あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

草月展 日本橋高島屋

2009-11-07 22:37:27 | 
草月の花の持つ魅力にぜひ一度、触れていただければと願っています。

今回は花の材料もこんなものが使われている、
こんな表現もあるのか、
そんな新しい作品が目に入りました。

少しずつ世代交代もあるのかもしれませんし、
男性の姿も結構増えてきたようです。

わが教室にも男子入隊中ですし!

ただ単純にその場をきれいにする、美化するための花。
それが一番身近な花、ではありますが、
晴々しい花もたくさんあります。
むしろ、そちらの方が場面としてはたくさんあるのでしょう。

神様仏様へ捧げる献花。

茶室に活ける茶花。

式典に飾る舞台用の花。

個人の表現としての花。

ホテル、旅館などの大きな空間での花。

イベントには欠かせない場面を盛り上げるための花。

冠婚葬祭にその主人公を大切にする花。

演劇、芸能に添える花。

様々なシチュエーションで花が使われていることに
今更ながら驚きます。

テレビなどに飾られる絢爛豪華な花や、
安易な花も目にすることがあったり、
個人の作家にほれぼれすることもあったりします。
NHKの日曜美術館の花には毎回感動です。

個人的には盛りだくさんの花よりも
す~っと1本の花の方が惹かれます。

江戸博の次回の展覧や、
太田記念美術館の浮世絵の中に生きる花、
そんなこともからめて
これからも花の美術にかかわる存在の大きさに
今一度目と心を向けて鑑賞していきたいと思っています。

そして、自身の花に対する気持ちも充実させて
いかれたらと願っています。

お時間があれば、ぜひ、日本橋高島屋へお出かけしてみてください。
10日(火)まで開催中です。

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2 コメント

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Unknown (oki)
2009-11-07 23:36:05
いけばなも流派がいろいろあるのですよね。
僕は江戸東京のチケット、小原流をたしなんでいる人からいただきました!
あべまつさんは大本山草月ということで、草月流が展示される11/23,25に早速いらっしゃるのかな。
男性もいけばなに関心を持つのは良いことですよね。
部屋に花一輪、それで部屋の雰囲気も変わりますよね。
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oki さま (あべまつ)
2009-11-08 20:52:03
こんばんは。

生け花の流派は何千もあるそうです。
今日江戸博に行きましたら、
大正浮世絵のポスターが外され、
次回のいけばな展に様変わりするところでした。
いついけるかはまだ未定ですが、家元の花を見たいと思っています。
男性の花は潔くて、厳しい花が多い気がしますが、目指すは生活の潤いです。
返信する

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