快勝!
5-0は大きいなあ。
試合前は、こんなデジタルポスターもあったのだけど、モデルの小見は不出場。
こっちは、DFの要トーマス・デンがオーストラリア代表に招集され、いない。
だが、相手町田も、日本代表に3人、韓国・オーストラリア代表にそれぞれ1人と5人がいなかった。
チーム力で戦う戦術がしっかり浸透している新潟に比べ、町田は個人の強さに依存するところもある。
そんな違いが出るかもしれないな、と試合前に思っていた。
できれば、この第1戦、ホームで2点くらいの差をつけて、有利な状況で第2戦のアウェイの戦いに臨みたい。
そんな思惑は、監督や選手たちもサポーターたちも思っていたことだろう。
そのためには、まず先制点を挙げたいところだ。
16分、それが実現する。相手陣内に攻め込んだダニーロから、ゴール前の長倉に素晴らしいボールが供給されると、長倉はこれをボレーであっさり決めた。
その手前での小野のプレーがファウルだとしてVAR判定。
これがゴールには影響なしという判定で、新潟先制!
試合は、6分4分で新潟の選手たちがボールを保持して支配することが多い展開。
早く追加点を取ってほしいという願いで見守っていると、32分相手FW 藤尾がダニーロへの危険なスライディングで一発レッドとなってしまった。
新潟にしてみれば1人多いのは大きなチャンス。
ここから先は、パス回しに長けている新潟の攻めまくりシーンが続く。
42分、待望の追加点が生まれた。
攻め込んだ新潟が、谷口から小野に横パスを送ると、小野は利き足と逆の左足で相手GKもさわれないコースにボールを送ると、ポストに当たりながらもボールはゴールネットを揺らした。
小野ゆ、さすが!
だが、好事魔多しという言葉がある。
前半アディショナルタイムで、相手FWが空中でヘディングをしようとした舞行龍にレイトチャージでぶつかると、舞行龍はむち打ちのような症状となってグラウンドに倒れた。
守備の要、舞行龍を欠くことになってしまい、後半がちょっと不安視された。
その不安を払しょくするのは、追加点しかない。
町田も戦術を整え、後半開始から選手交代で打開を図ろうとした。
しかし、49分、得点したのは新潟だった。
ここでも決めたのは、長倉。
これで、3対0。
この後、町田もこのままではいけないと攻めてきたが、新潟も選手交代し、対応。
多少守勢に回る時間も増えたが、87分に相手GKのキックミスを拾った新潟は、前線の長倉にパスを送ると、長倉は、相手GKの動きをよく見て、4点目の追加点。
これで長倉ハットトリック達成!
長倉の爆発は、試合終了直前にもおまけ付き。
長谷川元希がゴール前でキープして出したラストパスを、長倉が見事に決めて4点目!!
VAR判定で、得点は有効となり、試合は、ここで終了。
5-0の大勝。
難敵と思われた町田に対して、いくら相手が10人になったとはいえ、追加点を重ね、見事に5点のアドバンテージを生み出した。
新潟の選手たちの技術が、町田の個人の力を上回っていた。
退場で1人少なくなったチームは、10人で11人の働きをしないといけなくなる。
町田も、そうしようとした。
だが、10人対11人になると、素早くボールを回す新潟の動きは、町田の選手たちにつけ入る余地を与えなかった。
ボールを正確に蹴る、止める。この技術が新潟の選手たちにはあるから、確実に上回れるのだ。感心した。
相手に守りを固められても、そこを崩す方法を見つけて得点することができていた。
すばらしかった。
だけど、4点取ってヒーローとなった長倉は、インタビューになると笑顔を見せなかった。「自分たちができたことだから、次の試合で町田もできるかもしれない」というような内容のことを話し、次戦に向けて油断しないよう気持ちを引き締めていた。
さすが、長倉だ。
今日の入場者数は、9,130人と1万人を割っていた。
でも、アルビサポは、みんな満足しただろう。
今日の試合、私は、前節のリーグ戦に続いてホーム戦の応援に行かなかった。
でも、家で、しっかりSPOOXと契約して、試合中継を見たのだった。
いやあ~、契約してよかったわあ~。
こんな気持ちよく勝利する試合、なかなか見られないもの。
【Y特派員写真提供】
油断せずに日曜日の第2戦も戦い、準決勝へと勝ち上がろう。
Visca Albirex !!!