「自費出版で踏み出す確かな一歩」だって?
だいじょうぶ、かねえ!
このクンちゃんブログでは、広告をのっけてかまわんよ、ということにしてあるので、なんとなく記事内容に関連ありそうなスポット広告のようなものが枠外に出る。
まあ、goo様には無料でいろいろお世話になっているので(解除しても解除しても、goo事務局名で、物品販売のメールが届くのには激怒!いい加減にしてもらいたい!)、広告お断りにしていない故なのである。
文芸社の問題を取り上げて注意を喚起しているってのに文芸社の広告が今もしばしば出てきたり、犯罪行為に手を染める行政書士について書き、行政書士制度そのものが不要(ぷよ)なんじゃないかとか強調している記事の下に、どっかの行政書士の広告が出たりして、「いったいどうなってんじゃ!」「逆効果じゃないか!」と思っているきょうこのごろであります。
そんな中、最近しばしば見かけて、いったいどんなお方がやっているんじゃ、と首をかしげているのが、下にコピーした「朝日クリエ」という会社。
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自費出版で踏み出す確かな一歩
お原稿しっかり拝見。読者との絆を誠実につなぐ出版社・朝日クリエ
http://www.asahi-create.jp/index.html
朝日におられたというのが“売り”のようだが、「自費出版で踏み出す確かな一歩」という宣伝文句は、!!いかがなものだろうか!!
この版元ではそういうお方が或いは大勢おられるのかも知れんが、クンちゃんがこのブログで嘆息しているのは「自費出版で踏み出す“転落の一歩”」なのであって、強力な違和感を抱くのである。
そこで、この版元のHPを開けてみると、高名なる書き手がずらずらと並んでいて、それらの作品に携わったノウハウが、無名のあなたの「お原稿」を素晴らしい作品に仕上げるのに大いに役立つであろう、というようなふれこみになっている。
すでにしばしば述べてきたように、クンちゃんはまったく逆の見解である。両者はまったく異なる、まったく別のマテリアルであり、編集者の手の入れ方は裏と表ほどに違うのである。その実証例のひとつが、列記されている刊行本広告の中に「正誤表」付き作品があらわれていることではないか?
また、刊行費用ももちろん記載されているが、少部数での刊行が可能になっており、当然費用も小さくなっている点は大いに評価できる。
しかし、その一方でだんだん大きいロットになっていくと、やはり相当大きな費用になっていく。まあ、当たり前と言えば当たり前だが、あんまり歓迎できないですね。
もっとも、少部数ばかりを強くお勧めするという商売に徹しているということなら誠に良心的でありましょう。だけど、そうなると採算の問題があるわな。書店販売を含め、この会社のショーバイは、どういう実態なのでしょうか。
というようなわけで、現在、刊本紹介のトップに掲載されている稲垣足穂先生(1900-1977)の『一千一秒物語』に絵をくっつけたという作品には、クンちゃんとしても大きな興味を抱いている次第。(http://dark.asablo.jp/blog/2011/10/16/6158655 ではえらく好評のようである。)また、追って報告します。
(ペンディングを解消しないうちに別ネタ、それも別ペンディング付きで誠に申し訳ありません。が、解消出来ないので別ネタで、っていうことでもありますデス。)