あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

ピンクリボン

2008-10-05 18:28:06 | からだ
かくいう私は、紛れもない乳ガン患者で、
今も月に一度は主治医の先生と面会し、
ホルモン注射をして、
時々は血液検査などをしている。

無事に術後7年が過ぎ、
幼稚園生だった息子は中学一年生となり、
私のキャリアも7年となったわけだ。

近所のクリーニング屋のおじさんは、
胃に腫瘍が見つかって、治療中だが、
なんだか顔色が芳しくない。
おじさん、適当に人に甘えるって大事だよ~
って言ってきた。
きっちり真面目に人が身を削って仕事にかけていると、
身体は耐える力を徐々に失ってくるようだ。
おじさん、それができりゃねぇ~
と笑っていた。

ゆるく生きる。
自然に任せる。
できないことは、人にお願いする。
やりたくないことはやらない。
がんばりすぎない。
美味しいものを食べる。
自然から力を頂く。
我が儘にすごす。
肩の力を抜く。
誰かに甘える。

病を得て、そんなことを大切にするように心がけている。
病とは無縁の人のように日々を過ごしつつ、
月一度の病院で、健者ではなかったと思い出すのだ。
この位の荷を背負うことは、私にとって良いことのように思う。

あまり、病と仲良くはしたくないが、
特別悲観する事もせず、
いずれ鬼籍に入るのはみな等しい運命だ。

己のからだの言うことを大切に聞くようにしたい。

特に女性たちは、ガマン強い。
ガマンが身を滅ぼすことがある。
ガマンは過ぎると美ではない。
ストレスもイケナイ。
適当なストレスは人生のスパイスだ。
これも過ぎるとよろしくない。
病気に対して、恐がりもイケナイ。
不調の時は即専門家にお願いすること。

この加減をよくよく忘れないように、
一番身近な家族のためにも
身体を大切にしなければ。

さてさて、人間は限りある体力と身体を持っている。
美しいものを探検するためにも
ガツガツし過ぎず、
ゆるゆる適当に、笑いつつ、楽しく、
美味しいものを適当に頂く。

それに限るのだ。

キャンペーンには、あまり興味がないが、
ともかくは世の女性たちに苦しみが来ないよう、
自身の身体をもっと大切に、労るように、
慈しんで生活を送って欲しいものだ。

デリケートな女性たちの身体に
温かな幸せがいつまでも訪れますように。

こうして今元気でいる事に感謝して。
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