先日、歩道を歩いていたら、道端に小さな雑草の花を見つけた。
花をみると、1cmにも満たないだろう。
5枚の花びらで、臙脂に近い濃い赤。白い縁取りがある。
この濃い赤の小さい花には見覚えがあった。
子どものころ、家の近くにたくさん咲いていた雑草だ。
50,60年前のあの頃は、赤い小さな花は摘んではいけない、と教えられた。
その理由は、「火事になるから」とのことだった。
誰が、なぜそんなことを教えたのかは全然わからないし、覚えていない。
ただ、子どもの間では、それが常識のようになっていた。
だから、この花のことは、私らは当時「火事花」と呼んでいた。
花に興味を持つようになってから、炎の形にも見えるヒガンバナや、ピンクや赤の美しいタニウツギが、「火事花」と呼ばれている、ということを知った。
でも、私にとっての「火事花」は、この濃い赤の雑草の花だったのだ。
久しぶりに見かけて、正式名称を知りたくなった。
そして、調べてみると、やっと名前が分かった。
「マンテマ」であった。
マンテマ?
以前その名を聞いたことがあるぞ…???
…思い出した!
チシママンテマだ。
2011年に、北海道・利尻島で見かけたチシママンテマ。
白い花だが、もう二回りくらい大きな花だった。
しかし、花の下のがくの部分がふくらんでいるところや、筋が入っているところ、毛が生えているところなどは、共通している。
だから、マンテマに北の土地「チシマ」が付いた名になっているのだろう。
花の色が赤いこちらが、マンテマなのだな、とわかった。
ところで、今回見つけた道端の近くには、色の薄いマンテマも見つけた。
こういう花の色のマンテマもあるのだと知った。
50年以上前によく見ていた雑草との再会。
おかげで、名前を知ることもできた。
とてもよい再会だった。
花をみると、1cmにも満たないだろう。
5枚の花びらで、臙脂に近い濃い赤。白い縁取りがある。
この濃い赤の小さい花には見覚えがあった。
子どものころ、家の近くにたくさん咲いていた雑草だ。
50,60年前のあの頃は、赤い小さな花は摘んではいけない、と教えられた。
その理由は、「火事になるから」とのことだった。
誰が、なぜそんなことを教えたのかは全然わからないし、覚えていない。
ただ、子どもの間では、それが常識のようになっていた。
だから、この花のことは、私らは当時「火事花」と呼んでいた。
花に興味を持つようになってから、炎の形にも見えるヒガンバナや、ピンクや赤の美しいタニウツギが、「火事花」と呼ばれている、ということを知った。
でも、私にとっての「火事花」は、この濃い赤の雑草の花だったのだ。
久しぶりに見かけて、正式名称を知りたくなった。
そして、調べてみると、やっと名前が分かった。
「マンテマ」であった。
マンテマ?
以前その名を聞いたことがあるぞ…???
…思い出した!
チシママンテマだ。
2011年に、北海道・利尻島で見かけたチシママンテマ。
白い花だが、もう二回りくらい大きな花だった。
しかし、花の下のがくの部分がふくらんでいるところや、筋が入っているところ、毛が生えているところなどは、共通している。
だから、マンテマに北の土地「チシマ」が付いた名になっているのだろう。
花の色が赤いこちらが、マンテマなのだな、とわかった。
ところで、今回見つけた道端の近くには、色の薄いマンテマも見つけた。
こういう花の色のマンテマもあるのだと知った。
50年以上前によく見ていた雑草との再会。
おかげで、名前を知ることもできた。
とてもよい再会だった。