ろうばのつぶやき

もはや逆らえないわが身の老化と世の中のIT化、パソコンを前にひとりつぶやく昨今。

パラドックス

2005-10-20 18:14:51 | 本・映画
 古い本だが「アメリカジョーク集」 (実業之日本社)に
 
 “休息”
  ヤシの木の下で休息しているアフリカ人に、とおりがかりの
  アメリカ人が声をかけた。

  「おや、いったい何をなさっています?そんな所にのんびり
   座っていて。どうしていそがしく立ち働いて、畑を耕したり、
   鉱山を掘ったり、町をつくったりしないんですか?」

  アフリカ人はきき返した。
  「何のためにですか?」
  「交易するためです 」 
  
  「何のために交易するのですか?」
  と、困惑したアフリカ人はさらにたずねた。

  「お金を儲けるためですよ」
  「お金が何の役に立つんです?」

  「お金があれば暇ができます」
  「暇を何に使うんですか?」

  「暇があれば休息できます」
  「どうしてそんなことをしなければならんのかな?こうして
   休息しているのに」

 
 次に最近読んだ本「地球の落とし穴」広瀬隆著(文春文庫)
  
  “ウクレレ漫談の名人・牧伸二”

  はるか昔、ウクレレ漫談の名人、牧伸二が、次のような歌を
  うたっていた。

  「息子よ、寝てばかりいないで勉強しろ」
  「何のために、勉強するんだ」

  「いい成績とって、いい大学に入るためだ」
  「何のために、いい大学に入るんだ」

  「いい会社に入って、高い給料が貰えるぞ」
  「高給とって、何のいいことがあるんだ」

  「人生をゆっくり寝てすごせるんだ」
  「俺は、最初から寝てるじゃないか」 

  「あーあーあーやんなっちゃった、あーあーあー
   おどろいた」
  
 牧伸二は、シェークスピアをしのぐ唯我独尊の天才で
 ある(後略)・・とあった。

 
 わたしはなまけ者なので、この手のハナシが好きだ。
 しかし現実にはお金と暇が欲しい!

 
コメント
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