あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

三嶋りつ惠 清澄 展 ・シュウゴアーツShugoArts

2013-11-17 15:58:50 | 美術展
 三嶋りつ惠さんのガラス作品を最初に見たのは、
 何年か前、資生堂ギャラリーの展覧の時でした。
 儚いガラスという材料になんというたくましさを表現する人がいるのだろうと
 驚愕したのでした。
 以来、そのお名前を刻んで来ました。
 
 それで、三嶋作品を紹介するギャラリーは
 清澄白河のシュウゴアーツというところだと知りました。
 三島のヴァンジミュージアムにも所蔵されているようですし、
 サントリー美術館のガラス展でも展示されました。
 いつかその作品を総覧して見たいものです。

 ちょっと前にTwitterで三島作品の展覧があることを知って、
 これは拝見に行かねばならないと
 心待ちにしました。

 会期末、16日土曜日にようやくたどり着くことが出来ました。

 本当にここにギャラリーがあるのか?という
 倉庫の中で誰にも会わなくて、昔ながらの階段ばかりで5階!
 心臓に悪いのですが、諦めず、ガツガツ上がっていきました。
 運送会社の大型トラックが並んで駐車されているところに、
 はたして入り口というのはここで良いのかと
 おろおろしながら上がっていきました。

 そして5階に上がりきって景色がぶわっと変わりました。

 ありました、
 シュウゴアーツ。サイトはこちら

 受付に色々お尋ねし、iPhone画像もブログUpもどうぞ、ということで、
 わがままに会場内で撮ってきました。

 ガラス本来の素材感を生かし切って力強く、生命力溢れた
 フォルムに仕立て上げます。
 壊れそうな、儚い、もろい、繊細で、可憐。
 そのイメージをぶちこわされます。

 ガラスのやきものかと思います。

 色を使わない潔さも好感を持ちます。
  
 場内に55回ヴェネツィア・ビエンナーレのビデオが放映されていまして、
 その画面の美しいことといったら、ため息つきながら
 張り付いてみてきました。

 今後もますますご活躍の場を広げられることと思います。
 か細くではありますが、応援団、がんばります。

 会場内の画像をご紹介します。
 会期は11月16日で終了しています。



















 *帰りには荷物搬入用くらいあるエレベーターを使って降りることが出来ました。
  しかし、運送会社に入り込む、不安感は印象強く残ったのでした~ 

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2 コメント

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始めまして。 (tama)
2013-12-17 21:32:06
私も三嶋さんの作品がとても好きです。

先程「三嶋りつ惠」で検索して、こちらの文書を拝見しました。シュウゴアーツでの感動がひしひしと伝わってきます!すばらしい作品でしたね。
私も張り切って見に行きましたので、ついコメントしてしまいました。

私は数年前、たまたま本屋さんで作品集を手に取り、いわゆる工芸品としてのガラス作品とは違う特別な印象を持って、作家名を即座に手帳にメモしたのが始まりで、いつの間にかファンになっていました。

これからもどんな活動をされるか楽しみです!

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tama さま (あべまつ)
2013-12-18 12:54:55
初コメントありがとうございます。

三嶋りつ惠さん作品検索で拙ブログがヒットしたとは
お恥ずかしい限りですが、
同じく惹かれた方が現れて嬉しく、力強く思います。
本当にこういったガラスの表現をされる方がいたのかと、驚愕したこと忘れません。
今後も応援団頑張りましょうね!
返信する

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