あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

お家で映画「ハンニバル」

2006-04-20 16:24:52 | Weblog
急に暇になったので、根津美術館か、ブリジストン美術館へ行ってみようかと思ったけれど、雲行き怪しく、雨も降りそうなので、
しかたないや~、たまにはお家で何かしよう、と色々考えていたら、

そうだ、つい先日、「ハンニバル」のTV映画の録画をしていたんだ。
と思いだし、嵐の前兆のような中、お似合いの映画鑑賞をお家ですることにした。

やっぱり、映画はいいな。

このストーリーや、カメラワークや、キャスティングや、何故全作のジョディ・フォスターが降りたのかとか、色々話の種満載な事がよみがえってきた。

「羊たちの沈黙」からのレクター博士ファンとしては、懐かしく、変わらぬおどろおどろしさを堪能できた。
ヨーロッパの犯罪美学なんてものは、香水の匂いや、ハンドクリームの匂い、
マルキド・サドの世界や、渋沢龍彦の翻訳本の様々なことを思出しながら、
これは日本人にはどうにもわからないモンだろうなと思っていた。

まさに、西洋美学の耽美的な匂いで、頭がやられてしまいそうになる。

それにしても、あまりにもグロテスクな画面に、女性達は圧倒されてしまったのではないだろうか?
ジョディ・フォスターは、これでNOと言ったのかもしれないな。

トマス・ハリスのストーリーを映画化するには、そこが一番のネックではないだろうか?

でも、映画が終わる頃には、天気も回復し、青空も見えてきた。

今日は外に行かないで、大正解。
こんな過ごし方があって、我は満足。

ヨーロッパの奥深い暗黒に、恐ろしいものを感じて、
やっぱり、5月に封切りの「ダビンチ・コード」は相当な興行成績を残すに違いない。
トム・ハンクスでいいのかどうかも。
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