ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

0-2から追いつき、ドロー ~2022第2節アウェイ大宮戦~

2022-02-26 20:19:53 | アルビレックス新潟


2試合連続のドロー。
2戦ともアウェイでの戦いだったことを考えると、新潟にとって悪い結果ではない。

2022サッカーJ2リーグ第2節、アルビレックス新潟は今節もアウェイで大宮アルディージャ戦。

松橋監督は、開幕戦から先発メンバーやポジションを何人か入れ替えてきた。
GK 小島
DF 長谷川 舞行龍 千葉 堀米
MF 島田 イッペイ・シノヅカ 高木 星 本間
FW 谷口

右のサイドバックを藤原から長谷川に。
アンカーを高から島田に。
トップ下の一人を伊藤から星に。
イッペイ・シノヅカを左から右に回し、左に本間至恩を起用。
1トップには鈴木ではなく谷口に。

前回とは変えてくるところが、松橋監督の思い切ったところだ。
もともと、各ポジションに同じ力のある選手を2人ずつそろえてある、と監督は言っていた。
その言葉通りに、違う選手を起用してみるのは結構大胆だなと思った。
多くの選手を使って、感染症禍のためにキャンプが短くなって練習試合があまりできなかった選手たちに試合慣れを図る。
まだシーズンは始まったばかりだから、それもいい。

だが、試合が始まってみると、前から攻めの守備をしてくる大宮に対し、新潟は窮屈なボール運びの繰り返し。
ペースを全くつかめないままに、大宮・河田の恩返し弾をくらって先制されてしまった。
選手をかえていた右サイドでのしのぎがうまくいかずに失点してしまった新潟だった。

それでも、しだいにボールをつなげられるようになった新潟は、チャンスを作り始めた。
長谷川がドリブルでペナルティエリア深くに進入し、ゴール前のイッペイ・シノヅカへ。
ただ、シノヅカのシュートは、GKの正面へ。

これが、後半に入ると、さらに新潟の攻撃のリズムがよくなった。
テンポがよくなり、スピードが上がった。
小気味よくボールが動き、早いうちに同点に追いつくようなニオイがした。

ところが、そこから相手のカウンターをくらい、フリーにしてしまった相手が正確なクロスを上げると、ゴール前に飛び込んだ河田に2点目を食らってしまった。
アウェイで0-2。
これは厳しい。
このまま負けてしまうのか、こんなにいい感じのサッカーを展開しているのに。
そう思った。

しかし、この窮地を救ったと言えるのが、本間至恩の突破だった。
その4分後、至恩がドリブルで持ち上がり、相手に対応されながらも突破して、高木にラストパスを出す。
高木が冷静にこれを決め、1-2。

さらに、至恩の勢いは止まらない。
その3分後にも本間がペナルティエリア左でドリブルでキープし、クロスを中に送ると、シノヅカがゴール前で頭で合わせ、同点弾を奪った。
2-2。

同点に追いついてからも、新潟はボールを支配する時間が長く、チャンスの数は新潟の方が多かった。
しかし、勝ち越しゴールは生まれず、2試合連続のドローとなった。

アウェイの地で2点のビハインドをよく追いついたと言える。
だが、DAZNの集計では、ボール支配率63%、シュート数18本(大宮は10本)ということを考えると、勝ってほしかったのも事実。
ただ、2試合連続でシュート数では相手を上回る2ケタのシュートをうった。
しかも、シュート数18本のうち枠内シュートは13本というのだから、昨シーズンと比べても確実に精度が上がっている。

仙台も大宮も、ボールを保持するサッカーを志向しているということだったが、新潟は圧倒的に相手を上回った。
それゆえ、相手監督に「新潟は、技術のある選手が多い」と言わせている。
たしかに技術のある選手は多いのかもしれないが、多く見えるのは目指すサッカーに取り組んで3年目を迎え、その質を高めているからだろう。
2試合連続のドローではあるが、次節山口戦はホーム開幕戦である。
ホームの観客を大いにわかせ、酔わせるような試合をしてほしい。

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コメント
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