ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

海を見に行く

2020-07-18 21:02:56 | お出かけ
生まれ育ったのが、海のある集落だった。
自分の家は海のすぐ近くではなかったけれども、夜になると潮騒の音がよく聞こえたりした。
そして、夕凪の時間があり、一日の中で無風となる時間があったっけ。
少しでも海に近づくと、そちらからは潮風が吹いてきて、潮の香りがしてくる。
そんなことを覚えている。

学生時代には、出かけた先で東京湾の海を見たことがあった。
海はきれいではなかったが、潮の香りがぷんぷんしていた。
それを嗅いで、なんだかとてもうれしくなった。
久しぶりに包まれたその香りに、自分はやはり海の近くで育った人間なのだなと思ったことを思い出す。

そんなせいか、しばらく海を見ていないと、時々見に行きたくなる。
久々に雨が降らない日となったこともあって、くもり空の下ではあったが、海を見に行った。

行先は、新発田市藤塚浜の海岸。
例年なら、いつも何台か泊っているはずのオートキャンプ場は、まだ閉鎖してあった。
それでも、磯釣りをしている人の姿もちらほらあり、釣り船なのか漁師の舟なのかわからないが、すぐ近くの沖に何そうかの小型船が出ていた。

その向こうには、佐渡島や粟島の島影も見ることができた。


そう、2つの島が海の向こうに遠くに見えるのは、幼いころから知っている懐かしい風景。

こんなに海を懐かしがってはいるが、私は泳ぐのは得意ではない。
小学1年生以降5年生になるまでの4年間、持病の都合で医者から海に入るのを止められていた。
その間に級友たちはみんなカッパになっていた。
なのに、私は、高学年なのに、浮き輪が必要だった。
泳げないものだから、同級生だけでなく下級生からも馬鹿にされた。
それは、つらい思い出だ。

くしくも、遠くの浜茶屋の前の海では、何人か人が集まっていた。

きっと、これは海開きの行事を行っているに違いない。
そう思っていたら、確かに海開きであった。
感染症流行のこのご時世だが、今夏、どうか、事故や事件がありませんように。

浜辺の花も期待していたのだが、この時期はハマナスもとっくに終わっており、めぼしいものはなかったのが残念。

唯一コマツヨイグサが、今こそ自分の天下とばかり、たくさんの花を咲かせていた。


潮の香りをもう1回吸い込んで、海にサヨナラした。
また来るよ…。
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