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カラオケチェーンから旅館ビジネスへの多角化 ~湯快リゾート~(「ルソンの壺」NHK2月1日放送)

2009-02-08 00:12:47 | シネマ・テレビ
「湯快リゾート」が旅館再生ビジネスで急成長している。
社長の東原一夫氏はカラオケチェーン「ジャンカラ」(本社・京都)も経営している。
湯快リゾートは廃業した温泉旅館を買い取り、1泊2食付き7800円という格安温泉旅館にリニューアルすることで売上を伸ばしてきた。北陸を中心に12軒ある旅館は、稼働率80%以上という人気ぶりらしい。

成功の鍵は、ジャンカラで培った合理化のノウハウにあるという。
ジャンカラ経営での効率化、低価格化のノウハウを応用し、いつも7800円という温泉旅館では非常識と思われる価格設定で成功した。温泉旅館はふつう週末や休日に高い価格設定をする。東原社長は、週末・休日の非常識な低価格で話題を呼び、そこであふれた客が平日にも予約すると読んで、それが当たった。今では老舗の高級温泉旅館も傘下に収めるほどの急成長ぶり。
東原社長社長の経営の極意は徹底した効率化と低価格の実現をサービスの向上に結び付けること。
これまでの旅館だと受付の事務と客室サービスが専門化されていて、1日の流れで見るとそれぞれに空き時間が生まれていた。それで一人二役、三役をこなせるようにした。また、バスの到着時間に音楽を流し、この音楽が聞こえたら手の空いている従業員はみんなでお客様を迎えることにした。バスの見送りもバスが見えなくなるまで旅館の旗をふることに。
それらが業務の効率化による低価格化を実現し、サービスの向上にもつながっている。

そんな東原社長の人材育成法。

①うそをつかない
②自分でやってみせる
③途中からはほったらかしにする

この③がポイント。このことにより困ったときに自分で考える癖がつくらしい。
この自律的人材を育成する方法が、業務効率化→低価格化→サービス向上のサイクルのカギらしい。サービス業は人材活用が大きなウエイトを占める典型的な例かもしれない。


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