“栗田工業ちかん裁判”本訴は、
控訴断念で野崎貞雄氏敗訴確定
典型的な「司法的真実」と「実際の真実」の乖離サンプル
藤野パパ行状の詳細(なぜ野崎氏が藤野宏氏を「ちかん」と表現したか?)は、
クンちゃんブログ削除請求がらみで公開へ
去る4月17日に横浜地裁で言い渡された“栗田工業ちかん裁判”の一審判決に対し、被告の野崎貞雄氏は控訴期限の5月7日までに控訴せず、栗田工業・藤野宏パパ側の訴え3点のうち2点を認容した横浜地裁判決が確定した。
本日9日朝、面談の設定のため、クンちゃんが野崎氏に電話したところ、控訴を断念したことがわかった。
今後、栗田工業側としては、問題の野崎氏著作『大恩・忘恩・報恩』の全文を掲載しているクンちゃんブログ通算No43
http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/c/ba6a58a20f3839cda342586194fe497f
の削除をブログ開設者(goo)に請求してくるものとみられ、goo屈服後にクンちゃんが自己ホームページを新設して同記事を移動させれば、今度はクンちゃんを被告として訴えが出てくるものとみられる。つまり、野崎氏が“武士の情け”として公開を憚っている藤野元会長の身の下問題は、クンちゃんに引き継がれて世間に公開される公算が強まってきたといえよう。
野崎氏との電話でのやりとりは次のとおり。(要旨)
(前略)
ク ン 控訴趣意書の内容について、どこかでお会いして少々お話ししたいと思っていますが…。
野 崎 クンちゃん、それがね、いろいろ考えたんだけど、もうやめにすることにしたよ、あの裁判は。
ク ン えっ、それって、控訴しなかったってこってすか?
野 崎 早く言えば、そういうことだな。
ク ン 遅く言ってもそうでしょうけど、いったいどういうご心境なんですか?
野 崎 関係者がほとんど亡くなっていて、証拠に乏しい裁判だったけど、裁判所は誰が書いたかわからんような信憑性に乏しいメモ書きをまるごと認定したり、本人・証人尋問だって、すべて相手側の言うことを丸呑みで認めている。業腹で、とても裁判所なんか相手にしてらんないよ。
ク ン そりゃそうなんですが、野崎さんの言い続けてきた社史訂正の問題、栗田工業の創業にまつわる経緯、あれはもうほっとこうということなんですか?
野 崎 そういうつもりじゃないけど、あの本(『大恩・忘恩・報恩』)が少ない部数であっても既に世の中に出て行ってるからね。栗田工業サイドの人間にも一定部数は配布されているし、昔からの知り合いには私の趣旨はよく伝わっている。
まあここまでやれば、裁判の結果がどうあれ、あの世で栗田社長に会ってもなんとか面目が立つっちゅうもんだよ。この栗田さんへの申し開きが必要という点が、結果的に私をここまで支えてきたんだけど、友人・知人たちには、もういいんじゃないか、と言ってくれる人が多いよ。
ク ン なんとなくわかる気がしますが、野崎さんが退陣を要求していた藤野宏会長(当時)が去年6月、なんだかよくわからんけど突然退任したことも、今度の裁判終結の判断に影響があったんですか?
野 崎 そうそう、“院政”を敷いてはいるが、一応、彼が退任しているってことも、関係ないことはない。結局、よく考えてみると、あの本を出した目的は相当達せられているという認識なんだよ。
ク ン 最近になって、三鷹のパパね(爆笑)、あの問題が出てきたりして、控訴してぐちゃぐちゃやってたら、そのうち週刊誌なんかも食いついてきて、おもしろかんべよ、という向きもあるようですが。
野 崎 うーん、武士の情けじゃないけど、おりゃあ、どっちかっていうと、そういうのを好まないタイプなんだよ。それに、あれがどういう人間であるかってことは、たいていの者が知っている。あんな法廷での猿芝居に惑わされるなんて、裁判所だけだよ。まったくあきれ果てるわい。
ク ン それが“司法的真実”ってやつなんで、どうしようもないっすね。もともと裁判所は、大会社とか銀行のやつの証言なんかを過大に信用する悪弊があるんですよ。ついこの間、大談合事件で呼ばれた人間なんだってことがわかってないんでしょうね。
まあ、負けたといっても、野崎さんは目的を達してるんだから、今後は、少しゆっくりしたらいいですよ。八十にもなろうって年齢なんだから。
野 崎 なにを言っとるのかね、間もなく八十七だよ(笑)。クンちゃんの言うとおり、文芸社との間で後始末が終わったら、ゆっくり、温泉にでも行って、骨休みすることにしようと思っているよ。
(後略)