忘恩の徒・栗田工業の恫喝に屈し、文芸社が葬り去った野崎貞雄著『大恩・忘恩・報恩』の“遺影”
野崎Vs藤野の藤野氏がどんなお方か、いま検索したらわかりました。
きょう4日中にアップしときます。(というほどのもんじゃないけどね!)
「回収したが、契約は消滅していない」(文芸社)の不思議(6月4日、野崎氏談)
出版介入問題が起きる前、著者野崎貞雄氏は文芸社から手許に届いた見本本では足りなかったので、チェーン書店有隣堂横浜店に「『大恩・忘恩・報恩』が入庫したら1冊」と
注文しておいた。昨3日朝、それがどういう処理になったか電話で問い合わせたところ、書店側は「うちの他の店の在庫も全部検索してみたんですが、どこにもなかったので文芸
社に問合せてみました。そうしたら、この本はカバー写真の使用許諾がなかったので、すでに絶版だと言ってます。お売りするものはありません」チャンチャン!との回答だった。
驚いた野崎氏はただちに文芸社の小林雄彦著者サービスセンター長に電話をかける。「あなた様はこれまで、出版契約は消滅していないと妙なことをおっしゃっていましたが、
このたび本屋さんから絶版であるということを、初めて耳にしたわけでございますが…。」
すると、小林雄彦氏が言う。「確かに会社の方針で回収はしたが、まだ絶版にしたわけじゃないんだ」云々。
野崎氏はさらに、「現実に書店がそう言ってるんですよ。どういうことなんですか」と食い下がるも、まったくラチがあかない。著者に一切の連絡をしないまま、さっさと5月27日
金曜日に回収をほぼ終えてしまい、それから足かけ8日もたつのである。こんな、のらりくらりの回答は天然記念物モノである、と言うべきである。
さらに、「契約を守らず、楽しみにしていた発売を勝手に中止しておいて、あなたはいったいどう思っていらっしゃるんですか!」と鬱憤をぶつけると、
小林氏は、「個人的にはお気の毒だと思うけど、なんせ会社の方針なんでね、どうにもならないんだよ」と、あきらめてくれと言わんばかりの対応。
野 崎 「そういうお気持ちがちょっとでもおありなら、あなたが会社に働きかけて、ただちに本を売り出すよう、上層部を説得していただきたいのです!」
小 林 「……」
野 崎 「本は売らない、契約は残っている、そういうムチャクチャなことをあなたはおっしゃってるわけでございますが、実際のところ、いったい私の契約はいまどういうことに
なってるんでしょうか!」
小 林 「……」
野 崎 「なんとか、おっしゃってください。」
小 林 「現在、代理人が検討しているからねえ…」
野 崎 「そりゃ、どういう人なんでしょうか?」
小 林 「顧問の弁護士なんだよ。」
野 崎 「この問題の対応を、いまの段階で検討してるっていうのは、まったく順序が逆ではないでしょうか? 回収という非常事態を処理する際にはなにも検討なさらなかっ
たのですか!それはだいぶおかしい話でございますね。」
というような趣旨のやりとりがあって、到底まともな話にはならないので、「一刻も早く、契約の現状、解除するならその旨とその理由を文書で回答してください」と何度もお願
いして、やむを得ず電話を切ったというのだ。ホントにどっちが客なのか、わからないのである。
また、野崎氏が「おたくの倉庫にはまだあの本は積んであるんでございますよね? 著者贈呈分として送っていただいた100冊はあちこち送って、手許には私の分1冊しかなく
なりましたので、別に15冊買って送ってもらいました。まだ、足りないので、あと10冊ばかり買いたいのですが」と依頼したのに対し、小林氏は「倉庫にはあるんだけど…、自
分の一存では…」としばし絶句。「上司と相談してお答えします」といったん電話を切った。その後、結局「やっぱり、さらに10冊のご注文には応じかねる」との回答があったと
いう。
文芸社はただちに出版契約の相手方である野崎氏に、自らの行動とその理由を文書で提示するのがせめてもの社会的存在としての会社の責任である。(つづく)
栗田工業と文芸社によって誕生直後に葬り去られた野崎貞雄著『大恩・忘恩・報恩』をせめてネット上で復刻させるために、何回かにわたって同書の本文をこのブログに掲載し
ています。今回は、資料編と「あとがき」を掲載します。これですべて掲載したことになります。
掲載予定記事の一例
(予告。掲載順ではありません。体調不良と老齢のため、不定期のアップになります。ご了承をお願いします。内容は変更される場合があります。)
■鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張 (其の壱・調査活動の顚末) ) アップ途次
(其の弐・まゆみさんが詐欺罪で文芸社を告発。寺野専務らに代わって東京地検に何度も呼び出されたクンちゃんの泣き笑い)
●鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張(其の参・まゆみさん告発で、東京地検捜査をどうすりぬけたか、その真相)
●特報! 三社関係現役・退職者座談会「文芸社・若林第一、第二編集部長ってのは、
三一書房従業員(かつて、闘争前)、草思社専務取締役(ついこの間まで)として何をやり、何をやらなかったか」
その特異なる人柄と大いなる負実績を赤裸々に語る(言いたい放題か? 期待してくれ!)
「あの人は、なんていうのかねえ、あわてもんというか、自分でコピーとるのはいいんだけど、コピーだけ持ってって、オリジナルを置き忘れていっちゃうんだよ。」
「ああ、そういうところがあるんだ。かわいげがあるじゃん?」
「いや、そんなんじゃないんだよ。たとえば、ヒラに降格させた課長の顚末書を置いといたり、じゃめじゃめさんの本がバカ売れしたときに著者や社長なんかとヨーロッパ旅行
に行ったんだけど、その日程とか、参加者がこれこれこういうだれだれ、とかいうのが全部書かれている日程書をよお、土曜日に置きっぱなしのまま出発しちまったんだ。」
「ふーん、月曜になってそれをみんなが読んじゃったってわけね。わざわざやってんじゃないのか。」
「そうじゃないと思うけどね。んで、そこに出てくんのはだいたい誰が誰だかわかったんだけど、みんなでいろいろ考えてもわからん女名前があってよ。」
「それは女名前だけど、男かもよ。クンちゃんだって、女名前と言えばそうじゃないか」
「そりゃそうだけど、なんとか子とつくのはだいたい女じゃないか? みや子とかよね子とかね。」
「そんなことはないよ、昔の宇都宮市長は、小池よし子(嘉子)だけど、よしたね、だったし…」
「なんか、話がトンじゃったけど、もっとトンでもないのもあったってよ。同じ、じゃめじゃめさんとの契約書も、こっちは失敗コピーなんだけど、そのへんの屑入れに捨て
たこともあったっていうんだ。おまえんとこの会社じゃ、極秘扱いなんだろ、じゃめじゃめさん情報は。それが編集部全員とっくにに知れわたっちゃってんだ、と。」
「よく知ってやがんな! どこで聞き込んだのやら。」
「げっ、そんなトロいやつなのか、あいつは。じゃめじゃめさんの身元が極秘ってのは、対外的には割ってないって意味なんだろう?そういえば ありゃあ男かい、女なんか
い?仕事はやってねえんだろうね、もう。 んで、その失敗コピーってのは、いまでも現物あんの?」
「いやあ、そんなことはやたらに言えんよ。コピーは、隠してっけどみんな持ってるわな、まあ何かのときに使おうってことかもね。おれも持ってるし。」
「それおよ、クンちゃんのブログにアップしたら、ええんでないかい?
「ホンマやねえ、拾ったもんやから、あんまり問題あらへんし、落ちてましたが、なんてクレジットつけるとかな、まあ検討してみるワ」」
「そういえば、うちのほうへ専務で来てからも……」等々、延々とつづく。
●新風舎と碧天舎の倒産前後の目を覆う情勢。わずか4000万でねえ!
■自費出版図書館はどうなっちゃったか。あの人が何故?
●特定商取引法改正と自費出版業界 【本は出た、本屋にも並んだ、広告も出た。だが、文芸社・日本文学館に支払ったあのカネを返してもらいたい
…そんな方は先を争ってお読みなはれ】 何百万円もの返金ゲット方法がタダで読めるなんて、信じられまっか? 信じられん方は、信じられんままにお読みください。
「あのカネを鳴らすのはあなた」(西川峰子?)ならぬ、「あのカネを取り戻すのはあなた!」ってわけ
◆文芸社が東京経済・渡邊勝利氏を名誉毀損で訴えた裁判(いわゆる渡邊裁判の顚末) アップ途次
◆渡邊裁判敗訴後の渡邊勝利氏とその末路(あの威風堂々の男が…カネには勝てんのか!?) アップ途次
●祝 この春、新宿旧NAOビルに一族郎党揃い踏み、ゲェッ!あれが4階に! するってえと、日本文学館ってのは?
◆現在、係争中の裁判リポート(「300冊配本はウソ」とがなる古沢裁判に、クンちゃん文芸社敵性証人として出廷を検討、ほか)