いきなりの画像紹介です。
大迫力が伝わるでしょうか。
この佐々木誠さん作品に初めて出逢ったのは
春休み、愚息と伊豆の両親宅へ行くその日でした。
国際フォーラム「シャッフル 」の会場でおどろおどろしい
木彫像の存在を知ったのは直前の
山下裕二×千宗屋両氏によるトークを拝聴したその時の
映像で驚き、勇んで拝見しに行ったのでした。
実際、その木彫の圧倒される存在感に打ちのめされて
いずれ、間近に湯島の羽黒洞でも作品を見ることが出来るとの案内葉書を
大事に持ち帰ったのでした。
後日、いそいそと羽黒洞にでかけて
作品と対面し、初訪問にも拘わらず、お店の方と色々お話を伺ったりしました。
店内に小品が数点展示されていて、
小市民でも求められる小さな祠シリーズがあって、
ベンガラ色で染められたものを勢いで持ち帰ったこと、
あのワクワクは今もホクホクした心持ちになります。
今ではきっちり我が家の守り神の依り代となっています。
佐々木さんは歌も作られます。
まるで万葉人のような歌を和紙のなかに埋め込めます。
その薄い冊子は販売していないとのことで残念でしたが、
その話を羽黒洞さんが佐々木さんに伝えて下さったようで、
なんと、自宅にその中の数枚をお送り下さいました。
驚きました。
その後、いずれ個展があることを待ち望んでいましたが、
この秋にご案内が届きました。
人の輪が繋がっていく嬉しさも生まれました。
待ち望んでいた個展。タイトルがこれです。
「靈ちはふ國」
木の神様に捧げているのだと感じます。
ご紹介の画像からはまだまだその異形ぶりが伝わりませんけれど、
圧倒されます。
初めてご本人にお目にかかりました。
なんとまぁ、優男な繊細なお姿にびっくりです。
もっと野性的な無骨なゴツゴツした木彫のイメージを持っていましたから。
どこにあの強烈なエネルギー、パッション、
魂力があるのでしょう。
画像はご本人からの許可を頂きました。
11月20日の最終日に伺いました。
色々とお話下さり、ありがとうございました。
後日のお礼状には、新歌を添えて頂き、感激致しました。
今後益々のご活躍を願っています。
湯島 羽黒洞 のサイトはこちら
サイトの作家紹介の画像も素晴らしい作品と出会えます。