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お日さまが出ないので、扇風機で干物!

2015年11月26日 22時56分17秒 | ありふれた日常

   天日干しならぬ扇風機干し!をやってみました!

 ここ数日、天候が悪い。雨降りというより嵐に近い風雨が続いています。
 早くも大雪の便りが届いていて、やはり天候異変の感を強くしますね。

 で、おととい海岸のスーパーに行ったら、てんこ盛りひと山200円(税込み216円)の「カマス」がありました。

 海の近くに住んでいる楽しみのひとつは、海の近くでしか売っていない魚たちに出会うことです。
 海なし県に育ったクンちゃん人にはモノ珍しい魚や貝類、海藻類がかなりたくさんあります。
 例えば、黒むつの幼魚の「じんべえ」というのは、12センチか13センチ程度の大きさですが、7、8匹で300円以下。
 これがいっちょう前になると一匹700円とか800円とかになるのですが、小さいのは安い。安いから東京方面に出したところで商売にならんということだと思います。
 そこで、地元で安く売るわけですが、これをいい加減に調理して二度揚げして、大根おろしに酢だちでも搾れば、かなりうまいのであります。

 同じように、中小のカマスも上に書いたようにひと山200円というわけですが、数えてみると13匹ありました。
 それを干物にしようと思っていたんですが、おととい、きのう、きょうと雨続き。
 しょうがないので、きょう、いつぞや顔見知りの干物屋のおじさんに聞いた風で乾かす、というやつを試みてみました。
 乾燥させる網が張ってあるボックスのような市販品に、さばいて塩水に浸しておいたカマスを並べ、屋根のあるベランダにぶら下げました。
 しかるのち、手順が逆でしたが、押入れから扇風機を引っ張り出してきて風を当てました。
 きょうは自然の風は弱く、ほぼ扇風機の風で揺れること3時間半。なんとなく、天日で干したものとは様相が異なる印象でしたが、それなりのものができたようです。
 手づくり干物のこつは、さばいた後、よーく水洗いして骨のまわりをきれいにすることです。また、手づくりのよいところは、塩味を自分好みに調整できることです。

    

 で、つらつら思い出すのは、そのおじさん、トシのころ70歳代中盤のおじさんの話。
 魚というものは一年中およいでいるわけだが、いつも味が同じというわけではなく、うまい時期がきまっているんだとか。
 例えば、マアジのうまいのは6月。この月以外は、まずいという。??
 したがって、アジの干物用のアジは、どこの干物屋さんでも6月に1年分をまとめて仕入れるんだそうだ。
 そして、それは全部、沼津の冷凍業者(マイナス60度とかだよ!)に預け、そこから引き出しては、干物に仕立てるんだといいます。
 だから、6月は魚の仕入れで忙しく、また、なによりもお金が忙しいんだと笑っていました。

 ついでに聞いた話。
 この方はかなり大きな漁師の家(網元とは言わなかったが、そういうものかもね)に生まれ、ずっと漁船に乗ってきたというのだが、いわば定年で漁師を引退し干物屋になったのだという。
 えっ、漁師というのはからだが動くうちはいつまでも働けるんじゃないの?と思っていましたが、そうじゃないそうです。
 いつのころからか知らぬが、漁師も60歳で船を下りることになっているそうです(現在は何歳か聞き忘れた)。
 その後は、自分で小さな船を買って、小規模に操業するとか、干物屋などさまざまな稼ぎに転進するんだと話しておられました。
 ふーん、となにやら感心して帰ってきたことを思い出しました。おしまい。


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