黒い冷凍庫(冷凍品=文芸社、栗田工業、幻冬舎R等、クンちゃんブログ自費出版関連記事!クリタ創業者野崎貞雄氏発禁本全文)

旧文芸社=日本文学館、幻冬舎R等自費出版(費用著者負担エディション)よろず相談室 クンちゃんのエディタールームの過去記事

幻冬舎Rのミッフィー問題をどうすんべか?⑤完結編 (通算No59)

2011年07月31日 09時03分43秒 | 幻冬舎R著者の憤懣爆発


 ミッフィー問題は一応ここまで!という結論になりました!

「幻冬舎Rのミッフィー問題をどうすんべか?④(通算No50)7月1日アップ」のコメント投稿欄へのミッフィーちゃんの投稿を読んでいくと、その発言趣旨がかなり変わってきたことに気づいた方々も多いんじゃないかと思う。

 しかし、憑き物が落ちた。。。 (ミッフィー(下ユル子))
 2011-07-14 05:43:33

『(略)そんで、ヤクザ風です。トラブル処理係りとして、幻冬舎上層部はわざわざああいう、「コワモテ」のチンピラみたいな人を役員にしているのでしょうか。
 しかし、憑き物が落ちましたワタクシ・・・。自分の本を丸ごとパブーに晒したら、本当に気持ちが晴れ晴れと軽くなり、ますます「描きたい」という前向きな気持ちが戻りました。』

 なでしこジャパン (ミッフィー(下ユル子))
 2011-07-20 14:06:10

 『(略)まぁ、現在も感情的に、やつらを怒っているのか??
 といわれると、執念深さNO1と占い本に書かれてしまう、さそり座B型のわりには、
 「別にぃ~☆」という感じで、実はすでに感情的には消化されているんでやんすが、(略)

 でも、こだまんを見てて思った。幻冬○って結局、単なる「中小企業」なんだなって。経営者って大変ですねぇ。。。
 こだまんの中にある意味、「資金繰りにあくせくする町工場のオヤジ」の 姿を見てしまって、また一つ大人になったユル子がいるっスよ。。。
 いいよこだまん。。。ユル子の247万円で、社員の年金払ってあげんしゃい☆ウムウム♪』



 ミッフィーちゃんの心の中はかなり安定的、穏やかな心持ちになってきたという印象である。

 幻冬舎Rから自著を刊行したミッフィーちゃんは、「クンちゃんよろず相談室」のクライアント1号だったので、幻冬舎Rのことなんぞ何も知らないクンちゃんであったが、せめて支払ったお金を取り戻せないか、と考えた。怒りやもろもろの感情が渦巻き、堤を越えてあふれ出している彼女の心には、とてもじゃないがクンちゃんの手など届きようもないからだった。
 そこで、契約日や契約に至るプロセスによっては、すでに出版契約内容がすべて履行されていても、支払い金の全額を返還請求できるというウソのようなホントの話をミッフィーちゃんに適用できないかと目論んだのである。

 ところが、彼女の契約はウマい話の要件に、そっくりそのままあてはまるというわけにはいかないことが判明した。

 とはいえ、だからといっておカネを取り戻すことが百パーセント不可能かというと、そうでもないよ、というあたりでクンちゃんの諸事情により足踏みしていた。

 そんな中で、上記のミッフィーちゃんのコメントがあらわれた。

 そこで、コメント欄ではなく、非公開のメッセージ欄で少しやりとりを続けてきたが、昨30日のやりとりであらためて確認した結果、ミッフーちゃんの件はここらへんで一応落着ということにする、という合意をみた。(幻冬舎Rの面々には頬のユル子じゃなくて、頬のゆるむ事態であろうが、今後、絶対に蒸し返さないというミッフィーちゃんの意思表示があったわけではない。この点、念のため明確に付記しておきたい。)

   
             うーん、それがいいかもねえ!


 ミッフィーちゃんとクンちゃんのやりとりは非公開が前提で進められてきたが、クンちゃんの独断で差し障りがないと思われる部分をちょっとだけ公開してしまおう。後悔するかもしれんが。
 
 ク ン 「だいぶ怒ってるように見受けたが、そもそもミッフィーちゃんの怒りが向かっていた標的は?」

 ミッフ 『私が怒り狂っていた大きなポイントは、ルネのおかげで、前回のアメーバブログを閉鎖せざるを得なかったところです。(略)
     編集内容や、取られたおカネを怒っていたのではありません。ブログ潰しを怒っていたのです。』


 ク ン 「今後については、なんか抱負のようなもんはあるんだべか?」

 ミッフ 『私はいつか、「自費出版フォーラム」を開きたいと願っています。
     自費出版を考えている人たちに、私のような経験者が実態を教えてあげて、参考にしてもらう。 そんなイベントを開きたいのです。(略)
     出版社がリードする自費出版ではなく、著者がリードする自費出版を考えたいのです。』


 うーむ、「自費出版フォーラム」ってのは、このクンちゃんブログでぽしゃったママの渡邊勝利氏顚末記事の主人公渡邊氏が生前おやりになっていた活動母体の名前であるという記憶があるので、「自由出版フォーラム」とかいうような名前がいいかもしれんわな。
 
 というようなわけで、この「幻冬舎Rのミッフィー問題をどうすんべか」は、おしまい。

 ただし、ミッフィーちゃんは今までどおり、今後もコンゴやウガンダ、クンちゃんブログの周辺を頻繁に徘徊するとのことである。

 この項おわり




またまたこういうのが出ちゃうんだけど、全部シャットアウトしなきゃだめだんべか?

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続続続・ダニの正体に迫る鬼蜘蛛! 法的対抗措置に出る鬼蜘蛛!(通算No58)

2011年07月30日 20時47分37秒 | 背徳の行政書士カネマンダー・シゲシゲ



最近のクンちゃん犬。
わしゃもちっと疲れたわい。
マダニやらなんやらあったからにぃ!
後方はニガウリやらなんやら。
      =クンちゃん人豪邸にて








  鬼蜘蛛ねえさんの本人、家族を含む戸籍謄本等個人情報の行政書士による不正取得問題
  http://onigumo.kitaguni.tv/
で、同ねえさんからクンちゃんへの短信によると、今週末から週明けにかけて、ありとあらゆる法的措置を講じて、不正使用行政書士「カネマンダー・シゲシゲ」(東京都行政書士会所属)の責任を追及していくことのようです。また、発注主の「文芸社」および受注者の「旧千代田生命出入り興信所」に対する追及にも相応のエネルギーを注入するとのことです。

 クンちゃんも出来限りの応援をしていく考えです。
 ただ、問題の調査書そのものはクンちゃんの手許に複写があるのですが、この書面がクンちゃん手許に存在することの法的位置づけに?もあり、そのリポート内容をねえさんに開示しないままになっています。
 なんらかの法的根拠のある開示命令的なものがクンちゃんに来れば開示できますが、いまのところ模様眺めの状態です。

 そんな事情ですが、来週もまた、お立ち寄りください。では!



   おまけメッセージ   

   きょうJR亀戸駅で、天玉うどんを喰っていた不正使用行政書士「カネマンダー・シゲシゲ」に告ぐ!

   もう、逃げられぬ。
   ありとあらゆる知っていること、その全部を告白するなら、クンちゃんがねえさんに「罪一等を免じて!」と懇願してやる。
   もし、そんな気があるなら、クンちゃんブログのメッセージ欄から連絡ちょうだい。
   どっちがトクか、よーく考えんだな!


続続・ダニの正体に迫る鬼蜘蛛! 不正使用の「職務上請求書」はこれだ!(通算No57)

2011年07月27日 13時00分00秒 | 背徳の行政書士カネマンダー・シゲシゲ
おことわり
 クンちゃんブログの背景を7月1日から、季節に合わせて「木漏れ陽」にしました。そうしたところ、文字群を置くスペースの左右がかなり狭くなったためか、
 以前の記事が大変読みにくくて困る、というご指摘をメッセージ欄にいただきました。とくに栗田工業出版介入問題のところの
                      野崎貞雄著『大恩・忘恩・報恩』(通算No43)

を読むのが、あっちゃこっちゃでたまらん、ということでした。点検してみると、まさにそのとおり、見開きページの半分しか見えません。

 いろいろ、改善しようとしましたが、シロウトの悲しさで打つ手なし! それで、ひょっとして以前の「菜の花」に戻したらどうかってんで、やってみましたら
 以前のようにちゃんと読むことができるようになりました。
 季節感はむちゃむちゃですが、諸般の事情に鑑み何卒お許しくださいますよう!







  現代の企業に巣くう「ダニ」の個人情報違法取得行為について、その経緯が「鬼蜘蛛ブログ」に去る24日付でサイトアップされています!
      
       http://onigumo.kitaguni.tv/
         「行政書士が私の個人情報を不正に取得していたことが判明!」
という記事です。


        そこで、この記事の根拠となった不正文書を公開しちゃいませう。

      これが実際に不正使用された「行政書士職務上請求書」だ!

 こんなもんを目にする機会がある人は、役所でもホンのひとにぎり。まして、このブログをご覧の健全な市民の皆様にはこんなもんがあるんかいな、ということでしょうが、
 この機会にトクとご覧くだされ! 絶対ばれるまい、と好き勝手に請求理由を書いています。なお、背景の「無効」すかしは、複写に必ず出てくる偽造防止マークです。

      




続・ダニの正体に迫る鬼蜘蛛! 文芸社発注の興信所調査書で個人情報違法取得(通算No56)

2011年07月26日 17時36分33秒 | 背徳の行政書士カネマンダー・シゲシゲ
おことわり
 クンちゃんブログの背景を7月1日から、季節に合わせて「木漏れ陽」にしました。そうしたところ、文字群を置くスペースの左右がかなり狭くなったためか、
 以前の記事が大変読みにくくて困る、というご指摘をメッセージ欄にいただきました。とくに栗田工業出版介入問題のところの
                      野崎貞雄著『大恩・忘恩・報恩』(通算No43)

を読むのが、あっちゃこっちゃでたまらん、ということでした。点検してみると、まさにそのとおり、見開きページの半分しか見えません。

 いろいろ、改善しようとしましたが、シロウトの悲しさで打つ手なし! それで、ひょっとして以前の「菜の花」に戻したらどうかってんで、やってみましたら
 以前のようにちゃんと読むことができるようになりました。
 季節感はむちゃむちゃですが、諸般の事情に鑑み何卒お許しくださいますよう!





  現代の企業に巣くう「ダニ」の個人情報違法取得行為について、「鬼蜘蛛ブログ」が一昨日24日付でサイトアップしています!
      
       http://onigumo.kitaguni.tv/
         「行政書士が私の個人情報を不正に取得していたことが判明!」
という記事です。


 鬼蜘蛛ブログによると、戸籍地に情報公開をかけたところ、クンちゃんの予想どおり、資格者(やっぱり行政書士だった)による違法な個人情報取得が明らかになった。
 企業のよこしまな調査要請に応えるべく、あえて違法行為をおこなうマダニのような連中はいつの時代にも存在するが、いつも氷山の一角にスポットがあたるだけで、例外的存在として片付けられている。
 しかし、企業に巣くうダニは、本当に取るに足らない少数なのだろうか?
 戸籍や住民票が右から左へと自由自在に取得できる「職務上請求書」というものが、年間、どれぐらい使われているのかわからないが、形式だけ適法で、使用目的はまったく不当・違法という場合がたくさん含まれているとクンちゃんは疑っている。

 今回の鬼蜘蛛個人情報違法取得では、すでに東京都葛飾区在住の行政書士の特定が済んでいる。鬼蜘蛛ねえさんのことだから、いずれ、黒白をつけることになろうが、ここまで来るのだってふつうの家庭の主婦なんかには到底不可能なことなのである。何か、自分に関する違法な行為がおこなわれた、との気配さえ、感じることができない場合が圧倒的なのである。

 ところで、この後どうなるか、どうするか、もなかなか厄介な問題である。
 できれば知らんぷりを決め込みたいのが監督官庁、関連団体の本音だからである。
 東京都の行政書士をとりまとめる東京都行政書士会という法に定められた団体があるにはあるが、ここがきちんとこうした違法行政書士を取り締まるかどうか、大きな疑念を持っているクンちゃんなのである。それはかつてのクンちゃんの知見による正直な思いだが、それからだいぶ時間が経過した。一定の時を経て、この団体の体質が改良されたのかどうか、注目していきたい。もちろん、東京都以外の行政書士会はきちんと対応しているという意味でないことは、おわかりいただけると思う。

 さて、クンちゃんの違法行政書士にまつわる経験は、もう15年も前の平成8年のことである。

 ある労働裁判の企業側証拠として1通の興信所調査書が提出された。
 なんと、この調査書(画像参照)に、調査対象となった人物の家族全員の個人情報を含む住民票謄本が添付されていたのだ。
 興信所としては裁判の証拠として出されるなんていう事態は想定していなかっただろうし、そんなものを堂々と証拠として出してくる弁護士も相当のほあである。担当弁護士は、企業側の法曹として著名な松内金太郎事務所の駆け出し男だったが、いまや中堅だろう。こんな違法行為の存在を示してくれた点だけは大いに評価したい。



 クンちゃんがすでにクンちゃんブログ通算No23に掲載した近時の文芸社発注の調査書と異なり、当時は堂々と会社名が入っている。しかも「秘」印なんぞも打って、こけおどし的な装いだったのだ。(被調査者氏名等の裏うつりを消すため、不自然な修正を施しています。)

 こんな違法な証拠は見逃せない。
 さっそく、表記されている会社名で商業謄本(画像参照)を取った。
 いい加減な表示かと思ったが、その会社は確かに存在した。





 興信所は判明したが、問題の住民票謄本をこの興信所が直接に違法取得したのかどうかはにわかに判断できない。
 そこで、平成8年のクリスマスイブの朝、住民票を発行した東京都江戸川区に対し、関連資料を示し、住民票発行日にこの住民票を取得したのは誰か、開示を求めた。
 しかし、こちらの話を聞いていったん窓口から下がった係はなかなか出てこない。
 その挙句、「出せない」という結論。江戸川区小岩出張所だったような記憶だが、激怒したクンちゃんは、「ウー、ワ、ワンワンワン」と吠えたのであった。

 結局、被調査者本人がまだ馴染みのなかった情報公開制度を用いて、住民票取得者を開示させた。その違法取得には、なんと今回と同じ行政書士の「職務上請求書」が使われていた。(余談・これは同区の情報公開第1号だった。)
 この職務上請求書は、今回、クンちゃんのお蔵を探したが見当たらなかったので映像はなしだが、そこに書かれた行政書士の名前は「安井信義」であった。
 なんだい、行政書士が興信所やってんかい? いや、興信所のおやじが仕事の便宜のため、行政書士になったんだんべよ、これじゃ、戸籍だろうと住民票だろうと取り放題だな、とみんなで苦い笑いを交わした記憶が鮮明である。

 クンちゃんたちはここまでも大変であった。違法行為の行為者を特定するのはなかなかエネルギーがいる。
 しかし、鬼蜘蛛ねえさんはすでにここまで完遂しているのだ。一驚である。

 話は戻るが、証拠はそろったとして、クンちゃんらは新宿区四谷3丁目の交差点角にあるこの興信所を訪れ、聴き取りをおこなおうとしたが、当然そんなものにすんなりと応じる相手ではない。しかし、あとで録音のやりとりを再生してみると、「う―、弁護士に頼まれて、訴訟準備のため取得したんだ。うー、適法である、うー」などと言いぬけようとしていた。クンちゃんたちも「ワッ、ワンワン」と応じているが、結局らちがあかず、問題は東京都行政書士会に持ち込まれた。

 弁護士の違法行為教唆が立証できれば好都合という観点だったが、この東京都行政書士会、綱紀委員会だったかなんだったがはっきり記憶していないが、露骨な引き延ばし策を弄し、不誠実極まりない対応だった。
 クンちゃんも1度、渋谷の道玄坂の上のほうにある行政書士会館までこの委員会に呼ばれて行き、事情を聞かれた。(余談・交通費というのが出た。)この聴き取りの際、あきれたことに委員長だとかいう男は、クンちゃんが提示した興信所の商業謄本について違法取得ではないかなどとバカを言う。「公開されていることも知らんのかお前は、ワンワン」というようなことは省くが、結局東京都行政書士会が結論を出すまでに2年はかかった記憶だ。しかも申立人のクンちゃんにはなんらの通知もなかった。

 何年か、相当のちになって、別件で国会図書館に行った際に、ついでに入手したのが以下に掲載するこの会の機関誌の懲戒記事(記事画像の最後)である。
 あきれてモノが言えなかった。

 「訓告」だってよ! 軽い、軽い! この甘さが行政書士をさらにさらに軽いものへとおとしめているんだよ。
 クンちゃんはもう面倒なので、放ったらかしにしておいたが、とんでもない事実認定にもなっていた。
 なぜ被調査者本人だけなら適法なのか、行政書士資格を使って取得した公文書を、興信所業務に流用するのが、なぜ適法なのか。バカも休み休み言ってもらいたい!





 今回の鬼蜘蛛個人情報違法取得も、このいわくつきの東京都行政書士会が相手である。
 十数年ぐらいじゃ、メンバーは変わらんだろうし、この身内に甘い体質だって「維持」されているかも知れん。
 
 鬼蜘蛛ねえさんには、よーく眉につばをぬってからやりとりすることをお勧めする次第であります。



ダニの正体に迫る鬼蜘蛛! 文芸社発注の興信所調査書で個人情報違法取得(通算No55)

2011年07月25日 09時38分25秒 | 背徳の行政書士カネマンダー・シゲシゲ

 おことわり
 クンちゃんブログの背景を7月1日から、季節に合わせて「木漏れ陽」にしました。そうしたところ、文字群を置くスペースの左右がかなり狭くなったためか、
 以前の記事が大変読みにくくて困る、というご指摘をメッセージ欄にいただきました。とくに栗田工業出版介入問題のところの
                      野崎貞雄著『大恩・忘恩・報恩』(通算No43)

を読むのが、あっちゃこっちゃでたまらん、ということでした。点検してみると、まさにそのとおり、見開きページの半分しか見えません。

 いろいろ、改善しようとしましたが、シロウトの悲しさで打つ手なし! それで、ひょっとして以前の「菜の花」に戻したらどうかってんで、やってみましたら
 以前のようにちゃんと読むことができるようになりました。
 季節感はむちゃむちゃですが、諸般の事情に鑑み何卒お許しくださいますよう!





  現代の企業に巣くう「ダニ」の個人情報違法取得行為について、「鬼蜘蛛ブログ」がきのう24日付でサイトアップしています!
      
       http://onigumo.kitaguni.tv/
         「行政書士が私の個人情報を不正に取得していたことが判明!」
という記事です。

 クンちゃんブログでは、文芸社が発注したとしか考えられないこの違法取得について、調査書表紙写真を掲載しましたが、栗田工業問題の余波で放りっぱなしになっています。
 しかし、違法行為が明らかになったことで、近々、古い関連事案の資料を発掘し、併せてリポートしたいと思います。

 


 きょうは、とりあえず、クンちゃん犬に取りついた「ダニ」のほうから報告いたします。

長毛のうえ、巨大「マダニ」が! (クンちゃん)
2011-07-23 11:08:47


 という書き込みを、通算No54のコメント欄、「自費出版しちゃった人2011-07-22 09:55:33」宛にしました(以下)。

『別件(クンちゃん犬からの報告)
きのうアニマルドクターのさくらセンセのところに行ったら、センセがおれの背中のアトピーの様子を見るため毛並みを選り分けているうち、「ウヮーッ」と大きな声。
なんと、5円玉の穴よりはるかに大きい、巨大なと言うべきマダニが、おれのしっぽの手前んとこに喰らいついていたんだ。
10日ばかり前、目が弱くなってきたためか、道端の崖から4メートルばかり下の竹林に落っこちてしまったんだ。
クンちゃん人が助けに来るまで、崖下のなんだかえらく薄暗い、きったない所をうろうろしてたんだけど、そのときにちっちゃなマダニに取り付かれたんだな。
そいつが何日もおれの血を吸い続けて、巨大マダニに成長しちまったってわけ。まったくふざけたやつなんだよ。
で、さくらセンセから、ダニ除けの薬を背中にこってり塗ってもらってけえってきたんだ。

みなさんとこでも、フィラリアとダニは気ぃつけてくれなはれ!あとで本編に写真をのっけとくので、そいつの正体を見てね!クンちゃん人より 』


 それで、24日の朝、起きて何気なく床を見ると、床に500円玉をふた回りほど大きくしたような赤黒い血痕のようなものがあるではありませんか。それも踏んづけたような格好の2か所と布団のシーツの上に薄く1か所。「えー、どうして!」と自分の両足の裏を見ると、同じような形の血が左足裏に固まってこびり付いている!
 ああ、なんだかわからんが、夜中に何かを踏んで怪我をしたが、痛さより眠さが強くて気がつかないまま朝になったんだなと思い、消毒薬で足裏を拭いてみると、怪我など何もなし。
 
 これはおかしい、ではクンちゃん犬がどうかしたのか、とよく調べてみたが、こちらも異常がない。
 まったく腑に落ちないことで、首をかしげたが、クンちゃん犬の寝床であるクンちゃん人の古いスポーツシャツを調べると、血が飛び散っているような跡を発見。結局、下痢か何かわからんが、クンちゃん犬からの出血をクンちゃん人が踏んで、あっちこっちにスタンプしたという結論になった。

 ところが、24日の夕方になって、床をふと見ると、さくらセンセが捕まえた巨大マダニの3倍もある、よく似たやつのカラカラになったやつが、落っこちているではありませんか。
 巨大マダニの標本と比べてみると、まさにウルトラ巨大マダニなのである。どんだけクンちゃん犬の血を吸ってくれたことか…。

 そういえば4、5日前、家人が「竹林に転落した時、何も怪我をしなくて良かったと思ったら、こんなところに血豆ができている。落ちた時に折れた竹の先にでもぶつかったんやろか」と、クンちゃん犬の右前足の脇の下のやわらかいところを示した。その時は、そこにあるものを確かに「血豆」だと思った。しかし、急いで調べてみると、「血豆」はもうなくなっていた。

 血豆は、実はウルトラ巨大マダニだったのだ!

 さくらセンセは巨大ダニを発見した際、クンちゃん犬の全身を隈なく捜索した。だが、他には何もみつからなかった。
 すると、ウルトラ巨大マダニは、ダニ除け薬の効果ではなく、それ以前になんらかの理由でクンちゃん犬から離脱して、古シャツ上に存在したのだ。
 そいつをクンちゃん人が何も知らずに踏み付けたのであった!

 




 写真がまったく同じ大きさではないので恐縮ですが、5円玉の穴の大きさとの比較でマダニの成長具合をご理解いただけるものと思います。
 上がまだ生きている「巨大マダニ」
 下は、「ウルトラ巨大マダニ」の圧死体!
 同じ時にダニーボーイ・クンちゃん犬に取りついたはずなのに、なぜ大きさがこんなに違うのか。
 喰いついた場所により、血を吸いやすい(=ウルトラ巨大)、吸いにくい(=巨大)ということがあるのか?どうか。






      「自費出版」ってのは、とかく困ったことになるわい、というブログに、なんで下のように「自費出版」の広告が載るんやろか?
       下記各社は、クンちゃんとはなんの関係もありませんからね、念のため。


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       と、書いたら、いろいろ置き換わり、2011年7月26日午後2時40分現在、下の優秀会社のものが置かれています!ビックリハウス!
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No50コメント欄投稿へのお答えやらクンちゃん見解②(通算No54)

2011年07月22日 08時49分17秒 | 幻冬舎R著者の憤懣爆発

 コメントへの回答やら見解やらのつづきです。






委託販売とは何か御存じですか? (洋々)
2011-07-13 03:11:48

クンちゃん、暇な時でいいんですが、「委託販売」ってどういう意味ですか?
私がなんとなく調べてみたところ、出版社はそうなってからダメになったとも言う話があるし。


A 委託販売方式は、自分じゃ売らんで他の人に売ってもらうってこと。その代表が書籍の販売ってことになっている、ここ40年くらいはそうだと思う。
それ以前の書籍販売がどうなっていたかは、恥ずかしながら知らんのです。それ以前が後で述べる買い切り制だったとすると、小規模書店が多かった昔は、相当に裕福な人間しか新刊書店は開業出来なかったはずだ。

で、委託販売だけど、書店は単に委託されているだけだから、売れなくたって、カバーにガムがくっついていようが、折れ曲がっていようが、版元に送り返しゃあいいわけで、損はしない。「委託」販売方式は、本屋さん
にとっては「痛くない」販売方式ってことになるかもね。ただし、売れなくて返品ばっかじゃ結局は儲からんということになる。
このへんに着目したのが文芸社の棚買い(対価を支払って、書店の或るスペースを確保し、自社刊行物を陳列してもらう)だ。文芸社と特約を結んだ書店では、文芸社と約束した原則1か月の陳列期間が明ければ、
売れなくたってちゃちゃっと荷造りして返品すれば買い取ってもらえる(この部分が対価となる)んだから、この点だけ抽出してみれば堅い商売になるということだ。

話がちょっとずれちゃったけど、委託販売に対して、買い切り(買い取り)という版元有利の方式もある。
この方式は、書店が仕入れる書籍はすべて売れるかどうか別としてとにかく買ってちょうだい、買ってくれなきゃ配本せんわい、ということになる。
いま現在はどうなっているか知らないが、岩波書店とか童話の福音館、みすず書房(すべての刊行物というわけではなかったような記憶)など、ごくごく少数の版元が、その版元の特質ゆえにこういう立派な商売がで
きちゃうというわけだ。
また、書籍だけでなく、なんとか賞発表後の雑誌の特定号でも買い切りはある。そうそう、書籍に戻るが、例のハリポタも偉大なる殿様商売だった。
だいたいこんな調子の「生兵法」的説明だけど、コメント投稿の「自費出版しちゃた人」さんの補足・訂正をお待ちしてまっせ!


江川紹子と小出裕章 (ミッフィー(下ユル子))
2011-07-19 22:43:31
小出さんの本について (松田まゆみ)
2011-07-20 05:16:40
しかし、小出助教授にとっては (ミッフィー(下ユル子))
2011-07-20 07:01:54
Unknown (松田まゆみ)
2011-07-20 11:36:54
ミッフィー(下ユル子) (小出助教授は。。。)
2011-07-20 13:28:54
小出さんは気さくで誠実 (松田まゆみ)
2011-07-20 21:32:23


クンちゃんは最近の幻冬舎RのHPでの小出先生本の扱いを眺めて、時局に合わせたやり口があざといねえ、広告塔にされちゃう、という意味合いで帰宅後にコメントしたんだけど、「幻冬舎Rは自費出版オンリー」と
ぶちあげてたのに、という視点は持ち合わせていなかった。そこで、あらためて、幻冬舎RのHPを見てみたら、社長の文章が折々に掲載されていた。以下に引用する(傍線クンちゃん)。

2010年12月20日
「揺るぎなき自費出版」を確立する役割を負って
(略)新書というジャンルに挑戦してみようということになったのです。この数年、新書からベストセラーが数多く生まれており、各出版社も力を注いでいるジャンルということもあってか、書店での新書棚を確保するのは
大変なことです。あえてそこに自費出版の会社が新たなレーベルを送り込もうというのですから、苦戦は必至です。

2009年8月27日
私が弊社の代表になり三年が経ちました。(略)そして誓ったのです。「日本一、質の高い自費出版本を出す会社にしよう」と

2008年6月30日
(略)この 2年間は私にとっても、自費出版界にとっても激動の時でした。いつか総括しなければならないと考えていましたが、ようやくその時期が来たと思います。

2006年12月22日
1993年11月、幻冬舎は四谷の裏通りに面する雑居ビルの4階から出発しました。旧態依然とした出版界に小さな風穴を開けたい、その一念で会社を設立したのです。
(略)このような経緯の中で2005年に誕生したのが自費出版の会社、この幻冬舎ルネッサンスです。どうしても自分の作品を世に出したいという方に対して、適正な費用をいただき、本づくりの段階から全国の書店に流通させるまでを完全にバックアップし、サポートするというシステムです。

このように、明確に幻冬舎Rを自費出版専門であると自ら対世的に位置づけてきたからには、たとえ定款では「書籍・雑誌の企画・編集・製作・販売」とかになっていたとしても(なっているかどうか知らんよ)、ゼニをちゃんと支払って出版した著者たちに対し、説明責任がある、という論調には共鳴せざるを得ないのである。
また、知らぬうちに利用された格好ではあるにしても、小出先生もやがてきちんと事態にけりをつけるべきとも考える。ただし、いまはもっと本筋のほうに注力すべき時期であろうし、いずれということでもいいかなと思う。甘いかい?

この項おしまい


No50コメント欄投稿へのお答えやらクンちゃん見解①(通算No53)

2011年07月21日 19時18分42秒 | 幻冬舎R著者の憤懣爆発



病院からの帰途、古い友の墓に詣でたクンちゃん(供花の下に顔が映っている。)



暑中、寒あり!

いやあ、みなさま、ご無沙汰でしたが、炎暑のなか、お元気でお過ごしだったでしょうか。

なんだか、台風一過のせいかどうか、また今日1日だけの特異現象かもしれんが、夜中からえらい涼しくて、寒いほど。くしゃみなんかも二、三発、出たりしています。

ところで、いささか古くなりますが、通算N050のコメント欄へ書き込まれたさまざまな投稿につき、どうもクンちゃんへの質問、お尋ねになっているところがあるようですので、わかる範囲で答えておきます。


クンちゃんに質問です。 (ミッフィー)
2011-07-11 22:22:45


さて、せっかく配本のお話が出たので、クンちゃんが体調いいときでいいので、教えていただけると幸いです。
質問1、文芸社の配本状況はどんな感じなのか?また、会社により、配本や書店とのパイプには差があるのか??


A 流通する契約のものは、全国に散在する提携書店(書店数は)から著者居住地などを勘案した300書店に配本される。300書店を割り込まぬよう、現実には10パーセント程度上乗せされる。配本したはいいが、陳列しない書店もあり得るので、販売部員が各店を巡回する。
会社(版元)により書店とのパイプも、力関係もまったく異なる様相となる。下は楊枝程度から、上はきりがない。ただし、ある本が売れ始まったら、それまでは楊枝の、それも先っちょほどであっても、たちまちオロチほどにもなるんだね、これが。

質問2、文芸社における「それなりに売れる本」「意外に頑張ったと言える本」「ぜんぜん売れない本」の、おおよその販売部数。

A 標準的な刷り部数は1000。著者が100部の「贈呈」を受け、広報用など50を除いた850が流通に置かれるというのが一般的なパターン。
それなりに売れるというのは、800ぐらい売れて、増刷(だいたい500単位が多い)するかどうかという検討段階に至るもの、意外にがんばる本は、長い時間にぽつりぽつりと売れて行って、気がつくと二桁の増刷になっている、なんていうのもある。全然売れない本、というのは確かにある。1冊も売れないものもあるかもしれない。

質問3、自費出版する人間の胸には、「あわよくば編集者に気に入られて、俺の本だけは重点的に力を入れて売って欲しい」というのが少なからずあるが、そこら辺の基準は実際のところ、どんな感じ??

A 編集者の感覚と、販売担当者の目のつけどころというのは相当に異なるので、編集者に気に入られるかどうかというのはほとんど販売促進に関連がない。重点的に販売促進をおこなう新刊を選定する会議があるが、出たことはないのでその雰囲気もわからない。ここで、選定されると契約で定められた連合広告以外の新聞広告等の機会が増えるが、それがどんな効果を発揮するかはわからないというのが実情と思われる。
広い意味での広告・宣伝を巨額の費用を投じておこなっても、売れるものと売れないものが出てくる。広告すれば必ず売れるなら、世話はないわけだ。
もっともカネをかければ売れるものもある。
著者がカネを出して出版したが、ああそうですか、というわけで、どうということもなく平穏な日常に戻った。そういう作品3作(ひょっとして2作だったかも)に、確か1作あたり100000000円程度のカネをかけて売り出したことがあったが、そのうち1作は、若年層を中心に受け入れられ、著者の神永学氏は「作家」となって、赤い隻眼探偵が活躍する連作を世に出す端緒となった。(余談・この間、病院で山梨日日新聞の7月9日付、誰か山梨から来た人が置いていったのを拾って眺めていたら、神永氏の回想のような記事がのっていたが、この巨費を投じて宣伝してもらったくだりは一字も書かれていなかった。そんなもんだよなあ!記事は共同配信かもしれない。)


クンちゃんごめんない (洋々)
2011-07-12 04:11:32
証拠はあります (洋々)
2011-07-12 14:00:38
「書店挨拶」とは私もわけが判らなかった (洋々)
2011-07-13 02:43:41


これらの洋々さんのコメントを読むと、幻冬舎R側から著者に対し、「書店に挨拶に行け」という指示なり、お勧めがあるようなことが書かれているので、首をかしげてしまった。もし、実際そうだとすれば、これは書店側の意向や書店現場の実態とはまったく合わないはずである。Rでは、自社スタッフが書店を営業に回る、なんてことはやってないのかもしれん。回っていれば、書店側の意向を知ることができ、こんなお勧めはできっこないはずだ。
地方の、かなり地方の、お客はたまに来る田貫か麒麟という書店ならいざ知らず、ふつうに人間のお客が来ている書店では、はっきり言って無名の書き手が自分の費用で出した本の挨拶に店頭に来られてはたまらん、という実態があるのである。
特に都市部の著名な書店なら、こうした書き手が次から次へとあらわれ、それにいちいち取り合っていたら、大変な時間が必要になるのはちょっと考えればわかりそうなもの。文芸社では、原則、書店には挨拶に行かないでほしい、と著者にお願いして、これがまた著者側の不満の一因になったりしているのだ。
もっとも、著名な書き手の来訪ならどこでも大歓迎であるから、かつてのどこぞでの経験からそこらへんを勘違いしているのかもしれない、善意に解釈すればね。

つづく

栗田工業ちかん裁判短信。仮処分第2回審尋・横浜地裁(通算No52)

2011年07月07日 07時57分59秒 | 栗田工業ちかん裁判、野崎Vs藤野一本勝負
“栗田工業ちかん裁判”短信

  横浜地方裁判所
  6日の仮処分第2回審尋は、何もなし
 


 栗田工業と藤野宏前会長が、同社創業者野崎貞雄氏を相手取り、野崎氏の著作『大恩・忘恩・報恩』(文芸社刊、文芸社は栗田工業の要求どおり、すでに書店に配本した同書を、野崎氏に一言の連絡もなく回収したまま、沈黙している)の出版禁止等を求めた“栗田工業ちかん裁判”仮処分の第2回審尋が6日午後3時から、横浜地裁民事第3部でおこなわれた。
 この仮処分事件では、これまで栗田工業側の申立書に対して野崎氏側が答弁書を提出。同答弁書に対し栗田工業側の反論等の書面が提出され、野崎氏側も7月25日までに書面で主張がなされる段取りになっている。しかし、まだ野崎氏側書面が出る前であり、この日の審尋は、暑いだけで具体的な進展は何もなかったという。
 次回の審尋期日は、8月3日午後2時から。
 
 なお、野崎氏は文芸社に対し同日までに、「著作を単行本として編集制作し、書店300店舗に配本するなどの約束だった出版契約が不完全履行であり、なおかつなんら正式な見解を表明しないのは不誠実きわまりない」という趣旨の警告書を発送したことを明らかにした。しかし、文芸社は相変わらずの“だんまり作戦”で、模様眺めに終始しているという。

栗田工業ちかん裁判始まる。本訴第1回口頭弁論・横浜地裁(通算No51)

2011年07月06日 11時17分54秒 | 栗田工業ちかん裁判、野崎Vs藤野一本勝負

“栗田工業ちかん裁判”始まる

 横浜地裁
 きのう5日、本案(本訴)第1回口頭弁論開廷 
  次回は8月30日午前10時

 きょう6日午後3時、仮処分第2回審尋



 「藤野社長はちかんだ」という表現がある文書を、文芸社刊『大恩・忘恩・報恩』(野崎貞雄著、配本後回収)の資料編に収録したのは名誉毀損だ、などとして栗田工業と同社前会長藤野宏氏(去る6月29日退任)が、同社創業者である著者野崎氏を相手取り、『大恩・忘恩・報恩』の複製禁止等を求めた“栗田工業ちかん裁判”が昨5日、横浜地方裁判所で始まった。

 “栗田工業ちかん裁判”の第1回口頭弁論は、5日午後1時半より同地裁101号法廷において、第6民事部森義之裁判長(合議で、右陪席竹内浩史、左陪席は橋本政和の各裁判官)係りで開廷。型どおり、冒頭の手続きがおこなわれた。
 まず、原告の訴状陳述(とは言うものの、刑事事件の起訴状朗読とは異なり、どの民事裁判でも訴状が読み上げられることはない。裁判長が「訴状を陳述…」などとつぶやくと、原告側訴訟代理人が軽くうなずいたり、まじめな代理人なら「陳述します」ぐらい発声する)。
 続いて、被告の答弁書陳述(これも訴状同様だが、この日は野崎氏側はご本人も代理人もあらわれず、こういう場合は第1回口頭弁論に限って陳述したものとみなされる=訴状・答弁書・その他の準備書面の擬制陳述。民事訴訟法第158条)。
 引き続き、原告栗田工業等側は甲号証(原告側の証拠。番号をふって、例えば甲第6号証という具合に特定する。被告側証拠は乙号証と称す)として、『大恩・忘恩・報恩』と『追悼 栗田春生』『水を究める 栗田工業50年史』の3冊の書籍各原本ほかの証拠を、野崎側答弁書に対する反論を記載した準備書面と併せて提出した。

 このあと、クンちゃんには明確に聴き取れなかったが、森裁判長が和解の可能性を尋ねた模様で、栗田工業等代理人は「裁判所を間に入れて話し合いをしようとしたが、こんな状態で、話し合いの余地はない」というような趣旨を述べた。(どんな状態か知らぬが、何故、裁判所を間に入れなければ話し合いができないのか。野崎氏の数年にわたる問いかけに対して、一度たりともまともに応答しなかったのは、どこの独逸なんだ!)
 そこで、森裁判長は、「だいたい、これで原告の主張、立証は尽くしたということになりますか」と今後の進行について栗田工業側の意向を質した。栗田工業側はこの日段階ではそのとおりであるとの趣旨を述べ、今後の野崎側主張に対応する格好で審理が進められていくことになる。次回の弁論期日は、裁判所の長期夏休み明けの8月30日(火)午前10時、101号法廷。

 “栗田工業ちかん裁判”は、「藤野社長はちかんだ」という表現がある数年前の文書を、『大恩・忘恩・報恩』の資料編に収録したことが名誉毀損にあたるほか、当初は同書のカバー写真に使われた栗田工業創業者栗田春生氏の写真が「無断使用である」などとの虚言を弄して、栗田工業が版元の文芸社と著者野崎氏に同書の頒布禁止などを要求したことに端を発している。文芸社は、著者野崎氏に一言の連絡もなく、配本済みの同書につきまったく異例の回収に着手し、水のクリタに恭順の意を表した。しかし、栗田工業創業者のひとりで88歳の野崎貞雄氏は、全面的に栗田工業の要求を拒絶。ふりあげた拳の置きどころに窮した栗田工業は、出版禁止の仮処分と本案(本訴)を横浜地裁に提起していた。
 
 ところで、野崎氏ご当人は、「すべて目的を達した」という心境であり、さらなら複製(他の版元等からの出版)など考えていない実情であるから、複製禁止を主眼とするこの訴訟はまったく無意味な税金無駄遣い裁判である。
 また、仮処分のほうも、野崎氏の手許に残っている『大恩・忘恩・報恩』のサンプル本はわずか1冊、さらにクンちゃんブログでは『大恩・忘恩・報恩』の全文が誰でも簡単に複製できる状態で公開されており、保全処分を必要とする緊急性など、どこを探しても欠片さえ見出せないありさま。
 では、“栗田工業ちかん裁判”には、何か面白そうなネタはないのか? 
 法的論争はともかく、しろうと的、やじうま的興味を呼びそうなのは、今後おこなわれる原告・被告に対する本訴本人尋問に、いたく名誉感情を傷つけられたらしい藤野氏がどのツラ下げて出廷してくるのかという点ぐらいであろう。まあ、わざわざ行くほどかどうかは別だけどね。

 以下は、かなり余談。
 横浜地裁というのは、関内駅徒歩10分ばかりのところにある。この日(5日)、クンちゃんは検査入院から帰宅の途次、野崎氏側は本人も弁護士も姿をあらわさない予定を知ってはいたが、ちょっと法廷をのぞいてみようと思い立ち、横浜駅で途中下車。桜木町、関内と至り、裁判所に向かった。横浜球場の横を過ぎ、神奈川県庁への道筋に年代物の装いで横浜地裁があった。ここからは、山下公園、中華街などはすぐそこ。いずれ藤野尋問の日程はみなさんにお知らせするので、秋の“横浜めぐり”の一興に藤野尋問などを見物するのもいいだろう。
 なお、裁判の傍聴は傍聴券の発行などを要する特別の事件以外は、刑事、民事を問わず、なんらの手続きも要さない。入るも出るも自由、フリーパスなのである。ただし、静かにね!


 

幻冬舎Rのミッフィー問題をどうすんべか?④ (通算No50)

2011年07月01日 08時13分32秒 | 幻冬舎R著者の憤懣爆発
 
 

 早くも7月となりました。
 みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
 ここのところ、「まだ6月だというのに」という挨拶代わりのフレーズが口に出る、常ならぬ暑さが続きましたね。
 その暑さとといろんなことが重なって、クンちゃんもかなりへばっています。
 そんなこんなで、クンちゃんブログも更新が滞っていて申し訳ありません。一部、コメント投稿欄に近況が反映されていますので、ご覧くだされば幸いです。

 7月は、間もなく横浜地裁・栗田工業ちかん裁判の期日が立て続けにはいっています。仮処分は第2回審尋が6日に、本案(本訴)は第1回口頭弁論が前日5日にあります。
 いずれも大きな動きはない段階ですが、注目していきたいと思います。それにしても、文芸社はあのまま“なしのつぶて作戦”を遂行中で、うんともすんとも言ってこない状態が続いています。社会的責任などという言葉は、この会社から消え去ってしまったもののようです。こういう会社もほんとに珍しいですね。

 一方、「よろず相談室」のほうは、おふたりの方から連絡をいただいており、現在、メッセージ欄で事実関係を確認中です。
 いずれも幻冬舎Rの著者です。残念ながら、同社について知るところの少ないクンちゃんですので、たいしたことはできないのですが、よく話を聞いてみたいと思います。

 その中で大変気になるのは、幻冬舎Rという会社が、著者、これは大金を払ったお客さんですが、お客さんを顧問法律事務所に呼びつけたり、所轄の原宿警察署になんらかの働きかけをおこなった結果、担当官から著者本人にあれこれ連絡が行っていることです。
 「ブログのあのへんをこうせい」「削除しろ」「名前の書き方をああせい」といったような話らしいのです。
 民事不介入を大原則とする警察としては、いったいどのようにこの事態を説明するのでしょうか。
 民事不介入を言い訳にして傍観した結果、どれだけの犯罪が予防できなかったかはいまさら言うまでもありません。その警察が、たかだか個人のブログについて、名誉毀損だか営業妨害だか、はたまた脅迫だかの相談が持ち込まれたからといって、反対当事者にわざわざ電話を何度もかけてくださるのは、どういうことなのか。
 事件性があると判断するのなら、正規の続きでやったらいいじゃないか。

 しかも、担当官が口にするブログ記事の内容は表現の仕方に関するもので、この段階で警察が口を出す話ではないだろう。
 先の大戦(こういう言葉があったんだよ!太平洋戦争のことで、クンちゃんはまったく知らないが)の前から戦中にかけての治安維持法による検束では、理不尽にも個人の発言や著述も盛んに標的にされたが、それに類似することをやっているんだよ、おまえさんとこのデカは、と原宿署長にモノ申したい。

 「クンちゃんよろず相談室」の来訪者おふたりは、ミッフィーちゃんhttp://blog.livedoor.jp/ajishirabe/archives/2808484.html と洋々さんhttp://blog.goo.ne.jp/h_inagiku5 という方です。おふたりのブログをちょっとのぞいてみてください。

 クンちゃんは、きょう午後から、検査のため某所に出かけ、3日ばかり留守になります。帰宅したら、また更新します。
 では、また。