黒い冷凍庫(冷凍品=文芸社、栗田工業、幻冬舎R等、クンちゃんブログ自費出版関連記事!クリタ創業者野崎貞雄氏発禁本全文)

旧文芸社=日本文学館、幻冬舎R等自費出版(費用著者負担エディション)よろず相談室 クンちゃんのエディタールームの過去記事

あの佐川一政氏の実弟インタビュー記事。なんで、また! 

2019年11月20日 10時06分23秒 | 日記

  栗田工業・佐川元社長の息子たちの話

  なんでインタビューに応じたのかねえ?

7月に公開された映画の宣伝効果射程だったのか

 前々記事を書いていて、「そう言えば」と思い出したのですが、あの佐川一政氏の映画がことし7月に公開される前、彼の実弟のインタビュー記事がネットに出ました。それをおらは別の告発的ブログで紹介したのですが、当ブログに掲載しようと思っていて、すっかり忘れていました。いささか旧聞に過ぎるかねえ、とも思いますが、お時間のおありになる向きには、ヒマ潰しにご一読賜れば幸いです。(追って書き・この記事は別ブログからそのまま転載したためわかりにくくなっています。文中「別の告発的ブログ」とは当黒い冷蔵庫ブログ、「当ブログ」とは別のブログのことです。)

 いまごろになってあえら、じゃなくてあえてUPするのは、このインタビューには訂正加筆されるべきところがあるように思うからです。なお、この掲載形式にはクレームがつく可能性が高いので、著作権者から削除要請が来れば引用形式に書き改めるか、削除に応じる考えですので、関心がおありの方は早めにお読みください。

 実は2000年代の初めごろ、おらが勤めていた会社に佐川一政氏の“持ち込み原稿”が郵送されてきました。転載記事下線部分①のように生活苦があったのでしょう。おらがその審査をしたのですが、結果的に本にはならんと判断して“没”にしました。また、そのころ、阿川佐和子さんの著書の中に、彼女の著作のサイン会に一政氏があらわれ、サインを求める列に並んだのを見て肝をつぶしたというような経緯が書かれており、思わずニヤついた記憶があります。

 で、前述の訂正というか、実情とだいぶ乖離している箇所とでもいうか、そういうくだりですが、それは下の転載記事に太字と下線で示したところです。以下は、栗田工業のふたりの創業者・栗田春生氏、野崎貞雄氏のうち、野崎氏の著作をおらが担当して2011年に世に送った前後に栗田工業OBらから聴き取った話に基づくものです。

 一政氏の人肉事件の際、父親の当時栗田工業社長・佐川明氏が息子のためにひんぱんにフランスへ出向き、なかなか帰国しなかったケースもあったようです。それは下線部の「秘書を呼んで」という記述からも一部実情が窺えますが、旅費、滞在費、その他経費はすべて会社持ちであって、社内では大顰蹙をかっていたとのことでした。あたりまえですよね。

 また、記事にあるように明社長は結果的には退任するのですが、「息子のやったことは息子の責任であって、私の責任ではない。なにゆえ、社長を辞めねばならないのか」と、ある意味では正しい論拠を強硬に述べて退任すべきとの声を封じ、社長の座で居直っていたといいます。私見では、まったくもっともな明氏の言い分と思われますが、それならてめえのゼニと時間で全部まかなえば文句はなかったんだけどねえ、と思います。

 別に死者を鞭打つつもりもないですし、身内の言ってることですから、とは思いますが、ちょっとばかし、注釈をつけてみたい性格なんでね、ひとつご容赦ください。それにしても、重病の床で「もう一度イチゴを喰いたい」とか「もういっぺん熱燗をぐっとやりたい」などと言うお方はいると思いますが、一政氏下の線②については、何をか言わんや、ということでしょうな。

 記事中の「映画」とはこれです。  http://caniba-movie.com/

 

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パリ人肉事件・佐川一政を介護する弟が実名告白

  「バカな奴だけど、絶縁できなかった」   

   2019/5/23(木) 12:00配信 アエラ                    

【佐川一政氏の弟・純さんの画像あり】(撮影/西岡千史)

オリジナル記事は⇒https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190523-00000011-sasahi-soci&p=1

  ①パリに留学中の32歳の日本人男性が、恋心を抱いていたオランダ人女性を射殺、肉体の一部を食べた──。1981年に起きた前代未聞の「パリ人肉事件」は、世界を震撼させた。加害者の名は、佐川一政。女性の遺体を遺棄していたところで逮捕された
【入院中の佐川一政氏の最新写真あり】

   猟奇的な事件が発覚した直後から、家族のもとには報道陣が殺到した。その対応をしたのが、当時、大手広告会社に勤めていた弟の佐川純さん(68)だ。父は会社を辞めざるを得なくなり、純さん自身も一時休職に追い込まれた。
 事件はこれだけで終わらなかった。佐川氏はフランスでの精神鑑定で、犯行時は「心神喪失状態だった」と診断され、不起訴処分となる。すでに日本で有名人となっていた彼は、帰国後に家族の反対を無視して執筆・講演活動を開始する。彼を好奇の目で見る世間とは裏腹に、家族は被害者への罪悪感とやるせなさを感じ続けた日々だった。
 事件から38年。佐川氏の両親はすでに他界し、残された家族は佐川氏と純さんだけになった。その二人の今の暮らしを追ったフランスと米国合作ドキュメンタリー映画『カニバ/パリ人肉事件38年目の真実』(監督/ルーシァン・キャステーヌ=テイラー、ヴェレナ・パラヴェル)が、7月12日から全国公開される。佐川氏と純さんは、この長い時間をどのように生きてきたのか。そして、純さんは今、兄のことをどう思っているのか。 

 * * *  何かさしたる特徴もない、平凡な一日だった。1981年6月11日、純さん(当時30歳)は父と母と一緒に夕食をとったあと、将棋を指していた。18時半を過ぎたころ、神戸に住んでいる祖母から電話がかかってきた。その話は耳を疑うものだった。
「いま、ニュース見てる? 佐川一政という人がパリで誰かを殺したみたいだけど……」
 テレビを付けると、祖母の話した内容が報道されていた。驚く両親。衝撃的なニュースに、母は「これはウソだ」と言い続けた。我が子が人を殺すなんて、信じられるはずはない。ただ、純さんだけは違ったことが頭をよぎった。

 ②「実は事件が起きる7年前、兄は都内でドイツ人女性の家に侵入して、襲おうとしたことがあったんです。この時は未遂に終わって、父がお金を払って示談が成立したので事件にはなりませんでした。この時の記憶があったので、『またやったな』と思いました」(純さん)
 ほどなくして、自宅にはマスコミからの電話が殺到する。父は当時、ある大企業の社長をつとめていた。そのこともまた、世間の関心を誘うことになった。
 一方、大手広告会社に勤務していた純さんは、企業などが不祥事を起こしたときの対応マニュアルを理解していた。個別に取材対応をすれば、記者から際限なく質問が飛んでくる。そこで、自宅のリビングに記者を集め、緊急の記者会見を開くことにした。
「たしか、二十数人の記者が集まって父が対応しました。その間、私は母に『大丈夫だよ』となぐさめてました。記者がいなくなった後、父は秘書を呼んでパリ行きの航空券を手配して現地に向かい、母と私は、福岡に住んでいた知り合いの家に逃げました。その後のことは、実はよく覚えていません。テレビも見ていませんでしたから」(同)
 1カ月ほど経過したころ、父がパリから帰国した。その姿を見て、純さんは驚いた。食べるのも飲むのも大好きで、恰幅の良い体格だった父がやせ細っていたからだ。世間を騒がせた責任をとって、父は社長を辞任。会社を去った。純さんも、2カ月ほど休職せざるをえなかった。心労も影響したのだろう、翌冬、父は脳梗塞で倒れた。
 不幸中の幸いだったのが、純さんは会社を辞めなくてすんだことだ。むしろ、同僚たちは純さんの社会復帰を支えてくれた。
「勤務先が広告会社でメディアに知り合いが多いから、なかには兄のことが記事に出ないよう、雑誌に言ってくれた人もいたそうです。広告担当が編集に意見を言うことは御法度で、実際に記事を止めることはできなかったと思いますが。復帰した時には歓迎会も開いてくれました」(同)

 ③パリ人肉事件をめぐっては、ザ・ローリング・ストーンズが佐川氏を題材にして曲を作り、劇作家の唐十郎が『佐川君からの手紙』と題した小説を書いて芥川賞を受賞するなど、世界に影響を与えていた。それにしてもなぜ、佐川氏は女性を“食べる”ことに喜びを感じるようになったのか。そのことを知るには、生い立ちを振り返る必要がある。
 佐川氏は1949年4月26日、神戸市で生まれた。出産時は未熟児で、小さい頃は病気がち。家族からは「いつ死んでもおかしくない」と思われていたという。純さんは兄の誕生から約1年後の1950年に生まれた。子どものころから兄より体が大きく、そこで両親は、二人を兄弟ではなく双子のように育てた。
 
兄弟の幼年時代を撮影した映像は、いまでも残されている。1950年代に家族用の撮影機材を持っていたことから、佐川家がいかに裕福な家庭であったかがわかる。男同士だからケンカもしたが、仲は良かった。
 ただ、体の弱かった兄は、家で本を読みふけることを好んだ。両親は、そんな兄の性格に合わせるよう、純さんにも外で遊ぶことよりも家の中にいることを求めた。
「兄の性格は家庭環境の影響はあったと思います。兄は否定しますが、体が小さくて頭が大きいという見た目で、私に対する劣等感もあっただろうと思います。今さら言ってもしょうがないことですが……。家は過保護なところもありました。家庭では性的なことについて厳しくて、兄が漫画で女の人の裸を書いたりすると、ものすごく怒られました」
 そのような環境で、佐川氏はいつしか「人を食べること」に興味を持つようになった。
 話を事件後に戻そう。前述のとおり、フランスで逮捕された佐川氏は、精神鑑定で不起訴処分となった。84年に日本に帰国して都内の精神科病院に入院したが、そこも約1年で退院した。
 佐川氏はすでに、日本国内で「人肉を食べた男」として有名になっていた。退院後には執筆活動を開始し、自らの猟奇的犯罪の経験を語り、講演やトークショーにも呼ばれた。そこで得た金で、外国人女性と海外旅行に出かけた。アダルトビデオに男優として出演したこともある。人肉を食べた男の素性に、多くの日本人が興味を持ったのだ。その間、家族は複雑な気持ちだった。
 

 ④「私としては『いい加減にしろ』という気持ちでした。被害者に申し訳ないですから。何度も執筆や講演活動をやめるように言ったことがあります。父親は、書店に行って並んでいる本の帯を、片っ端からはがしてきたこともあった。それでも、兄はやめようとしませんでした」
 佐川氏を好奇の目でみるのではなく、出版物などを通じて精神的な影響を受けた人もいる。神戸連続児童殺傷事件(1997年)の加害者である「少年A」だ。少年Aは2015年、事件の経緯を含んだ自らの手記『絶歌』(太田出版)を発表。本の中で、「殺人作家」として活動する佐川氏に、嫉妬や羨望を抱いていたことを告白している。
 ただ、「佐川一政ブーム」は長くは続かなかった。2000年代に入ってからは仕事がほとんど途絶え、一時は生活保護で暮らしていたという。佐川氏と口論しながらも暮らしを支えていた父と母は、2005年に相次いでこの世を去った。なお、インターネットでは、父の死の直後に母が自殺したことになっているが、「そのような事実はない」と純さんは証言している。
 両親が死去したことで、遺産となった実家を売却し、佐川氏の暮らしは改善した。兄弟で細々と年金生活を続けていたところ、2013年に佐川氏が脳梗塞で倒れた。からだが不自由になった佐川氏を、純さんが介護することになる。
「兄の住むアパートに私が通い、面倒をみていました。それが昨年6月、弁当をのどに詰まらせてしまったんです。誤嚥(ごえん)性肺炎になって、自分で食べ物が食べられなってしまって、胃ろうにせざるをえなくなりました」(純さん)
 胃ろうは、おなかに小さな穴を開け、チューブで胃に直接栄養を送り込む方法だ。それまでは歩くこともできたが、現在は神奈川県内の病院で寝たきりの生活が続いている。
 それでも純さんは、今でも2日に1回は佐川氏に会うため病院に通っている。
「今は会話も難しくなっていますが、病室に行くと私の手をずっと握ってくるんですよ」

 ⑤加害者の家族として、純さんはいろんな迷惑を受けてきたはずだ。そんな話も、今ではあっけらかんと話す。
「2000年代に入ってからでしょうか。私は趣味でオーケストラのチェロを演奏していたのですが、ある日、ハードケースに入れて部屋に置いていたら、なくなっていました。100万円ぐらいするものだったんですが、兄が売ってしまったんですね。警察も呼んだのですが『犯人はお兄さんではないですか』なんて言われてしまって」(純さん)
 兄の行動をめぐっては、父も純さんも批判することが多かった。それでも、家族は最後まで佐川氏を見捨てることができなかった。
「バカな奴だと思っていましたが、両親も、子どもに絶縁を迫るような性格ではなかったんでしょうね。ケンカもしていましたけど、年末年始なんかは家族4人で集まっていました」
 佐川氏と同じく、純さんも一度も結婚をしたことがない。そのため、両親が亡くなってからは、お互いが唯一の肉親となった。世界を震撼させた猟奇的殺人者を介護していることについて、純さんは「こういう風になってみないと、わからないでしょうね」と言う。というのも、佐川氏が脳梗塞で倒れた時、純さんの心にある変化があったからだ。
「胃ろうで、兄もいつ死ぬかわからなくなって、『かわいそうだな』と思ったんですよね。兄弟愛っていうんでしょうか。昔はとても仲の良かったですから、ようやくその頃に戻れた気がします。いろんなことがありましたけど、今では、わだかまりはまったくないです。むしろ、もっと一生懸命に介護しなきゃいけないなと」
 ちなみに、佐川氏は胃ろうとなった今でも女性を“食べたい”という願望を持っているそうだ。純さんは、そんな兄のことを「まったく理解できない」と笑う。
 最後に、寝たきりとなった兄の存在を今、どう思っているかをたずねてみたすると純さんは、「うーん……」と少し考えこんで、こう言った。
「いつまでも死んでほしくないですね。そう思います」
 双子のように育てられた二人の物語は、まもなく最終章を迎えようとしている。(AERA dot.編集部・西岡千史)


⑧東電PGが目の前に余計な電柱を新設!怒り心頭に発す!⑧

2019年10月10日 11時11分33秒 | 日記

 

    大朗報来る! 
 1本は撤去!もう1本も位置修正!
 一昨8日にすべての決済完了の報知

 

うちの横っちょ、隣地境界線の隣地側に電柱が1本あり、隣地所有者が撤去を東電に求めました。で、おらち側に移させてくれと言ってきましたが、結果的にこれを断りました。そうしたところ、その撤去1本の代わりにおらちの目の前に2本の新電柱が建っちまったのです。少しばかり見えていた相模湾の景観もずたずたとなり、おらは無駄とは思いましたが、一応クレームをつけてみました。そうしたところ、途中は端折りますが、おらの言い分が通りました。ご報告まで。このブログでは結論だけの掲載です。別ブログの記事は以下のとおりです。

*************

  電柱問題が解決しました! ありがとう!


  クンちゃん山荘前の電柱移設について、おらが、東京電力パワーグリッド社に対し、
「建ち上がった新電柱2本のうちの1本によって、ほんの少しばかり見えていた相模湾の景観が台無しになっちまった。」「旧電柱1本の移設なんだから、2本の新電柱を建てずに新設1本で賄ってもらいたいです。」
と泣きついていた問題で、きょう10日、同社・中井一成課長から計画大幅修正の朗報がもたらされました。
 新プランによると、上の画像左側の新電柱は撤去する。また、同じく右側の新電柱は抜去したうえ、もっと高さがある別電柱を背後の崖下、竹林の中に設置する、という説明でした。大幅におらの意向をくんでくださった計画修正だと感じています。  施工は別セクションで、当初計画より遅れるとのことですが、いったん建ちあがってしまった新電柱についての要望だっただけに、いまボーゼンとしつつ、この原稿を書いております。


元社長の息子・佐川クンのその後、だと。実弟が、いったいなんのために公開?

2019年05月23日 17時40分22秒 | ありふれた日常

目に付いた栗田工業関連ネタ

パリ人肉事件・佐川一政を介護する弟が実名告白
  「バカな奴だけど、絶縁できなかった」
 

                      2019/5/23(木) 12:00配信 アエラ



佐川一政氏の弟・純さんの画像あり(撮影/西岡千史)
オリジナル記事は⇒https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190523-00000011-sasahi-soci&p=1
パリに留学中の32歳の日本人男性が、恋心を抱いていたオランダ人女性を射殺、肉体の一部を食べた──。1981年に起きた前代未聞の「パリ人肉事件」は、世界を震撼させた。加害者の名は、佐川一政。女性の遺体を遺棄していたところで逮捕された。

【入院中の佐川一政氏の最新写真】
 猟奇的な事件が発覚した直後から、家族のもとには報道陣が殺到した。その対応をしたのが、当時、大手広告会社に勤めていた弟の佐川純さん(68)だ。父は会社を辞めざるを得なくなり、純さん自身も一時休職に追い込まれた。

 事件はこれだけで終わらなかった。佐川氏はフランスでの精神鑑定で、犯行時は「心神喪失状態だった」と診断され、不起訴処分となる。すでに日本で有名人となっていた彼は、帰国後に家族の反対を無視して執筆・講演活動を開始する。彼を好奇の目で見る世間とは裏腹に、家族は被害者への罪悪感とやるせなさを感じ続けた日々だった。

 事件から38年。佐川氏の両親はすでに他界し、残された家族は佐川氏と純さんだけになった。その二人の今の暮らしを追ったフランスと米国合作ドキュメンタリー映画『カニバ/パリ人肉事件38年目の真実』(監督/ルーシァン・キャステーヌ=テイラー、ヴェレナ・パラヴェル)が、7月12日から全国公開される。佐川氏と純さんは、この長い時間をどのように生きてきたのか。そして、純さんは今、兄のことをどう思っているのか。
* * *
 何かさしたる特徴もない、平凡な一日だった。1981年6月11日、純さん(当時30歳)は父と母と一緒に夕食をとったあと、将棋を指していた。18時半を過ぎたころ、神戸に住んでいる祖母から電話がかかってきた。その話は耳を疑うものだった。

「いま、ニュース見てる? 佐川一政という人がパリで誰かを殺したみたいだけど……」

 テレビを付けると、祖母の話した内容が報道されていた。驚く両親。衝撃的なニュースに、母は「これはウソだ」と言い続けた。我が子が人を殺すなんて、信じられるはずはない。ただ、純さんだけは違ったことが頭をよぎった。

「実は事件が起きる7年前、兄は都内でドイツ人女性の家に侵入して、襲おうとしたことがあったんです。この時は未遂に終わって、父がお金を払って示談が成立したので事件にはなりませんでした。この時の記憶があったので、『またやったな』と思いました」(純さん)

 ほどなくして、自宅にはマスコミからの電話が殺到する。父は当時、ある大企業の社長をつとめていた。そのこともまた、世間の関心を誘うことになった。

 一方、大手広告会社に勤務していた純さんは、企業などが不祥事を起こしたときの対応マニュアルを理解していた。個別に取材対応をすれば、記者から際限なく質問が飛んでくる。そこで、自宅のリビングに記者を集め、緊急の記者会見を開くことにした。

「たしか、二十数人の記者が集まって父が対応しました。その間、私は母に『大丈夫だよ』となぐさめてました。記者がいなくなった後、父は秘書を呼んでパリ行きの航空券を手配して現地に向かい、母と私は、福岡に住んでいた知り合いの家に逃げました。その後のことは、実はよく覚えていません。テレビも見ていませんでしたから」(同)

 1カ月ほど経過したころ、父がパリから帰国した。その姿を見て、純さんは驚いた。食べるのも飲むのも大好きで、恰幅の良い体格だった父がやせ細っていたからだ。世間を騒がせた責任をとって、父は社長を辞任。会社を去った。純さんも、2カ月ほど休職せざるをえなかった。心労も影響したのだろう、翌冬、父は脳梗塞で倒れた。

 不幸中の幸いだったのが、純さんは会社を辞めなくてすんだことだ。むしろ、同僚たちは純さんの社会復帰を支えてくれた。

「勤務先が広告会社でメディアに知り合いが多いから、なかには兄のことが記事に出ないよう、雑誌に言ってくれた人もいたそうです。広告担当が編集に意見を言うことは御法度で、実際に記事を止めることはできなかったと思いますが。復帰した時には歓迎会も開いてくれました」(同)

パリ人肉事件をめぐっては、ザ・ローリング・ストーンズが佐川氏を題材にして曲を作り、劇作家の唐十郎が『佐川君からの手紙』と題した小説を書いて芥川賞を受賞するなど、世界に影響を与えていた。それにしてもなぜ、佐川氏は女性を“食べる”ことに喜びを感じるようになったのか。そのことを知るには、生い立ちを振り返る必要がある。

 佐川氏は1949年4月26日、神戸市で生まれた。出産時は未熟児で、小さい頃は病気がち。家族からは「いつ死んでもおかしくない」と思われていたという。純さんは兄の誕生から約1年後の1950年に生まれた。子どものころから兄より体が大きく、そこで両親は、二人を兄弟ではなく双子のように育てた。

 兄弟の幼年時代を撮影した映像は、いまでも残されている。1950年代に家族用の撮影機材を持っていたことから、佐川家がいかに裕福な家庭であったかがわかる。男同士だからケンカもしたが、仲は良かった。

 ただ、体の弱かった兄は、家で本を読みふけることを好んだ。両親は、そんな兄の性格に合わせるよう、純さんにも外で遊ぶことよりも家の中にいることを求めた。

「兄の性格は家庭環境の影響はあったと思います。兄は否定しますが、体が小さくて頭が大きいという見た目で、私に対する劣等感もあっただろうと思います。今さら言ってもしょうがないことですが……。家は過保護なところもありました。家庭では性的なことについて厳しくて、兄が漫画で女の人の裸を書いたりすると、ものすごく怒られました」

 そのような環境で、佐川氏はいつしか「人を食べること」に興味を持つようになった。

 話を事件後に戻そう。前述のとおり、フランスで逮捕された佐川氏は、精神鑑定で不起訴処分となった。84年に日本に帰国して都内の精神科病院に入院したが、そこも約1年で退院した。

 佐川氏はすでに、日本国内で「人肉を食べた男」として有名になっていた。退院後には執筆活動を開始し、自らの猟奇的犯罪の経験を語り、講演やトークショーにも呼ばれた。そこで得た金で、外国人女性と海外旅行に出かけた。アダルトビデオに男優として出演したこともある。人肉を食べた男の素性に、多くの日本人が興味を持ったのだ。その間、家族は複雑な気持ちだった。

「私としては『いい加減にしろ』という気持ちでした。被害者に申し訳ないですから。何度も執筆や講演活動をやめるように言ったことがあります。父親は、書店に行って並んでいる本の帯を、片っ端からはがしてきたこともあった。それでも、兄はやめようとしませんでした」

 佐川氏を好奇の目でみるのではなく、出版物などを通じて精神的な影響を受けた人もいる。神戸連続児童殺傷事件(1997年)の加害者である「少年A」だ。少年Aは2015年、事件の経緯を含んだ自らの手記『絶歌』(太田出版)を発表。本の中で、「殺人作家」として活動する佐川氏に、嫉妬や羨望を抱いていたことを告白している。

 ただ、「佐川一政ブーム」は長くは続かなかった。2000年代に入ってからは仕事がほとんど途絶え、一時は生活保護で暮らしていたという。佐川氏と口論しながらも暮らしを支えていた父と母は、2005年に相次いでこの世を去った。なお、インターネットでは、父の死の直後に母が自殺したことになっているが、「そのような事実はない」と純さんは証言している。

 両親が死去したことで、遺産となった実家を売却し、佐川氏の暮らしは改善した。兄弟で細々と年金生活を続けていたところ、2013年に佐川氏が脳梗塞で倒れた。からだが不自由になった佐川氏を、純さんが介護することになる。

「兄の住むアパートに私が通い、面倒をみていました。それが昨年6月、弁当をのどに詰まらせてしまったんです。誤嚥(ごえん)性肺炎になって、自分で食べ物が食べられなってしまって、胃ろうにせざるをえなくなりました」(純さん)

 胃ろうは、おなかに小さな穴を開け、チューブで胃に直接栄養を送り込む方法だ。それまでは歩くこともできたが、現在は神奈川県内の病院で寝たきりの生活が続いている。

 それでも純さんは、今でも2日に1回は佐川氏に会うため病院に通っている。

「今は会話も難しくなっていますが、病室に行くと私の手をずっと握ってくるんですよ」

加害者の家族として、純さんはいろんな迷惑を受けてきたはずだ。そんな話も、今ではあっけらかんと話す。

「2000年代に入ってからでしょうか。私は趣味でオーケストラのチェロを演奏していたのですが、ある日、ハードケースに入れて部屋に置いていたら、なくなっていました。100万円ぐらいするものだったんですが、兄が売ってしまったんですね。警察も呼んだのですが『犯人はお兄さんではないですか』なんて言われてしまって」(純さん)

 兄の行動をめぐっては、父も純さんも批判することが多かった。それでも、家族は最後まで佐川氏を見捨てることができなかった。

「バカな奴だと思っていましたが、両親も、子どもに絶縁を迫るような性格ではなかったんでしょうね。ケンカもしていましたけど、年末年始なんかは家族4人で集まっていました」

 佐川氏と同じく、純さんも一度も結婚をしたことがない。そのため、両親が亡くなってからは、お互いが唯一の肉親となった。世界を震撼させた猟奇的殺人者を介護していることについて、純さんは「こういう風になってみないと、わからないでしょうね」と言う。というのも、佐川氏が脳梗塞で倒れた時、純さんの心にある変化があったからだ。

「胃ろうで、兄もいつ死ぬかわからなくなって、『かわいそうだな』と思ったんですよね。兄弟愛っていうんでしょうか。昔はとても仲の良かったですから、ようやくその頃に戻れた気がします。いろんなことがありましたけど、今では、わだかまりはまったくないです。むしろ、もっと一生懸命に介護しなきゃいけないなと」

 ちなみに、佐川氏は胃ろうとなった今でも女性を“食べたい”という願望を持っているそうだ。純さんは、そんな兄のことを「まったく理解できない」と笑う。

 最後に、寝たきりとなった兄の存在を今、どう思っているかをたずねてみた。すると純さんは、「うーん……」と少し考えこんで、こう言った。

「いつまでも死んでほしくないですね。そう思います」

 双子のように育てられた二人の物語は、まもなく最終章を迎えようとしている。(AERA dot.編集部・西岡千史)


いつもこのページがトップにあるようにしています!

2018年05月20日 13時11分56秒 | アピール、お勧めなど
 初掲出2016-10-01 09:57:14

          自費出版関連以外の記事は徐々に削除し、別ブログに移しております。
                      
                     みなさん!おはようございます!
                     こんにちは!
                     こんばんは!

 当クンちゃんブログは、昨日2016年9月30日をもってブラックフリーザー、黒い冷凍庫に冷凍いたしました。
 以下、昨日のお知らせの大意再掲載です。(とりあえず、タイトル、レイアウト等を変更しました。125%でご覧いただくとちょうどよいようです。)

       ***********************

 冷凍品目録は画面右手の「最新記事」の一番下「もっと見る」で検索してください。だいたい、たいしたものはありませんが、栗田工業創業者のひとり、野崎貞雄氏の著作『大恩、忘恩・報恩』(文芸社刊)の全文が収録されています。同書は横浜地方裁判所により、「ちかん」(破廉恥漢の意と野崎氏主張)という表現が、当時の栗田工業会長・藤野宏パパへの名誉毀損だという烙印を押され、「発禁本」になってしまった珍品です。当ブログ収録部分に対して削除請求訴訟が出れば、裁判で野崎氏が故意に明らかにしなかった藤野パパの行状をおおっぴらに公開できますので、訴状が来るのを待ち続けています。ところが、なかなか送達されてきません。

      
     表紙写真は栗田春生氏
 
 名誉毀損認定で確定判決を得ながら、同一内容のブログ記事掲載を3年も4年もほったらかしていていいのか、貴様! という問題があるよなぁと思うのですが…。
 人格権(名誉権)侵害での損害賠償請求は既に時効になっていますが、当ブログ記事削除(不法行為差止め)請求には時効がありませんので、まあ、そのうち来るでしょう。詳しくは、   こちらからどうぞ!      
     

 なお、いったん黒い冷凍庫に保存される自費出版関連以外の記事は、徐々に解凍して別ブログに移動します。また、記事アップを予告したにもかかわらずすっとぼけている記事のほか、特に必要と思われる題材があれば新規に追加冷凍する考えです。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

      黒い冷凍庫(画像は三菱製)に追加冷凍、または冷凍品の補正等をした場合は、
                便宜のためただちに下記スペースでお知らせします。


        ◎7/Oct/2016  「大量の死に人、いったいどうして!」(2016年09月29日 12時13分55秒 | 日記)に追記しました。
          元記事はこちら
         *13/Oct/2016 報道アドレスを追記
         *15/Oct/2016 報道アドレスを追記
         *07/Nov/2016 関連ブログアドレスを追記
                  http://blog.goo.ne.jp/realpress555/e/9b8582a61fa1d712b4b9fa3e83d817eb
         *30/Nov/2016 報道アドレスを追記
         *18/Dec/2016 報道続報アドレスを追記
        ◎10/Nov/2016 読売朝刊2面「四季」に掲載された小紋潤の歌十首、を追掲載 
        ◎29/Nov/2016 「新潟周辺の方、月1、お願い致します!」を追掲載
        ◎3/Dec/2016〜 「植田忠司弁護士、鬼蜘蛛ブログの過去記事削除を要求!!」(全7回)を追掲載
 
        ◎18/Dec/2016 「怒り心頭に発す! ABの夫婦にゃ、心底あきれ返るよ!」を追掲載  
        ◎14/Mar/2017 小紋潤特集、「心の花」3月号の刊行  を追掲載
        ◎24/May/2017 文芸社労働争議和解内容の暴露コメント投稿=鬼蜘蛛ブログへ  を追掲載
        ◎24/Aug/2017 「幻冬舎ルネupupか? 自費出版近況」/font>  を追掲載
        ◎6/Dec/2017 最高裁大法廷の事情判決、“NKK勝訴”の外観はこけおどし!
             泡くって契約しようとしている人、よーく考えてね!/font>  を追掲載
        ◎8/Dec/2017 最高裁大法廷の事情判決(前記事)のつづき」/font>  を追掲載
        ◎10/Dec/2017 ラジオ受信料の怪! こりゃあ非道いわぁ!(昔話)/font>  を追掲載 
        ◎1/janu/2018 数が多くて首をひねってた読者登録の例! 営業かよ!/font>  を追掲載 
        ◎11/janu/2018 幽霊読者登録の闇、結論/font>  を追掲載 


    

   

       




   

幽霊読者登録の闇、結論

2018年01月11日 07時51分39秒 | 気分の悪くなる話
   2018/01/10別ブログに掲載を01/11転載
  
  幽霊読者登録の深き闇 
 ひょっとして、知らねえのは
 おらたち過疎ブロガーだけかや?!


 というわけで、お正月も10日ともなれば、へらへらしているのは引退して特段為すべきこともなき“おまけ”の人たちだけとなりました。

 で、懸案の表題の水増し登録の結論です。
 これは、goo以外には関与出来るものはおらん、ちゅうことだす。


 ひとのブログは知ったこっちゃねえ!
 その前に、おらのブログというものに対する考え方、そんな大仰なものではないんですが、をちょびっと書いておきます。
 このブログというやつ、一見、他の伝統的媒体と同じように“公器”ふうに見えないこともないのですが、やはりどこまで行っても“私器”でしかないという大前提に立ちます。ですから、私人であるとすればどこの誰が自分のサイトで何を書こうが主張しようが、一切知らぬ存ぜぬ、関わりを持たない、嫌なものは2度と見に行かない、が原則です。他人同士のブログにまつわるさまざまなやりとりにも、(めったに)口をはさむことはありません。
 したがいまして、この度の旧こうせつさんコピペ登録お願いの事例についても、自分のところに問題コピペが送りつけられてくるまでは、まったく目障りだなという気分はともかく、直接何か行動を起こそうとは考えませんでした。

 そういうわけですので、次にあらわれてきた「水増し読者登録」についても、個人が自分で膨大なエネルギーを費やして登録数を積み上げているとすれば、何も言うことはないのです。そういう数字の大きさが好きな人は、好きでいいじゃありませんか。

 あまり良い例ではありませんが、おらんちの敷地は2万8000坪と標榜している人に向かって、あんたんとこは登記簿を見るとこれこれあれこれで1万2000坪程度だよ、とクレームをつける気持ちはさらさらないのです。また、あたしゃ2億2000万円の預金があるという人に、あんたはここにこれだけ借財がある、例の件で損金がこれだけ出た、だからいまあんたの預金は3400万円にすぎない、とか言う必要もないわけです。好きなことを言ったり書いたりしたらよろしがな!

 PVがシステム化しているなら、そりゃ良くねえべよ!
 ところが、この度気がつくことになった水増し登録は、ブログスタート時からgooに限らずどこのPVのブログ創設者側でもやっていることであり、完成されたシステムに乗っているのではないか、という疑問を払拭できなくなったのです。この点、松田まゆみさんも本日の鬼蜘蛛ブログ追記で同様感触を述べておられます。 鬼蜘蛛ブログの追記はこちらから

 それは、巨大水増しサイトの読者をクリックしていくと、個人では到底実行不可能なゴースト登録の特異点とも言うべき姿があらわれてくることから、確信に近い感触を持つに至りました。特異点とは次のようなことです。
 ①ほぼすべてのゴースト登録が、まったく同じ最も簡素なるテンプレートを使用。
 ②記事はなし、か、あってもひとつ、ふたつ、あっても3つ。その短い記事内容には、驚くべき類似性、同一性がある
 ③このブログはありません表示もゴーストの4分の1ぐらいある。
 ③ゴーストには管理人プロフィル画像はほぼ無しだが、昨日upのウイリーのように添付されているものもある。

 こういうものを単独のブログ管理者個人が積み重ねるとは到底考えられません。
 もしそういうお方がこの世にいるとするなら、まさに稀代の偏執的人物でなければなりません。なんせ、数千から1万、2万のゴースト登録を積み重ねるわけですから。

 そもそもブログ総数がおかしいんじゃないけ?
 そこで、おらが着目したのが、gooブログ編集ページの「アクセス・ランキング」という表示です。
 ここは、これを読んでいるみなさんはよーく知っておられると思いますが、自分のブログに対する前日のアクセス数が表示され、
 そのアクセス数が、gooブログ全体のブログのうち何位であるかを表示しているものです。
 直近の全体ブログ数は下記のとおりです。


2018.01.09(火)  2,798,044ブログ
2018.01.08(月)  2,797,575ブログ
2018.01.07(日)  2,797,164ブログ
2018.01.06(土)  2,796,795ブログ
2018.01.05(金)  2,796,388ブログ
2018.01.04(木)  2,795,951ブログ
2018.01.03(水)  2,795,546ブログ

 つまり、毎日毎日、ざっと言って500から600のブログが新設されているという格好です!
 これは、おらの記憶では、おらが旧ブログを始めた2011年3月(東日本大震災の年)ごろは、毎日3000程度の増加で、へぇーとぶったまげた記憶があります。途中から、増加の勢いが減少したか、減少させたものと思われます。
 ところが、300万ブログもあるっちゅうのに、おらの知り得るgooブログっちゅうのはほんとに限られた数やで!ランキングポチとかいうのに一切参加していないこととか、おらのネットサーフィンが下手なのかどうか知りませんが、ほんとに限られたメンバーしか見ることが出来ない!
 みなさんはどうですか?「みんなのブログ」を眺めてたって、行ったことはなくたって、見覚えのあるブログばっかでしょ! 上位100なんたらいうところも、いつもだいたい同じ、ほんまに300万もあるんやろか、というのが率直な疑問でありました。

 で、おらの極論私論! なんか、原左都子女史っぽいでしょ!

 gooは十数年とかそれ以上の間、毎日毎日、増加ブログ数を水増しする作業を初めは手作業、いまはシステム化して、えいえいと続けてきたんじゃなかんべか、という仮説が色濃く出てきます。
 その水増しには、中身はなくとも個別ブログの体裁を持つ存在は必要であり、かくして大量膨大、気の遠くなるようなゴースト読者登録が発生したんだんべ、というさらに真っ黒な仮説!
 この無用なゴースト読者登録の使い道として、ある種特定のブロガーに対して、「読者倍増のお誘い」みたいなものがあったんじゃ、あるいはあるんじゃなかんべか、という仮説も立ちますよね。これは、例えばそうですねえ、著名有名な人でブログをやっていない人に対して、“山のにぎわい”のためにブログ開設をお勧めするなんていうことがあるとすれば、「でもーん、わたしの書くものに読者が集まるかしらーん?」なんてことになれば、「いんや、だいじょびです!うちで強力にバックアップしますから!」なーんていう形で使えるべよ!
 それに、自力で400とか500とか一定以上の多数読者を獲得しているブロガーに対して、さらに読者数2万、3万、4万という“カリスマサイト”に育てるお手伝いをしますよ!と誘いかける道具としても、もちろん使える。このうち、相当数は、「スタッフおすすめのブログ」として登場してるんじゃないかねえ! 以上のお話は、おらのように自分の年齢程度の登録しかないブロガーとか、あっても数十から百数十程度のいわゆる過疎ブロガー、超過疎ブロガーには縁もゆかりもないので、ひょっとしたら大多数のひとびとはあたりまえにご存じのことなんかもしれんね!

 結局は新聞の“押し紙”と同じ広告料の多寡にかかわる悪弊じゃねーか?結局は新聞の“押し紙”と同じ広告料の多寡にかかわる悪弊じゃねーか?
 これまで述べてきたgooブログの総ブログ数の話、どっかで聞いたわなあ、という向きも多いんじゃないかと思います。
 ひとつのメディアの媒体力は、そのメディアを読んだり聞いたり見たりする情報の受け手の数によって大きく変わります。
 なにが変わるんニャだって?

 そりゃ、あなた、その媒体に広告を掲載する際の広告料が違ってくる、したがって広告量も違ってくるわけなんだす。
 早い話が、みなさんはたまにテレビのBS民放チャンネルをご覧になると思いますが、なんだか健康食品だとか健康器具、電器量販店などの長たらしいCMがちょいちょい出てきて辟易したことでしょう。
 BSは見てる人が少ないから、広告料が安く、言いたい放題のだらだらCMを買っても、安上がりだからなんです。
 電波媒体に限らず、紙媒体の新聞も雑誌も「ABC調査の読者数」によって、広告料が決まってきます。
 ですから、どの紙媒体も読者数といえば、電波屋さんの視聴率に匹敵する頭の痛い問題なんです。

 この度のgooブログの読者登録水増し疑惑は、新聞の“押し紙”問題とえらく似ています。
 結論から言えば、ブログ読者登録の多寡は、ブログに貼り付く広告料の多寡に直結しているのです。

 新聞雑誌の読者数とブログ読者登録数の違いは、新聞雑誌は第三者機関のABCが調査するのに対し、ブログではいまのところ、開設者のPVが自前でいわば勝手に表示できることです。ブログは安直ですよね、言いたい放題で読者登録数を設定できるのですから!
 これに対して新聞はそうはいきませんから、実際の部数(有代部数=ゆうたいぶすう)よりはるかに多い部数を印刷して販売所に対して無料ではなく卸値で押し付けることにより、部数を多くカウントしようとしていたし、いまもし続けているのです。
 販売所に押し付け、押し付けられるので、「押し紙」というわけです!「3か月無料で入れるから、1か月とってください!」なんていうのに使われたりしますが、販売店ではそのほとんどを廃棄せざるを得ません。

 いずれにしてもおらをはじめとする大多数の過疎ブロガーは、例えばgooブログとかyahooブログとかのお山の一区画をただで使わせてもらっている半面、お山の賑わいに微力ながら寄与しているというだけの構造で、読者登録の水増しなんて益も損もあらへんわ、ということになりそうです。
 しかし、水増し登録は各ブログ開設者が「規約」等で禁じている違背行為の「なりすまし」とまったく同様ですから、規約制定者が自ら規約を破っているとするなら、それは自らを貶める行為と言わざるを得ませんね。

 つけたり
 新聞の“押し紙”については、黒藪哲哉氏が精力的に取材執筆しました。読売から訴えられたブロクや書籍がらみの裁判は3件にものぼり、勝ち負け半ばしている格好ですが、押し紙は相変わらず全新聞社でおこなわれているものと思われます。
 押し紙の最新記事はこちら
 関連記事はこちら
 黒藪哲哉氏の著作はこちら

 つけたりのおまけ
 1時間ほどまえにメッセージ窓口から入ってきていた「こらなんじゃい」さんからのご連絡。
 「前からおかしいおかしいと思ってたんですけど、新記事をアップしたあと、編集ページからリアルタイム解析へ入っていきますと、
  アクセス数がぐううーんと跳ねあがっているのです。これって、おかしくね!」という内容。

 うーん、このアクセス数もおかしいもののひとつやね。
 おらも気がついてたよ、この現象!
 15とか20とかのだいたい決まったアクセス数が「ぐううーん」と出てきて、追っかけて棒グラフも上昇するってやつ。
 初めはよう、おらの新原稿アップをどっかに通知する機能があって、そこで見た人がただちにアクセスしてくるンかいな、と思ってたけど、こんなくそ原稿をちょいちょい見に来るやつもおらんやろ、と正気にたちかえって考えたら、ひょっとしてこれは新原稿アップの「ごほうび」なんかもしれないニャと思い始めてるよ!
 もう、gooの数字はなにもかも信用できんわ!

   追掲載・その後、鬼蜘蛛ブログにあらわれたコメント 

私もgooブログの編集画面から、スタッフおすすめブログにリンクしてみました。
そのブログの読者登録数は30000を超えていました。
そして、そのブログの読者一覧を見てみました。
すると、驚いたことに私がブックマークしている方のブログと、
全く同じタイトルのブログがありました。
『まさか』と思ってクリックしてみると、そこのブログの記事は、
一つもありませんでした!
その読者は、私がブックマークしているブログとタイトルこそ同じですが、
騙りのブログだということですね。

そのおすすめブログは、ある宅急便を捩ったタイトルのブログでありますが、
ここ数ヵ月もの間、毎日ランキングで一位を取り続けているという状態です。
Posted by MOSSAN at 2018年01月12日 09:36

MOSSANさん
実存するブログと同じタイトルのニセブログは恐らくいくつもあるのではないかと思います。あの数々の幽霊ブログを見ていると、やはり人間がつくっているのではなく、実存するブログのタイトルを利用するなどしてコンピューターが作っている可能性が高いのではないかと思います。であれば「なりすましブログ」であり、gooは規約に基づいて削除せねばならないでしょう。

昨日、ランキングが上位で登録者数が100台の方の登録者一覧を見たら、ちらほらと幽霊ブログからの読者登録が混じっていました。幽霊ブログからの読者登録は、登録者が数千、数万のブログだけとは限らないようです。

私は、読者登録数はアクセス数の増加に関わっているのではないかと疑っています。だから、アクセス数を増やしたい、ランキング上位を目指したいブロガーは幽霊ブログから読者登録されても拒否しないのではないでしょうか。あくまでも推測ですが、
Posted by 松田まゆみ at 2018年01月12日 10:10

   





数が多くて首をひねってた読者登録の例! 営業かよ!

2018年01月01日 20時18分30秒 | 気分の悪くなる話
     2018初悪夢!  予告です!    
  なんでこんなことやってんのかねえ!

   これをやれるところは、ただひとつ!
  幽霊読者登録の深き闇


 体力回復して、記事が書けるようになるまで、少々お待ちください。

 もし、おヒマがあるお方は、ご自分のブログの「編集ページ」をあけて、「読者管理」をあけてください。 
 そこにはご自分の読者登録双方向がリストアップされていますよね。

 その下に「スタッフおすすめのブログ」という囲みがあって、いろんなブログが紹介されています。次々に入れ替わっていきますが、おもしろそうなものをいくつかクリックして、何百という単位ではない少なくも千を超える読者のいるブログを選び出します。
 そうして、トップページのブロガープロフィル近くの「1245」とかいう読者数をクリックして、どういう読者なのかちょっろっとお調べください。
 もう、追って掲載の記事を読む必要はありません!

 おらは、現在登録1500超のカーリングのカワイ庫ちゃんブログを見ましたが、最新ページの10登録見ただけで、気持ちが悪くなってやめました。10のうち、8は記事がなく、2もユーチューブから引っ張った簡単なものなどでした。
 22000超、27000超のものも見ましたが、同様であり、「記事が見当たりません」表示も随所に見られました。つづく


 うーん、おらたちはだいたいのひとがただで使ってる身分だから、こんなの構わんと言えば構わんしねえ。
 

 

NHKラジオ受信料の怪! こりゃあ非道いわぁ!(昔話)

2017年12月10日 08時00分32秒 | イラネッチケイ=不要NHK
  嗚呼、あのときのラジオ受信料!
  忘れられぬ悲しい思い出・伊達発 
 


 北国のアパートにひとり暮らす女子高校生の戸口に、「ラジオ、持ってますかぁ?」とあらわれたNHK集金人。
 相手によって、ひとをひっかけるようなトークを弄するのは、脈々と受け継がれている“伝統手口”のようですよ!
 実にけしからん!
 シズ子先生ブログを見て、驚きの余り無断転載してしまいました。ごめんちゃい。
    独居高校生のトランジスタラジオに受信料、の記事はこちら

      NHK関連の記事にはコメントしないでください。
  どっかのバカが情報を集めていない、とは断言できませんので。
 
  一部、着信コメントは加工して本記事末尾に移しました。



記事の追記・補正

「最高裁大法廷の事情判決、“NKK勝訴”の外観はこけおどし!泡くって契約しようとしている人、よーく考えてね!」の記事につき、さらに追記し、併せて一部記述を下記のとおり補正します。その記事はこちらから

 その後、「NHKから国民を守る党」の立花孝志さん、この方、ことし11月の東京・葛飾区議会議員選挙に立候補して当選、の動画を眺めていて、一部補正しといたほうがいいなという感じになりましたので、ここに書いておきます。

 立花さんは元NHK職員で内部情勢に詳しいのですが、現在の「未契約世帯は約1000万世帯」、契約後滞納している世帯はNHK公表の数字「150万世帯」を大きく超えて「350万世帯」と見ておられます。
 で、おらの先の記事から受ける印象として、受信料の消滅時効は5年だから、理論上際限もなくさかのぼって請求される未契約者と違って、契約後長期滞納者は消滅時効を援用したうえで5年分支払って一件落着としておいたほうがよい、という実情と少し異なるニュアンスを感じ取った方もおられるようです。

 しかしこの際5年分を精算し、今後はきちきちと支払います、という裕福なお方はこれでいいわけですが、本来、さまざまな理由で支払いたくないお方は、いままでどおり、知らんぷりをしているのが最もGOOなる対応策なのであります。
 つまり、既契約の滞納者は裁判を起こされれば必ず負けますが、どの段階で負けようが、後ろを振り向いて5年分を支払えば落着です。そうだとすれば、裁判を起こされかねないというほんの小さな可能性にびびって、いま大急ぎで滞納5年分を支払うなどという“狼狽払い”をする必要はさらさらないというわけです。
 さらに言うなら、根性の据わった人間なら、敗訴したって5年分の滞納額、地上契約約8万円、衛星契約13万円強になりますが、それさえ支払わずにすっとぼけているっていう手もあるのです。裁判で負けたカネなんて、別に大急ぎで払うこともないわけです。このような額でいちいち強制執行してくるとは考えられませんが、その気配が出てきた段階で支払えばすべて落着するのです。

 さーて、一方の未契約者でありますが、この段階で受信契約だけ取り交わして、ただちに不払い状態に突入するという手があるにはあります。
 これは際限もない長期間の請求を最大5年間に圧縮する効果がありますが、自分の個人情報をわざわざNHKにお知らせすることになり、お勧めできません。
 未契約者に対する受信契約を迫る裁判など、現況では実質的に不可能であることは前記事で書きましたよね。ですから、いままでどおり、知らんぷりでいくのが得策と思います。

 さてさて、記述の訂正等は次のとおりです。

「いったん契約した人が受信料支払いを滞納すると、5年の消滅時効にかかります。これは別の大法廷判決で確定しています。」という記述の下線部分「大法廷判決」は、「最高裁第二小法廷判決・平成26年9月5日判示」の誤りにつき訂正します。当該最高裁判例はこちら

 それから、そのさらに下あたりに、「NHKだけ映らない器具でもあれば、放送法の規定を逆手にとって裁判でもすりゃおもしれえな、と思っていましたが、 ありました!  イラネッチケイ、です!」という記述があります。
 ところが、立花さんの動画を見ていたら、イラネッチケイ設置者で、NHKから提訴された例はないが、立花さん自身がNHKを相手取って、イラネッチケイを設置したことをもって、受信料契約を結ぶ必要がないことを確認してくれ、という趣旨の確認の訴えを出したが、東京地裁、高裁で敗訴していると述べておられました。
 敗訴の理由は、イラネッチケイという器具を取り付けても、「取り外すことが出来るからNHK放送を見ることができる可能性がある」というもので、なんだかね、笑い話じゃねーかという感じですよね。これは今後、取り外しの出来ないイラネッチケイ内臓タイプをテレビ製造メーカーが発売するかどうかが問題ですけど、面白いと言えば面白い話です。

  到着コメント

 ひゃ〜 そんなのあるのね。 (匿名③) 2017-12-09 15:40:33 イラネッチケイ❗️
 面白いものがあるのね。
 でも それつけてもダメなのね。
 イラネッチケイ内蔵TV作ればいいのね。
 でも 今は無いのね。
 よおく わかりましたよ。ふむふむ。
 大変 勉強させていただきました。

 どうにかして 払わなくて済む方法無いかしらね。

 あります、超簡単! 払うのをやめればいいんですよ! (izukun) 2017-12-09 17:26:33 イラネッチケイ❗️
 コメントありがとうございました。
 口座振替を解約するなど、支払わなければいいんです。
 半年もたつと、「未払い請求書」が届くとか、おっさんが来て、「未払いになってますよ」なんちゅうことを言いますから、
 「おらとこはもう払わねえだよ。もう二度と連絡してこないでけれ、あとは裁判やってけれ!」と言えばいいのです。
 あとは、なにがあっても知らんぷり。誰が来ても知らんぷり。
 10年ばかり未払いを続けていると、ひょっとして地方裁判所か簡易裁判所から「訴状」が届くかもね!
 それでも出頭せず放っておくと、やがて裁判も欠席のまま終わり、判決書でも送り付けられてきたら、
 そこで本文記載の立花孝志さんに電話してみてください。「どうすんべか?」

 こんな具合ですけどね。


最高裁大法廷の事情判決(前記事)のつづき

2017年12月08日 10時21分52秒 | イラネッチケイ=不要NHK
報道内容が「公共放送」じゃなくて“国営放送”なんだから、国営化する!
 そうでなければ、放送法を廃止して完全民営化するべきでしょう。


 国営化すれば、正規職員平均年収1800万円という、トンでもない高給を国家公務員程度に削減でき、大方の国民感情に添うんでないのかなあ! たまに民放では出来ない金のかかった“良い番組”に出合うこともありますが、報道に限っていえば論調は国営放送そのものですよね。職員は反対するだろうけど、国営化が最もふさわしい選択肢のような気がします!

 それから、現況でも、やろうと思えばすぐ出来るのは、「スクランブル放送」(wowow などと同じシステム) の実施です!
 NHKは「公共放送」ゆえ、全国民が視聴できねばならぬ、従って特定の国民だけが視聴できるシステムは不適切、などというたわごとはいい加減やめにしてもらいたいです。見たくもない番組を押し付けて、ゼニだけ満遍なく徴収するなんて、そういう時代じゃないでしょう。

 次の記事は、大いに参考になりました。

   スクランブル放送関連記事はこちらから

 削除されると困るので、記事のコピーを貼っておきます。
 この記事の末尾に、NHK側の見解がくっついています、黄色の部分、ですが、どんだけの人が納得するでしょうか?
 現況とかけ離れています。まったくの絵空事で到底納得できません。

 ************************* 

 NHK、なぜスクランブル放送にできないか 最高裁判決3日前の「新聞投書」
 12/6(水) 18:26配信 J-CASTニュース
 
 NHKが、受信契約の締結に応じない男性に受信料支払いを求めた訴訟で、最高裁判所は2017年12月6日、受信契約締結を義務付ける放送法の規定は合憲とする初めての判断を示した。

 NHKの受信料制度はたびたび議論の対象となってきた。最高裁判決の数日前には「スクランブル放送」にすればいいという内容の投書が朝日新聞に掲載され、ツイッター上で話題を集めていた。この投書者は、受信契約の担当者が家を訪れ、言い合いになったという実体験も書いている。

 「とにかく部屋にあげろ、の一点張りでした」

 今回の裁判は、テレビがあるのに受信契約を結ばない男性をNHKが訴えたもの。男性は、放送法の規定は憲法が保障する「契約の自由」に反すると主張していた。だが最高裁は「公共の福祉に適合する」として放送法の規定を合憲と判断。男性に契約締結と、テレビを設置した2006年以降の受信料約20万円の支払いを命じた。

 受信契約の締結義務は、放送法64条1項で「協会(編注:NHKの意)の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない」と定められている。また、NHKが総務相の認可を受けた「日本放送協会放送受信規約」の5条では、受信料の支払い義務を盛り込んでいる。

 一方で受信料をめぐっては、NHKの担当者に家宅を訪問されてフラストレーションがたまる経験をしたという報告が少なくない。

 最高裁判決の3日前、2017年12月3日の朝日新聞朝刊に掲載された20代女性の投書は、1人暮らしをする大学生の弟の家にいた時に訪問された、NHK担当者とのやり取りがつづられている。この弟宅にはテレビがなく、スマートフォンもワンセグ非対応だと説明したが、「相手は、確認するために、とにかく部屋にあげろ、の一点張りでした」という。威圧的な口調で話す担当者に腹が立った女性は、「きつい口調で追い返しました」としている。

 「どちらの側も嫌な思いをしないで済む方法に、変えたらどうでしょうか」

 投書者の女性は、受信契約を迫られて「怖くて嫌な思いをした女友達」は多いとし、反対にNHK担当者も「断られ続けたり、きつく言い返されたりして、疲弊している人もいるかと思います」と推測。公共放送とはいえ見なくても困らない人もいるであろうとの考えから、「どちらの側も嫌な思いをしないで済む方法に、変えたらどうでしょうか」と提案する。具体的には「NHKは、料金を支払った人だけが見られるスクランブル放送にすればいいと思います」とつづっていた。

 「スクランブル放送」は、契約者だけが放送を見ることができるよう暗号化(スクランブル)する方式で、有料放送の「WOWOW」や「スカパー!」などが採用している。NHKも、任意で契約し受信料を払った人だけが見られるようにすればいいのではないか、という意見がインターネット上でたびたびあがってきた。今回の投書も、あるツイッターユーザーが3日に紹介したところ5000回以上リツイートされ、

  「ほんとにそう思います」
  「NHKの受信料を払うか選択できるようにするのは悲願だよね」
  「ぜひ、スクランブルにして欲しい。好きな人は、契約する。NHKが無くても、全く困らない」
  「観たくない自由を許さないという前時代的な仕組みが今時まかり通ってることが不思議で仕方ない」

と賛同するリプライが複数寄せられていた。

 ただ、NHKはスクランブル放送を導入しない理由について、公式サイトの「よくある質問集」の中で次のように説明している。

 まずNHKは「公共放送」であり、「特定の利益や視聴率に左右されず、社会生活の基本となる確かな情報や、豊かな文化を育む多様な番組を、いつでも、どこでも、誰にでも分けへだてなく提供する役割」を担っているとする。災害時には迅速に正確な情報を提供するほか、教育、福祉、古典芸能といった「視聴率だけでは計ることの出来ない番組」も数多く放送している。
 このような性格から、受信料を払わない人が視聴不可能となるスクランブル化は「一見合理的に見えるが、NHKが担っている役割と矛盾するため、公共放送としては問題があると考えます」と説明。また、仮にスクランブル化すると、「どうしても『よく見られる』番組に偏り、内容が画一化していく懸念があり、結果として、視聴者にとって、番組視聴の選択肢が狭まって、放送法(編注:1条)がうたう『健全な民主主義の発達』の上でも問題があると考えます」とも主張している。


*******************
 この記事へのコメント

 いっそのこと税金で賄ったら? 2017-12-07 12:40:33  匿名①  最高裁大法廷の事情判決(きの...
 徴収したりしなかったりで不公平感マックスですからダメなんです。義務ならもう税金で賄ったらどうですか?徴収するのに人手を掛けて、しかも徴収員は『1件取ったらいくら』の歩合制ぢゃないですか!これじゃ『支払った受信料が(少なくともその何割かは)徴収員に支払われてる』ってことになるぢゃない!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!(いかんDio化した。ウリィィィィ!)。
-------☆☆☆-------
 オマケにNHKの社員の平均年収が1千8百万ってぇ!?これって世間相場の2倍はある!フザけンぢゃないよ!それで会長はあの自民党ベッタリの男で、どこが国営放送ぢゃい!与党の広報放送じゃん!
-------☆☆☆-------
 だいたい番組がクダらん!日美から井浦新をオロせ!番組のレベルが下がるワ!大河ドラマだってもはやその辺の庭先でやる『わた鬼』ドラマと堕してるじゃないか!朝の連続ドラマもくだらん!国営ならBBCみたいにホネのある番組を作らんかい!
-------☆☆☆-------
 本当に文句ばっか出てくる!



Unknown 2017-12-07 14:24:48  匿名②   最高裁大法廷の事情判決(きの...
 この裁判 こんな結果になると予想していました。
 正直 NHK 公共放送 TVの役割は ネット社会の到来と共に
 消えゆくものです。受信料義務継続するなら
 BBC Netflix Amazon の様にコンテンツの質で勝負すべきです。
 今の様な質の低さでは そのうち 誰も見なくなるでしょうね。
 今 視聴してるのは 高齢者ですから この方達が 居なくなると
 誰も観ないでしょう。
 また TVが消滅すれば 誰も払わなくて済む様になるかも。
 受信料収入が無くなれば NHKは解散?民営化?
 今の 受信契約制度は 明らかに 時代遅れです。


ここへの文句は際限なし! 2017-12-08 06:29:50 izukun 最高裁大法廷の事情判決(きの...
 匿名①さま

 いやあ、よくまあ、文句ばっか言ってるおっさんだこと!

 おらとおんなじ!

 コメント、ありがとうございました。



 NHK、おふざけもええかげんにせいよ、と言いたい! 2017-12-08 06:38:07 izukun 最高裁大法廷の事情判決(きの...
 匿名②さま

 コメント、ありがとうございました。

 放送法という法律で日本放送協会を保護したのは、ひとつにはまだよちよち歩きだった、テレビ放送というニューメディアを育成する趣旨があったと思います。もう、独立独歩、独り立ちさせて、法律の力を借りずに自分の才覚で稼げ、と突き放すべきでしょう!

 病の後養生、お大事に!



最高裁大法廷の事情判決、“NKK勝訴”の外観はこけおどし!泡くって契約しようとしている人、よーく考えてね!

2017年12月06日 23時00分00秒 | イラネッチケイ=不要NHK
 未契約者はいちいち裁判にかけなければ、徴収できないことが確定!
 契約したのち長期に滞納している人は5年の消滅時効を援用してね!


 本日の最高裁大法廷判決はまったく予想どおりで、なにも新しいものはありません。
 ただ、いったん契約した人が滞納している場合に適用される「5年の短期消滅時効」が、未契約者には適用されず、「受信機を設置したのちのすべてを支払え」という格好になっています。

 理論上は、次のような教室作例が成り立ちます。
 今上天皇と美智子さまのウェディングパレードを見ようとテレビを買うたウチは多いようですが、こういう人がずっと未契約のままでいて、なおかつ今後NHKから受信契約を求める裁判を起こされると仮定すると、今後は百パーセント負けることになります。そして、昭和35年だったか、それ以降の全額を支払えということになるわけです。

 この大法廷判決、テレビで詳細な説明抜きにがんがんやっていますので、こりゃまずいわ!早いとこ払っとこ、という人がなだれをうってたちあらわれ、NHKの支局なんかの前は門前、市をなす状態になっているのか、どうかね。

 しっかし、よく考えてみんしゃい。
 これらは裁判を起こせた、という場合です。
 逆に言うと、裁判で勝訴する以外に、未契約者に受信料を支払わせる方途はないことが確定したのです。

 それでは、NHKは今後、ばんばか裁判を起こせるのかどうか。
 そりゃムリだんべよ!

 ムリの要因その① NHKには、強制力をもって未契約の個人宅に立ち入り、テレビや将来的にはパソコン、スマホなどが存在するかどうか、調べる権限がありますか? そんなものはどこにもあらへんし。

 ムリの要因その② NHKが、個人宅にテレビ等があることをなんらかの証拠をもって証明できるとして、そのテレビ等がいつ購入されたのか、すなわちNHKがいう受信機が設置された時期はいつか、どのようにして特定し、立証するのでしょうか。

 今後、NHKの“集金人”の面々は今回の大法廷判決をニシキの御旗として、受信料払わなけりゃ、受信契約をしなけりゃ、サイバンにかけるぞと脅かしてくるものとみられます。
 だが、しかし、①②のような最も基本的なことが特定できなければ、とてもとても裁判を起こすことなどできません
 これは高校1年ぐらいの人間なら、たやすく理解できることです。

 NHKがすでに裁判を起こした相手方=受信者は、そのほとんどがBSなどの「契約のお願い」の表示などから、自らNHK側にわざわざ連絡をした人の良い方たちなのであります。その際の個人情報等を裁判に勝手に使っています。
 受信料を支払いたい人が圧倒的多数の世の中なんでしょうが、変わり種で「おらは払わん」というお方は、とにかくNHK側と接触しないことが一番の良策でありましょう。

 最後に、いったん契約した人が受信料支払いを滞納すると、5年の消滅時効にかかります。これは別の大法廷判決で確定しています。
 しかし、NHKは「受信料公平負担の見地」から、時効制度の説明などせず滞納額全部の請求をしてきます。
 時効制度というのは、当事者が「ここから前は時効じゃ」と主張(援用、という)しないと効力を生じないのです。
 ですから、10年滞納者は、消滅時効を援用すれば5年分の支払いですが、これを知らずにNHKの請求どおりにいったん払ってしまえば例え裁判で時効分の返還請求をおこなっても認められませんから、注意が必要です。

 なお、クンちゃん流とは“集金人”に対する対応の仕方が異なりますが、「NHKから国民を守る党」の動画は大変わかりやすいので、眺めてみてください。
 
  https://www.youtube.com/watch?v=6Nd5IZVLLcY
     ここをクリックすれば飛びます!

この問題の淵源は、wowwowを見たくない人は当然ながら契約もしないし受信料も支払わない、という当たり前の理屈が通らないところにあります。放送法の規定では、NHKを受信できる受像機を設置したことがNHKとの受信契約の根拠になるからです。
 NHKだけ映らない器具でもあれば、放送法の規定を逆手にとって裁判でもすりゃおもしれえな、と思っていましたが、

 ありました!

 イラネッチケイ、です!
   ここです!ここ!

 なお、この記事にはコメントしないでください。
 どっかのバカが情報を集めていない、とは断言できませんので。
 
 

予告・Amazon の電子出版

2017年11月16日 05時11分20秒 | 出版関係話題
 60日間投稿が無い場合に表示されます、という広告が冒頭ページに表示されてうざいので、これをうpしました。追って、記事を掲載します。

幻冬舎ルネupupか? 自費出版近況

2017年08月24日 20時51分16秒 | 幻冬舎ルネッサンスの近況
   
    やや天候回復で勢いを取り戻したサルスベリの花  ガラホの画像悪いねえ、すまん!


   一文もかからぬ“ご褒美”に乗るヤツっておるんかね!
  “コンテスト商法”もだいぶしみったれてきたようだすな!


 自費系出版社の“賞金付きコンテスト商法”と言えば、架空の入選実績をずらずらと公表し続けて、自費出版契約締結のエサにしていた日本文学館=文芸社傘下、清算か?=が悪名高いのですが、最近、後発の幻冬舎ルネッサンスはさらに安直なコンテスト商法に手を染め始めたようです。ずいぶん厳しい懐具合なんでしょうね。

 数日前、東北地方の知人(メール中では仮名)から、こんなメールが届きました。
 「こんな使い古された手に引っかかるお方はいるもんでしょうか?」の一行に、下掲連絡文書が添付されてましたよ。

 おらはと言えば、苦笑しつつ、「いると思いますよ! なんせ、浜の真砂は尽きるとも世に“鷺”の種は尽きまじ、と言いますからね!」と返信しておきました。

 ***********

こんにちは。幻冬舎ルネッサンス新社編集部の下平です。
暑い日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、本日は弊社では初の試みとなる「小説コンテスト」
についてご紹介させていただきたくご連絡致しました。

【小説コンテスト / 大賞は幻冬舎から電子書籍化!】
応募要項・投稿フォーム
⇒https://www.gentosha-book.com/contest17/ebook/

  あきれた募集要項はこちら

応募締切:2017年8月31日(木)必着(発表は9月中旬を予定しています)

なんと大賞は幻冬舎から電子書籍化とベストセラー作家の近藤勝重先生から講評がもらえます!
謙譲透様のご応募をお待ちしております。

また、その他のジャンルの原稿につきましても無償で拝見させていただきますので、
お気軽にご相談ください。

何卒よろしくお願い申し上げます。

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
株式会社幻冬舎ルネッサンス新社
企画編集部
下平 駿也 (しもだいら としや)
toshiya_shimodaira@gentosha.co.jp
TEL:03-5411-7188 FAX:03-5411-7189
151-0051東京都渋谷区千駄ヶ谷4-9-7
http://www.gentosha-book.com
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□

 *************

 クンちゃん人ことおらの秘かなる感想。

 ①>幻冬舎ルネッサンス新社編集部
  会社の名前が変わったんかい。新社、というんだから、そうなんだろうな。

 ②>弊社では初の試みとなる「小説コンテスト」
  そうなの! よっぽど困ってきたな。

 ③>なんと大賞は幻冬舎から電子書籍化
  こんな記述にひっかかる人は、少なくともブログをアップできる人にはおらんやろね。
  電子書籍なんて、データ応募だったら、それこそ一文もかからないのは周知のこと。

 ④>ベストセラー作家の近藤勝重先生から講評
  よっぽど有名な方のようなんで、これはいただいたら額に入れてしまっとかなくちゃな。

 ⑤今月、8月末の締め切りのコンテストの案内を、8月の20日過ぎに送信してくる神経はすごいね! それに、8月末に締め切って、9月中旬に発表できるってのも素晴らしいわな!  おそらくもっと前にコンテスト告知はしたんだろうけど、締切目前になって人寄せにならず、従業員が手分けしてあっちゃ、こっちゃメール送信してるんでしょうね。
  こういうコンテストってのは、応募をきっかけとして、ああだこうだとしつこくつきまとい、恥ずかしくなるほど誉めまくって、結局自費出版契約を獲るためにやっているのですから、やばいものを見破る眼力が必要ですよ。

文芸社=日本文学館労働争議の和解内容暴露のコメントあり

2017年05月24日 08時43分17秒 | 日本文学館=文芸社の労働問題
  文芸社=日本文学館労働争議の和解内容暴露のコメント
    鬼蜘蛛ブログ過去記事に、先ごろ、匿名の投稿

 
 表題コメントを鬼蜘蛛ブログへ投稿した人物は「匿名」というHNを使っていますので、それ以上のことは何もわかりません。従いまして、未確認情報という前提でアップします。

 民事事件の和解内容は当事者間で秘匿条項に合意していたとしても、係属裁判所で事件記録を閲覧すれば、第三者にても知ることが出来ます。しかし、わざわざ手間暇かけて東京地裁まで出向く人も稀と思われますので、投稿者はいずれかのサイドの“近場”にいるお方と思われます。

 和解内容の未確認情報はこちら


『この裁判は、第4回弁論準備手続き(平成25年10月23日)において和解で決着しました。

裁判記録によると、文芸社は小川さんに対して6ヵ月分の未払給料30万円を支払う他に、解決金として450万円を支払うということです。

これでは文芸社の負けと言えるのではないでしょうか。Posted by 匿名 at 2017年05月06日 18:15』

小紋潤特集、「心の花」3月号の刊行

2017年03月14日 13時15分14秒 | 小紋潤・心の花歌人
  昨夜、小紋潤歌集『蜜の大地』を特集した竹柏会『心の花』1421号(佐佐木幸綱編集発行)が長崎から届きました。

  ところが、あるはずの老眼鏡がどこにも見当たらず、読めません。
  きょうあすのうちに山を下り、どこぞで老眼鏡を入手のうえ、追って関連記事を追掲載いたします。

  

教育勅語のどこが悪いか、という論調の悪いところ

2016年12月23日 09時34分35秒 | 気分の悪くなる話
 あたり前田の11徳目
 「我ガ皇祖皇宗ノ遺訓」ではありませぬ!
 

 Izukunブログ12月18日付「ABの夫婦にゃ、心底あきれかえりました!(付け足しあり)」 その記事はこちら で、いまどき教育勅語なんかを振り回して、おさなごに暗誦までさせているのがいることにキョーガクしたのですが、考えてみればこのようなところに間違って入園させる親というのは極めて少ないだろうと思い至りました。
 つまり、このような保育プログラムを実施する側と、子どもをそこへ入園させる親側(これは実際はその親、さらにその親が源であろう)は、同じ穴の中にいる、いわば同志のようなものであるので、穴の中で何をやっていようが「勝手にやってな」で済む話なのかもしれんと思いました。(しかし、このような幼稚園が教育勅語に代わる教育基本法の適用を受ける機関であり、なんらかの公的補助を受けているのだとすれば、まったく問題を生じないとは言えないでしょう。また、いまや何でも出来ちゃうAB、その嫁が名誉園長としてお墨付きを与えるのは極めて問題ですが、ここでは検討しません。)

 で、今回わざわざ教育勅語を取り上げてみようと思うに至ったのは次のような次第によるものです。

 まず、前回記事で引用しました、
 恐ろしい時代だ、、、これ見て違和感ないんだろうか?
   【安倍昭恵さんが名誉校長】戦前の軍国主義の象徴とされる「教育勅語」を園児に暗唱させる愛国幼稚園が人気!

  驚くべき内容はこちら
の「驚くべき内容はこちら」をクリックすると、一瞬、冒頭部分が見えたあと、ただちにコメント欄のどんケツに移っていきます。
 そこには、クンちゃんコメントがのっかっているんですが、そこから上に繰り上がって行きますと、「12」番目のコメントとして「フィッツジェラルド」というお方が、おおかたの「なるほどねえ」ちゅうような擬似共感を得られそうなことを書いておられます。私は、すべてを足して2で割ったような印象を受けました。また、次の引用に出てくる憲政史家とはいうのは、どういうお方なのか、呆れてモノが言えません。

 余談ですが、憲政史家の倉山満氏は、教育勅語が悪いというなら「逆教育勅語」で教育してはどうかと皮肉交じりに提案しています。「親に孝養をつくしてはいけません。家庭内暴力をどんどんしましょう。夫婦は仲良くしてはいけません。じゃんじゃん浮気しましょう。法律や規則を守り社会の秩序に従ってはいけません。自由気ままが一番です」といった内容です。

 このフィッツジェラルドさんのけっこう長いコメントを読んで、クンちゃんは、「こういう、いかにももっともらしく見える、聞こえる間違い、あるいは間違いではなく恣意的言動、そういったものが横行するのは世も末」と慨嘆し、そうじゃなかんべよ、当記事を書き記すことにいたしました。

 さて、私が「教育勅語」に出会ったのは昭和39年ごろ、おそらく中学校2年の「公民」(社会科の範疇の一)で、前出の故笛木隆先生が担当でした。
   先生関連記事「透明な清潔な風」はこちら    同じく「むかし話・流浪の民」はこちら

 先生は、教育勅語を暗誦せよとは言わなかったですね(笑)。公民授業にはテキストないし特製プリントがあったと思われますが、まず、全文をオリジナルで2回ほど読み、口語訳も読んだうえ、勅語に出てくる12項目の「徳」を挙げたうえで、そのひとつひとつへの感想をそれぞれ別の生徒に求めました。
 
 その徳目とは、次の12項目です。(Wikiより引用)

 1.父母ニ孝ニ (親に孝養を尽くしましょう)
 2.兄弟ニ友ニ (兄弟・姉妹は仲良くしましょう)
 3.夫婦相和シ (夫婦は互いに分を守り仲睦まじくしましょう)
 4.朋友相信シ (友だちはお互いに信じ合いましょう)
 5.恭儉己レヲ持シ (自分の言動を慎みましょう)
 6.博愛衆ニ及ホシ (広く全ての人に慈愛の手を差し伸べましょう)
 7.學ヲ修メ業ヲ習ヒ (勉学に励み職業を身につけましょう)
 8.以テ智能ヲ啓發シ (知識を養い才能を伸ばしましょう)
 9.德器ヲ成就シ (人格の向上に努めましょう)
 10.進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開キ (広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう)
 11.常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵ヒ (法令を守り国の秩序に遵いましょう)
 12.一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ (国に危機が迫ったなら国のため力を尽くし、それにより永遠の皇国を支えましょう)

 生徒と先生との間でどのようなやりとりがあったかは覚えていませんが、先生はこれらのうち1から11番までは別段に天皇の言葉である勅語で触れるまでもなく、全世界共通、いずこの民族、いずこの社会でも徳とされる普遍的性質のものである。あたりまえのものをものものしく持ち出してくるときには、お前さん方は十分注意する必要がある、と教えたのでした。当時流行の「あたり前田のクラッカー」をもじった「あたり前田の11徳」であり、これらの徳がオリジナル文に見える、「我ガ皇祖皇宗ノ遺訓」などでは断じてありませんよ、と明快に説いたのでした。

 また、これら11の徳は、すべて12番目の「(陛下の赤子たる臣民=国民は)天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」に収斂されていく構造になっている、とも説明されました。11の徳目は、すべて12番目の「森」を形作っている「木」である。11の徳を高々と掲げて「教育勅語のどこが悪いか!」などと為にする議論を仕掛ける輩がいるが、こういうのは皇室を擁護したいだけの意図で、わざわざ「木」だけを見て、「森」を見ない愚かな人間である、とも喝破されたのでした。この悪しき「森」のために、本来善良なるものの典型である11の徳がいかに悪用されたかは周知のことでありましょう。

 現在、ネット上には教育勅語に関する多くの記事が見られます。いろんな立場の人がさまざまに論じているのですが、中には思わず苦笑せざるを得ないものも多々見られます。私は、この問題を考える視点というものは、やはりもともとの意図、すなわち原文の指し示していた趣旨を勝手に捻じ曲げてはいけない、という点だと思います。勝手に改竄して、現代社会に合うような口語訳に仕立ててあるものもあり、よくよく注意が必要です。

 例えば、12番目の徳「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」について、Wiki 訳を上に便宜上アップしていますが、やや物足りません。
 しかし、「黎明」というサイト http://reimeinews.jp/index2.html/kyouikuchokugo/ では、「国家に非常事態発生の場合は、真心を捧げて、国の平和と安全に奉仕しなければなりません。」となっているのですから、Wiki 訳はかなりまともです。黎明訳では、原文の最も重要な要素である「皇運」は、裸足でどこかへ逃げて行ってしまったようです。現代での復活を狙っているのかどうか知りませんが、このような為にする“改竄”は世人を欺き、同時に自己の信じる立場を冒涜するものでありましょう。

 一方、「教育勅語と現代文訳」http://chusan.info/kobore8/4132chokugo.htm というサイトでは、「もし危急の事態が生じたら、正義心から勇気を持って公のために奉仕し、それによって永遠に続く皇室の運命を助けるようにしなさい。」ですから、オリジナルの趣旨がきちんと反映されていると思います。

 驚き! 
 昨晩はどえらい風雨が吹き荒れましたが、今朝は快晴。
 吹き倒された雑物を片付けに庭に出たついでに〒ポストを見ると、
 なんと、前記笛木先生の娘さんから、クリスマスカードが届いていました!
 うれしーい!
 春先に笛木夫人に心ばかりのものを送ったお礼でした。
 突然に、なつかしいお便りでした。

     

怒り心頭に発す! ABの夫婦にゃ、心底あきれ返るよ!(付記あり)

2016年12月18日 10時26分29秒 | 気分の悪くなる話
 恐るべき時代錯誤に仰天!

 クンちゃんの朝の楽しみは、自分が読者登録をしている(してくださっているのも、もちろん)ブログを開くこと。

 あちこちのさまざまな近況、情報がいっぱい詰まっていて、時にニヤニヤしつつ、楽しませていただいている。

 ところが、けさ、HANA-ROOMブログの「12月17日(土)のつぶやき その3」を見て、愕然としてしまった。
 これは「つ言ったー」というものの転載であろうか、ittoさんがつぶやいておられる。

   恐ろしい時代だ、、、これ見て違和感ないんだろうか?
   【安倍昭恵さんが名誉校長】戦前の軍国主義の象徴とされる「教育勅語」を園児に暗唱させる愛国幼稚園が人気!


  驚くべきその内容はこちら

 晴れ上がった日曜の朝だというのに、
 憤りを抑えられない朝となってしまった。



izukun ことクンちゃんのコメント
2016年12月18日 9:36 AM

おはようございます。

あまりにひどい!
何も知らないおさなごに対し、ここまでやれる根拠などどこにもないでしょう。
このでしゃばり女にもあきれてものが言えません。朝から、むかっ腹が立ってしまいました。

リンクお願いします。
不都合の節はご一報をお願いいたします。



付 記(2016年12月18日午後7時02分)

 この記事書いてて思い出しましたが、
 AB夫婦は、いつだったか、オバマだかキャロラインだったか、とにかく米国要人の来日の際、
 「AB嫁が経営している飲食店」、和食だか割烹だかに連れて行ってるんです。報道されました。

 自宅ならわかりますが、自分がオーナーの店へ有償でも無償でも連れて行くセンスがおかしい。
 AB側は公私混同もいいところだし、報道側はロハで店の宣伝を大々的にやっている結果となります。
 なのに、報道はまったくの没批判。
 AB夫婦や取り巻きはもう何を言っても無駄でしょうから、報道にはなんとか正気でいてもらいたいものです。