羊の干支印が示すように、前途洋々 メェメェで参りたいと思います。
更新スピードがまた一段と遅くてお恥ずかしい限りですが
今年も彼方此方出かけたいと思っています。
1月9日にようやく東博に行ってきました。
さすがの東博、やはり期待値以上の楽しさ満載でした。
長谷川等伯の松林図屏風がうやうやしく国宝室にお出ましでした。
簡単ですが、見てきた画像をアップしておきます。
今年も一年東博で楽しい鑑賞が沢山できますように!
初詣特集で羊さん大集合でした。
東博本館の最初は縄文!これは何度も見てはいるものの、
やはりずば抜けパワー炸裂です。
きました!長谷川等伯、松林図屏風!
さすがの人気作品で沢山の人がケース前に張り付いてました。
見にくい画像、お許しを。
等伯と負けない人気者、若冲もおでまし。
いつ見てもオシャレで赤を入れるポイントも秀逸!
そして何気に可愛らしい。
「松梅群鶏図屏風」
愛らしいお軸が登場して、印を見れば抱一の系列とわかる、
田中抱二筆の「梅鴛鴦若松春草図」
それから美しい巻物が展示されました。
「来中洛外図巻」住吉具慶筆
そして琳派メンバーに近いところにいた烏丸光弘の書
「東行記」(展示は1/2~1/12)
浮世絵では
「青楼正月二日年礼仕着小袖模様正写之図」
栄松斎長喜筆 これがとても斬新な構図で新鮮でした。
紅嫌いの窪俊満の渋い作品も。
「土佐日記 並みに月」
上質の紙で空刷り技法もしっかり確認できました。
一階に下りて、仏像を拝観し、漆芸をまた見て
陶芸のコーナーを歩くと
先日サントリー美術館で興味深く鑑賞した
仁阿弥道八さんがいらっしゃいました。
「銹絵雪笹文手鉢」
お隣には岡山の虫明焼なのでしょうか
「銹絵雪笹文手鉢 虫明」とある作品が並びました。
そして、近代絵画コーナーにうつると
柴田是真の「桃漆絵額」が怪しい彩色で現れて喜びました。
また大迫力の大皿三枚組!
良く破綻せずに成形できたと感心します。
遠目にもあぁ、川村清雄作品だ、とわかる横長の額縁が見えました。
「早春」
ガラスに展示品が映り込んでしまいましたが、
しっとりとした品のある和風洋画とでも云いましょうか、
しみじみとした味わいがあります。
館内は彼方此方に新年を言祝ぐ景色がありました。
東博のこの一年、またわくわくする企画に何度も足を運ぶこととなるでしょう。
時間切れで東洋館、法隆寺館には立ち寄れませんでしたが、
新年独特の清々しいくも賑々しい展示に大変喜んで
画像をご紹介しました。
この展示は12日に終了しています。
等伯の松林図は実に独特な雰囲気があって冥界への入り口のようでもあり魅力的です。ぜひいつかご覧になれる時が訪れますように。今年も彼方此方出回れるチャンスを伺って楽しむつもりです。記事アップが緩くなりますことご容赦下さいませね。
長谷川等伯の松林図屏風はいいですね。私はまだ実物を見たことはないのです。いつかぜひ見たいと思っています。考古の縄文火炎土器も素敵です。こんなすごい土器を作った縄文人ってどんな感性を持っていたのでしょう。羊の置物、浮世絵など沢山の写真有難うございました。インフルエンザが猛威をふるっているようです。お体に気を付けてください。