晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

太公望来る

2021-11-14 06:09:13 | 地域の文化や出来事
陽が落ちた夕方からは温もりのあった昼間と違って、
相当な冷え込みとなってきました。
入鹿湖畔の紅葉はこれから彩を増してきます。

今休日ともなると湖を賑わしているのがボートの群れです。

暖かい秋の日に遊覧を楽しんでいるのでなく、
このボートはワカサギ釣りを楽しむ人たちです。
例年この時期は対岸にある明治村の直下ぐらいに集中しているが、
今年はかなりこちらに周回するワカサギがいるようだ。

因みに湖畔で貸ボートをしている「見晴茶屋」さんのweb情報によると、
200匹前後釣れています。
寒さが増してくるともっと釣れるようです。

ネット情報によれば、
公魚(わかさぎ)という名前の由来は江戸時代にさかのぼる。
かつて霞ヶ浦のワカサギが年貢の一部として幕府に納められ、
公儀御用魚とされていたことからと言われている。

ワカサギは元々島根県の宍道湖以北の日本海側、
茨城県の霞ケ浦以北の太平洋側、
及び北海道からロシアにかけて分布していたが、
日本国内では各地に放流され現在では全国で 各地で生息している。

海に戻らなくても環境への対応力が強く今は全国の湖や池に放流され、
寒さに強いため冬の風物詩となっているとのこと。

極寒の北海道では張った氷に穴をあけて釣るのが知られている。
入鹿池もかっては薄氷が張っていたが、
今はその面影もなく暖冬の中でのワカサギ釣りです。
これからもっと太公望が増えることでしょう。

< 公魚や唐揚げ美味し太公望 >
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