あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

白洲次郎

2009-09-21 22:29:02 | 映画
久しぶりに、良いものを見た。
堪能した。
酔った。

美しかった。
ステキだった。
切なく悩ましかった。

日本人の誇り、それはいったい何だったのかを
思い出させてくれる。
J民党重鎮先生たち、これを見てください。

新人議員先生たち、これを見てください。

次郎さんを愛した正子が西行を追いかけたことが
実によく理解できる、構想だった。

あんなに欧米諸国に影響された人たちなのに、
骨の髄まで日本人であったこと、
それがもう、たまらない。

日本の進むべく方向は、
日本人としての誇り、それを持っていれさえすれば、
間違いは起こらない。

さて、これからのM党で、新しいニッポン。
大丈夫だろうか?
若い人たちの力、信じたい。

次郎さんのDNAがどこかで息づいていて欲しいものだ。

やっぱり、女性として、
正子の歩んだ道は輝かしい。
輝かしければ、輝かしいほど、
暗闇を背負っていることもあるのだろうけれど。
彼女は勇敢でたくましく、男らしい女性だった。
なにより美しく、美のわかる人だった。

お墓が二人並んだ墓石であったこと、
なんとも二人の立ち位置らしい、どこまでも自立した
二人だったのだ。

それにしても
身を焦がすほどの熱風、昭和の時代はこんな風に
力強く激情のるつぼの中、人々は必死に生きてきたのだなぁ。
熱い、そんな時代に生きた人が
ちょっと羨ましくも思った。

生きた、実感が迫ってきた。

サイトも充実、ぜひ。

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2 コメント

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Unknown (noel)
2009-09-24 20:20:45
待ち望んでいた最終回、ようやく放映でしたね~
もともと正子さんファンでしたが、次郎氏に焦点があたった今回のドラマも素晴らしかったです。西行と次郎氏の行き方を重ねて追想するシーンはジーンとしました。久しぶりに武相荘も訪れたくなりました。
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noel さま (あべまつ)
2009-09-24 22:20:06
こんばんは。

待ちに待った最終回。
しびれ、うなりましたね。

武相荘はこのおかげで大混雑じゃないかと思って、あまのじゃくなあべまつは、誰も行かない極寒の冬あたりブルブル行きたいと企んでいます。
白洲正子展でお宝は見たけれど、現地の雰囲気は伝わりにくいですものねぇ。
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