フランス便り-67／新年のご挨拶。

新しい年の幕開けです。自分の愛する龍モチーフを多く見掛けることの出来る、うれしい辰年です。昨年中は多くの方々の閲覧、本当にありがとうございました。順調にこのブログが成長していることを、関係者の皆様にこの場をかりて御礼申し上げます。いつもありがとうございます、感謝致しております。デザインに偏った、毎回似たような一方的で限定的な内容のブログですが、皆様のお陰で励みになっております。今年も、色々新しい企画を考えつつ、パリから皆様に新しい情報をお届けしてゆきたいと思います。1月20日～24日には恒例のデザイン見本市メゾン・エ・オブジェも開催されますので、新しいデザイン兆候を覗いて来ようと思います。また、写真も併せてレポートさせて頂きます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。パリ担当者　2012年元旦

パリ蚤の市便り-1249／デザイン椅子プライウッド朱色四脚01

アルネ・ヤコブセンの名作椅子に似た”デザイン椅子プライウッド朱色四脚”は、そのおめでたい鮮やかな色目で目立っておりました。形は凡庸で特筆すべき、特徴や美しさはありません。数は四脚揃っており、使い勝手は良さそうです。それにしても、この手の椅子は本当に数多く存在しており、その種類の豊富さに驚きます。コピー商品が数えきれない程存在し、真似される数が多いというのも、名作の宿命なのかもしれません。それだけ影響力があるということでしょうか。お値段はセットで300€近くでした。皆さんは、名作のコピー商品や類似品についてどのように思いますか？個人的には、名作に敬意を払いインスピレーションを得て、現代の感覚でリデザインされたモノには、新たな名作になる素質があると思っております。

パリ蚤の市便り-1248／デザイン折り畳み椅子箱付き01

中身は確認出来なかったのですが、レトロ感溢れる箱の写真から想像出来る”デザイン折り畳み椅子箱付き”は「Spider／スパイダー」という商品名のようです。二脚セットで箱詰めされているようです。写真を一見すると、以前から何度もご紹介させて頂いております、折り畳み椅子の原型「Plia／プリア」に似ておりますが、最大の特徴であるフレーム横の丸パーツが見られません。折り畳んだ時の収まりはそっくりで、明らかに意識してデザインされたモノだと思われます。お値段は200€近くでした。皆さんは、折り畳み椅子でお気に入りのデザインのモノございますか？個人的には、前述の「Plia／プリア」が好きで二脚所有しております。

パリ蚤の市便り-1247／デザインスポットライト三連タイプ01

パリは雨模様の年明けです。朝から近所の蚤の市ヴァンヴに行こうと思っていたのですが出端をくじかれてしまいました。今年一年を明るく彩りたい”デザインスポットライト三連タイプ”は、カラー電球がセットされており、カラフルな照明空間を演出してくれそうです。暗いニュースが続く中、少しでも明るく前向きな気持ちになるように、照明器具を新しいモノの交換して新たなスタートを切るのも良い気分転換になるのではないでしょうか。壁面や天井にレールを固定し、スポットライトの位置を自由に設定出来る照明は、使い勝手も良さそうです。シンプルですが、素材感の生かされたお洒落なデザインです。お値段は100€近くでした。皆さんは、こんなデザインと使い勝手の良いスポットライト、どのようにアレンジしてみたいですか？個人的には、壁面や天井の光や色の演出用に使ってみたいと思いました。

パリ蚤の市便り-1246／アンティークエミール・ガレランプ01

蚤の市やアンティークショップでごくたまに見掛ける”アンティークエミール・ガレランプ”は、人気のある商品だけあってオーラが違います。圧倒的な存在感で、店の奥に鎮座してあっても一目でそれとわかります。繊細なモチーフ紋様、ガラスの色目の美しさ、キノコかクラゲを連想させる独特のフォルムに特徴があります。明かりが灯された時には、きっと上質で素晴らしい照明空間を演出してくれるのでしょう。貴重なモノは、オークションでも何千万円単位で取引されている美術骨董品扱いです。今回のモノは、お値段500€近くでした。皆さんは、エミール・ガレのランプに興味はございますか？個人的には、以前から気にはなっているのですが、高額なのと数があまり無く出逢う機会が少ないのとで、かなり遠い存在です。

パリ蚤の市便り-1245／アンティークシャンデリアブロンズフレーム多灯タイプ01

日本は既に新年が明けました。フランスは8時間の時差がある為もう少し時間があります。ユーロ通貨が、対円で10年来の安値1€＝100円割れということでニュースになっておりますが、フランスでは大きな動きも無く、静かな年末年始を迎えようとしております。2012年はどんな年になるのでしょうか。サルコジ大統領が再選を果たすのか、注目のフランスの大統領選も控えております。ユーロ経済は、今後一層厳しい状況にたたされそうです。せめて明るい灯火をこんな”アンティークシャンデリアブロンズフレーム多灯タイプ”で照らしてみたいところです。広がりのある綺麗な装飾の施された、ブロンズ製の支柱から伸びたフレーム形状が素敵です。大振りなクリスタルも、各アームごとにちりばめられ輝いております。大小光源の配置も独特で個性的なデザインです。お値段は300€近くでした。皆さんは、アンティークシャンデリアに興味はございますか？個人的には、一度日本からの依頼があってから、色々気にして見るようになり、その魅力に取り憑かれております。