一向におさまる気配の無い福島原発
作業員の被ばくの報道がなされた
それも東電の協力会社の作業員という
概して大企業は直営工事をしない、しなくなった
私が38年間勤めた通信会社も小規模工事以外はしない
若かりし頃40歳くらいまでは電柱を建てたりケーブルも敷設したが
いつのまにかそんな仕事は協力会社に移っていった
経営の合理化・効率化の名のもとに
要するに直営で工事するより下請けに出したほうが儲かるからだ
15cmも水のある現場に短靴で行かせ
放射線量の測定員を配置せず
東電社員は立会いもせず・・ 情報は小出しで
何故アラームが鳴っているのに避難しなかったかと
副社長の弁明が空々しい
新聞写真に写る病院での除染作業員の重装備との対比が
状況の痛々しさと違和感を感じずにおれない
ただの道端にケーブルを敷設とは訳が違う
非常事態の中、国民全てが一喜一憂して注目する現場の実体はこんなものなのか
人の命をなんと思っているのか
原発そのものの安全思想と全く同じでないか
作業員は道具ではない
命がけで復旧の作業に取り組んでいる
それにしても社長はどうした
全く姿を見せない
危機管理はトップの姿勢ひとつで
右にも左にも転ぶ