ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

花を咲かせ、生き延びようとするレンギョウ

2020-05-19 18:03:46 | 草木花
3年前、「突然枯れてしまった庭木たち」ということについてここで書いたことがあった。
ここ数年、わが家の庭木が順々に次々と枯れていくのである。
それが、相変わらず続いている。

隣家に近いところから、ライラック、ザクロ、ツバキ、モミジ、クチナシとあったのだが、みな順番に枯れてしまった。
さらに、クチナシの隣にあったユキヤナギも枯れてしまった。
そして、この春からは、ユキヤナギの隣のレンギョウもおかしくなった。



ほとんどの枝が、枯れたようになって芽もつぼみも開かなくなった。
かろうしていくつかの枝でつぼみをつけたものの、そこでストップ。



なんとか少しでも花を咲かせてくれないか、と思いながら見守ってきた。
しかし、黄色いつぼみがついたまま固くなっていて、いっこうに開かない。
これは、きっと、間違いなく枯れてしまうということ。
残念だ。

春のレンギョウの黄色い花は、庭を明るくする。
花が咲いた後の緑もきれいだ。
それなのに、枯れてしまうなんて。
せめて、つぼみや芽をつけたままになっている枝を生かすことはできないものだろうか。
そう考えて、一部は生きていると思われる細い枝を何本か切って、土にさしてみた。
すると、さし木された枝は、生きようとした。



2週間近くたって、つぼみはふくらみ、見事に花をつけた。



この辺でレンギョウが咲いたのは、もう6週間も前のことである。
近所のレンギョウは、今は青々とした葉が生い茂っている。
それが、わが家では、さし木されたレンギョウががんばって今週ようやく開花である。
枯れずに何とか咲こうとするレンギョウ。
芽をふくらませ、葉を広げようとするレンギョウ。



がんばるなあ。
けなげだなあ。
たくましいなあ。
COVID-19 の感染拡大の騒ぎで、困っている心情の自分を勇気づけてくれる。

なんとか、このままさし木が成功し、根を出してほしいと思う。
生き延びて、来年以降も花を咲かせてほしいと思うのだ。
コメント
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