にはR氏宅よりも西側、江戸川区中央部の上空に現れた自衛隊機編隊の写真も撮られ、同区住民のブログにも掲載されています。


写真3:江戸川区上空に現れた自衛隊機の編隊(他のブログから)

そして、B氏が指摘するところのフォーメーションによるサイン(意思表示)を独自に解析したところ、このヘリコプター編隊が、R氏や私に宛てたメッセージであることが確認できました。解析には、専門機関で陸軍式・海軍式の両軍事暗号を学んだB氏のアドバイスを大いに参考にしています。解析のプロセスについては、R氏および私自身の個人情報を含むものなので詳細は割愛しますが、少なくとも、私たち日航機事件調査チーム関係者の事をよく調べ上げていることだけは理解できます。


(3) 10/17(日) ヘリコプターの大編隊が江戸川上空に飛来


図4:ヘリコプターの編隊構成と飛行経路


写真4:機種不明機(他のブログより)


写真5:AH-1Wと思われるヘリコプター(他のブログより)

解説:15日のヘリ編隊の出現に驚いたR氏をさらに驚かせたのが、この大編隊です。残念ながら写真撮影などは行っていませんでしたが、こちらについても江戸川区民の方が撮影したものがありましたので、写真4、5に再掲載させていただきました。

偶数機編隊を採用していることや、閲覧式のフォーメーションとは異なることから、こちらも自衛隊機である可能性は低そうです。それに加えて、写真4に写っているヘリコプターには自衛隊保有機にはない大きな特徴がみられます。R氏によると、この編隊の中には、テールローター(後部の回転翼)が機体のフィン(後部の垂直安定板)内に組み込まれた形状のものがあったと報告を受けましたが、写真4のヘリコプターはフィンの回りにテールローターの残像が移っていないことから、その機体に相当することが認められます。自衛隊の保有するヘリコプターの中でこの形状を持つものは、OH-1のみが該当します。ところが、写真に写った機体のフィン形状はOH-1のものとは違い、後縁が垂直に切り立っていることがはっきりとわかります。ネットなどで、同じフィン形状の軍用ヘリがないか検索してみましたが、該当するものが見つかりません。この機体についてB氏に問い合わせたところ、次のような回答を得ました。

「かつて、シコルスキー社製の高速ヘリが米国海兵隊に試験導入されたことがあるが、結局は採用されなかった。その機体のフィン形状および機体全体の特徴はこの写真のもの近かったことを覚えている。これは、おそらくその型番不明の機体なのではないだろうか。」


写真6:自衛隊のOH-1。フィンの形状が写真4とは異なる (Wikipediaから)

また、写真5の機影に近い自衛隊の軍用ヘリとして、AH-1F対戦車ヘリ(コブラ)が考えられますが、機首先頭部がゴツゴツと張り出していること、さらに、機体上部のエンジンマウントの後部に厚みが見られることから、同じ対戦車ヘリでも、特殊なレーダー装置を前方に装備し、なおかつ単発エンジンのAH-1を双発に改良した米国海兵隊所有のAH-1W(シーコブラ)である可能性が高いとの見解を伺いました(写真6B)。


写真6B:陸上自衛隊のAH-1F(左)と米国海兵隊のAH-1W(右)

これらを総合すると、この大編隊は米国海兵隊のヘリコプター編隊であることが認められます。そうであるならば、この編隊構成には日航機事件調査チームに対する明確なサインが込められていると考えられます。こちらについても現在解析を進め、ある程度まで意味をくみ取ることはできましたが、まだ断定できるレベルにはなく、ネット上での公表はひとまず控えさせていただきます。


(4) 10/22 OV-22(オスプレー)が江戸川上空を旋回


図5:オズプレーの飛行経路

解説:B氏を最も驚かせたのがこの機体の出現です。R氏に目撃した機体の特徴を何度も確認しましたが、この特殊な形状の機体を見間違えるとは考えにくく、江戸川上空に現れたことは確定的です。

オズプレーは2012年から普天間の海兵隊基地で導入が予定されている機材で、ヘリコプターと同じ垂直離陸能力と一般航空機と同様の飛行性能(高速移動と長い航続距離)を併せ持つ特殊な飛行機です。「普天間」という単語から、この機体が現在の日米関係において極めて強い政治性を持つことは明白でしょう。日本にはまだ配備されていないはずのこの機材が、何故、この時期、東京の空を飛ぶことになったのか?そしてそれがどうして日航機事件関係者の自宅上空を飛ばなければならなかったのか?その解釈にはもう少し時間をかけたほうがよさそうです。


(5) 10/24 ヘリコプターの大編隊が江戸川上空に飛来


図6:ヘリコプターの大編隊が再び江戸川上空に飛来


図7:30分後、CH-47のみのヘリコプター編隊が江戸川上空に飛来


図8:45分後、観閲式に参加した陸上自衛隊のへり編隊が飛来


写真7:再び現れたシーコブラ(R氏撮影)


写真8:米国海兵隊のTIGERヘリ(R氏撮影、Wikipedia)


写真9:点灯するCH-47ヘリ(R氏撮影)


写真10:図6中の CH-47 6機編隊。1機が離れて飛行している


写真11:観閲式を終えた陸上自衛隊、木更津ヘリコプター師団のヘリ編隊(R氏撮影)

解説:観閲式の当日、R氏の自宅上空は凄まじい状況になっていました。午前11時頃、38機もの大ヘリコプター編隊が江戸川上空に現れたのです(図6)。11時といえば、朝霞駐屯地で観閲飛行が行われていた真っ最中です。出現時刻から推察すれば、明らかに陸上自衛隊の観閲飛行編隊とは異なるものです。その30分後には、CH-47の8機編隊が交互にライトを点灯させながら縦列編隊で現れ(図7)、さらにその15分後(11時45分)には観閲飛行を終えた自衛隊機の編隊が観閲飛行時と同じフォーメーションで西から接近し、R氏自宅上空でわざわざ南方向へと(江戸川沿いに)進路を方向転換して通り過ぎていったのです(図8)。

写真7で示すように、11時の一団にはAH-1W(シーコブラ)、また、自衛隊に配備されていないヨーロッパ製のTIGERへリ(写真8)が含まれていました。TIGERヘリは米国海兵隊が保有している機材の一つです。

図を比較すればわかるように、図6の編隊は偶数機体数を基調とした編成、図8は奇数機体数を基調とした編成をとっています。このことだけでも、後者は自衛隊機、前者はおそらくそれ以外の部隊であることが見て取れます。そして、写真7、8などの状況証拠から図6の部隊は米国海兵隊のヘリ編隊である可能性が極めて高いと言えます。なお、図7の縦列編隊については、その編隊構成から観閲式に関与するものではなく、また、ライトを交互に点灯する恣意的な行動から、やはり、米国海兵隊が何らかのサインを示すために出現したと考えられます。

サインに関する情報としては、図6・写真10の最後尾の1機だけ離れて飛んでいるCH-47編隊の編成にも、極めて大きな意味が隠されています。これらのサインの意味については、軍事プロトコール(儀礼)に精通しているB氏の解説を次の記事でご紹介します。また、米国海兵隊、米国海軍、そして木更津ヘリ師団がとった今回の行動における政治的意味合い、我々日航機事件調査チームとの関係などについても詳細な論考を加えたいと思います。

 * * *

先月、私たちの周りで起きた以上の出来事は、異常な光景にさんざん慣らされていた私たちさえ目を疑うものでした。けして自意識過剰になっているつもりではありませんが、これを冷静に受け止めれば、これまでこのブログで発表してきた日航機事件の真相解明記事が、全て正しいとは言わないまでも、日米両軍事機関からある程度認められた証ではないかと解釈しています。それと同時に、日本の置かれた現在の不安定な状況が、隠された戦争である「日航機事件(事変)」に対し軍事関係者を再び注目させているのだと思われます。

これまでの取材妨害行為も含め、軍事関係者ははっきりと行動で反応を示しています。しかし、私が求めるのは、統治機関である日米両政府、そして大なり小なり日航機事件に関与していたと思われる、ロシア、中国、その他外国政府による日本国民、そして123便に乗り合わせていた外国民への真相の開示です。それなくしては、関係機関からどんな恣意行動があろうとも、この真相究明活動に終止符を打つことはないでしょう。


HIC SAPIENTIA EST QUI HABET INTELLECTUM CONPUTET NUMERUM BESTIAE NUMERUS ENIM HOMINIS EST ET NUMERUS EIUS EST SESCENTI SEXAGINTA SEX
ここに、知恵が必要である。思慮ある者は、獣の数字を解くがよい。その数字とは、人間をさすものである。そして、その数字は六百六十六である。

管理者 日月土
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JAL123便墜落事故-真相を追う-平成22年11月のご連絡

確信が抱けるまで新規の投稿はしばらく控える予定でした。しかし、時局が大きな節目を迎えているとの観測から、今月中旬(APEC会議の開催期間)以降に現在の政治状況と日航機事件の関連について、若干のご報告をさせていただきたくご連絡申し上げます。

なお、ネット言論上における123氏による断片的で不完全な情報の投稿が、私の調査に協力していただいている関係者に多大なご迷惑をおかけしているようなので、本記事上にて123氏の自制と配慮を求めます。他者の言論活動を制止するようなことは、私の本意ではないことをご理解ください。

加えて、氏の投稿で触れられている「・・上空に米軍機・・」の意味については、11月13日に開かれる国際軍事評論家 B氏の定期セミナーで発表の後、本ブログで正確な情報を公表したいと思います。当然ながら日航機事件と密接な関連を持つ内容となります。

現代史に関心のある方は、1936年当時、1985年当時の日本と現在の社会的・政治的類似点をご考察してみてください。これから日本で起きようとしていることが歴史の教訓を通して見えてくるはずです。

※以下11/03追記

写真は、平成22年10月24日11:00に、都内江戸川上空に出現したAH-1Wの 6機編隊。
同日開催の自衛隊観閲式に飛来した陸上自衛隊のAH-1Sは、同時刻には5機編隊で
朝霞駐屯地上空を観閲飛行している。B氏によると「自衛隊にAH-1Wの配備はなく、
また、自衛隊機は、通常、奇数機編隊を構成することが多い。」とのこと。
A formation of six AH-1W helicopters seen above Edogawa river, Tokyo
at 11:00am on 24th October. Japanese Self-Defence Forces (JSDF) holds
no AH-1Ws and they ordinarily avoid making even-numbered formations.
I will present you readers the analysis of this happening soon
through this Shin-Nippon-no-Kuroi-Kiri ("Black Mist in Japan") blog.

日航機事件調査協力者が撮影
pictured by a member of JAL123 investigation team


管理者 日月土
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