晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

ウラジロ

2020-12-31 06:08:07 | 地域の文化や出来事
2020年も今日で最後の日です。
オリンピックをはじめ多くのことがコロナで吹き飛びました。
それはいまだ持って勢いを止めず来年はどんな年になるのだろう。
予測できないことほど辛いものはない。
余りの時間を生かされている身にとっては影響はさほどでもないが、
現役世代の皆さんのことを思うと来年の早期には収束してもらいたい。
ただ高齢で基礎疾患を持つ身としては罹患したら最後と思う行動をせねばです。

家で門松を立てたり餅を搗くことも無くなってからは、
鏡餅や正月飾りは市販ものだがウラジロだけは山中から手に入れている。
ウラジロの生息は林の中で太陽の日が当たりにくい北側に群生しています。
昨日は既に陽が落ちかけた4時ごろだったので、
薄ら寒い中での探索です。

いつも生えているところは大きくなりすぎて、
目的とする小ぶりなのがない。
少し移動したらありました。
鏡餅は玄関・仏壇・神棚・キッチン・作業場に飾るため、
5枚は必要です。


ネット情報によれば、
いつ頃からお正月飾りに使われるようになったのか記録は残っていないが、
日本では古くから白い色を『清め』の象徴だと考えられており、
よって今でも神事などでは白い色が多用されています。
まさに神さまにお供えする鏡餅を飾るのにぴったりの植物なんです。
 
そして裏白は、左右の葉が対になっていることから夫婦円満の象徴だとも言われています。
また古い葉と新しい葉が一緒に成長するシダの葉の特徴から、
末永く繁栄するようにとの願いも込められています。
新年の飾りに用いられてきたことがうかがえます。 

でウラジロはどちらを上にしますか。
必ず葉の白いほうを上にして飾ることです。
これは裏を返しても心は白いという清廉潔白を象徴しているものなので、
ぜひ間違えないで飾りましょう。

< 裏白に福求め探す年の暮れ >
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