あべちゃんの写楽生活

撮ることが楽しいのか、楽しいから撮るのか

非破壊処理

2015年10月05日 01時37分10秒 | 写真

 

いつも写真のレタッチに使用しているのは2種類。

Adobe photoshopとCanon Digital photo professional(以下DPP)だ。

理由は簡単。

DPPは私がキャノンのカメラのユーザーだから。

自社製ソフトはやっぱり使いやすい。

photoshopは王道ソフトで、これだけあれば何でもできる。

 

これがDPPだ。

で、このDPPなのだが、非破壊処理というのを行っている。

まず、撮影してカメラに記録された画像。

いわゆる撮って出し、と呼ばれるものです。

なんとも、マヌケな写真に仕上がってますな。

これは腕がヘタな訳ではありません(笑)。

これはカメラが勝手に補正しているためで、これを元に

戻さなければなりません。

まず、露出をアンダーに補正します。

暗い部分が多くて、カメラがオーバーに補正しているためです。

次にホワイトバランスを補正します。

昼に近い色温度を朝に戻します。

そして、レンズ特有のゆがみ、色ズレを補正します。

完成品がこれ。

なんとか見られるような写真になりましたね。

 

ではDPPで確認してみましょう。

赤で囲まれた部分に注目。

ちゃんと、撮って出し(JPGファイル)と補正後(CR2ファイル)が違いますね。

通常はこれで作業終了です。

 

では違うソフトで見てみましょう。

acdseeというソフトで見てみます。

あらっ、変わっていない。

そう、CR2ファイル(RAWデーター)には手を加えていないんです。

あれはDPPが処理をシミュレーションして我々に見せていたんですね。

ですからDPP以外のソフトでは、せっかく苦労して補正しても効果はないんです。

では他のソフトでも使えるようにするにはどうするのか。

私はTIFFファイルに変換しています。

これは画像データーのロスがないからです。

では、もう一度確認してみましょう。

ちゃんと補正後の画像が表示されましたね。

このデーターですと、写真屋さんでプリントしたり、ブログ

にアップしたり自由にできます。

 

では、そもそもなぜこのような回りくどいことをするのか。

それは、いつでも元に戻せるからです。

将来、もっと良いソフトが出てくるかもしれません。

その時、すでに処理済みでオリジナルではなくなって

しまっていては意味がないからです。

「非破壊処理」を行っているソフトはけっこうあります。

ですから、気に入った写真ができたときは、TIFFなりJPG

なりのファイルに変換して、画像ファイルとして完成

させておかなければなりません。

 

コメント
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