フランス便り-68-6／メゾン・エ・オブジェフェルナンド＆ウンベルト・カンパーナ兄弟展示風景02

昨日、メゾン・エ・オブジェ最終日の「フェルナンド＆ウンベルト・カンパーナ兄弟」展示会場には、美術系かデザイン系の学生さん達が座り込んでクロッキー帳を広げ、一生懸命デッサンに励んでおりました。フランスの美術館では良く見掛ける光景ですが、見本市で遭遇したのは初めてのことでした。引率した先生も、目の付けどころが違います。今後の美術界やデザイン界を背負って立つ、多くの若い人達にも是非見てもらいたい展示内容でしたので、きっと良い刺激を受けたのではないでしょうか。皆さんは、美術館や見本市や展覧会へ刺激を受けに良く足を運ばれていらっしゃいますか？個人的には、どうしても見たいモノだけ厳選して行くようにしております。

フランス便り-68-5／メゾン・エ・オブジェ吉岡徳仁さん展示風景02

昨日、メゾン・エ・オブジェ最終日に展示会場に行ってみると、取材か何かで「吉岡徳仁」さん本人がいらっしゃっておりました。テレビカメラやレポーターの方や取材陣が大勢いました。この5日間会期中に、展示会場には多くの人が訪れ大盛況のうちに幕が閉じたようです。白い床材に刻まれた、ヒールマークがそれを物語っております。今回の受賞によって、今後フランスでも多くのプロジェクトが派生して行くのではないでしょうか。将来的に、どんな作品が生み出されていくのか本当に楽しみです。皆さんは、「吉岡徳仁」さんの作品どう思われますか？個人的には、美に対する飽くなき探究心、自然と真摯に向き合う姿勢が素晴らしいと思います。

パリ蚤の市便り-1313／デザイン椅子赤合皮張り01

Pierre GUARICHEの椅子のような雰囲気がある”デザイン椅子赤合皮張り”は、鮮やかな赤の色目で目立っておりました。座面と大きな背当ての造形的なフォルムも独特です。クッションも利いており、座り心地は良さそうです。エンドのパイピングの縁取り処理も素敵です。張り地の状態は良く、綺麗なのでそのまま使うことが出来そうです。ただ、スチール製の脚部は錆が浮いているので、気になる方はケアする必要があるかもしれません。お値段はセットで200€超えでした。皆さんは、色鮮やかなデザインの良いこんな椅子、どのように思われますか？個人的には、背当ての抜けが格好良いデザインなので気になりました。

パリ蚤の市便り-1312／デザイン椅子黄色スチールメッシュ01

名作とは異なり、構築的な角張ったフォルムが面白い”デザイン椅子黄色スチールメッシュ”は、黄色の色目も目立っておりました。ポストモダン建築に似合いそうな雰囲気です。二種類の太さの違うスチールロッドを用い、太いモノはフレームとして、細いモノはメッシュ状にし座面と背当てとして使っております。スチールのテンションが利いて、座り心地も悪くは無さそうです。四脚揃っているところも使い勝手良さそうです。お値段はセットで400€近くでした。皆さんは、こんな個性の強い椅子、どのようにコーディネートしてみたいですか？個人的には、お洒落系カフェやサロンの待ち合い席用に使ってみてはどうかと思いました。

パリ蚤の市便り-1311／ハリー・ベルトイアサイドチェアクロームメッキ仕上げ01

以前「パリ蚤の市便り-1183／ハリー・ベルトイアサイドチェア白01」「蚤の市便り-9／ハリー・ベルトイア」他何度かご紹介させて頂いたことがある”ハリー・ベルトイアサイドチェアクロームメッキ仕上げ”は、近所の蚤の市ヴァンヴ内のある業者さんのお店で、テーブルの上に置かれて売られておりました。彼の代表作「ダイヤモンドチェア」とはまた違って、一般的な椅子に近いフォルムで使い勝手も良さそうです。彫刻家としても芸術活動をしていた、金属加工技術が生かされております。保存状態も綺麗で、そのまま使うことが出来そうです。お値段はで500€近くでした。皆さんは、ベルトイアのサイドチェアご自宅用に如何がですか？個人的には、「ダイヤモンドチェア」の優雅さが好きなのですが「サイドチェア」も素敵だと思います。