黒い冷凍庫(冷凍品=文芸社、栗田工業、幻冬舎R等、クンちゃんブログ自費出版関連記事!クリタ創業者野崎貞雄氏発禁本全文)

旧文芸社=日本文学館、幻冬舎R等自費出版(費用著者負担エディション)よろず相談室 クンちゃんのエディタールームの過去記事

住民票の不正取得、その代償は33万円(東京地裁民事第4部)

2013年08月30日 14時02分20秒 | 背徳の行政書士カネマンダー・シゲシゲ
     http://www.youtube.com/watch?v=-xZYuYQnyC8&feature=youtu.be 



  住民票の不正取得、賠償金は33万円。安いか、高いかよりも、こういう判例が出たという価値
 東京都行政書士会得意の“すっとぼけ戦術”によってうやむやにされてしまったカネマンダー・シゲシゲ行政書士(江東区大島団地の金坂滋行政書士)による鬼蜘蛛ねえさん外住民票の不正取得問題だが、読売報道によると、別件名誉毀損損賠訴訟がらみで浮いてきた司法書士による同様住民票不正取得について、東京地裁民事第4部は本日、不正取得を依頼した講談社に対し33万円の賠償金支払いを命じる判決を言い渡した。

 ねえさんも、もよりの帯広だか夕張だかの簡易裁判所に、本人訴訟で損賠訴訟を出したらいいんじゃないかな!
 どこが不正取得の大元か不明(文芸社でないはずはないけどね)なので、とりあえずシゲシゲを被告としてね!シゲシゲも出頭するだけで大変だんべよ。

  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130830-00000038-mai-soci 

読売新聞 8月30日(金)12時0分配信
小説家をグリコ森永犯扱い、講談社に賠償命令
 未解決に終わったグリコ・森永事件を題材にした「週刊現代」の連載で犯人扱いされて名誉を傷付けられたなどとして、小説家の黒川博行氏(64)と妹が発行元の講談社と執筆者の岩瀬達哉氏(57)らに5500万円の損害賠償などを求めた訴訟で、東京地裁(太田晃詳裁判長)は30日、名誉毀損の成立を認めて計550万円の賠償を命じる判決を言い渡した。
 また、同誌編集部が司法書士を通じて黒川氏の住民票を不正取得したことも認め、同社に33万円の賠償も命じた。
 問題となったのは、2010~11年、「グリコ森永事件27年目の真実」と題して掲載された20回の連載記事。連載で犯人とされた人物は仮名だったが、判決は、この人物の職歴や家族構成、住所などが黒川氏とほぼ一致していることから、「読者の中には黒川氏が真犯人と受け止める人もいる」と指摘した。住民票の取得についても、「相当性を欠いた取材手段で、プライバシー侵害だ」と認定した。
 週刊現代編集部の話 「大変に残念な判決。控訴を検討する」


東京都行政書士会ってのは、ほんまに屁のような団体だわな!(通算No206)

2012年10月08日 10時07分14秒 | 背徳の行政書士カネマンダー・シゲシゲ


 1年もたって、まだシカとしている東京都行政書士会
 こんな団体は、いつまでたっても変わらんという証拠


 クンちゃんブログの更新がなかなかしんどくなっている。

 その理由のひとつは、文芸社本体関連だけでも返還金総額10億円を軽く超すとみられる特定商取引法違反契約案件の返還問題について、なかなか進捗状況をリポート出来ないことにある。

 つまり、この手の問題というのは、どうしても水面下で進行させなければならないからだ。
 何か書けば、それは相手方にとって貴重なヒントになり、ディフェンスに資することになる。

 そんなわけで、ブログ更新が少なくなっているが、アクセス数は目立って減りもせず、相変わらず関係者と思われる方々が日に3度、4度もアクセスしてくださっている。

 ところで、10月に入ってからと思われるが、GOOブログから、「1年前、あなたが書いた記事はこれです」という連絡というのか、お知らせというのが入ってくるようになった。
 どういう趣旨なのかわからないが、へえ、そうなんだ、という感じと「もう1年たっちゃったのか」という思いがないまぜになって妙な心持ちになる。

 ちなみに昨年の10月は月初め、がんばっていて、3、4、5、6日と連日連投だった。

  http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/c07d9bd23ba01a72d5a5a7cb82462df9 3日付

  http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/82e183262938db826ef37a69e4efd1eb 4日付

  http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/f4b68c3285d3cd2fb6828e1a743a0281 5日付

  http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/b464a27ab36a6e1d8f9af93bae56d117 6日付


 こう見てきて、「うっかり忘れてたけど、まだ決着付けてないんか!」とあきれ果てているのが、東京都行政書士会という団体。
 カネマンダーシゲシゲこと金坂行政書士が北海道の松田まゆみさんの個人情報を違法に取得していた問題を、ずっと棚ざらしにしたままなのである。

 クンちゃんがかつて経験したこの会のやり方がなーんも変わってないということだ。
 明明白白な違法行為を「いま、調べてます」と言い続ける。とにかく知らんぷりして、引っ張るだけ引っ張って、大方の人びとが忘れたころを見計らって、こそっと軽い処分をして落着させようとの魂胆である。

 まったく無用の長物とはこの団体のことである。

 
 

カネマンダー・シゲシゲと同様手口の司法書士らを逮捕・愛知県警(通算No115)

2011年11月12日 22時22分48秒 | 背徳の行政書士カネマンダー・シゲシゲ

愛知県警、司法書士ら5人を逮捕!
「職務上請求書で個人情報を違法取得」、
同じ事件内容でこうも違う扱い! 鬼蜘蛛ねえさん激怒!
警視庁城東警察署・東京地検直告担当は猛省を!
東京都総務局行政部振興企画課および東京都行政書士会は、
カネマンダー・シゲシゲ=金坂滋行政書士の背後関係を追及し、厳正な処分を!


 東京・新宿の出版社「文芸社」(瓜谷綱延社長)が、同社に批判的な言論活動をブログ等で展開し続けている北海道在住の鬼蜘蛛ねえさんこと松田まゆみさんの身上調査を、旧千代田生命出入りの興信所に発注して報告を受けた件(下掲画像2枚はその調査報告書表紙)にからみ、東京都行政書士会所属のカネマンダー・シゲシゲこと金坂滋行政書士が松田さんや関係者の戸籍謄本など個人情報を違法に取得していた問題で、松田さんの告訴を受けた警視庁城東署や東京地検がカネマンダーをあっさりと不問に付していたことが、本日11月12日付の鬼蜘蛛ブログで改めて明らかにされた。                    http://onigumo.kitaguni.tv/e1854591.html

 一方、同日までに愛知県警察本部は「職務上請求書」に虚偽記載をして行政官庁に提出するというまったく同様の手口で戸籍等を違法取得していた容疑で、司法書士や元弁護士を含む5人を逮捕している。この事件の報道に接し、松田さんは改めて意図的に事件性を矮小化してうやむやにした在京の各捜査機関に対し、その不当性を追及する記事を掲載しているので、当クンちゃんブログでもその全文を転載することにする。

 愛知の事件は○暴担当の捜査4課が主管していることから、士業有資格者の違法取得は他の本筋事件の捜査過程であらわれてきたものとみられるうえ、違法取得された被害者のうちふたりが愛知県警の捜査関係者だったという“特殊事情”があるにはある。しかし、だからといってまったく同じ事件内容であるにもかかわらず、同じ日本国内で白と黒という異なる取扱いがなされたことを合理化する要因は皆無であるうえ、愛知事件の主舞台のひとつは警視庁および東京地検の所轄地域であり、両捜査機関の恣意的対応が改めて鮮明に浮き彫りされた格好だ。

 また、長年にわたって生命保険会社などに膨大な個人情報を興信所経由という間接的な手法であるとはいえ、結果的に売り渡していたとの疑惑がもたれるカネマンダーの懲戒について、東京都行政書士会がいかなる措置を講じるのか、また監督官庁の東京都がどのような行政処分をおこなうのか、今後の成り行きが注目される。(東京都は、振興企画課の「住民台帳係」という行政書士とはいささかの関連も見出せないような部署が担当のようでなんともこころもとないが、とにかくしっかりやってもらいたい!)




****************
 以下、鬼蜘蛛ブログからの全文転載です。(許諾済み)

 2011年11月12日
 警察官らの戸籍不正取得で司法書士らが逮捕、私の告訴は不起訴
 今日、戸籍の不正取得で司法書士らが逮捕されたというニュースがあった。一番詳しく報じているネット記事は中日新聞だ。

 戸籍不正取得1万件か 司法書士ら5人逮捕

 この記事がいつまで閲覧できるか分からないので、以下に内容を張っておく。

 司法書士の特権を悪用して警官らの戸籍謄本などを不正取得したとして、愛知県警捜査4課などは11日、偽造有印私文書行使、戸籍法違反(不正請求)などの疑いで、東京都千代田区にあるプライム総合法務事務所の代表奈須賢二(51)=東京都中野区、司法書士佐藤隆(50)=東京都練馬区=の両容疑者ら5人を逮捕した。
 5人は、全国で3年前から少なくとも約1万件の個人情報を違法入手していたとみられ、暴力団捜査を担当する県警幹部も含まれていた。資金のやりとりに暴力団周辺企業も浮上、暴力団の資金源や犯罪の温床になっていた可能性がある。県警は総務、法務両省に被害調査を要請する。
 ほかに逮捕されたのは、探偵会社「ガルエージェンシー東名横浜」代表粟野貞和(62)=横浜市青葉区、元弁護士長谷川豊司(48)=東京都世田谷区、グラフィックデザイナー杉山雅典(54)=京都府八幡市=の3容疑者。
 容疑では、5人は昨年3~7月、司法書士の職権で認められている「職務上請求書」を偽造し、虚偽の申請内容で、名古屋市内の女性=当時(47)=ら7人の戸籍謄本などを取得したとされる。
 司法書士は請求書を自治体に郵送すれば、本人が知らないまま戸籍謄本や住民票を取得できる。粟野容疑者が個人情報を求める依頼者を集めて奈須容疑者に持ち込み、司法書士の佐藤容疑者名で申請していたとみられる。佐藤容疑者は一部を否認、4人は認めている。
 県警によると女性が被害を受けた脅迫事件の捜査過程で、プライムが女性や親族らの戸籍謄本などを取り、この情報が別の探偵会社を通じて加害者の男=当時(61)=に伝わっていたことが分かり、不正取得が発覚した。
 捜査関係者によると、被害者の7人中、2人は愛知県警の警官で、このうち1人は指定暴力団山口組弘道会などを捜査する捜査幹部。弘道会幹部と親しい風俗グループ代表佐藤義徳被告(54)=詐欺罪などで公判中=の周辺を内偵中、家族に危害を加えるような内容の電話が自宅にあり、個人情報が漏れた疑いが持たれていた。佐藤被告は今年4月、弘道会ナンバー2の竹内照明被告(51)=詐欺罪で公判中=とともに逮捕された。


 私自身が同じ戸籍の不正取得被害者であるため、この記事に関心を持たざるを得ない。私の場合は司法書士ではなく行政書士なのだが、虚偽の「職務上請求書」を使って戸籍を取得したという方法は変わらない。戸籍の取得に探偵会社が関わっているところも私の事例と同じだ。こうした不正取得は以前から知られているのに、一向になくなる気配がない。

 この記事を読んで私が注目したのは、警察が刑事事件として捜査に乗り出したということだ。もちろん、違法行為の疑惑があるのだから警察が捜査するのは当然だ。なぜ注目したのかというと、私の場合は被害者の私が刑事告訴したにも関わらず、警察も検察もまったく動こうとしなかったということだ。何と対照的であり不公平なのだろう。

 この愛知県の事例は、警察が脅迫事件の捜査過程で発覚したという。そして被害者7人のうち2人が警察官だった。警察官が被害者であったこと、そして暴力団が絡んでいることからすぐに警察が捜査に動いたということなのではなかろうか。

 同じように戸籍を不正取得された私にとって、こうした立場や背景の違いだけで捜査が行われないというのは不当としか言いようがない。背景がどうであろうと被害者にとっては被害の重さは変わらないのだから。それに私の戸籍の不正取得をした行政書士が、他にも不正取得をしている可能性だってあるではないか。私の事例一件しか関わっていないと考えるほうがむしろ不自然だ。

 私の戸籍当方不正取得については以下の記事に書いたが、刑事告訴がその後どう扱われたのかまで報じていなかった。今回の逮捕のニュースをきっかけに、いかに警察や検察がいい加減で怠慢かを説明しておきたい。

行政書士が私の個人情報を不正に取得していたことが判明!   http://onigumo.kitaguni.tv/e1821781.html 

告訴状を送った警察署の速やかなる対応            http://onigumo.kitaguni.tv/e1827019.html

行政書士による個人情報不正取得事件の中間報告        http://onigumo.kitaguni.tv/e1843088.html

 私の戸籍を不正に取得したのは金坂滋という東京都行政書士会所属の行政書士だ。この行政書士は私の母の生年月日なども知っており、母の住民票の不正取得の疑惑もある。またこの不正取得に関しては興信所も共犯といえる。そこで7月28日付で金坂行政書士の事務所所在地の管轄警察署である城東警察署に告訴状を送付した。しかし「告訴状を送った警察署の速やかなる対応」に書いたように、城東警察署は訳のわからない理由をつけて受理を拒否したのだ。そこで私は告訴状の宛先を東京地検特捜部に変更して7月30日に速達で発送した。

 東京地検はもちろんそれを受理した。つまり城東警察署の受理の拒否は不適切であったことがはっきりした。しかし、地検はなんと8月10日付で不起訴の処分通知書を送付してきたのだ。その処分通知書の内容は以下。

**********

                         東京地方検察庁
                          検察官 検事 森 裕樹

貴殿から平成23年7月30日付けで告訴のあった次の被疑事件は、下記のとおり処分したので通知します。

              記

1被疑者 金坂滋、不詳
2罪名 戸籍法違反、住民基本台帳法違反、戸籍法違反教唆、住民基本台帳法違反教唆
3事件番号 平成23年検第24215、24216号
4処分年月日 平成23年8月10日
5処分区分 不起訴

**********

 証拠も添付しているのになぜ不起訴なのか? これでは不起訴の理由がまったく分からない。公訴を提起しない処分の場合は刑事訴訟法第261条に基づいて理由の説明を求めることができる。そこで14日付で森裕樹検察官に理由説明を求める請求書を送付した(告訴状は東京地検直告班に送付したが、通知書は検察官の個人名で来る)。以下がその文面(被疑者名や事件番号等は省略)。

**********

 私が平成23年7月30日付で告訴した下記の告訴事件について、貴職から8月10日付、刑事訴訟法第260条前段に基づく処分通知書を受け取りました。
 あれだけ明白な証拠物を添付しているにもかかわらず、まったく不公正なご処分と受け止めています。
 さて、処分通知書によりますと、処分内容は不起訴とのみ記載されておりますが、処分理由にはまったく言及されておりません。そこで私は、刑訴法第261条に基づき、被告訴人それぞれにつき、起訴猶予等いかなる種類の不起訴であるか、また、「起訴猶予」の場合は具体的理由を、「嫌疑不十分」あるいは「嫌疑なし」の場合は、どのような捜査の結果そのような結論になったのかを詳細に説明して下さいますよう求めます。書面にて速やかにご回答ください。


**********

 森検察官からは8月16日付で不起訴処分理由告知書(東地特捜第624号)が送られてきた。内容は以下。

**********

 貴殿の請求による下記のとおり告知します。

              記

 貴殿から平成23年7月30日付けで告訴のあった金坂滋、不詳に対する戸籍法違反、住民基本台帳法違反、戸籍法違反教唆、住民基本台帳法教唆被疑事件の不起訴処分の理由は、次のとおりです。

(不起訴処分の理由)
 嫌疑不十分

     平成23年検第24215,24516号

**********

 私は『被告訴人それぞれにつき、起訴猶予等いかなる種類の不起訴であるか、また、「起訴猶予」の場合は具体的理由を、「嫌疑不十分」あるいは「嫌疑なし」の場合は、どのような捜査の結果そのような結論になったのかを詳細に説明して下さいますよう求めます。』としていた。これには理由がある。単に「不起訴の理由を説明してください」としただけでは「起訴猶予」または「嫌疑不十分」、「嫌疑なし」のいずれかしか書かれないだろうことは過去の経験から容易に予測できたからだ。しかし、具体的な説明を求めても「嫌疑不十分」の一言のみというお粗末な回答だった。「嫌疑不十分」だけでは、どう考えても「理由の説明」とは程遠い。理由というからには、なぜ嫌疑不十分なのかまで書くべきだ。

 そもそも本人が証拠を添付して不正取得だとしているのに、「嫌疑不十分による不起訴」などというのは常識的に考えても無茶苦茶な話だ。しかも告訴状が届いてから時効まで25日ほどあったのに、たったの10日で不起訴処分にしてしまったのだ。まともな捜査をしたとは到底思えない。たとえば軽微な犯罪だから、あるいは被疑者が反省しているから「起訴猶予」という判断ならまだ分からなくもない。だから起訴猶予になる可能性はあると思っていた。しかし、いくらなんでも嫌疑不十分はないだろう。これではまるで私が虚偽の告訴をしたと言っているに等しい。

 誰がどう考えても刑法に違反することをしているのに、捜査機関がこんないい加減な対応をするというのはもはや法治国家とは言えない。

 ところが同じ違法行為であっても被害者が警察官であり、背景に暴力団が関与している疑いが浮上したなら逮捕して全国ニュースにもなるというのだから、著しく公平性に欠くではないか。しかし、これがこの国の実態なのだ。そして、こんないい加減なことがまかり通っているから、いつまでも類似した違法行為が後を絶たないのだ。

 ところで行政書士の懲戒処分(行政処分)を求めた東京都からは、10月下旬にようやく「これから調査をします」との電話があった。私が東京都所定の懲戒処分請求書を送付したのが8月3日なのだが、調査の開始まで3カ月近くもかかるとは・・・。とにかく東京都はしっかり調査してほしい。

 なお、検察の不起訴処分の理由説明については以下のサイトでも類似した事例が紹介されており、改善を求める意見が書かれている。しごく当然のことだ。この上脇さんの記事にある検察の通知書と私への通知書は文面がほぼ同じであり、検察の書面が型にはまったものであることがよく分かる。

刑事告発の不起訴処分の不十分な理由説明は改善されるべきだ!(上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場)  
http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/50889885.html

(転載部分おわり)


  下の画像は金坂滋行政書士が悪用した虚偽記載の「職務上請求書」
  


金坂滋・行政書士による個人情報不正取得問題⑤(通算No107)

2011年10月16日 16時12分33秒 | 背徳の行政書士カネマンダー・シゲシゲ

   カネマンダー・シゲシゲ金坂滋行政書士、
           厳寒の北海道に震え立つ!(プラン) その3



 だいぶ長くなってしまったので、なんとしても今回で終わらせます! 

 【保護されるべき権利または法的利益】
 戸籍など個人情報を不正取得された被害者が、加害者=不正取得者を相手取って損害賠償を請求(民法709、710条)したケースはあるのかないのか、いろいろ調べてみたが見当たらない。
 したがって、何を根拠として訴えたらよいのかわからなかった、という経緯を前報まで書いてきたが、結論としてはプライバシー侵害をメインに、「自分の戸籍など個人情報を勝手に不正取得されたくない権利」といったものをくっつけておきゃあいいだろう、ということである。
 またクンちゃんがいいかげんなことを…、といぶかる向きもあろうが、法文に明言のない人格権は判例の積み重ねによって徐々に定着していくというプロセスがある。
「プライバシー権」だってそうだし、「肖像権」なども初めの判決書では「肖像権というかどうかは別として」というようなむにゃむにゃの状態で認定されていったのだ。

 【消滅時効の問題】
 さて、次なる確認は、不法行為による損害賠償はいつまで請求出来るか、という点。
“カネマン”の犯罪は刑事手続き的には公訴時効を迎えているらしきことはわかっている。
 では、民事の損賠請求はいつまでたっても可能なのかどうか?

 これは民法第724条というところに明定されているが、通常はひとくちに「3年」という理解でよい。だから、4年も5年もたってから「賠償してくれ!いやなら裁判所に訴えちゃうじょ!」と言って来たって、
「いまごろ、724(なにし)に来やがったんだ!好きにやってくれ!」と、消滅時効を援用して追い返せばよい。

 では、“カネマン”の不正取得から3年が経過している今日、もう損賠は不可能なのか?

 724条を見てみよう。
「不法行為による損害賠償の請求権は、被害者又はその法定代理人が損害及び加害者を知った時から三年間行使しないときは、時効によって消滅する。不法行為の時から二十年を経過したときも、同様とする。」

 ふつうの不法行為の場合は、加害者がだれかとか、どんな被害を受けたか、なんていうことはただちに被害者の知るところとなるから、ひとくちに「消滅時効は3年」で大はずれにはならない。
 ところが、松田さんの場合は自分や関係者が被害に遭っていたことなどまったく夢想だにしていなかったという特別なケースであり、まさにこの724条起草者の配慮が生きる事例なのである。
 松田さんが「誰かが個人情報を不正取得しているかもしれない」と調査に入ったのはことし2011年の初夏であり、東京・台東区役所から“カネマン”がいけずうずうしく不正使用した職務上請求書の開示を受け、損害と加害者である金坂滋行政書士の存在を知ったのは、7月も下旬である。もちろん、後段の除斥期間(じょせききかん)20年が満ちるにはまだ17年も残っている。
 いよいよ“カネマン”に厳寒の北海道、たぶん釧路だか帯広の裁判所においでいただくことは可能な見通しになってきた。

 【訴額の確定】
 次は損害賠償の請求額(訴額)をいくらにしたらよかんべか、という問題。
 あまり安くすると、訴えられた人(被告)としてはめんどっちいので、もう争わないで請求を認諾して支払っちまえ、ってことで、それでハイ終わりってことにもなりかねない。これじゃあ、あんまりうまくないね。
 逆に、判決がどう出るかは別として、“こけおどし的”にびっくりするような高い訴額を設定することもあるが、訴えるのが個人ではなかなか大変。というのは、訴えた人(原告)は提出する訴状に訴額に応じて収入印紙を貼らなくてはならないからだ。あまり高すぎる訴額では、印紙の負担が大きくなってしまう。
 印紙を幾ら貼る必要があるのかは、「民事訴訟費用等に関する法律」というやつでずらずらと定められていて、訴えを提起することについては訴額100万円までは10万円ごとに1000円、100万円を超え500万円までは20万円ごとに1000円…と続いていく。あとは省略。

 この計算でいくと、例えば200万円の訴額だとすると、初めの100万円については小計1万円、次の100万円については小計5000円の合計1万5000円也の印紙を貼らなくてはならない。訴額300万円なら、合計2万円の印紙ということになる。まあ、このへんまでなら、クンちゃんもカンパするとして、なんとかなるかな?
 もっとも、この程度ならうるさく訴訟されるよりは、ということで“カネマン”の後ろのほうにいるのが裏で負担して認諾させる、または欠席のまま敗訴判決に甘んじさせるという線を指図するなども考えられないことではない。
 もうひとつ、現在、訴額130万円までは簡易裁判所の管轄になる。まあ、できればこれ以上の訴額にして、地裁か地裁の支部で審理をお願いしたいという感じではある。(余談ばっかで恐縮!北海道はその広さから言えば当然だが、札幌、函館、釧路、旭川の4か所に地方裁判所がある。松田さんの住む十勝地方というのは釧路のエリアである。)

 というような訳で、民事訴訟のプロセスに乗れば、あるいはこの度のような個人情報違法取得行為の背景や需要の在り方などとともに、具体的な今回事案の背後関係もあきらかになる可能性は大いにあるだろう。
 カネマンダー・シゲシゲを厳寒の道内裁判所に震え立たせるために、鬼蜘蛛ねえさんにはこの際、是非ともふるいたってもらいたいものである。
                                                                           (この項、おわり)
 
【註・この記事は松田さんが北海道で損害賠償請求の民事裁判を起こす、という仮の前提で構成されています。民事裁判は被告の住所を管轄する裁判所でおこなうのが原則(民事訴訟法第4条1項、2項)ですが、損害賠償を含む財産権上の訴えは債務履行地(この場合、松田さん住所)の裁判所にも提起できます。被告としては、あまりに遠い場所で裁判がおこなわれる場合、「移送」(民訴法第17条)を申し立てることができますし、裁判所が職権で移送することもできます(同)。したがって、この記事の想定するカネマンダーが震え立つシーンというものが実現されるためには、訴えが移送されずに北海道内の裁判所で審理がおこなわれることが必要です。乞ご了承。】




【お断り・クンちゃんブログコメント欄には、すべての投稿が反映されるわけではありません。承認制です。また、投稿後になって、投稿コメントにつき著作権を主張なされたり、削除等を求める可能性を感じるお方は、あらかじめ絶対投稿しないでください!】






              
                                                  本文と写真は関係ありません。

金坂滋・行政書士による個人情報不正取得問題④(通算No106)

2011年10月15日 19時03分03秒 | 背徳の行政書士カネマンダー・シゲシゲ

   カネマンダー・シゲシゲ金坂滋行政書士、
           厳寒の北海道に震え立つ!(プラン) その2



  松田まゆみさんの個人情報が“カネマンダー・シゲシゲ”によって不正取得されていたことを聞いた当時、クンちゃんが松田さんに民事訴訟(不法行為に基づく損害賠償請求)を示唆するのを躊躇した経緯のつづきである。
  前報と重複するが、「柳美里・石の中に泳ぐ魚事件」の最高裁判決中の「公開」という文言にひっかかったのがその理由。
  なにせ松田さんの個人情報は闇から闇に葬られたままで、当の松田さんご本人も問題の興信所調査書を実際に手にしていなかったのだから。(これは現在も状況は変わらない。ただし、その一部内容は松田さんの質問に応えて、回答済みである。)
  なお、クンちゃんの手にある調査書複写(http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/920b4a793c07e2cdefd8a72598b0012d の画像参照)はその所有関係が微妙であり、裁判所の提出命令を待って初めて開示できるのかな、といった情勢である。)

  さて、この度の鬼蜘蛛ブログへのjackさんの書き込みにヒントを受け、同様判例をひっくり返してみた。まず、文芸社在社時に社内各部署へのリーガルレクチャーで、プライバシー関連判例として柳美里判例と共に何度も何度も用いた「早稲田大学江沢民講演会事件」判例を眺めてみる。

  そして、思わず頬が緩んでしまうのを感じた。

  ちょっと説明が必要だが、この損害賠償請求事件は、早稲田大学が1998年秋に来日した江沢民(当時・中国国家主席)の講演会を大隈講堂で開催するにあたり、参加希望の学生・教職員1400人の名簿を警視庁警備部の要請どおり提出していたことが不法行為(プライバシー侵害)にあたるかどうか、学生側の訴えで争われたもの。
  第一審(東京地裁)および控訴審(東京高裁)はプライバシー侵害の主張を退けたが、上告審では「学籍番号、氏名、住所などは大学が学生を識別するための単純な情報」だが、「このような個人情報について、本人が第三者にみだりに開示されたくないと考えるのは自然なことで、その期待は守られるべきである。従って早稲田大学が提出した名簿は、学生のプライバシー情報として法的保護の対象となる」と判示した。(2003年9月12日判決。余談だが、当時の大学執行部は最高裁判決が確定したにも拘わらず、長く居直り続けて顰蹙をかった。その後どうなったかは知らないが?!)

  またまた、思わぬところでこの判例にお世話になることになった。
  最高裁判決書によれば、「開示されたくない」というだけで、その開示の程度が「公開」のレベルに達する必要など言及されてもいない。
  もちろん、この事件の場合、警視庁は別に対世的に公開するつもりもなく、公開された事実もない。警備上の、おそらく特別予防上の資料としたのであろう。

  そうなると結論として、当該情報が「公開」されることが、プライバシー侵害が成立するための要件にはならないと考えて間違いはないとの感触を得た。

  おお! これなら、“カネマン”様に北海道へ、それもおそらく厳冬期の震えあがるような時期に、おいでいただくことが可能だわな!
  クンちゃんはにんまりとしてしまったよ! 

  あとは…、えーと、そうだ損賠請求権の消滅時効だな。

  http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/82e183262938db826ef37a69e4efd1eb の「職務上請求書」の画像をご覧いただきたい。

 “カネマン”が不正申請をしたのが平成20年8月22日(西暦、元号ごちゃまぜでスイマセン)。
  刑事的にはこの日に実行の着手があり、役所が25日に速達で発送したのだから、26日か27日に既遂に達したのであろうし、この手の犯罪を刑事事件として立件できなくなる公訴時効は犯罪実行から3年であり、ことし8月26日か27日には公訴時効が成立してしまったと考えるべきなのだろう。したがって、強制捜査によって「興信所がどこだっんだべか」とか 「文芸社の発注内容がそもそも違法取得を前提としたものだったんでないかい」とかいう点が明らかになる線は消えてしまった。

 一方、民事の、いまクンちゃんが能書きをたれている損害賠償の請求権も消滅時効は3年ということになっている。前報のとおりである。
                                                                   (この項、明10月16日につづく)


【お断り・クンちゃんブログコメント欄には、すべての投稿が反映されるわけではありません。承認制です。また、投稿後になって、投稿コメントにつき著作権を主張なされたり、削除等を求める可能性を感じるお方は、あらかじめ絶対投稿しないでください!】





              
                                                  本文と写真は関係ありません。

金坂滋・行政書士による個人情報不正取得問題③(通算No105)

2011年10月14日 18時54分21秒 | 背徳の行政書士カネマンダー・シゲシゲ

     カネマンダー・シゲシゲ金坂滋行政書士、
                  厳寒の北海道に震え立つ!(プラン)



 東京都行政書士会所属の金坂滋行政書士が松田まゆみさんとその関係者の戸籍など個人情報を「職務上請求書」を使って違法に取得し、それらの個人情報が文芸社発注の興信所調査書に反映されていた問題は、現在、同書士会綱紀委員会で審査がおこなわれている。(鬼蜘蛛ブログ http://onigumo.kitaguni.tv/e1843088.html)
 類似した不正取得例についての下記リポートを読むと、その実態はまさに目を覆うばかりだ(重複記事あり)。

     http://住民票.com/?p=843
     http://www.n-t-c.org/h-4-ki.html

 金坂行政書士のケースでも、同書士会が本気で調査をおこなわない限り、実態に迫ることは出来ない。いったいどれくらいの個人情報が違法取得され、興信所に売りつけられていたのか。また、本人自身が興信所の調査員であった可能性だってあるし、なぜ違法取得に手を染めたのか、誰に頼まれたのか、など、あきらかにすべき問題は山積している。

 ところで、この個人情報がらみでは実は昨2010年6月より、埼玉県の全市町村をはじめいくつかの県では、住民票・戸籍謄本等の本人以外の取得について、「本人通知制度」というのが発足している。これは、住民が居住自治体に登録すれば、代理人を含む本人以外の人間が個人情報を取得した場合、本人宛に取得通知がなされる、というもので、一見、抜本的な対応策のような装いである。
 ところが、どの自治体のHPを見ても、あきれたことに行政書士を含むいわゆる8士業の職務上請求は従来どおりフリーパスなのである。まったく糞の役にもたたないシロモノとはこのことである。

 一方、東京都行政書士会をはじめ各県の行政書士会(それに監督官庁の都道府県)は、“伝統”としてこの種の問題にはまったく及び腰。事実関係を偽ってさえ訓告などという軽い処分で済ませたりする東京の例など、せいぜい業務停止3か月も食らえば重い方という野放し状態とも言える有様なのである。

 このような八方ふさがり的状態の中で、松田さんの場合も東京都行政書士会は“得意”の引き延ばし、むにゃむにゃ路線を継続しているようだし、どうやら刑事手続きも公訴時効の成立に阻まれた感がある。せっかく浮き出てきた違法取得も本質に迫ることなくうやむやに、というのが大方の見方とも言える情勢になってきた。

 そうしたなかで、鬼蜘蛛ブログ本店の http://onigumo.kitaguni.tv/e1843088.htmlコメント欄に「jack」というハンドルネームであらたな投稿者があらわれたことを見出しで知った。
 そして、次に引用するその投稿内容を見て、クンちゃんはギクッとしたのである。

****************************
こんにちは。本籍地があるのが戸籍の閲覧請求書の開示を応じてもらえる自治体で良かったですね。これが田舎、特に福島のいわき市などになりますと、役所に個人情報開示請求しても開示してもらえませんので、当然不正請求が発覚するはずもありません。というわけで、田舎に本籍地がある方は「要注意」です。
民事での、プライバシー侵害ということでの提訴はされないのでしょうか。
Posted by jack at 2011年10月09日 09:43
**************************


 Jackさんというのがどういうお方であるか、もちろんわからない。
 しかし、「不法行為(プライバシー侵害)による損害賠償」が可能ではないか、とおっしゃっているのである。ギクリ、である。

 というのは、実はクンちゃんも、住基法違反、戸籍法違反という明白な犯罪がおこなわれた以上、その被害者たる松田さんは不法行為による損害賠償請求が出来るのではないかと考えていたが、そのままになっていたからである。

 不法行為による損害賠償というのは、民法第709条に規定がある。その条文は次のとおりである。

 「故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。」

 クンちゃんは、では松田さんが侵害された“権利又は法律上保護される利益”は何か、というところで行き詰まってしまった。

 もちろん、プライバシーという人格権を侵害したという不法行為が請求の原因である、と法律構成するのが最もふさわしいに違いない。
 では、プライバシー侵害とは何か、ということになる。

 かの有名な柳美里『石に泳ぐ魚』(新潮社)事件で最高裁判所は、プライバシー侵害が成立する場合として、
「人がみだりに公開されることを欲せず,それが公開されると精神的苦痛を与える性質の私生活上の事実が記述されている場合」としている。((2002年9月24日判決)

 この最高裁確定判決の「公開」という文言にもひっかかってしまった。もし「公開」という水準がプライバシー侵害の成立要件であるなら、松田さんの場合、その水準に達したかどうかは大きな論点になるなあ、という思いである。
 そうこうしているうちに、損害賠償の請求にかかる消滅時効「3年」も頭の片隅を行ったり来たりするようになった。この期間は、この度の公訴時効と同じ長さである。
                                                           
                                                                 (この項、明10月15日につづく)


【お断り・クンちゃんブログコメント欄には、すべての投稿が反映されるわけではありません。承認制です。また、投稿後になって、投稿コメントにつき著作権を主張なされたり、削除等を求める可能性を感じるお方は、あらかじめ絶対投稿しないでください!】




                   
                                                      本文と写真は関係ありません。

金坂滋・行政書士による個人情報不正取得問題②(通算No101)

2011年10月04日 11時51分39秒 | 背徳の行政書士カネマンダー・シゲシゲ

行政書士による鬼蜘蛛個人情報違法取得問題続報②

              「職務上請求書」は、ほんとに必要か?



 
       

 昨3日アップした松田まゆみさん(通称鬼蜘蛛ねえさん)の個人情報が東京都行政書士会所属の金坂滋会員によって違法取得されていた問題の続報に関して、同日のコメント欄で松田さんとクンちゃんは次のようなやりとりをした。(写真は金坂会員が実際に悪用した職務上請求書)




 【システムの改革が必要では (松田まゆみ)】
2011-10-03 17:06:26
虚偽の理由を書いて勝手に住民票や戸籍を取得してしまう違法行為がいつまでもなくならないのは、なかなか発覚しないということのほか、発覚した場合にも厳しい処罰をしないということがあるのでしょう。「訓告」程度なら、こういう違法行為はそう簡単にはなくならないでしょうね。

それにしても、行政書士という資格を持っているだけでこんなに簡単に他人の個人情報を取得できてしまうということ自体が驚きです。発覚するのは氷山の一角なのでしょうから、実際にはいったいどれくらいの違法行為が行われているのか気になるところです。

まあ、司法書士や弁護士も「訴訟準備」という名目で住民票の取得ができるわけですが、それとて実際に訴訟目的で使われるかどうかも分かりません。資格があるというだけで勝手に個人情報が取れるというのは由々しきことです。第三者からの申請があったときは、役所が本人に確認するようなシステムが必要ではないかと思います。



 【制度見直しが必要! (クンちゃん)】
2011-10-03 21:10:13
システムの改革が必要では (松田まゆみ)
2011-10-03 17:06:26

 そうですね。
 行政書士ってのは、もともと役所に出す書類を書けない人の代わりに書いてくれる人、つまり代書屋です。まあ、弁護士も「代言人」ですけど、だいぶ試験の難易度も異なる(難しい試験に受かった方が人間がまともだ、と言ってるのではありませんよ!)のに、同じように「職務上請求書」を扱えるのはおかしいですよね。

 それに、いまの制度ができたころは、「個人情報の保護」なんていう概念は相当希薄だったはずで、立法者の念頭になかったのではないでしょうか。
 
 いま、個人情報の保護が当たり前になったこの時代、勝手気ままに他人の個人情報を取得できる職務上請求制度は見直すべきですし、過渡期的には司法、行政の各書士会や弁護士会が、この手の違法行為には厳罰を以って対応することと、違法行為者には各法に定められた刑罰をきちんきちんと科すことが必要ですね。

 いまのままの法制度では、特別予防(同じ犯人の再犯を防ぐ)的にも、一般予防(一般の人間に対する予防的措置)的にも、なんら威嚇的効果はなく、「これならバレてもええだろう」という違反者が跡を絶たないのもうなづけます。なんとかして頂戴!ですね。クンちゃんより




 その後、クンちゃんがつらつら考えるに、このような問題が起きる根源は「悪の需要」である、と遅ればせながら思い至った。

 今回の場合、金坂行政書士は鬼蜘蛛情報を個人的に必要としたわけではない。彼には本来まったく無用の情報である。
 誰が必要としたのか? 文芸社が依頼した興信所(旧千代田生命出入りと推測されるが不詳)が必要としたのである。しかし、この興信所も「法にふれるような調査方法はとれませんよ」ということが出来たはず(それでは商売にならんのか!?)
 さらに言えば、文芸社が「これこれを調べてもらいたいが、違法にわたる手法は困りますよ(たとえ、ばれたときにまずいので、という理由であっても)」と言えたはずである。もっとも、調査内容から言って、適法な調査だけでは“成果”があがるのかどうかはふつうのひとでも判断できるはずであるが。

 しかし、三者いずれも抑制がきかず、結果的に違法行為は敢行された。
 その大きな動機付けは、①絶対ばれないだろう②ばれても違法取得者が口を割らん限り興信所から依頼人にいもずる式には割れないはず。③違法取得者にもまさか刑罰は来ないだろうし、
せいぜい所属団体の「訓告」程度の処分だろう④こんな問題は世間に知れることがないから、仲間内で多少かっこう悪い程度のこと、といったところではないか。

 民事訴訟では、相手方(被告)の個人情報がわからなければ訴訟を提起することはできない。この意味では、弁護士、一部の司法書士が今よりさらに運用を厳しく規制した形で「職務上請求書」を行使するのは、あるいはやむを得ないかもしれない。
 しかし、行政書士にこのような特別な権限を与えておく理由があるのだろうか、大きな疑問である。法制度の改正が望まれる所以である。

 
 追記
 前記④の実態も結構、抑制がきかない理由として大きなウエイトを占めているかもしれない。仲間内が読む機関誌に懲戒処分が掲載される程度なので、つらの皮の厚さによっては、蛙のつらに、であろう。
 そこで、この度はとりあえず各県の行政書士会宛に鬼蜘蛛ブログとクンちゃんブログを送信して、善処を要望することにしよう。





栗田工業・藤野宏会長ちかん裁判関連発禁本、野崎貞雄著『大恩・忘恩・報恩』(文芸社発禁)の全文は、
当ブログ通算No43 http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/04149ed191fec7a752b99d69db0b4ade にて好評掲載中!
最大画面でご覧ください。 ൠ ൡൠൡ ൠൡൠൡൠ ൠൡൠൡൠ ൡൠൡൠൡ ൠൡൠൡ ൠൡൠൡൠ ൡ


 文芸社の実態を描いたgoo非公開措置の対象15記事全文は、
 下記友好2サイトでいつでもご覧いただけます!全文無断転載歓迎!


   『自費出版物語@大好き!!幻冬舎ルネッサンス☆』  Byミッフィー(画像はミッフィー自画像) 
            http://blog.livedoor.jp/ajishirabe/archives/3069502.html 
       契約しそうなお方は、大至急読んでください!
       大好評!ミッフィー自前連載『私の自費出版(於・幻冬舎ルネッサンス)の総括』-いよいよ佳境に入る!

        ご注意・一部、譬えに“品がない”表現があります! 気になりそうなお方は決してお立ち寄りにならぬよう!


   『何にしようか思案中』
    「クンちゃんのエディタールームから消されそうな記事の一時保管室とフクちゃんによる自費出版顚末記」
  Byフクちゃん(写真はフクちゃん猫)
            http://fukuchan526.blog.fc2.com/blog-entry-17.html      



        すでにどこかの版元から自費本を出しちゃったお方は…絶対読まないでください。
        絶賛!フクちゃん自前連載『自費出版顛末記』-自著刊行をめざす書き手必読の“ガイドブック”
        この度、めでたく完結! 「パブ―」にて増補改訂版一挙公開スタート(2011年10月5日)
             http://p.booklog.jp/book/35688  








 

金坂滋・行政書士による個人情報不正取得問題(祝・通算No100)

2011年10月03日 11時47分14秒 | 背徳の行政書士カネマンダー・シゲシゲ

行政書士による鬼蜘蛛個人情報違法取得問題続報

“ダニー・カネマンダー・シゲシゲ”こと金坂滋・行政書士、ようやく綱紀委員会へ!



「鬼蜘蛛ブログ」を主宰する“鬼蜘蛛ねえさん”こと松田まゆみさんをはじめとする関係者の住民票、戸籍などの個人情報を、東京都行政書士会所属の行政書士が職権を濫用して不正に取得していた問題で、同会は10月2日までに松田さんに対し、問題の金坂滋行政書士を同会綱紀委員会の審査にかけることを通知してきた。

 この金坂行政書士による「行政書士職務上請求書」を悪用した違法取得は、「鬼蜘蛛ブログ」の文芸社関連記事に手を焼いた文芸社が松田さんの身辺を興信所に調査させていたことから、松田さんが情報公開制度を用いて調べた結果あきらかになったもので、その後の経緯は「鬼蜘蛛ブログ」最新版で詳しくリポートされている。

 http://onigumo.kitaguni.tv/e1843088.html

 http://onigumo.kitaguni.tv/e1821781.html

 当「クンちゃんブログ」でも既に、同様の違法取得問題が以前からしばしば露見しながら跡を絶たないのは、東京都行政書士会をはじめとする各県行政書士会がこうした職権を悪用した違法取得を軽んじ、たいした話ではない、とまともに対応してこなかったからだ、との見地から、以下のとおり詳しく報じているので、参照されたい。

 http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/1beab3e793353e67154290de7b4785e8
 http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/5d64b1a41e9f22fdf02c95677e8c90f6
 http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/452ce2562ed258e42e13a4c89621b4dc
 http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/94e9810034d55d10e7b51ef4020bb61b
 http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/66087ed9a81a5dc16b3042df06cc7d0c
 http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/920b4a793c07e2cdefd8a72598b0012d

 特にこのたびの違反例は、
 前掲 http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/94e9810034d55d10e7b51ef4020bb61b の安井行政書士のケースとまったく同じパターン(興信所に提供)であるうえ、同じ東京都行政書士会の所轄である。
 同会が前回同様の対応、すなわち「のろのろの甘甘処分」(えっらく時間ばっかかかったくせに、「訓告」とかいう屁のような処分にして取り繕った)でまたごまかしてしまうのか、あるいはこの10年の間に会の体質が奇跡的に刷新されていて、世間様に通用する厳正な処理がなされるのか、「行政書士不要論」「行政書士廃止論」もかまびすしいだけに、今後の成り行きが注目される。





                 
                                                 (写真と本文は関係ありません。)

続続続続・ダニの正体に迫る鬼蜘蛛! 法的対抗措置に出た鬼蜘蛛!(通算No61)

2011年08月09日 18時31分10秒 | 背徳の行政書士カネマンダー・シゲシゲ


栗田工業ちかん裁判関連、野崎貞雄著『大恩・忘恩・報恩』(文芸社発禁)の全文は、
当ブログ通算No43にて好評掲載中! 最大画面でご覧ください。








  行政書士職務上請求書の悪用による個人情報不正取得問題

 鬼蜘蛛ねえさん、いよいよ違法行政書士「ダニー・カネマンダー・シゲシゲ」に迫る。
 警視庁城東警察署に告訴状提出。警察は得意の及び腰。東京地検にも直告済み!



  きょう9日にアップされた  鬼蜘蛛ブログ http://onigumo.kitaguni.tv/ によると、先に本人および家族の戸籍謄本など個人情報を、東京都行政書士会所属の行政書士に不正取得された鬼蜘蛛ねえさんは、先月末までに警視庁城東警察署、東京地方検察庁の両捜査機関に刑事手続きを請求していることがわかった。
 この問題では、行政書士の「職務上請求書」という特別の書面が悪用され、その違法行為をチェックする機能がどこにもないことが浮き彫りされているほか、誰がこの違法取得をシゲシゲに依頼したのかが根本的問題として横たわっており、今後の成り行きが注目される。

 なお、当クンちゃんブログでもこの問題を通算No23、55、56、57、58で扱っているので、参照されたい。
 また、シゲシゲの使用せる職務上請求書は下の再掲画像参照。



違法行政書士「ダニー・カネマンダー・シゲシゲ」が使った職務上請求書
(依頼者名に鬼蜘蛛、また使用目的、提出先についてもまったくの虚偽が
書かれているが、現行制度ではノーチェック。これは氷山のホンの一角。)

続続続・ダニの正体に迫る鬼蜘蛛! 法的対抗措置に出る鬼蜘蛛!(通算No58)

2011年07月30日 20時47分37秒 | 背徳の行政書士カネマンダー・シゲシゲ



最近のクンちゃん犬。
わしゃもちっと疲れたわい。
マダニやらなんやらあったからにぃ!
後方はニガウリやらなんやら。
      =クンちゃん人豪邸にて








  鬼蜘蛛ねえさんの本人、家族を含む戸籍謄本等個人情報の行政書士による不正取得問題
  http://onigumo.kitaguni.tv/
で、同ねえさんからクンちゃんへの短信によると、今週末から週明けにかけて、ありとあらゆる法的措置を講じて、不正使用行政書士「カネマンダー・シゲシゲ」(東京都行政書士会所属)の責任を追及していくことのようです。また、発注主の「文芸社」および受注者の「旧千代田生命出入り興信所」に対する追及にも相応のエネルギーを注入するとのことです。

 クンちゃんも出来限りの応援をしていく考えです。
 ただ、問題の調査書そのものはクンちゃんの手許に複写があるのですが、この書面がクンちゃん手許に存在することの法的位置づけに?もあり、そのリポート内容をねえさんに開示しないままになっています。
 なんらかの法的根拠のある開示命令的なものがクンちゃんに来れば開示できますが、いまのところ模様眺めの状態です。

 そんな事情ですが、来週もまた、お立ち寄りください。では!



   おまけメッセージ   

   きょうJR亀戸駅で、天玉うどんを喰っていた不正使用行政書士「カネマンダー・シゲシゲ」に告ぐ!

   もう、逃げられぬ。
   ありとあらゆる知っていること、その全部を告白するなら、クンちゃんがねえさんに「罪一等を免じて!」と懇願してやる。
   もし、そんな気があるなら、クンちゃんブログのメッセージ欄から連絡ちょうだい。
   どっちがトクか、よーく考えんだな!


続続・ダニの正体に迫る鬼蜘蛛! 不正使用の「職務上請求書」はこれだ!(通算No57)

2011年07月27日 13時00分00秒 | 背徳の行政書士カネマンダー・シゲシゲ
おことわり
 クンちゃんブログの背景を7月1日から、季節に合わせて「木漏れ陽」にしました。そうしたところ、文字群を置くスペースの左右がかなり狭くなったためか、
 以前の記事が大変読みにくくて困る、というご指摘をメッセージ欄にいただきました。とくに栗田工業出版介入問題のところの
                      野崎貞雄著『大恩・忘恩・報恩』(通算No43)

を読むのが、あっちゃこっちゃでたまらん、ということでした。点検してみると、まさにそのとおり、見開きページの半分しか見えません。

 いろいろ、改善しようとしましたが、シロウトの悲しさで打つ手なし! それで、ひょっとして以前の「菜の花」に戻したらどうかってんで、やってみましたら
 以前のようにちゃんと読むことができるようになりました。
 季節感はむちゃむちゃですが、諸般の事情に鑑み何卒お許しくださいますよう!







  現代の企業に巣くう「ダニ」の個人情報違法取得行為について、その経緯が「鬼蜘蛛ブログ」に去る24日付でサイトアップされています!
      
       http://onigumo.kitaguni.tv/
         「行政書士が私の個人情報を不正に取得していたことが判明!」
という記事です。


        そこで、この記事の根拠となった不正文書を公開しちゃいませう。

      これが実際に不正使用された「行政書士職務上請求書」だ!

 こんなもんを目にする機会がある人は、役所でもホンのひとにぎり。まして、このブログをご覧の健全な市民の皆様にはこんなもんがあるんかいな、ということでしょうが、
 この機会にトクとご覧くだされ! 絶対ばれるまい、と好き勝手に請求理由を書いています。なお、背景の「無効」すかしは、複写に必ず出てくる偽造防止マークです。

      




続・ダニの正体に迫る鬼蜘蛛! 文芸社発注の興信所調査書で個人情報違法取得(通算No56)

2011年07月26日 17時36分33秒 | 背徳の行政書士カネマンダー・シゲシゲ
おことわり
 クンちゃんブログの背景を7月1日から、季節に合わせて「木漏れ陽」にしました。そうしたところ、文字群を置くスペースの左右がかなり狭くなったためか、
 以前の記事が大変読みにくくて困る、というご指摘をメッセージ欄にいただきました。とくに栗田工業出版介入問題のところの
                      野崎貞雄著『大恩・忘恩・報恩』(通算No43)

を読むのが、あっちゃこっちゃでたまらん、ということでした。点検してみると、まさにそのとおり、見開きページの半分しか見えません。

 いろいろ、改善しようとしましたが、シロウトの悲しさで打つ手なし! それで、ひょっとして以前の「菜の花」に戻したらどうかってんで、やってみましたら
 以前のようにちゃんと読むことができるようになりました。
 季節感はむちゃむちゃですが、諸般の事情に鑑み何卒お許しくださいますよう!





  現代の企業に巣くう「ダニ」の個人情報違法取得行為について、「鬼蜘蛛ブログ」が一昨日24日付でサイトアップしています!
      
       http://onigumo.kitaguni.tv/
         「行政書士が私の個人情報を不正に取得していたことが判明!」
という記事です。


 鬼蜘蛛ブログによると、戸籍地に情報公開をかけたところ、クンちゃんの予想どおり、資格者(やっぱり行政書士だった)による違法な個人情報取得が明らかになった。
 企業のよこしまな調査要請に応えるべく、あえて違法行為をおこなうマダニのような連中はいつの時代にも存在するが、いつも氷山の一角にスポットがあたるだけで、例外的存在として片付けられている。
 しかし、企業に巣くうダニは、本当に取るに足らない少数なのだろうか?
 戸籍や住民票が右から左へと自由自在に取得できる「職務上請求書」というものが、年間、どれぐらい使われているのかわからないが、形式だけ適法で、使用目的はまったく不当・違法という場合がたくさん含まれているとクンちゃんは疑っている。

 今回の鬼蜘蛛個人情報違法取得では、すでに東京都葛飾区在住の行政書士の特定が済んでいる。鬼蜘蛛ねえさんのことだから、いずれ、黒白をつけることになろうが、ここまで来るのだってふつうの家庭の主婦なんかには到底不可能なことなのである。何か、自分に関する違法な行為がおこなわれた、との気配さえ、感じることができない場合が圧倒的なのである。

 ところで、この後どうなるか、どうするか、もなかなか厄介な問題である。
 できれば知らんぷりを決め込みたいのが監督官庁、関連団体の本音だからである。
 東京都の行政書士をとりまとめる東京都行政書士会という法に定められた団体があるにはあるが、ここがきちんとこうした違法行政書士を取り締まるかどうか、大きな疑念を持っているクンちゃんなのである。それはかつてのクンちゃんの知見による正直な思いだが、それからだいぶ時間が経過した。一定の時を経て、この団体の体質が改良されたのかどうか、注目していきたい。もちろん、東京都以外の行政書士会はきちんと対応しているという意味でないことは、おわかりいただけると思う。

 さて、クンちゃんの違法行政書士にまつわる経験は、もう15年も前の平成8年のことである。

 ある労働裁判の企業側証拠として1通の興信所調査書が提出された。
 なんと、この調査書(画像参照)に、調査対象となった人物の家族全員の個人情報を含む住民票謄本が添付されていたのだ。
 興信所としては裁判の証拠として出されるなんていう事態は想定していなかっただろうし、そんなものを堂々と証拠として出してくる弁護士も相当のほあである。担当弁護士は、企業側の法曹として著名な松内金太郎事務所の駆け出し男だったが、いまや中堅だろう。こんな違法行為の存在を示してくれた点だけは大いに評価したい。



 クンちゃんがすでにクンちゃんブログ通算No23に掲載した近時の文芸社発注の調査書と異なり、当時は堂々と会社名が入っている。しかも「秘」印なんぞも打って、こけおどし的な装いだったのだ。(被調査者氏名等の裏うつりを消すため、不自然な修正を施しています。)

 こんな違法な証拠は見逃せない。
 さっそく、表記されている会社名で商業謄本(画像参照)を取った。
 いい加減な表示かと思ったが、その会社は確かに存在した。





 興信所は判明したが、問題の住民票謄本をこの興信所が直接に違法取得したのかどうかはにわかに判断できない。
 そこで、平成8年のクリスマスイブの朝、住民票を発行した東京都江戸川区に対し、関連資料を示し、住民票発行日にこの住民票を取得したのは誰か、開示を求めた。
 しかし、こちらの話を聞いていったん窓口から下がった係はなかなか出てこない。
 その挙句、「出せない」という結論。江戸川区小岩出張所だったような記憶だが、激怒したクンちゃんは、「ウー、ワ、ワンワンワン」と吠えたのであった。

 結局、被調査者本人がまだ馴染みのなかった情報公開制度を用いて、住民票取得者を開示させた。その違法取得には、なんと今回と同じ行政書士の「職務上請求書」が使われていた。(余談・これは同区の情報公開第1号だった。)
 この職務上請求書は、今回、クンちゃんのお蔵を探したが見当たらなかったので映像はなしだが、そこに書かれた行政書士の名前は「安井信義」であった。
 なんだい、行政書士が興信所やってんかい? いや、興信所のおやじが仕事の便宜のため、行政書士になったんだんべよ、これじゃ、戸籍だろうと住民票だろうと取り放題だな、とみんなで苦い笑いを交わした記憶が鮮明である。

 クンちゃんたちはここまでも大変であった。違法行為の行為者を特定するのはなかなかエネルギーがいる。
 しかし、鬼蜘蛛ねえさんはすでにここまで完遂しているのだ。一驚である。

 話は戻るが、証拠はそろったとして、クンちゃんらは新宿区四谷3丁目の交差点角にあるこの興信所を訪れ、聴き取りをおこなおうとしたが、当然そんなものにすんなりと応じる相手ではない。しかし、あとで録音のやりとりを再生してみると、「う―、弁護士に頼まれて、訴訟準備のため取得したんだ。うー、適法である、うー」などと言いぬけようとしていた。クンちゃんたちも「ワッ、ワンワン」と応じているが、結局らちがあかず、問題は東京都行政書士会に持ち込まれた。

 弁護士の違法行為教唆が立証できれば好都合という観点だったが、この東京都行政書士会、綱紀委員会だったかなんだったがはっきり記憶していないが、露骨な引き延ばし策を弄し、不誠実極まりない対応だった。
 クンちゃんも1度、渋谷の道玄坂の上のほうにある行政書士会館までこの委員会に呼ばれて行き、事情を聞かれた。(余談・交通費というのが出た。)この聴き取りの際、あきれたことに委員長だとかいう男は、クンちゃんが提示した興信所の商業謄本について違法取得ではないかなどとバカを言う。「公開されていることも知らんのかお前は、ワンワン」というようなことは省くが、結局東京都行政書士会が結論を出すまでに2年はかかった記憶だ。しかも申立人のクンちゃんにはなんらの通知もなかった。

 何年か、相当のちになって、別件で国会図書館に行った際に、ついでに入手したのが以下に掲載するこの会の機関誌の懲戒記事(記事画像の最後)である。
 あきれてモノが言えなかった。

 「訓告」だってよ! 軽い、軽い! この甘さが行政書士をさらにさらに軽いものへとおとしめているんだよ。
 クンちゃんはもう面倒なので、放ったらかしにしておいたが、とんでもない事実認定にもなっていた。
 なぜ被調査者本人だけなら適法なのか、行政書士資格を使って取得した公文書を、興信所業務に流用するのが、なぜ適法なのか。バカも休み休み言ってもらいたい!





 今回の鬼蜘蛛個人情報違法取得も、このいわくつきの東京都行政書士会が相手である。
 十数年ぐらいじゃ、メンバーは変わらんだろうし、この身内に甘い体質だって「維持」されているかも知れん。
 
 鬼蜘蛛ねえさんには、よーく眉につばをぬってからやりとりすることをお勧めする次第であります。



ダニの正体に迫る鬼蜘蛛! 文芸社発注の興信所調査書で個人情報違法取得(通算No55)

2011年07月25日 09時38分25秒 | 背徳の行政書士カネマンダー・シゲシゲ

 おことわり
 クンちゃんブログの背景を7月1日から、季節に合わせて「木漏れ陽」にしました。そうしたところ、文字群を置くスペースの左右がかなり狭くなったためか、
 以前の記事が大変読みにくくて困る、というご指摘をメッセージ欄にいただきました。とくに栗田工業出版介入問題のところの
                      野崎貞雄著『大恩・忘恩・報恩』(通算No43)

を読むのが、あっちゃこっちゃでたまらん、ということでした。点検してみると、まさにそのとおり、見開きページの半分しか見えません。

 いろいろ、改善しようとしましたが、シロウトの悲しさで打つ手なし! それで、ひょっとして以前の「菜の花」に戻したらどうかってんで、やってみましたら
 以前のようにちゃんと読むことができるようになりました。
 季節感はむちゃむちゃですが、諸般の事情に鑑み何卒お許しくださいますよう!





  現代の企業に巣くう「ダニ」の個人情報違法取得行為について、「鬼蜘蛛ブログ」がきのう24日付でサイトアップしています!
      
       http://onigumo.kitaguni.tv/
         「行政書士が私の個人情報を不正に取得していたことが判明!」
という記事です。

 クンちゃんブログでは、文芸社が発注したとしか考えられないこの違法取得について、調査書表紙写真を掲載しましたが、栗田工業問題の余波で放りっぱなしになっています。
 しかし、違法行為が明らかになったことで、近々、古い関連事案の資料を発掘し、併せてリポートしたいと思います。

 


 きょうは、とりあえず、クンちゃん犬に取りついた「ダニ」のほうから報告いたします。

長毛のうえ、巨大「マダニ」が! (クンちゃん)
2011-07-23 11:08:47


 という書き込みを、通算No54のコメント欄、「自費出版しちゃった人2011-07-22 09:55:33」宛にしました(以下)。

『別件(クンちゃん犬からの報告)
きのうアニマルドクターのさくらセンセのところに行ったら、センセがおれの背中のアトピーの様子を見るため毛並みを選り分けているうち、「ウヮーッ」と大きな声。
なんと、5円玉の穴よりはるかに大きい、巨大なと言うべきマダニが、おれのしっぽの手前んとこに喰らいついていたんだ。
10日ばかり前、目が弱くなってきたためか、道端の崖から4メートルばかり下の竹林に落っこちてしまったんだ。
クンちゃん人が助けに来るまで、崖下のなんだかえらく薄暗い、きったない所をうろうろしてたんだけど、そのときにちっちゃなマダニに取り付かれたんだな。
そいつが何日もおれの血を吸い続けて、巨大マダニに成長しちまったってわけ。まったくふざけたやつなんだよ。
で、さくらセンセから、ダニ除けの薬を背中にこってり塗ってもらってけえってきたんだ。

みなさんとこでも、フィラリアとダニは気ぃつけてくれなはれ!あとで本編に写真をのっけとくので、そいつの正体を見てね!クンちゃん人より 』


 それで、24日の朝、起きて何気なく床を見ると、床に500円玉をふた回りほど大きくしたような赤黒い血痕のようなものがあるではありませんか。それも踏んづけたような格好の2か所と布団のシーツの上に薄く1か所。「えー、どうして!」と自分の両足の裏を見ると、同じような形の血が左足裏に固まってこびり付いている!
 ああ、なんだかわからんが、夜中に何かを踏んで怪我をしたが、痛さより眠さが強くて気がつかないまま朝になったんだなと思い、消毒薬で足裏を拭いてみると、怪我など何もなし。
 
 これはおかしい、ではクンちゃん犬がどうかしたのか、とよく調べてみたが、こちらも異常がない。
 まったく腑に落ちないことで、首をかしげたが、クンちゃん犬の寝床であるクンちゃん人の古いスポーツシャツを調べると、血が飛び散っているような跡を発見。結局、下痢か何かわからんが、クンちゃん犬からの出血をクンちゃん人が踏んで、あっちこっちにスタンプしたという結論になった。

 ところが、24日の夕方になって、床をふと見ると、さくらセンセが捕まえた巨大マダニの3倍もある、よく似たやつのカラカラになったやつが、落っこちているではありませんか。
 巨大マダニの標本と比べてみると、まさにウルトラ巨大マダニなのである。どんだけクンちゃん犬の血を吸ってくれたことか…。

 そういえば4、5日前、家人が「竹林に転落した時、何も怪我をしなくて良かったと思ったら、こんなところに血豆ができている。落ちた時に折れた竹の先にでもぶつかったんやろか」と、クンちゃん犬の右前足の脇の下のやわらかいところを示した。その時は、そこにあるものを確かに「血豆」だと思った。しかし、急いで調べてみると、「血豆」はもうなくなっていた。

 血豆は、実はウルトラ巨大マダニだったのだ!

 さくらセンセは巨大ダニを発見した際、クンちゃん犬の全身を隈なく捜索した。だが、他には何もみつからなかった。
 すると、ウルトラ巨大マダニは、ダニ除け薬の効果ではなく、それ以前になんらかの理由でクンちゃん犬から離脱して、古シャツ上に存在したのだ。
 そいつをクンちゃん人が何も知らずに踏み付けたのであった!

 




 写真がまったく同じ大きさではないので恐縮ですが、5円玉の穴の大きさとの比較でマダニの成長具合をご理解いただけるものと思います。
 上がまだ生きている「巨大マダニ」
 下は、「ウルトラ巨大マダニ」の圧死体!
 同じ時にダニーボーイ・クンちゃん犬に取りついたはずなのに、なぜ大きさがこんなに違うのか。
 喰いついた場所により、血を吸いやすい(=ウルトラ巨大)、吸いにくい(=巨大)ということがあるのか?どうか。






      「自費出版」ってのは、とかく困ったことになるわい、というブログに、なんで下のように「自費出版」の広告が載るんやろか?
       下記各社は、クンちゃんとはなんの関係もありませんからね、念のため。


Ads by Google
自費出版で踏み出す確かな一歩
玉稿拝見。著者と読者をていねいに誠実につなぐ出版社・朝日クリエ
http://www.asahi-create.jp/index.html
埼玉の過払い金返還手続は
督促止まります。秘密厳守。費用後払・分割OK。相談無料。
http://www.h-fukumura-office.jp/
はじめても安心の自費出版
自費出版がはじめての方も手軽で安心思い描いた作品を高品質、低価格にて
http://www.hakushowdou.com/self/index.html


       と、書いたら、いろいろ置き換わり、2011年7月26日午後2時40分現在、下の優秀会社のものが置かれています!ビックリハウス!
              Ads by Google
あなたの原稿募集中
ジャンル不問、あなたの原稿大募集。未完成でもOK。まずはご相談下さい。
http://www.bungeisha.co.jp



文芸社Vs鬼蜘蛛おばさん松田まゆみ氏の東京地検ほかでの争闘 其の壱(通算No23)】

2011年05月27日 09時47分52秒 | 背徳の行政書士カネマンダー・シゲシゲ
【 文芸社Vs鬼蜘蛛おばさん松田まゆみ氏の東京地検ほかでの争闘 其の壱(通算No23)】


  執拗に調査を重ねるも、なんの益もなし。なじみ興信所の売上げに貢献しただけに終わった。








掲載予定記事の一例 
  (予告。掲載順ではありません。体調不良と老齢のため、不定期のアップになります。ご了承をお願いします。内容は変更される場合があります。)


■鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張 (其の壱・調査活動の顚末) )  アップ途次 
(其の弐・まゆみさんが詐欺罪で文芸社を告発。寺野専務らに代わって東京地検に何度も呼び出されたクンちゃんの泣き笑い)
●鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張(其の参・まゆみさん告発で、東京地検捜査をどうすりぬけたか、その真相)
●特報!  三社関係現役・退職者座談会「文芸社・若林第一、第二編集部長ってのは、
       三一書房従業員(かつて、闘争前)、草思社専務取締役(ついこの間まで)として何をやり、何をやらなかったか」
       その特異なる人柄と大いなる負実績を赤裸々に語る(言いたい放題か? 期待してくれ!)

●新風舎と碧天舎の倒産前後の目を覆う情勢。わずか4000万でねえ!

■自費出版図書館はどうなっちゃったか。あの人が何故?
●特定商取引法改正と自費出版業界 【本は出た、本屋にも並んだ、広告も出た。だが、文芸社に支払ったあのカネを返してもらいたい
…そんな方は先を争ってお読みなされ】  何百万円もの返金ゲット方法がタダで読めるなんて、信じられまっか? 信じられない方は、信じられないままにお読みください。
  「あのカネを鳴らすのはあなた」(和田アキ子)ならぬ、「あのカネを取り戻すのはあなた!」ってわけ 
◆文芸社が東京経済・渡邊勝利氏を名誉棄損で訴えた裁判(いわゆる渡邊裁判の顚末)  アップ途次 
◆渡邊裁判敗訴後の渡邊勝利氏とその末路(あの威風堂々の男が…カネには勝てんのか!?)  アップ途次
●祝 この春、新宿旧NAOビルに一族郎党揃い踏み、ゲェッ!あれが4階に! するってえと、日本文学館ってのは?
◆現在、係争中の裁判リポート(「300冊配本はウソ」とがなる古沢裁判に、クンちゃん文芸社敵性証人として出廷検討、ほか)