ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

今年も見事に玉砕!?たいない高原マラソン(後編)

2019-09-16 21:00:00 | RUN
走りの限界が近づいているのに、のこり5kmでまた上り中心になる。
往路では快適に走れた道だった。
ところが、高低図を見ると、このようにまだこれから急激な上りがまだ残っているのである。

ここからがきつかった。
上り坂で、後ろから来た同年代の人に抜かれて、少し心が折れかけてきた。

その今ほど私を抜いたばかりの人が、10mほど前で歩き始めたのを見て、抜き返すことを考えるのではなく、私も歩く方が早いような気がしてついに歩き始めてしまった。

歩いたり走ったりすると、走り続けたよりも、とたんにタイムは遅くなる。
⑬7分8秒 ⑭7分54秒

上りばかりの苦しさが続く中、残り3km近くで、「いやあ、きついね」と、よく大会で会う、SIさんに抜かれた。
「上りがきついから、歩かないとやってられないよ。」と言いながらも、歩く速さはすでに私よりも速い。
みるみるうちに、彼は前に消えていった。

恐ろしいことに、あの往路で1kmを4分25秒で走らされた急激な下りは、今度は悪魔の上り坂となって立ちはだかった。
歩くのが多かったとはいえ、1km走るのに⑯9分47秒 も、かかっていたのである。
この辺では、ふくらはぎではなく、足首から脚のすねにかけての筋肉がつりかかっていた。
足を持ち上げるのに、そこの筋肉をたくさん使うということだ。
普通そんなところの筋肉は鍛えていない。
やはり歩きながら、時々走るという繰り返しになった。

目の前には、野猿が何匹か横断したり前を四つんばいで走ったりしていた。
なんだか、猿にまで苦しさを笑われているような気がしてしまった。

ようやく残り1.5kmくらいで、下りが中心になった。
思い切り飛ばしたいところだったが、今度は、両脚の太ももがけいれんしそうになった。
ほどほどのスピードで走り切った。
⑰6分2秒 ⑱2分48秒/0.5km

ゴールタイムは、1時間52分台だった。
普通なら、ハーフマラソンを走り切っても余るくらいのタイムだ。
それより4km近くも少ないのに、この記録。
やはり、アップダウンは、半端なかった。

ゴールしてから記録証をもらうと、SIさんやIKさんが待ってくれていた。
二人には相当多く離されてのゴールとなった。

しばらくSIさんと話しながらいたが、階段に腰かけてでないといられなかった。
話している間にも、まるで漏らしているかのように短パンから、ぼたぼたと帽子や顔から汗が流れ出た。
走っている間は感じることが少なかった首痛・頭痛をまた感じるようになった。

厳しいコースだった。
足腰を鍛える補助運動をしていないと、このコースは克服できないなあと思った。

事前には無理しないで完走、と思っていた。
が、無理したつもりはなかったが、無理しないとゴールにたどり着けなかった。


地元産の米粉を使ったカレーをいただき、会場を後にした。


…2年連続で、たいない高原マラソン、玉砕です!

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