晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

損して得取れ

2019-09-10 06:09:48 | 野菜・果樹づくり

台風が去って熱波と熱帯夜が戻ってきました。

昼過ぎで37℃、夜の寝室が31℃です。

これではエアコンのお世話になるしかないですね。

 

そんな暑い中でも産直に出している栗が完売となれば、

汗をかきかき栗林に出かけねばなりません。

歩きまわるだけで汗がグッショリです。

栗の収穫は落ちているのを拾うだけで楽な商売と思われがちですが、

それなりの苦労と努力があります。

 

収穫してきた栗を水をためた桶に入れて洗います。

ここで一見良さそうに見えても浮いたのは除外します。

水より比重が軽いのは乾燥し過ぎて品質に問題があるからです。

 

笊に移してこれからが本当の選別です。

一個づつ布で拭きながら虫食いを取り除きます。

写真でも小さな穴が開いているのが見受けられるが、

見逃すと苦情の元になるので目をこらします。

一個が10gとしたら10kgあると1000個の点検です。

大小は混在としているのでかまいません。

 

この後袋詰めとラベル貼ですがここで販促用に一工夫しています。

基本500g入りですがラベル表示で、

500g+20%増量としているので600gなのだが、

実際は更に50gを増量して650g入りです。

だから出荷直後に購入されたお客さんはかなりお得です。

もし2日後に売れ残っていれば回収します。

 

何でかは一日過ぎると店内環境で乾燥してしまい、

かなり重量が減り消費者から嘘!って言われないためです。

おかげさまで栗の品質と合わせちょっとした工夫で完売となります。

商いの基本は「損して得取れ」ですね。

これは人生訓にも通じるのかな。

 

< 吹く汗の栗つまむ先に蛇頭 >

コメント (2)
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