選ぶ楽しみもある”デザイン椅子数種とスタルクテレビ”は、それぞれ個性があってユニークです。フィリップ・スタルクデザインの「Jim Nature」は1994年にSABAブランドのポータブルテレビです。木チップを固めたブロックで覆われた構造が、エコな雰囲気を醸し出しております。お値段は400€近くでした。チェック柄の生地張り低座面椅子は、かなり使い込まれて傷んでおりますが、良い味を出しております。個人的に一番気になったのは、赤味のある木製のシェル型椅子です。流れるような美しいラインが惚れ惚れします。その他フレームだけのモノや、面白いカタチのフレーム構造を持つ黒革張り椅子等、興味深い品揃えでした。椅子のお値段はそれぞれ100€近くでした。皆さんは、この中でどのデザインが一番気になりましたか?個人的には、スタルクのテレビは書籍の中では見たことはありましたが、本物を見たのは初めてで感激しました。
勉強不足でデザイナー名、作品名はわかりませんが、美しい構造とフォルムを持った”デザイン椅子ベージュ座面背当て黒スチール脚”は、完成度が高いです。ミッドセンチュリーモダンデザインの流れを汲むスタイルでしょうか。背当てと座面の収まりが独特で面白いです。クッションは多少弱っておりますが、座り心地は良さそうです。生成り色の織り生地も、上質な雰囲気を醸し出しております。脚部は、黒塗装のシンプルなスチール製の四本脚が採用されておりますが、座面の角度が絶妙です。全部で六脚揃っており、お値段はセットで1000€近くでした。皆さんは、こんな個性的ですが上品な椅子のセット如何がですか?個人的には、見栄えも質も良いデザイン椅子だと思いました。
共に黒でシックな雰囲気を醸し出していた”デザイン椅子黒とテーブル黒”は、以前にもご紹介させて頂いたことのあるロベール・マレ=ステヴァンのMSチェア1930年製に似ております。座面にクッションが加えられ座り心地も良さそうです。MSチェアは、シンプルなデザインの中にも現代的な要素が感じられ、以前はパリのセレクトショップ「コレット」内のカフェで使われていたようですが、ここ数年は行っていないので、現在も使われているかどうかは未確認です。大きなスチール製のテーブルは、インダストリアル系の匂いもあって素敵です。こんなテーブルと椅子のセットを並べられる、広い空間のある家に住みたくなります。お値段はセットで1000€近くでした。皆さんは、ダイニングテーブルセット、どのようなモノをお使いですか?個人的には、現在の家は置けるスペースが無いほど狭いので、以前使っていたモノは撤去しております。
黒と赤の色目のコントラストで目立っていた”デザイン肘掛け椅子黒革座面背当て赤スチールフレーム”は、カンティレバー構造が採用されております。デザインパターンが面白い上質な黒革に包まれた、背当てと座面が一体になった包み込むようなフォルムも美しいです。ヴィヴィッドな赤色のスチールフレームは、肘掛け部分も含め複雑な構造になっております。座り心地は悪くなさそうです。お値段はセットで200€超えでした。皆さんは、カーシートのような格好良いイメージのこんな椅子如何がですか?個人的には、インパクトが強過ぎて合わせる家具やインテリアの選択が難しいと思いました。
面白い素材使いの”デザイン椅子白ゴム紐座面背当てスチールフレーム”は、イタリア人デザイナージャンドメニコ・ベロッティの「スパゲッティ」1979年に製品化されたモノに似ております。シンプルなスチールフレームに弾力のあるビニール紐を巻き付けております。体形にフィットし座り心地も良さそうです。色目も白系なので、どんなインテリアにも合わせることが出来ると思います。お値段はセットで200€近くでした。皆さんは、「スパゲッティ」という椅子ご存知でしたか?個人的には、雑誌や本の椅子が特集されているモノの中で見たことはありました。