平城遷都１３００年記念 国宝 薬師寺展 予告

一昨年、友人一行と息子と一緒に夜の奈良観光ツアーのバスで
薬師寺を拝観しましたが、
あの時のむぅっとした空気と、
夜風が強く台風も通り過ぎた後だったせいか
なんとはなしに今昔物語にもありそうな
あやかしの雰囲気が思い出されます。
燭台の灯りが揺れて、ふっと消えたら、
物語が生まれるのです。

途中、トイレに寄るのは気が進みませんでした。

ライトアップされたお堂は、荘厳で、畏敬の念に溢れていました。
凍れる東塔も、威風堂々、他を寄せ付けません。

薬師さまは黒光りしたお体から
薫香たなびいて、白檀系の強い匂いに
鼻孔しびれ、脳みそも麻痺してしまったような、
錯覚に陥ります。

仏様とはいえ、邪気が全くないとは思えず、
私などはつい、イケナイ発想を妄想してしまいます。
修行が足りないのです。ハイ。

ご参考にサイトが立ち上がっているので、
ご紹介しておきます。

こちら
東博の特別５室にあるのは、
　聖観音菩薩立像（模造）
　原品＝奈良県薬師寺 原品＝飛鳥～奈良時代・7～8世紀
・・なので、ご本体が下向されるのだとするならば、
とんでもない機会。ということに。

近衛家のお宝の後、でございます。乞うご期待。