今日の予定は、たまたま休日の友人との都合がついたのと、
思わぬ所からチケットが手に入ったから急遽決まったのだった。
ところが、朝、息子の調子がイマイチだ。
学校を休むこととなったが、
息子もよく知っている友人と会う話をしたら、
いいよ、お母さん行ってくれば?
えぇ~???
いいの~???
彼は、そう言ってくれて、
お昼用のお弁当を作って、おやつのカステラまで置いて、
準備万端整えて、六本木方面に後ろ髪引かれつつ、
出かけてきたのだった。
ゴメン!!そして、ありがとう~~~!!
しかし、息子のトホホ状態を尻目に
中国の陶磁が、しっかり眼(まなこ)に入ってきてくれない。
心の状態が万全でなければ、
見るものもすんなり入ってくれないことは重々了解はしているものの、
もったいないなぁとも思ったり。(息子よ、すまない!!)
とはいえ、目の前に大阪東洋陶磁から、奈良の大和文華館から、
関西なじみの所からお出で頂いているものを観ていると、
妙に嬉しくなってしまう。
今回は、青磁ものや、白磁ものより、小さな手のひらサイズのコーナーの
五彩の小さなお皿、六角瓶、寿の文字が樹にデザインされている五彩寿樹文盤、
それらが大変気に入った。
宋の温かい白や、青磁の小さな鉢もかわいらしかった。
伊万里の柿右衛門達の先生となっただろう、色絵の可愛い佇まいもよかった。
あんまり赤絵などの豪華ものは遠くに感じるのだが、
これらの五彩の小品達は何ともほほえましく、人なつこい。
何故、今ここにあるのか、その流転の歴史を知らないけれど、
朝鮮半島や、日本において、やきものの大師匠であった、
中国の陶器に尊敬の念を改めて持ったのだった。
もう少し、展示品のリストが丁寧だったら嬉しい。
展示順ではない書き方だと、私の脳みそでは、上手に記憶をたどれないのだ。
今日は特に時間が無く、しっかりリスト片手に鑑賞できなかったことが原因ではあるけれど。
ん、でも楽しかった。
中国は巾のある大国だ。
どこで誰がこれらと楽しく暮らしていたのか、
その辺がわからないけれど、ともかく、これらは、どこかで、使われてきたのだ。
厳しい美しさ、よりも近しい気がした。
琺瑯の西洋人が描かれた、意表をついてぽつんとあった。
きっと、この自由な色使いにびっくりしたのだろうな。
六本木のこのあたりは、どこかオリエンタルな、
純粋日本ではない幅の広い空気が立ちこめている。
紅葉の木々の中に、寒桜が満開だった。
この後、気ぜわしく大倉集古館にも足を伸ばしてみた。
それはまた改めて。
思わぬ所からチケットが手に入ったから急遽決まったのだった。
ところが、朝、息子の調子がイマイチだ。
学校を休むこととなったが、
息子もよく知っている友人と会う話をしたら、
いいよ、お母さん行ってくれば?
えぇ~???
いいの~???
彼は、そう言ってくれて、
お昼用のお弁当を作って、おやつのカステラまで置いて、
準備万端整えて、六本木方面に後ろ髪引かれつつ、
出かけてきたのだった。
ゴメン!!そして、ありがとう~~~!!
しかし、息子のトホホ状態を尻目に
中国の陶磁が、しっかり眼(まなこ)に入ってきてくれない。
心の状態が万全でなければ、
見るものもすんなり入ってくれないことは重々了解はしているものの、
もったいないなぁとも思ったり。(息子よ、すまない!!)
とはいえ、目の前に大阪東洋陶磁から、奈良の大和文華館から、
関西なじみの所からお出で頂いているものを観ていると、
妙に嬉しくなってしまう。
今回は、青磁ものや、白磁ものより、小さな手のひらサイズのコーナーの
五彩の小さなお皿、六角瓶、寿の文字が樹にデザインされている五彩寿樹文盤、
それらが大変気に入った。
宋の温かい白や、青磁の小さな鉢もかわいらしかった。
伊万里の柿右衛門達の先生となっただろう、色絵の可愛い佇まいもよかった。
あんまり赤絵などの豪華ものは遠くに感じるのだが、
これらの五彩の小品達は何ともほほえましく、人なつこい。
何故、今ここにあるのか、その流転の歴史を知らないけれど、
朝鮮半島や、日本において、やきものの大師匠であった、
中国の陶器に尊敬の念を改めて持ったのだった。
もう少し、展示品のリストが丁寧だったら嬉しい。
展示順ではない書き方だと、私の脳みそでは、上手に記憶をたどれないのだ。
今日は特に時間が無く、しっかりリスト片手に鑑賞できなかったことが原因ではあるけれど。
ん、でも楽しかった。
中国は巾のある大国だ。
どこで誰がこれらと楽しく暮らしていたのか、
その辺がわからないけれど、ともかく、これらは、どこかで、使われてきたのだ。
厳しい美しさ、よりも近しい気がした。
琺瑯の西洋人が描かれた、意表をついてぽつんとあった。
きっと、この自由な色使いにびっくりしたのだろうな。
六本木のこのあたりは、どこかオリエンタルな、
純粋日本ではない幅の広い空気が立ちこめている。
紅葉の木々の中に、寒桜が満開だった。
この後、気ぜわしく大倉集古館にも足を伸ばしてみた。
それはまた改めて。
あの琺瑯のはパリスの審判のようです。
とてもそうは見えないけれど。
いいのをたくさん見れて嬉しかったです。
息子さん、お大事に…
でも、なんとか大事に至らず、復活の兆しです。
お見舞いに感謝です。
あれから、大阪市立東洋陶磁美術館の図録を3冊引っ張り出して、記憶をたどり、うっとりの時間を楽しみました。中国と、朝鮮半島は、まったく思想が違うのだなぁと、しみじみ。しかし、繋がりが見えるところがグッときます。
そして、カタログもありました。これは美術館としては自信の表れですね。青磁と明、清時代の色絵に大変魅せられました。静嘉堂、泉屋と2回続けて、いい中国磁器に巡り会い、嬉しくてたまりません。
日本のやきものでは、昨日、MOAで色絵の最高峰、鍋島の大規模な展覧会をみてきました。絵画では味わえない色の美しさ、モダンな意匠にもうメロメロです。
あぁ、お正月のMOAは鍋島を見るのに最高のタイミングだろうなぁと、思ってました。
やきものは、使われてきたところが凄いところです。
その空間に存在したことを思うと、クラクラします。
鍋島は、色染め付けの一番好きなやきものです。デザインが抜けてますもの。メロメロ、同感です!!