こわれかけのカセット

日々日常で目にするおもしろ~いを紹介していこうと思ったけど、結局なんでもアリなんです。

パリ蚤の市便り-1293/デザイン椅子プライウッド板スチール鏡面仕上げ脚部01

2012-01-17 10:07:47 | パリ蚤の市便り
アルネ・ヤコブセンの「アントチェア」の影響を受けたであろう”デザイン椅子プライウッド板スチール鏡面仕上げ脚部”は、使い込まれた木の表面に味が出ております。プライウッド製の一枚板を、独特な形状で加工しております。一方向のみの曲げ加工で、三次元的な曲面を持つ名作とは、明らかに加工技術の違いが見て取れます。座り心地は、悪くはなさそうです。脚部には、一般的なクロームメッキ仕上げのスチールパイプ製の四本脚が採用されております。座面には、脚部パーツを固定する金具が見えております。お値段は100€近くでした。皆さんは、名作の影響を受けた無名のこんなプライウッド製椅子如何がですか?個人的には、背当て部分の独特なカタチが面白いと思いましたが、名作の影響力の強さを改めて感じました。

パリ蚤の市便り-1292/デザインシェル型椅子赤樹脂黒スチール脚部01

2012-01-17 09:17:27 | パリ蚤の市便り
「イギリスのイームズ」といわれることもある、イギリスを代表するデザイナーロビン・デイの1963年製「ポリプロピレンチェア」に似た雰囲気の”デザインシェル型椅子赤樹脂黒スチール脚部”は、本物でしょうか。脚部のデザインバリエーションが色々あるということなので、シェル型のフォルムから判断すると、そのモノのように思えます。名前にある「ポリプロピレン」はプラスチックの中でも、耐久性・軽量性・コストパフォーマンス等に優れ、大量生産向きの素材として当時注目されておりました。スタッキング可能なこの椅子は、インジェクションモールディング(射出成形)と呼ばれるプラスチックの加工法を用いて大量生産された世界ではじめての椅子としても知られているようです。シェルのみでスタジアムのシートとして使われた逸話からも伺えるように、強度と座り心地はお墨付きのようです。シェル型は、艶のある鮮やかな色目も美しく、黒い脚部とのコントラストも格好良いです。お値段は100€超えでした。皆さんは、ロビン・デイご存知でしたか?個人的には、椅子とデザイナーの名前が一致したのは、随分後になってからでした。ある方のブログには、マーガレット・ハウエル神南のカフェで使われているとのことです。http://sat-tep.blog.so-net.ne.jp/2011-12-17

パリ蚤の市便り-1291/フィリップ・スタルクエロエスチェアEro|S|コバルト透明01

2012-01-17 01:52:33 | パリ蚤の市便り
現代の巨匠”フィリップ・スタルクエロエスチェアEro|S|コバルト透明”は、美的プラスチックの伝道師、イタリアはカルテル社による、綺麗な色目のポリカーボネート製シェル型が妖艶で美しいです。ベースは、クロームメッキ仕上げのスチール製丸ベース、一本脚の回転式タイプです。他にも、四本脚固定式タイプ、キャスター付きの三種類が展開されているようです。シェル型の色目も様々なバリエーションがあります。卵を表現したとされる有機的なフォルム、座る人の体を包み込むような座り心地に特徴があります。お値段は四脚セットで1000€近くでした。皆さんは、カルテル社から出ているフィリップ・スタルクの作品では、何がお好みですか?個人的には、最近のモノで「Masters」というダイニングチェアの不朽の名作、シェルチェア(チャールズ&レイ・イームズ)、セブンチェア(アルネ・ヤコブセン)、チューリップチェア(エーロ・サーリネン)のアウトラインを重ね、一つの椅子に仕上げたスタルクらしいウィットに富んだデザインが気になっております。

パリ蚤の市便り-1290/エーロ・サーリネンチューリップチェア白01

2012-01-17 00:23:33 | パリ蚤の市便り
大変保存状態の良い”エーロ・サーリネンチューリップチェア白”は、新品のように真っ白なので、ヴィンテージモノではなく、現行品の払い下げでしょうか。付属のクッションも、良く見掛ける赤ではなく、シェル型とフレームベースに合わせ、白で統一されております。この土日の蚤の市ヴァンヴで目玉商品でした。名作らしく、他の椅子とはデザインのオーラが違います。どんなインテリアにも溶け込みそうな、シンプルでスッキリとしたフォルムが美しいです。お値段は500€近くでした。皆さんは、エーロ・サーリネンの作品では何がお好みですか?個人的には、イームズとの共同製作、彼らの作品の原点「オーガニックチェア」が気になります。